2017-01-10

FAカップ: 痛恨のゴールレスドロー


FAカップ3回戦がホームのアンフィールドで行われ、4部相当のプリマス・アーガイルと対戦した。ユルゲン・クロップは、序盤から試合を支配したものの、プリマスの守備を破ることはできず。痛恨のゴールレスドローに終わり、アウェイの再試合で決着をつけることになった。

「プリマスは非常によくまとまっていた。我々がずっとボールを握っていて全くオープンな試合ではなかった。相手にほとんどチャンスはなかったが、彼らは再試合にふさわしいプレーをしていたよ。前半良いスタートをしたが、早い段階で忍耐が切れた。パスやクロスのタイミングを間違った。」


クラブ史上最年少となる平均年齢21歳296日のチームで挑んだが、チームセレクションは間違っていなかったと強調。年齢は気にしていない。

「最年少?ルーカスも入れて?(笑)全く考えもしなかったよ。トレーニングを見て、チャンスに価すると思ったメンバーにした。年齢は気にしていないし、みんなチームにとって重要な選手たちだから起用している。」

「ラインナップもパフォーマンスもすべて私の責任だ。ラインナップがミスだったとは思っていない。試合中にミスをした。良いことは選手の功績、悪いことは監督である私の責任だ。悪くいえば100%私のせいだという人はいるだろうし、そう言われても仕方ない。」

「常に勝つためのチームを選んでいる。これだけ大きく変えると選手達にとっては楽ではない。それは私自身もよくわかっているが、若い選手はこうやって経験を積んでいくものだ。選手達は良い経験ができた。理想の結果ではないが、最悪の結果でもない。」


2017-01-07

空けておいたゴメスの居場所


ACL損傷で長期離脱を余儀なくされていた若手DFジョー・ゴメスが15ヶ月ぶりにファーストチームに復帰。ユルゲン・クロップは、2015年10月にゴメスが負傷した後も代役のDFを獲得せず。彼の居場所を空けておいたと才能あるDFの復帰を大歓迎した。

「居場所があるかどうかは選手のクオリティ次第だ。若い選手をあまりに早くシニアチームに入れるるのは逆効果になることがあるが、ジョーは居場所を取っておく価値のある選手だ。クラブは良き理由あって私が来る前に彼を獲得した。まだ非常に若いが、みんなが彼の能力を知ってる。彼が成長していけるスペースをきちんと作っていきたい。」

「私が来てから彼はプレーしたことはないが、我々はとても良い関係だ。ほかの選手たちより話をしているかもしれないね。負傷選手たちは治療やセラピーのため多くの時間をメルウッドで過ごしている。ディナーも一緒にしたりしたよ。すべて良好だ。」

2ヶ月半に及ぶフルトレーニングとU-23での試合をこなしたゴメスは、日曜日アンフィールドで行われるFAカッププリマス・アーガイル戦でファーストチーム公式戦復帰予定。シーズン終了までの間に出場機会を与えられるとみられるゴメスは、チャンスをしっかり掴みたいと意気込んだ。

「辛かったし、すべてが敵に思えた時もあった。新たな監督が来て、絶好調のチームを外から見ているだけなんてフラストレーションが溜まったりしたよ。でも周りに支えてくれる人たちがいた。ずっとイングシーと一緒だったし、素晴らしいメディカルチームがいてくれた。マット・コノピンスキー、ジョーダン・アンドレアスらみんなが支えてくれたおかげで乗り越えられた。」

「この経験が僕を強くした。物事を違った方向で見れるようになって、人として変わったと思う。すべては当たり前じゃないって考えるようになって視点が変わった。そういうことを学べたことは振り返ってみれば良い経験だったのかなと思う。たくさん学んだ年だったし、自分を信じることを学んだ。」

「このチームでプレーするには相当なフィジカルの強さが必要だ。まだ完全に戻ったわけじゃないから、今後しっかり頑張っていきたい。これだけ長く戦列を離れていてもらえたチャンス。もらえたチャンスに感謝してしっかり掴みたいと思ってる。」



2017-01-04

Transfer Gossip



◆RBライプツィヒ所属MFエミル・フォルスベリ(25)に関心か。代理人は数クラブからアプローチがあったことを認め、1月に移籍する可能性があることを明かした。リバプールほかアーセナル、ユベントスが関心を持っている。ライプツィヒは予想を裏切る優勝争いに参戦中で、同選手は今シーズンリーグ戦15試合5得点と活躍中。(Bild) 

