2014-09-02

アッガーからファンへ感謝の手紙


デンマークの逸材として8年半前に21歳という若さでアンフィールドにやってきたダニエル・アッガーが8年半ぶりにデンマークの古巣ブロンドビーに帰還。アッガーは、感謝の気持ちは言葉にできないとしながらも、ファンにお別れの手紙を宛てた。


リバプールの存在は俺にとっても家族にとっても、人生で大部分を占める大きな存在となった。長年いたこの場所去るのは本当に辛いよ。

まずリバプールファンには常に驚かされてきた。移籍のニュースが流れてから、嬉しいメッセージや未来の好運を祈るメッセージを本当に多くもらった。リバプールにいるファンだけじゃなく、世界中のファンからだった。

家族も俺もみんなの応援を常に背中に感じてきた。このリバプールFCやリバプールという街、リバプールサポーターにしかできない特別なもの。このクラブを代表してプレーできて光栄だった。リバプールでのキャリアでいろいろなことを学ばせてもらえて、本当に感謝している。

この偉大なクラブに加入した当時の俺は21歳の若造だった。リバプールはそんな俺を成長させてくれ、今日の男にしてくれた。今の自分を誇りに思うし、リバプールにいたからこそ今の自分がいる。これだけ距離の近い街の住人でいられたことを光栄に思う。リバプール人としての経験は永遠に忘れられないものだ。

最後にリバプールの今シーズンの成功を祈りたい。これからもずっと世界中の多くのサポーターと一緒にクラブの成長を見守っている。

You'll Never Walk Alone,
Daniel Agger


ジェラード新加入選手に期待


16シーズン連続で得点を決めたクラブ史上初の選手となったスティーブン・ジェラードは、3戦目のトッテナム戦で、ついに無失点で勝利できたことを喜んだ。

「3対0で無失点で勝つことができて、さらにまだチャンスがあった。すごく満足してるよ。インターナショナルブレーク前だと、すでに代表のことを考え始めている選手がいたりして難しいんだ。攻撃もいつも通り良かったんだけど、チームとしてはクリーンシートで勝てたことが何より嬉しい。このチームの課題は昨シーズンからずっと守備の改善だ。守備の選手が負傷してしまったけど、代わりに入った選手たちが良くやってくれた。このリーグで戦っていくには、どのポジションにも2人の選手が必要だ。」

新たに獲得したアルベルト・モレノの疾走ゴールは極上の一発だった。

「モレノはすごかった。彼は前節のミスから学んだんだ。新たに加入した選手がゴールを決めてくれるのは嬉しい。彼がセビージャでプレーした時にもたまに観ていたし、YouTubeでも彼の映像集をみたことがあるから、ボールを持っているときも、いないときも、彼が非常に素早くて、攻撃的な選手であることは知っていた。その攻撃力をボールと物凄い疾走と共にみせてくれたし、最後のフィニッシュは極上のフィニッシュだった。あれがレアルやバルサの選手なら調子に乗るだろうな。モレノを称えたい。超一流のゴールだったよ。」

注目されたマリオ・バロテッリは素晴らしいデビュー戦になったと称賛した。リバプールで活躍してくれる予感がしている。

「マリオはデカくて、強い奴だ。今日もそれをしっかり見せつけて良いプレーをしてた。誰もが彼がチームプレイヤーとしてやれるのか、それともガキみたいなプレーをするのかって注目する中で、試合後は誰もが彼をこき下ろそうと準備していた。だけど彼は素晴らしいチームプレイヤーとしてプレーしてくれたってことが何より印象深いよ。チームのために汚れ仕事もしてくれたし、いいタッチを何度も見せていた。まだ彼はプレシーズンに45分のプレーを3,4試合しただけだってこと忘れちゃいけないよ。これから監督やチームメイトをもっとわかるようになれば、大活躍してくれると思う。」

「マンシティやACミランを貶すわけじゃないけど、リバプールでマリオが受けるサポートはこれまでとは違う。リバプールのファンは世界一で、どんなストライカーも多大な支持をしてもらえる。それはマリオにも伝えたよ。お前の活躍できる舞台は整ってるぞって。彼がいいプレーをしてチームのために頑張れば、リバプールのサポーターは必ず応援してくれる。これまで彼が経験したことのない厚い声援をもらえる。」

代表引退した今、インターナショナルブレークはどうする?

