2016-03-03

完封勝利でリベンジ果たす


Liverpool 3 (Lallana 33', Milner 40', Firmino 57')

Manchester City 0

“必ずやり返してみせる。いつまでも落ち込むのはバカだけだ。”リーグカップ決勝戦後のユルゲン・クロップの言葉通り、リバプールは日曜日に敗れた悔しさをアンフィールドで見事に晴らした。日曜から先発6人を入れ替え挑んだマンチェスター・シティ戦。リーグ優勝を狙うシティをアンフィールドで3-0で完封した。序盤から気を引き締めていたレッズは34分にララーナの20ヤードゴールで先制。6分後にはジェームズ・ミルナーが追加点を決め引き離すことに成功。後半には日曜日静かだったロベルト・フィルミーノが3点目を決め勝利をものにした。

ユルゲン・クロップはこの勝利を今後のモデルにしていきたいと選手たちのメンタルの強さを賞賛した。

「非常に満足している。93分のすべてに大満足。開始からとても良かった。決勝の後には決勝のことばかり口にしていたが、この試合の後にはこの試合のことを話題にできる。決勝に敗れとても落ち込んでいたし、それが今日の試合にネガティブな影響を与える可能性もあったから、今日これだけのリアクションができたことはとても重要だ。選手たちはホイッスルが鳴った瞬間から本当に素晴らしいプレーをしてた。活き活きしてして、しっかり規律を守り、いい意味で怒っていた。プレッシングの準備もしっかりできていたし、いいプレスができていた。カウンタープレスも良かった。」

「今夜はしっかり集中できていた。これは今後の模範になるべき試合だったと思う。多くの人がリバプールはこういうプレーは続かないと言うがね。サッカーの試合でエネルギーをセーブできるのは、ボールを持っている時だけ。そこで素早く、セーフに、シンプルにプレーすればエネルギーはセーブできるんだ。後半はそれがよくできていた。前半の終盤はそこに問題があったんだ。」

「セーブしたエネルギーはプレスやカウンタープレスに使う。私自身の経験から、今後ずっとこんな試合をできるかといえばそうは思えないが、今日は選手たちが重要なサインをみせてくれた。我々にはこういう試合ができると。アンフィールドでもこういうプレーができるんだと。今日の試合を観たリバプールファンは93分間は日曜日の敗北を忘れ、とてもいい夜を過ごすことができただろう。」


2016-03-02

ヘンダーソン:フラノに契約を


リバプール生まれのアカデミー育ちジョン・フラナガンの契約が今季限りで満期になることを受け、ジョーダン・ヘンダーソンはジェラードやキャラガーを継ぐ貴重な選手であると早く契約を交わすよう訴えた。

「フラノはどこでも手に入るような選手じゃない。彼やスティービー、キャラはリバプールのアカデミー育ちだ。ファンが一体感を感じられる選手だし、実際彼らはファンの一部だ。彼は家族全員がリバプールサポーターで、子供の事からリバプールを応援している。彼はこの2年苦しんだけど、俺は彼の裏側での頑張りを見てきて本当にすごい奴だと思った。彼はチームにとってとても重要な選手だし、クラブにとってもファンにとっても大きな存在だ。彼の契約を解決することは全員にとっていいことさ。」

「彼がどれほどハードワークをしてきたか、彼の離脱中の姿勢はみてきた。俺も3~4ヶ月離脱しただけですごく長く感じたし、それまでそんなに長く戦列を離れたことがなかったからすごく辛かった。彼は深刻な負傷で2年もそれに耐えたなんてすごすぎる。今は毎日笑顔で練習に来て、しっかり仕事をしてる。彼のような人には報酬が与えられるべきだ。チームに戻った彼は離脱なんてしていなかったかのようにプレーしてる。彼は素晴らしいし、練習でも全く同じさ。」

このヘンダーソンの訴えを受け、ユルゲン・クロップは当然視野にあり、慎重に進めるとコメント。

「当然フラノの件は考えている。フラノがチームに復帰したというのは今一番嬉しいことだが、これだけ長期の負傷をしたときは経過をみなければいけないし、慎重にならないといけない。今の我々はそういう状況だが、フラノにとっては楽な状況じゃない。彼には高い能力があるが、忍耐力が一番かもしれない。この長かった道のりで耐えなければいけなかった。1試合すればリカバリーに2~3日かかり、激しい練習では途中で止めなければいけないようなこともあった。彼も大変だったし、我々にとっても理想ではなかった。でもフラノは我々の生え抜き選手だ。我々にできることはすべてやる。お互いにとってポジティブな解決策がみつかるといい。今の段階ではこれ以上言うことはない。今後話し合って決めるよ。」

オーナーから多額の補強予算が与えられたと報じられており、選手との接触の噂が次々立ち始めている。監督として初めてのプレシーズンに備えるクロップは、来シーズンに向け準備を進めていることを明かした。

「当然来シーズンに向けて準備はしている。どこよりも早くオファーを出せばいいというものでもないが、できるなら最初にオファーを出せるクラブでありたい。でも考慮することも多くあるから、オファーのタイミングは適期を待つべきものもある。補強について今言えることはない。ひとつひとつの決断を報告したりしないが、毎日終日そのために働いている。仕事は試合の準備だけじゃない。試合の準備はメインの仕事だが、未来に備えることも我々の仕事だ。」

英Times紙によると、フラノは今夜のシティ戦で先発出場見込み。

ルーカスが負傷


日曜日のカーリングカップ決勝でマンチェスター・シティに敗れた3日後、再びシティとのリーグ対決が待っている。ユルゲン・クロップが会見を開き、延長戦まで戦った選手たちのフィットネスを報告した。

