2016-03-31

Transfer Gossip


◆バイエルン所属FWマリオ・ゲッツェ(23)獲得に向け本格的に動き出した。当初は£3,000万を超えるともいわれていたが、来夏に契約が満期となることから値引きが可能に。さらにゲッツェは、クロップのもとで再びプレーしたいと示唆しており、本人の頭はすでにアンフィールドにあるともいわれている。リバプールは獲得に大きな希望を見出しているとみられているが、クロップは同選手獲得の噂について『マリオについて私から言えることは何もない』とコメント。(Express/ Sky Sports/ Echo)

◆バレンシアと今夏契約満期となるウィンガー、ソフィアン・フェグリ(26)をマンチェスター・ユナイテッドと取り合いか。フェネルバフチェも関心を示しているとか。(Express)

◆ケルン所属DFヨナス・ヘクター(25)をリストアップ。ケルンは放出を望んでいないが、£1,200万以上のオファーがあれば受け入れる。同選手は、『今は次のステップを踏むことは考えていない。でも、クロップに誘われたら考えるかも。』と移籍の可能性を示唆。(Mirror)

◆ウクライナ代表のスターウィンガー、アンドレイ・ヤルモレンコ(26)に関心を示している。市場相場は£2,500万。リバプールほかアーセナルやエヴァートンも獲得を狙っているとの噂にウクライナ代表監督は、『彼ならプレミアリーグでベストを発揮できる』と移籍を後押し。(Independent)

◆リバプールが追っているとされるエンポリで活躍中のポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(21)が、取材に対しリバプールへの移籍の可能性を示唆するコメントを出した。『ヤクブ・ブワシュチコフスキにクロップについて聞いたんだ。彼の性格やアプローチを教えてくれて、アドバイスもくれた。でも何も決まったわけじゃない。欧州のビッグクラブに関心を持ってもらうためにはエンポリでコンスタント活躍しないといけない。そうすれば6月に移籍するチャンスがあるかも。』(Futbolfejs)

2016-03-25

EPL出場ならツアー中断


 Reds training camp in Tenerife
ユルゲン・クロップ率いるチーム一同は現在テネリフェ島で合宿中。温暖なテネリフ島で合宿することを決断した理由、キャンプ地での様子を報告した。

「最近のリバプールはあまり天気が良くない。テネリフのほうが少しマシだ。風は同じような感じだが、太陽が照っていて20℃くらいあるからトレーニングにはもってこいだ。今日は13選手と2ゴールキーパーがいて、とてもいい練習ができている。選手にとって長いシーズンだから、少し違う環境で練習できるし、それに適応することも必要だ。」

「オーナーには家族を帯同のチャンスをもらい、とても雰囲気がいい。リバプールファミリーたちに会えるのはとても嬉しいことだよ。家族も普段どのような人々と働いているのかがわかるし、我々も選手を支える家族やパートナーを知ることができる良い機会だ。さらに距離が縮まるし、こういうのは初の試みだが、またやりたい。この素敵な場所で、ハードワークのあとには家族の時間もあって、ここまでほぼ完璧だよ。」

同時にプレシーズンの準備を着々と進めているレッズは、3年連続となるアメリカでのプレシーズンツアーが決定している。だがもし来シーズンのヨーロッパリーグ出場が決まり、予選試合が決まれば、ツアーを中断し帰国することにすることにしたとクロップが明かした。

リバプールは、今夏アメリカで開催されるインターナショナルカップへの参加を表明しており、7月27日にチェルシーと、3日後にはACミランとの対戦が決定している。だがヨーロッパリーグ出場となれば予選ファーストレグが7月28日、セカンドレグが8月4日に行われるため、予選出場のためイングランドに帰ることにしたと明かした。これらすべての試合でプレーできるようチームを分ける可能性もある。

「この計画には大満足している。まだヨーロッパでどれだけの試合に従事するのかが決まっていないし、予選があるかどうかもわからないから複雑だ。でもいずれ決断しなくてはいけない。その決断は、もし予選でプレーすることになればアメリカから帰国する。長いフライトだがそれは我々にはどうしようもない。帰国しなければいけないとなればそうすることに何の問題もないよ。」


