2014-10-22

ジェラード:あの夜をもう一度


今夜ファンが待ち望んだ4年ぶりのチャンピオンズリーグでのレアル・マドリードとの対決がアンフィールドで行われる。ワンクラブ男スティーブン・ジェラードがかつて何度も誘いを受けたクラブでもある。

「レアル・マドリードほどの大きなクラブから誘いがあったのというのはとても嬉しい。何度かマドリードに行くチャンスはこれまであったけど、地元のクラブとの結びつきからその誘惑を退けた。いずれ異国の地で自分を試さなかったことを後悔するときが来るのかもしれない。だけど俺のナンバーワンのクラブであるリバプールを去っていたらもっと後悔することになっていたと思う。」

「俺はマドリードの大ファンだ。特別なクラブだと思う。でもリバプールがやっぱり1番なんだ。」

リーグで不調が続いているとはいえ、勝つためには4年前のような良いパフォーマンスが必要だ。

「この試合は俺たちにとってボーナスのようなもの。だから楽しむべき試合だ。このクラブに長くいる俺にはよく分かる。こういう試合はチームとしていいパフォーマンスをしなければ楽しむことはできない。相手と世間を驚かせたいと思っている。」

「09年に快勝できた理由はボールを持っているときもそうでいないときも非常に攻撃的だったからだ。前からプレスをかけていたし、ワールドクラスのフェルナンド・トーレスが流れを作ってくれた。相手は09年当時のチームより成長しさらに良いチームになっているから相手への敬意は忘れない。俺自身もチームも楽しめた試合だった。素晴らしいパフォーマンスができた。レアル・マドリードのような強豪が街へやってきて、いいパフォーマンスで勝てるなんて一生忘れない思い出さ。いい結果を求めるなら今回も同レベルのパフォーマンスが必要だ。」

アンフィールドの力があれど、相手は絶好調。

「俺たちはチャンピオンズリーグに復帰したばかりで、数試合しかしていない。だからレアル・マドリードが恐れを持って来るとは思えない。自信満々だと思う。レアルが恐れるような相手は今いないんじゃないかな。でもこれは俺たちにとって素敵な挑戦だし、このためにやってきた。チームとしてグループステージ進出を目指しているし、チームとして前進していきたい。」

守備の弱いレッズに絶好調のクリスティアーノ・ロナウドを止められるか。

「クリスティアーノは、ユナイテッドでプレーしていた時にもワールドクラスの選手の兆候はあった。彼の記録はすごく優秀だった。でも今の彼はあの頃よりさらにレベルアップしている。現時点の彼はおそらく世界最高の選手だろう。毎年どんどん良い選手になっていて、得点記録も樹立している。彼はとんでもない選手だ。でも彼のことだけを心配してこの試合でプレーしないようにすることが大事だ。ほかの選手たちにも失礼だしね。」


マリオの成長



アルベロア:アンフィールドを警戒


09年にリバプールがレアルを4-0で破った試合で、当時レッズであったレアル・マドリードDFアルバロ・アルベロア(31)は、アンフィールドの力を警戒している。

「クリスティアーノでさえ、プレミアリーグのアウェイグラウンドで一番厳しい場所がアンフィールドだって言っていた。アンフィールドの雰囲気を口で説明することはできないよ。経験してみないとわからないものさ。こういうチャンピオンズリーグの夜は大事な機会だし、特別な盛り上がりをみられると思う。まさに一生に一度の経験。選手としてキャリアのうち一度は絶対体験したいと思う雰囲気だ。」

「リバプールに戻った俺にとって特別な日になる。前回の対戦から状況はかなり変わってる。リバプールもだし俺たちも変わった。俺がプレーしていた時にいた選手は3人しかいない。でもレアルにとってすごく大事な試合だから、感情的な部分は忘れなくてはいけない。チームメイトを脅したわけじゃないけど、アンフィールドのすごさは重々伝えた。さらにファンが選手たちを後押しして、俺たちにプレッシャーをかけてくる。アンフィールドの雰囲気は俺たちの味方はしてくれない。」

リーグでは不調が続くレッズだが、アンフィールドの強さを知るアルベロアは油断していない。

「たとえQPR戦でリバプールが10対0で負けていたとしても、ここでの強さは侮れない。週末とは全く違う試合だし、欧州でのリバプールの強さは俺は良く知っている。」

Independent

Welcome back! ムードメーカーで縁の下の力持ちアルベロア懐かしい!楽しみすぎる♡

2014-10-21

ロヴレン:こんなのはじめて


守備のもろさが露呈したQPR戦、今夏にやってきたDFデヤン・ロヴレンは、レアル・マドリード戦での改善を誓った。

「改善が必要だし、チーム力を高める必要がある。QPRででは楽に試合を終わらせるべき試合だったのに最後までフラストレーションの溜まる試合にしてしまった。レアル・マドリード戦では絶対あんなプレーはしない。もっといいプレーを見せられる。レアル相手にあんなプレーはできない。強い選手の揃っているから、少し違うアプローチで準備をする。」
 「QPR戦は終わって嬉しかった。あと1分でも長かったら同点に追いつかれていたかもしれない。勝っても試合後にこんなに不満が残る試合はキャリアで初めてだ。全くいいプレーができていなかった。厳しい試合になるとは思っていたけど、もっとやれると思ってたのにできなかった。特に前半は今季最低だったかもしれない。」