「まだもう少し待ってみないとわからないがルーカスの状態は良くない。彼は出場不可。ペナルティを蹴った時に筋肉を傷めてしまった。もう少し待てば状況は変わるかもしれないが、彼は出れないと思う。」

「ママはまだ良くわからない。あの時はサイドラインから決断をしなければならなかった。正しい決断だったと思う。でも今は特に問題はないと聞いている。あとはドクターの最終意見を待って決める。」

痙攣しペナルティを蹴れない状態だったダニエル・スタリッジはしばらく経過観察が必要だという。

「ダニエルは試合で痙攣してたから、もう少し待ってみる。明日の試合でリスクを冒したくはない。出れる選手でチームを決める。誰が選べるのかはもう少し待てばさらに状況がわかる。試合のラインナップは明日になればわかるよ。」

マンチェスター・シティも選手を入れ替えてくると予想。お互いが勝つためのチームを敷く。

「ジョー・ハートは戻ってくるだろう。ヤヤも足を攣ってたから、彼が出ないとなれば彼らにとって大きな変化だと思う。ナバスが戻ってくるのかな。この試合はシティにとって非常に重要な試合だし、我々にとってもそう。100%フィットしていない選手でもいいかっていう試合じゃない。『シティだし負けてもいいや』なんて考えながらチームを入れ替えたりしないし、『クリスタル・パレス戦でもっといいプレーができればいいや』っていうわけでもない。この激しい試合で誰がフィットしているかによるし、両チームがベストチームを組んでくると思う。」

「しっかり準備ができてるということをみせなければいけない。シーズンはまだ終わっていないし、多くの試合が残っている。決勝で敗れたのは残念だが、我々が非常に悪いパフォーマンスをしたというような試合ではなかった。いいところは多くあったし、強いチームになれるというところはみせられた。それを明日の試合でもみせたい。ああいう敗北のあとには、チームが前より貪欲であるってことを試合で示すことが大事だ。」


2016-03-01

Transfer Gossip


◆FSGから夏に多額の補強予算を与えられるユルゲン・クロップが元教え子のバイエルンFWマリオ・ゲッツェ(23)を夏のトップターゲットとしてリストアップ。推定市場価格は約£3,800万。チャンピオンズリーグのないリバプールへの加入を説得するのは難しいかもしれない。(Telegraph)

◆アーセナルで出番のないアレックス・チェンバレン(22)に接触。古巣サウサンプトンに加え、エバートンも関心を示している。(Fichajes)

◆1月に獲得を試みたポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(21)を夏にも狙う。現在エンポリからウディネーゼにローン中。ウディネーゼのオーナーはワトフォードのオーナーでもあり、現在交渉中。(Telegraph)

◆レスターに所属DFベン・チルウェル(19)に関心を示している。アーセナルやトッテナムも獲得を狙う将来が期待されるイングランドの新星だが、レスターは手放す気はない。(Daily Mail)

◆アヤックス所属MFリーシェドリー・バズール(19)へ夏のオファーを準備。市場相場は£2,000万とも言われ、バルセロナやACミラン、アーセナルも関心を示す大型新人。(TalkSPORT)

 ◆リバプールがアーセナルとチェルシーとナポリFWゴンサロ・イグアイン(28)を取り合いか。違約金は£7,700万と超高額の同選手は、現在ナポリと契約延長に向け交渉中だが、会長は放出も視野に入れている。(Gazzetta dello Sport)

◇ラザル・マルコヴィッチがフェネルバフチェから夏に帰ってくる予定。フェネルバフチェのレギュラーとして活躍する同選手をクロップはリバプールでプレーさせたいと呼び戻し希望。(Daily Mail)

◇クロップが評価していないFWクリスティアン・ベンテケは夏に移籍を考えるかもしれない。1月に中国からオファーが届いていたが拒否。クロップのもとでプレーしたいとポジション争いに闘志をみせており、監督との関係も良好。だがランクではオリギの下のにいることから、夏に移籍の可能性も。(Daily Mail)

◇ジョー・アレン(25)が来季で契約最後の年になるが、リバプールはまだ契約更新の意志はみせていない。古巣スウォンジーへ帰ることを考えているとか。(Express/ Daily Mail)

ジダンの選ぶプレミア歴代ベストイレブン



現レアル・マドリード監督であり、サッカー界で最も優れた歴代選手の一人と称されるジネディーヌ・ジダンが、雑誌Shortlistでプレミアリーグ史上最強ベストイレブンを選出。リバプールのMFスティーブン・ジェラードをかつて"世界一の完全無欠なMF"だったとベストイレブンに選んだ。

“一時、彼は世界最高のミッドフィルダーであった。マドリーに彼と一緒にプレーしたいと告げたことがあるが、彼はリバプールにロイヤルだった。リバプールは本当にラッキーだ。なぜなら彼のプレーを見るのは本当に楽しかったし、完全無欠の中盤の選手だったからだ。”

ジダンが選出したプレミアリーグ史上最強ベストイレブン

GK ピーター・シュマイケル
LB アシュリー・コール
CB ヤープ・スタム
CB リオ・ファーディナンド
RB ギャリー・ネヴィル
MF クロード・マケレレ
MF スティーブン・ジェラード
MF パトリック・ヴィエラ
MF ポール・スコールズ
FW ティエリ・アンリ
FW クリスティアーノ・ロナウド