 今夏は欧州選手権(6月10日~7月10日)、コパ・アメリカ(6月3日~6月26日)、オリンピック(8月4日~8月20日)と世界中でサッカーイベントが目白押し。選手たちがプレシーズンに合流できるタイミングが異なってくるため、クロップはまだプレシーズンの計画を完全には決められない。

「ほかに多くの大会が開催されるから、誰を連れて行けるかはまだわからない。今できるのはプレシーズンの計画を練ることくらいだから、それをやってきた。欧州選手権にも誰が出場することになるのかわからない。オリンピックとコパ・アメリカもあるから、今はどの選手が我々の元にいられるのかがわからないのが問題だ。計画をして、必要があれば都度対応していく。そうするほかにない。今の状況ではプランニングも簡単にはいかない。でも今のところうまくいっているよ。予選出場ならフライトを予約する。どのチームで?今はわからない。」

 「プレシーズンは非常に重要だが、全選手が揃えばなおさら重要になる。我々の多くの選手が欧州選手権に出場することになる。チームは一緒に練習を重ねてこそだし、選手がいなければ練習も同じではない。でも受け入れるしかない。何人の選手が残れるかはそのときがきてからしかわからない。全員が揃ったらその時間をしっかり有効に使いたい。全く一緒に練習できないよりは少しの時間でもあるほうがいい。一流のサッカーとはこういうもの。一流のクラブではそれぞれ代表でプレーする選手が多い。我々に世界は変えられない。」

 リバプールの幹部とプレシーズンの計画を行っているクロップは、カリフォルニアのキャンプ地など含めアメリカ代表のユルゲン・クリンスマン監督に相談し、アドバイスを受けた。インターナショナルカップではチェルシー、ミランに加え、最終戦ではダブリンでバルセロナと対戦と、開幕前に強力なチーム相手に調節ができる。このバルセロナ戦がプレシーズン最後の試合になるとみられている。

2016-03-24

母国で不満爆発のベンテケ



夏に£3,250万でリバプールへの移籍を叶えたクリスティアン・ベンテケは、ユルゲン・クロップ監督に交代後はほとんどない状況。現在はスタリッジやオリギ、フィルミーノに先を越され、サウサンプトン戦では試合終了後に監督に怒られる場面も。明らかに監督に信頼されていないベンテケの得点記録は35試合で8ゴール。2016年以降はペナルティキックの1ゴールのみにとどまり去就の噂が絶えない。ベルギー代表に招集されたベンテケは、ベルギーのスポーツマガジンSport/Voetbalに対し、"監督に無視されている"と不満をぶちまけた。

「リバプールに移籍できて、こんな偉大なクラブに入ることができてすごく嬉しかった。ついにビッグクラブで安定してやっていけるなって思ったんだ。厳しい時期があるってことは予想していたけど、長期的には上手くいくって思ってた。監督(クロップ)就任後2試合連続でプレーできた。レスター戦でゴールを決めて、そのたとのサンダーランド戦でもゴールを決めて、そのあとのウエスト・ハムに負けてから切り捨てられている。」

「父親でさえ、俺がリザーブになっていることに腹を立てていて、お前にできることはないって言うんだ。エデン(アザール)やマルアン(フェライニ)にも相談したんだけど、答えは同じ。監督に信頼されていなければ、どうしようもないって言われた。俺はリバプールへ移籍するために準備をしてきたのに腹が立つよ。監督の優先順位にいないってわかってたらサインしなかった。」

「チームメイトのなかには、クロップが来ててラッキーじゃないか、プレーできるぞって言われたりした。ドルトムントでも獲得したかったなんて言ってくれていたのに、同じクラブにいて無視されるなんて理解に苦しむ。なぜ世間は俺が彼のプレースタイルに適応できないっていうのかわからない。俺だってプレッシングはできるし、たくさん動くことだってできる。俺たちはバルセロナスタイルでやってるんじゃないんだから。」

