2014-07-15

アスパスがセビージャへ


FWイアゴ・アスパス(26)がセビージャへシーズンローンが完了したことがセビージャから正式発表された。メディカルチェックを残すのみ。アスパスは一年前に£770万で加入したばかりだが、アンフィールドでは印象を残せず。3年契約の完全移籍オプション付のローンとなる。アルベルト・モレノについての交渉は続いている。

2014-07-14

出番狙うスソ


 母国スペインのアルメリアで35試合に出場、さらに成長しリバプールに戻ってきたスソ(20)。プレシーズントレーニングを開始したスソは、今季はリバプールでその成果を見せたいと意気込んでいる。

「スペインでのシーズンを終えて、成長してさらに良い選手になったと思う。多くを学んだよ。今シーズンのリバプールはチャンピオンズリーグに出場するから、多くの選手がやってくると思う。試合がたくさんあるからチーム層の厚さは重要だ。だけど俺は自分のポジションをもらえるよう練習ではベストを尽くして、交代でも先発でも出れるように頑張る。もしそれがしっかりできれば、ファーストチームでプレーする時間はもらえると思うんだ。」

「クリスマスにスペインでは一週間の休暇があるから、その時にリバプールに数日戻ってきて監督と話をしたんだ。スペインでの活動に満足してくれていたし、来季はリバプールにいてほしいと言ってくれていた。ここにずっといたいし、契約延長をしたい。リバプールより大きなクラブはないと思うよ。観衆、ファン、スタジアム、KOP…言葉にできないものがある。体感してこそそのすごさがわかるんだ。本当にいい経験をさせてもらってる。昨シーズンは多くのスタジアムでプレーしたけど、アンフィールドのような場所はひとつもなかった。僕はここに残って、契約を延長して、プレーできるようポジション争いをするつもり。」

スペインからもリバプールの素晴らしいシーズンをずっと追っていた。スペインでは『学び』に重点を置いていたスソは、今季はリバプールのファーストチームを狙う。

「試合は全部観てたよ。リバプールが勝つ姿やリーグトップにいるところをみていてすごく嬉しかった。もう少しで優勝できそうだったよね。そこがアルメリアとはとは全然違う。リーグ優勝を狙うリバプールと昇格を争う小さなクラブとは違う。リバプールのようなビッグクラブでプレーできることに感謝しているよ。生まれた場所を離れるのは大きな変化ではあったけど、このクラブで新たなことを学べて感謝しているよ。」
 
「リバプールにいた昨々シーズンは多くプレーできて個人的にはすごく満足していたんだ。18歳、19歳でリバプールのファーストチームであれだけプレーできるなんてすごいことだと思う。だけど毎週プレーしたい、フル出場したいっていう目標が昨シーズンは叶った。5~6試合を除いては毎試合プレーできていたし、チームは降格せずに済んですごく嬉しかった。試合や練習でたくさん学んだ。選手のクオリティはリバプールほどじゃないけど、いい選手たちがいたし、彼らからも学んだよ。ゲーム時間が欲しかったし、フットボールをするために行ったからすごく楽しめた。リバプールにいたらあんなに多くの時間出れなかっただろうから、ローンでスペインの一部リーグで経験を積んで、選手たちから様々なことを吸収できた。スペインでは試合時間が何より欲しかったんだ。とにかくいろいろ学びたくって。」



2014-07-13

Transfer Gossip



●スウォンジーで昨季25得点を決めたウィルフリード・ボニー(25)獲得へ動いた。スアレスの放出から得た£7500万を補強費として与えられたロジャーズは、古巣にリリース条項にある2000万を支払う意向だ。(Express)

●ベンフィカFWラザル・マルコヴィッチがメディカルチェックのためリバプールへ到着。まもなく正式に獲得が発表される。(ECHO)

●サウサンプトンのロナルド・クーマン新監督は、リバプールへの移籍を熱望し、トランスファーリクエストをクラブに提出したDFデヤン・ロヴレン(24)について言及。サウサンプトンのプレシーズントレーニングに参加するよう命令した。『サウサンプトンの監督として、チームのベストプレイヤーたちはできるだけ残せるよう努力する。最終決断は理事会が決めることだがね。デヤンとも2度話をしてはっきり言った。チームに居てほしいと。クラブを一番に考える。彼には契約があり、日曜日には練習に合流しなくてはならない。そのあとどうなるかはわからん。』(Guardian)

●クラブ同士合意できず、一時交渉がストップしていたセビージャDFアルベルト・モレノをまだ追っている。ベンフィカの求める額は£2000万で、リバプールは1600万のオファーを断られている。今回は、イアゴ・アスパスを差し出すことを条件にして交渉を進めている。(ESPN)

ベッカム:代表を続けろ


失望のワールドカップを終え、代表引退を考えているスティーブン・ジェラード。かつてイングランド代表キャプテンを務め、115試合に出場した先輩MFディヴィッド・ベッカムは、スティーブン・ジェラードは代表主将としてイングランド代表を続けて行くべきだと訴えた。

「俺もスティーブンと同じような状況にあった。イングランド代表として長年プレーさせてもらって、キャプテンも任せてもらった。引退した今一番恋しいのは代表のキャリアだよ。マンチェスター・ユナイテッドでプレーするのが恋しいし、レアル・マドリードでプレーするのだって恋しい。だけどイングランドは俺が一番夢中になれたのはイングランド代表としてプレーすることだった。イングランドは何より上だったんだ。俺はイングランドでのプレーが一番恋しい。」