「変な感じだけど、楽しみさ。スパーズ戦にすべてを注ぎ込むことができて、自分でも満足しているし、チームもよくやった。これからは家族と過ごす時間が増える。18歳からずっとインターナショナルブレークに休みはなかったから、これからは楽しむよ。」

Deadline Day


◆ウサマ・アサイディが昨季に続き今季もストークへシーズンローン移籍。

◆セバスチャン・コアテスがサンダーランドへシーズンローン移籍。

◆リバプールのユースに5年在籍したクリスチャン・アドリアン(21)がイタリアのノヴァーラ・カルチョへ移籍。

◆ファビオ・ボリーニは、QPRと交渉し、クラブ同士合意していたが、給料で折り合いが合わず残留が決定。

2014-09-01

マリオの初体験


Yes, Brendan is the boss!

アッガー:帰る時が来た


ダニエル・アッガーがキャリアをスタートした母国デンマークの古巣ブロンドビーに帰った。06年1月にラファ・ベニテスの手によりアンフィールドへとやってきた。約9年リバプールで過ごしたアッガーは、現在も高い評価を受ける優秀な選手。だがライバルチームへの移籍を選ばず、安価で古巣に帰ることを決めた。

「リバプールは俺や家族の人生にとって本当に大切な場所だ。その場所を離れるのはものすごく辛い。ブロンドビーというホームに帰るチャンスが巡って来て、今がその時だと判断した。ブロンビー以外のクラブなら俺は行かなかった。これまでずっと俺はその意志を貫いて来た。国内のクラブも欧州のクラブからも多くのオファーを断ってそれを証明してきた。」

「絶大な支持をいつもくれたリバプールのサポーターたちに本当に感謝している。温厚で大きな心で家族をも支えてくれた。リバプールは家族のホームだったし、ここに定住できて本当に良かった。だけど、ここ最近はプレミアリーグというあたりの激しいリーグでレギュラーとしてプレーすることのキツさを感じ始めていた。クラブは本当に特別なクラブで、死ぬまで俺はリバプールサポーターだ。アンフィールドでプレーした全試合で光栄だと思えた。」

Two-club man Dan's knuckle.
アッガーのレッドとしてのキャリアを一緒に過ごした主将スティーブン・ジェラードはInstagramで健闘を祈った。

“友人であるダン・アッガーの母国での活躍を祈っている。レッズにとって一流の選手だった。YNWA”


“アッガーの退団は悲しい。一緒にチャンピオンズリーグでプレーした、非常に優秀な選手だ。他クラブからビッグオファーが来ても残ってくれた。”  Jamie Carragher

“ダニエルと家族の幸運を祈る。これまで話し合いを重ねてきて、ダニエルが悩んだ末に出した決断だ。ダニエルはリバプールとサポーターを愛していて、ファンと特別な関係を築いている。ブロンドビーと親善試合をしたときに彼の古巣に対する情熱を感じたから、この決断は理解できるよ。リバプールを代表してダニエルの活躍に感謝し、今後の活躍を祈りたい。デンマークでいいキャリアの終え方をしてほしい。”  Brendan Rodgers

“一緒に長年プレーできて光栄だったよ。新天地で頑張って。” Lucas Leiva

“ダニエル・アッガーがリバプール退団。素晴らしいディフェンダーであり、謙虚で、最高のチームメイト。活躍を祈る!” Luis Garcia


ブロンドビーの会長は「デンマークのサッカー界にとって最高の移籍が実現した。」と国の英雄の帰還を喜んだ。



Big loss. His loyalty is second to none. Passion, commitment, skills, tattoos ...so many things about this guy. 300万?! Real?! 悲しすぎる。こんなにクラブを愛してくれる一流の外国人選手は今時なかなか現れない。アッガーには感謝の言葉しか出ない。負傷がこんななかったら、ブレンダンが起用してたらって考えちゃうけど、今まで本当にありがとう。もう一度一緒にCLプレーしたかったな。新加入の選手たち、彼の情熱を見習って。 All the best, Dani. I love you and will miss you!