ギャレス・ベイルは欠場予定だが、クリスティアーノ・ロナウド率いる強力な攻撃陣の揃う欧州王者相手に立ち向かうことはできるのか。チームの歯車が狂っているが、恐れてはいない。

「おびえてなんかいない。彼ら相手にプレーできるのは光栄だ。怖くなんかないよ。チームで恐れているような選手はいない。ロナウドはすごい選手だけど彼だけじゃない。ほかにも得点できる選手はいるわけだしね。相手への敬意は忘れないけど、水曜日は全く違うゲームができるはずだ。もっとまとまって走る。みんなが一丸となって息を揃えなくてはいけない。個人の力は素晴らしいものがあるけど、チームとしての力を出さなくちゃいけない。何を間違って今季こうなってしまっているのかはわからない。現時点ではいろんなことが重なっておかしくなってる。でも必ず息が合う時は来る。」

相方マーティン・シュクルテルは09年のレアルとの対戦時にチームにいた数少ない選手の一人。守備はチーム全体の責任であると主張した。

「ディフェンダーやキーパーを非難するのは簡単だ。前から言っているけど、守備はバックの4人だけでやるものじゃない。チーム全体で取り組まなければいけない。攻撃も守備もチームでやるんだ。QPRのパフォーマンスが悪かったのは分かっているから、改善に努めるよ。レアル・マドリードは世界一のチームだと思うから、大変なチャレンジだと思う。でもこの舞台に立っツために頑張ってるし、ベストを尽くして結果を出したい。」

2014-10-20

キャラガー:リーグ最低の守備


“こんな守備では欧州王者に立ち向かえない。”とスティーブン・ジェラードが振り返った劇的な勝利を収めたQPR戦。Sky Sportsで試合解説をしたジェイミー・キャラガーは改善のみられない守備のもろさを嘆いた。

「リバプールはひどかった。1-0でリードしている状況でも、ひとりもいいプレーをしているリバプールの選手はいなかった。シモン・ミニョレはいくつかいいセーブをみせたが、同時に失点している。2点目は防げたはずのゴールだ。リバプールの選手で自分のパフォーマンスに大満足していると言える選手はいないだろう。本当にひどかったし、試合後にスティービーが言った通り、運が味方してくれただけのこと。だけど運はシーズン中に必要なものだし、裏を返せばいいプレーをしても運がない時もある。」

「リバプールは今季いいプレーができた試合は1試合くらいしかないというのはかなり気がかりだ。前半のリバプールはアウェイゲームのQPRみたいだった。全く力強さを感じない。完全に相手に圧倒されていて、伝統の4-4-2スタイルに適応できてなかった。」

問題は開幕からずっと同じ。改善に努めているはずだが…

「まず最初の失点では集中力が足りていない。でもこれは今に始まったことじゃない。リーダーシップについてもこれまでずっと言ってきていることだ。ハーフウェイラインで与えたフリーキックでデヤン・ロヴレンはヘディングで勝てず、シュクルテルとジョンソンの間に来た。誰もボックス内で攻撃を仕掛けていたわけじゃなかった。プレミアリーグではこういう状況は30回も40回もあるんだから、あそこできっちり守備をしなければどうする。リバプールはそこで対応できていなかった。」

「さらにボビー・ザモラがリバプールをかなり困らせていた。シュクルテルとロヴレンにとって今季一番苦労した試合だったと思う。ザモラは今日のベストプレイヤーだった。ヴァ―ガスが入ってさらに流れが良くなった。だがリバプールのディフェンスは大問題だ。これまで通りね。2-1でリードしているなかで、ボックス端の守備をまたミスした。セットプレーで相手が蹴った瞬間にボールをすぐとられてしまうような守備をしているようではだめだ。」

「なぜ違ったアプローチをしようとか、もっと早くからプレスをかけるとかしないんだ?コーナーキックの対応ではまとまりが全くない。ニアポスト担当が誰だったか知らんが、ヴァ―ガスがボールに触ることができていた。失点記録をみると、今季のリバプールはセットプレーの守備においてはリーグ最低のチームだ。結果としてはリバプールは勝ったが、守備はまだ弱すぎる。水曜日にレアル・マドリードとの対戦を控えた今、この試合を観ているであろうアンチェロッティやロナウドが何を思うのか知りたいよ。」

Sky Sports