「スティーブンが代表を続けてくれたらいいな。チームはワールドカップは失望させる結果になってしまって、キャプテンがその批判を責任を持って受けるというのはわかる。でもキャプテンとしてチームを再起させるというのも責任の1つだ。スティービーは長年それをリバプールとイングランドでやってきた。彼はチームのモチベーションを上げるのがとても上手い男だ。彼がピッチでみせるプレーとパッションでチームを勢いつけることができるんだ。」

「スティービーには代表を続けてほしい。若い選手たちには手本となる顧問が必要だ。経験豊富な誰かが。スティービーは素晴らしいキャプテンだと思う。イングランドだけじゃなくリバプールでもそうだ。彼は俺のアドバイスは必要ないと思うけど、もし俺からアドバイスをするとすれば、“イングランドでプレーできる間はイングランドでプレーすべきだ”ってことだね。」

Sky Sport

2014-07-12

バルサで活躍できる保証はない


ついに正式にルイス・スアレスがリバプールを去った。マイケル・オーウェンやフェルナンド・トーレスのようにプレミアリーグで大活躍した後、新たな挑戦を求めて出て行った。

俺のリバプールの16年間のキャリアで、スアレス、オーウェン、トーレスはベストストライカー部門のトップ3だ(ロビー・ファウラーは俺がチームに入った時には絶頂期ではなかった)。一緒にプレーしたスター選手を並べても彼はトップだ。ルイスはすごすぎて笑うしかないような、とんでもなく斬新なことがピッチでできる選手であった。

さてここで疑問が生まれる。スアレスはカンプノウでもアンフィールドと同じような活躍ができるのか?それともオーウェンやトーレスのように、愛情に飢え、マージーサイドで見せたような破壊的な得点力を見せられずに終わってしまうのか?

Luis Suarez completed £7,500m move to Camp Nou.
オーウェンとトーレスがリバプールでの活躍を再現できなかったのには理由があった。リバプールのチームが彼らを中心に作られていたから。そしてスティーブン・ジェラードのようにキラーパスを配給できるパス屋がいたからだ。そして素早い彼らはカウンターアタックでも相手を懲らしめることができ、ラファ・ベニテスやウーリエはそれを駆使できた。スアレスもその点は似ている。ブレンダン・ロジャーズは就任するやいなやアンディ・キャロルを売った。そう、スアレスの得点力がロジャーズの好みだったからだ。だがそれだけじゃなくスアレスにとってもロジャーズが良かった。ピッチで爆発できる自由を与えてくれたからだ。

ルイスがバルセロナで大活躍できる可能性はもちろんある。彼はどんな選手ともどんなクラブでもやれる才能を持っている。だがカンプノウに行けば、当たり前のようにリバプールでのような大活躍ができる保障はない。みんなが賞賛するバルセロナ、Tiki-Takaでフットボールに対する我々の考え方を変え、世間を驚かせたバルセロナ。そんなチームでプレーするのは大変だ。バルサのユニフォームに袖を通せば活躍できるわけではない。特にストライカーならなおさらだ。

ティエリ・アンリを例に挙げてみよう。彼はおそらくプレミアリーグ史上最高の選手だ。少なくとも俺が対戦した相手では最高の選手だった。だが彼はアーセナルからバルセロナに行ってから、プレミアリーグで見せていたような誰もが驚くようなプレーは全くできなかった。確かにチャンピオンズリーグを含め7つのトロフィーを勝ち取った。だが彼の役目は左ウィングに限られていた。バルセロナにやってくるストライカーたちはセンターでやれる選択肢はない。それはリオネル・メッシがこのエリアを占領しているからだ。彼はキングであり、彼を中心にすべて配置される。ほかの選手たちはそれに従うまでだ。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ネイマール、アレクシス・サンチェス…皆素晴らしいフォワードたちだ。試合を勝ち取れる力を持つ選手である彼らでも、メッシの横では輝けなかった。輝きを放ち、タイトルを多く勝ち取ったダビド・ヴィジャでさえバルセロナでのキャリア終盤は、メッシの脇役となり不満の溜まるものとなった。

システムがすべて。シャビの後継者と言われたセスク・ファブレガスの放出がそれを物語っている。ではルイスはどこに入るのか。フロントにスアレス、メッシ、ネイマールが並んでいるなんてゲームから出てきたようなラインナップだが、ルイス・エンリケ新監督がどう起用していくのか見物だ。メッシのポジションは固定で、ネイマールが左。となるとスアレスも左を好むから被る。となるとスアレスは右サイドに行くのだろうか?何度かリバプールでこのポジションをしいい仕事をしているが、毎週このポジションでプレーしないとわかっていたし、自由があった。そういうポジションでずっとやっていかなければならないとなれば、スアレスは受け入れすぐ輝けるのか。それとも彼の素晴らしい才能がつぶれてしまうのか。

Messi, Naymer and Suarez? Sounds like a fantasy game. Will it work?
彼にとってはレアル・マドリードへの移籍したほうがより彼に合っていただろうと思う。レアルではロナウドがスターだが、ルイスはカリム・ベンゼマより良い選手だし、彼の得意のポジションである真ん中でプレーできたと思う。リバプールはひどく彼の移籍を惜しむことになるというのは明らか。だが彼にとって良いタイミングだったと思うし、クラブもそれで良いビジネスができた。2011年のトーレスの時と同じ。リヴァプールが気をつけなければならないのは、トッテナムと同じような過ちを犯さぬようにすること。どこで何をさせるかもわからない選手を巨額で購入するようなことはせず、スアレスがいた頃から作り上げてきた基盤に乗せられる選手を獲得しなければならない。