2015-08-28

マルコヴィッチがシーズンローンへ


ラザル・マルコヴィッチ(21)がトルコのフェネルバフチェへシーズンローンに出ることになったと英各紙が伝えている。昨夏£2,000万で加入したが、ビッグネームの到着が続き、出場機会に恵まれていない。すでにメディカルチェックのためトルコへ旅立ったとみられており、合意は近い。マルコヴィッチの週給£5万とローン費を支払う。ロジャーズは同選手を放出するつもりはなく、ファーストチームでプレーすることでさらに成長をさせ、クラブに帰ってきてもらいたいと願っている。マルコシッチは今季まったくプレーしておらず、昨シーズンの先発は11試合にとどまった。

スタリッジ、メルウッドで練習再開


4月に腰部の手術後、長期間アメリカでリハビリを行っていたダニエル・スタリッジ(25)がメルウッドに帰ってきた。今週メルウッドでフルトレーニングを開始。現時点ではまだチームとの合同練習ではなく、個人メニューを実践している。復帰の目処は立っていない。ロジャーズは現在のチームのフィットネスレベルに近づくまでとしており、期限を設けない。

2015-08-27

35歳フライングダッチマン


今シーズンから念願の古巣フェイエノールト復帰を叶えたディルク・カイトが絶好調!疲れ知らずのハードワーカーとしてアンフィールドの人気選手であったカイトは、今ホームのフェイエノールトのスターとして絶大な人気を誇る。移籍が決まったとき、カイトの子供たちもおおはしゃぎしていた様子が話題に。ホームサポーターに大歓迎を受けた。キングカイトのおとぎ話はまだ終わっていない。35歳ながら、その働きぶりは今も健在。開幕から3試合連続でゴールを決めている。キャリア200ゴール目となったペナルティキックのセレブレーションでは、彼の記念ベストショットを収めようとカメラマン同士が喧嘩するほどの人気ぶり。

アンフィールドでも愛されたが、やはりカイトの居場所はフェイエノールトにあるようだ。リバプールを去った際にも復帰の可能性はあったが叶わなかった。それから3年、ついにヒーローが帰った。求められればどこでも、なんでもやる。その仕事ぶりは、ラファ・ベニテス含め歴代の監督に高く評価されてきた。オランダの英雄ヨハン・クライフもカイトを大絶賛している。「ロッベンはスターだろう。スナイデルは自己犠牲を払った悲劇のヒーローかもしれない。でもこのチームの象徴はディルク・カイトだ。彼のような選手がいてくれるとは恵まれている。カイトがいればどんな戦術も使うことができる。」

カイトは、クラブのキャプテンに就任。トロフィー獲得をしたいと意気込んでいる。


復帰決まったときから頑張ってほしいって思ってたから、嬉しい♡

クラブがバロテッリに愛想をつかせたワケ


マリオ・バロテッリがリバプールに別れを告げた。ACミランとの契約では完全移籍のオプションが付いていないが、リバプールのシャツを着ることは二度とないだろう。バロテッリは自身のFacebookで『チャンスと時間をくれたリバプールとリバプールファンに感謝している。これはまたねではなくてお別れだ。どの舞台でもリバプールの成功を祈っている。ACミランと対決しない限りね。』とファンに別れを告げている。これでアンディ・キャロルや、アルベルト・アクイラーニ、エル=ハッジ・ディウフらと同じくレッズの大失敗選手リスト入り。

ブレンダン・ロジャーズがバロテッリに完全に愛想を尽かしたのは1月にさかのぼる。マージ―サイドでポテンシャルを開花させると宣言していたが、全くその心は空っぽだったことがわかった。サポーターのなかには、バロテッリはフェアなチャンスをもらえていなかった(バロテッリは28試合出場のうち14試合先発)とか、ダニエル・スタリッジが負傷したことで、ストライカーのパートナーがいなくなったから、リバプールの不振のシーズンの非を負わされている、などとバロテッリを弁護する人がいる。しかし、バロテッリが自分で自分の首を絞めたのというのが事実である。

バロテッリはクラブが求めるプロ意識、貢献心を全くみせなかった。明らかにポジションが危うい立場でありながらも、トレーニングではやる気がみられない。他の選手が、ジムワークや追加練習、映像分析をして必死に上達に努めるなかで、彼は一緒にランチを食べることにも付き合わず、出来る限り早く帰路についた。あるときチームメイト持っていたことでPhone6が発売されたことを知る。その日の練習開始後すぐにハムストリングに違和感を訴えた。メディカルチームは彼を中に戻し、検査。1時間半後にチームが部屋に戻ったとき、満面の笑みのバロテッリの手にはiPhone6とボックスがあった。メルウッドをうろちょろするバロテッリミニオンズの一人が買いに出たらしい。当然、一同が仮病を疑い驚いた。

チームメイトに嫌われていたというわけではない。常に張りつめた緊張感のなか、激しいバトルをするチームメイトたちに、彼のふざけぶりが笑顔をもたらすこともあった。だがメルウッドで喫煙していたときにはチームメイトを驚かせた。そしてチーム力を高める練習では、数ヶ月ドレッシングルームをシェアしてきたジョー・アレンが誰なのかも知らないと言いだした。

スタッフを怒らせることもしばしば。10月のチャンピオンズリーグのバーゼル戦では、チームが滞在するホテルに友人らを招き入れ、朝まで遊んでいたことにロジャーズが立腹。さらに試合では相手のペナルティボックスでボールに一度もタッチせず、応援に駆け付けてくれたファンを称えに行けと言う監督の要求も無視。その後リバプールは、メルウッドに出入りしバロテッリの周囲を終日うろちょろしている側近たちの出入りをを禁止せざるを得なくなった。

 1月に出場したFAカップAFCウィンブルドン戦では、ウォーミングアップでフィットネスコーチのライランド・モーガンズに指示された走り込みをせずにトンネルへと消えた。こういった悪態は常にピッチで活躍する選手であれば許される行為かもしれないが、バロテッリの場合は全くそれが当てはまらない。

昨夏の市場で、アレクシス・サンチェスやウィルフリード・ボニーを逃し、ロジャーズはしぶしぶ閉店間近に焦ってマリオを購入してしまった。当時の選択肢は、マリオ・バロテッリかサミュエル・エトーしかなく、ロジャーズは'計算したギャンブル'をした。トランスファー委員会も、54試合で30得点を記録した選手が£1,600万とはバーゲンだとみていた。ファンもスーパーマリオを歓迎したが、彼にルイス・スアレスの穴を埋められるはずなどなかったのだ。1年経ち、リバプールは半額でもいいと買い手を探したが手を挙げる者は見つからなかった。

ミランがローンで買い戻したが、奇抜な髪型、夜遊び、喫煙などを禁ずる規律を守り、プレーすることに集中することを誓ったという。そんなお約束はこれまでにも聞いたが、彼は守った試しがない。ロジャーズは自分の問題でなくなったことにホッとしていることだろう。ジョゼ・モウリーニョやロベルト・マンチーニにも手に負えない選手が、ブレンダン・ロジャーズに支配できるわけなかった。

2015-08-26

キャピタルワンカップ対戦相手決定


キャピタル・ワン・カップ第3回戦の組み合わせが発表され、アンフィールドにカーライル・ユナイテッドを迎えることになった。フットボールリーグ2(4部相当)所属のカーライル・ユナイテッドは2回戦でQPRに2-1で勝利し、驚かせた。同クラブとの対戦成績は過去8戦負けなし。前回は1989年のFAカップ3回戦に遡る。試合は9月の第4週目に開催予定。