「俺はフィルミーノに次いで得点数では8ゴールで2番目だ。もっと決められていたらよかったけど、そんなに悪くないと思う。リバプールというクラブにふさわしいだけの価値を示すことはできていないのは自分で認めるよ。でも一方でブレンダン・ロジャーズ監督の時に加入したときは、自分の力を発揮するチャンスをもらえる、移籍金の価値を証明できる、リバプールのユニフォームを着用する選手にふさわしい選手だって証明できるって信じていた。でも今…監督が代われば、俺に対する意見が違うかもしれないとは思っていたけど、それが現実になってしまった。」

今でもリバプールで成功することを諦めたわけではない。

「クロップにはもっとゲームに参加しろって言われているけど、自分にその能力はあると思ってる。彼に言われたことを考えて、自分なりにプレースタイルを変えたりして適応できるように頑張ってきたんだけど、よく考えたらリバプールは俺の能力を評価して買ってくれたんだってことに気がついた。自分のアイデンティティをキープしたまま、監督のプレースタイルに適応するのが理想だ。それで上手くいかないなら、上手くはいかない。」

「1月には去りたくなかったし、今もリバプールで成功したいと思っている。どうなるかはシーズンを終えてみないとわからない。」

2016-03-23

チキン大好きアレン

ジョー・アレンが、英雑誌"Chicken & Egg"春版表紙を飾った。なぜ鶏の雑誌にアレン?実は熱烈な動物愛護家の妻を持つアレン。家では16匹の鶏を飼っている。24歳の誕生日に妻から鶏をプレゼントされた時にはサッカー界でも話題になったほど。ペット16匹の鶏それぞれに名前をつけているのだという。今回は妻の後押しがあり、動物愛護の力になれるならとオファーを受けたことを代表合宿場で明かした。

「まさかその話題をもってこられるとは(笑)。これは妻が情熱を持ってやっていることなんだ。妻は動物愛護のチャリティ活動を積極的に行っている。俺もそのサポートをできればと思ってやったんだよ。」

「この決断の裏には妻のレイシーがいた。お互いが動物愛護に関心を持っているんだけど、鶏を救うためにっていうアイデアを出してきたのは妻だった。俺もすごくいいなって思ったからやった。小さい頃から飼っていたっていうわけじゃないけど、商業生活を終えた鶏たちを救いたくって。」

「鶏小屋の掃除となったら俺は姿を消すんだ(笑)。アンラッキーなレイシー!」

スペインで合宿実施

インターナショナルウィークに入り、ユルゲン・クロップは代表招集されていない選手たちを連れてスペインのカナリア諸島で約1週間の合宿を実施することにした。メルウッドを離れ、21℃の温暖な気候のなかトレーニングすることで、週末のサウサンプトン敗戦からしっかり切り替え、コンディションを調節するという指揮官の狙いがある。

クロップは、選手だけでなく、選手全員のパートナーや子供たちも招待した。招待選手はジョン・フラナガン、コロ・トゥーレ、スティーブン・コーカー、ホセ・エンリケ、チアゴ・イロリ、テイシェイラ、キャメロン・ブラナガン、ジョーダン・ロシター、ケビン・スチュワート、ほか多くのアカデミー選手たち。

ナサニエル・クライン、ジョーダン・ヘンダーソン、ダニエル・スタリッジ、ジェームズ・ミルナー、アダム・ララーナがイングランド代表に招集され、クリスティアン・ベンテケ、ディヴォック・オリギ、シモン・ミニョレがベルギー代表に呼ばれている。

ほかエムレ・チャン(ドイツ)、デヤン・ロヴレン(クロアチア)、フィリペ・コウチーニョ(ブラジル)、ママドゥ・サコー(フランス)、ジョー・アレン(ウェールズ)、マーティン・シュクルテル(スロバキア)、ブラッド・スミス(オーストラリア)、ジョーダン・アイブ(イングランドU-21)がそれぞれ母国のため戦う。ロベルト・フィルミーノはハムストリングを痛め代表を辞退し、アルベルト・モレノやルーカスとメルウッドで治療に専念する。