◆コベントリー・シティの若手DFシアン・ハリース(19)を追っている。だが近々正式な獲得オファーを提出する予定はなく、ファーストチームとの練習にも招待していない。(Echo) ◆レッズがマンチェスター・シティ所属、現在トリノでプレーする英GKジョー・ハートに接触したといわれているが、オファーを出す予定はない。ハート本人はイングランドでプレーすることを望んでいる。(Sky Sports) 

◆ベンフィカ所属FWラウル・ヒメネス(25)を夏の獲得ターゲットとしてリストアップ。(Squawka) 

◇トルコのガラタサライがクロップの構想外DFママドゥ・サコーにローン移籍オファーを出した。現在両クラブが交渉中。ガラタサライはローン費£85万を準備。ユルゲン・クロップの構想に入ることはない。(AMK) 

◇MFケヴィン・スチュワート(23)に対しスワンジー・シティ、ウエスト・ブロム、ニューカッスル、アストン・ヴィラなど英クラブから照会があった。しかしユルゲン・クロップは同選手の成長を評価しており、手放すつもりはない。その証拠に昨11月に5年契約を更新している。クラブはスチュワート£1,000~1,200万の価値を見出している。1月にオファーあれどお断り。(Echo)

◇バーンリーにローン移籍しフィットネス調整中のジョン・フラナガンが早めにローンから帰ってくるかもしれない。ローン移籍後もフィットネスに苦戦しているフラナガンは、今季計314分のプレーにとどまっており、昨年末に膝を故障。ダイチェ監督は『彼にっとって調整期間になることはわかっていた。彼の理想には近づいていきている。状況をモニターする。私の見解だけでは決められない。』としている。(Echo)

ルーカス移籍間近か否か


 冬の移籍市場が開き、イタリアのインテル・ミラノがMFルーカスレイヴァに強い関心を示している。一部報道ではすでにメディカルチェックは終えているというが、Echoによると条件が合わなければ移籍は実現しそうにない。

クロップはルーカス放出の準備を進めてはいるものの、クラブは適切なオファーがなければ受け入れない。インテルはローンを希望、リバプールは完全移籍を確約するオファーを待っており、双方の希望条件が異なっている。条件が合わなければ放出はしない意向。

 長年チームメイトであったスティーブン・ジェラードは、守備のカバーを担うルーカスの放出が決まった場合、1月に守備の補強が必要だと訴えた。

 「リバプールはセンターバックのカバーが必要だ。ルーカスがインテルに移籍するとなれば尚更。彼がレギュラーの座を求めて移籍するっていう噂が過熱してる。彼がインテルに行くとなれば彼らのセンターバックのバックアップになるだろう。」

新年スタートに不満のクロップ


2017年最初の試合は格下サンダーランド相手に2度のリードをしながら結果ドロー。トップを走るチェルシーとのギャップを縮めることはできなかった。相手に2本のPKを決められドローに終わった試合後、ユルゲン・クロップは、ジャッジは正しかったと認めるもフラストレーションを隠せなかった。

 「勝つことができなくて残念だ。非常にいいスタートができていたのに、途中で集中力を失った。我々らしくないが、これまでにも起きている。試合日程が原因なのかはよくわからない。サンダーランドに来るといつも厳しい試合が待っている。彼らは試合の切り替えが上手い。特にデフォーとボリーニのラインがいい。後半も試合をコントロールし追加点を決めた。2点目を決めたときはふさわしいゴールが決まった。と思ったら、あのフリーキックを取られペナルティキックを与えてしまい2-2。」

「正直言って今とても気分が悪い。サンダーランドは2本のPKのおかげで2ポイントを得た。通常なら1ポイントでも得るのは難しいのに、2ポイントも!あのフリーキックは厳しいジャッジだった。ファウルではなかったし、コンタクトもなかった。第4審判も見ていた。それがハンドボールにつながり…これがサッカーだよ。受け入れるしかない。最悪のジャッジミスではなかったがあれは厳しすぎる。受け入れ難いし気分が悪い!マネは確かにハンドボールをしたが、あのフリーキックがなければハンドボールもなかった。今日は機嫌が悪くて申し訳ないね。」

 「今は受け入れ難いが、プロとして受け入れなければいけない。2本もPKを取られるとは気分が悪いよ。前回自分のチームが2度もPKを許した試合はいつだったろう。1本目は2選手がいたからペナルティになっておかしくない状況だったのは確かだし、2本目は明らかなハンドボールだったから両方正しいジャッジだった。でもみんな承知のとおり、サッカーではこういうことが起きてもレフリーが見逃すことも多い。レフリーがよく見ていたり見てなかったり。今回は正しいジャッジだったが気分はよくないよ。」