2017-09-12

ハーフタイムにブチ切れたクロップ


マンチェスターシティ戦、5得点を許し大敗。思うようにプレーができなかった選手たちにハーフタイムに激怒したとクロップが明かした。

「この試合から学ぶことは多くある。ハーフタイムには激怒したよ。結果に怒ったんじゃなく、勝てる試合だったからだ。5−0で負けておいて何おかしなこと言ってるんだって言われて仕方ないがね!前半は理想のプレーの60〜70%しかできていなかった。」

「インターナショナルブレークを挟むとこういうことは起きる。世界中至る所でいつもと違うプランやポジションでプレーして帰ってくるとね。嫌だが我々には何も変えられない。シティも少し苦しんでいたようだった。」

「明らかなチャンスがいくつかあり、相手に1ゴールを許した。1ゴールは忘れられる。よく起きること。ここから!と思っていたところレッドカードが相手にアドバンテージを与えてしまった。ここで10人になるなんて最悪だし、それは試合でも明らかだった。だからラインを少し下げたんだが、それもまったく無意味だった。」

「今日の試合から学ぶことはたくさんある。起きたことはもう今更変えられない。できるのはそこから学び、次回改善することだ。」


2017-09-10

一発退場のマネ相手GKに謝罪



マンチェスターシティのGKエデルソンを負傷させてしまったサディオ・マネが試合後相手エデルソンに謝罪のメッセージを送った。

『エデルソンの早期回復を願っている。試合中の不運な衝突で怪我をさせてしまったこと、そのせいで試合でプレーを継続できなかったこと、とても申し訳ないと思っている。優秀な選手である彼の早期回復、早期復帰を願っている。』

エデルソンも顔面骨折はしておらず、無事であるとツイートで明かした。

『びっくりしたけど、俺は大丈夫だ。大きな勝利だ。みんなメッセージありがとう。』

レッドは誤審か


マンチェスターエティハドスタジアムで行われた大一番マンチェスター・シティ戦、リバプールが0−5で大敗。前半37分のサディオ・マネの一発レッドカードでの退場がチームパフォーマンスに響いたのは明らかだった。相手GKエデルソンの顔面を蹴ったマネにジョン・モス主審は危険行為として一発レッドを提示したが、この一発退場の審判は間違っているとの意見も多く、直後から大きな議論を呼んでいる。

ユルゲン・クロップ
あれはレッドカードではない。ボックスで見ていたペップも私もあれはレッドじゃないと思った。マネはGKを見ていない。あれは不運なアクシデント。脚はそんなに高く上げてもいなかった。もし足が相手に当たっていなかったらあれはゴールキーパーのファウルになってた。もう下されてしまった判断は変えられない。サディオはとても落ち込んでいるよ。キーパーが無事であることを願う。

ペップ・グアルディオラ 
11対11の間はタイトな試合だったが、あのカードから試合は変わった。レッドだったか?わからんね。マネはGKの顔を蹴ってやろうなんて考える選手じゃないと思う。彼はボールを追っただけだが、そのアクションが危険とみなされた。エバートン戦のウォーカーのレッドじゃなかったというのは確かだよ。

ケヴィン・デ・ブライネ
あれは悪いファウルではなかった。でもああなるとレッドが普通だろう。負傷がなかったらイエローだっただろうね。

ジェイミー・キャラガー
あれはレッドだ。最初は50/50のチャレンジだからレッドだとは思わなかったが、何度もリプレイをみるとレッドだと思う。みんな『マネはボールに行った』って言うが、それは関係ない。マネは故意にやったわけじゃなくても、脚が上がっている状態でボールに先に届かなければ、過剰な力を使ったとしてレッドカードをもらうことになる。マネはボールに行かなくてはいけない状況だったし、彼にとっては厳しい結果だがジョン・モスは正しい判断をした。今は30年前とは違う。誰も悪意を持ってチャレンジしたりしない。危険なものはレッド。それがルールだ。

ティエリ・アンリ
俺だったら行ってる。選手ならあのチャレンジは許されるべき。今回はGKにとって不運な結果となった50/50のチャレンジだ。両者ともに行かなければいけない場面だったし、あれが中盤で起きていたらレッドにはなってなかった。主審は選手が倒れている姿をみてジャッジを変えたんじゃないかな。最初イエローを取り出そうとしているみたいだった。

ギャリー・ネヴィル
レッドである必要はなかったと思う。審判の判断は間違いだ。今シーズンの試合である一方の選手が脚を高く上げてる時に、選手が頭から突っ込んで行き先にボールに届き、その選手の胸に脚が入ってしまう場面は何度もあった。それでレッドになることは極めて稀だし、イエローにもならなかったりしてる。GKが運び出されるほどの負傷になったということと審判は別だ。残念だが選手の衝突は試合の一部。取ってイエローだよ。

コロ・トゥーレ
マネはボールに行き、ゴールキーパーはボックスの外に出ていった。マネは脚を高く上げているし、それが相手を傷つけたから、俺はレッドだと思う。

ギャリー・リネカー
マネの退場はあまりにバカげた決断。おかしい。

アラン・シアラー
法に基づくと危険行為ならレッドだから正しい決断だろう。でも個人的にはあれが私の選手だったら取りに行って欲しい。俺だったら行ってる。マネはただアンラッキーだった。

フィル・ネヴィル
あれはレッド。ジョン・モスはいい決断をした。

リオ・ファーディナンド
あれはレッドだと思う。10年前なら議論の余地があっただろうし、みんなイエローだって言ってたと思う。でも今のルールでは危険行為になる。このジャッジまでリバプールのほうが危険なチームだったし、あの決断が試合を変えた。

グラハム・ポール
レッドカード。故意かどうかは無関係。

スタン・コリーモア
マネはボールに行っただけ。サッカーは接触するスポーツであり、審判は常識を超えて敏感になりすぎ。





2017-09-09

OX辛い決断にも後悔なし



長年在籍したアーセナルとの契約更新、昨年王者チェルシーへの移籍のチャンスを断り、マージーサイドへとやってきたアレックス・オックスレイド=チェンバレン。リバプールへ移籍する決断に至った経緯を明かした。

「ヴェンゲル監督に感謝と別れの挨拶をするのはすごく辛かった。アーセナルを去るという決断は人生で一番辛い決断だったよ。いつも支えてくれたアーセナルファンに感謝したい。でも移籍したことを謝ることはできない。自分を成長させるために必要だった。居心地の良い環境を変えようというのが一番にあって、そのときリバプールが自分の中で響いたんだ。」

「クラブの外から見ている一人として、監督(クロップ)の仕事ぶりはとても際立っていて無視できなかった。彼のような監督のもとでプレーするのはどんな感じなんだろうって思っていた。インスピレーショナルで、情熱的で、試合に一緒に入っていて、集中してて。それが自分を動かしたと思う。彼の作るチームのプレースタイル、その熱いプレーを選手に植えつけてる。彼のそういう強い押しは俺の成長を後押ししてくれるって思った。」


「初めてメルウッドで彼に会っただけでもそれを確信したよ。彼はとても暖かく、選手たちの近くにいてくれる存在だってすぐにわかった。彼なら俺をレベルアップさせてくれる。そう信じているからここに来たんだ。ユルゲンは俺の長所を多く知ってくれてるし、それをさらに伸ばせるって言ってくれている。これからすごく楽しみだよ。」

「リバプールへ来た大きな理由は、もっと攻撃的に、そしてセントラルでプレーできるって思ってきた。セントラルミッドフィルダーってよりはアタッキングミッドフィルダーかな。」


ケイタは待つ価値あり



クラブ史上最高額£4800万で来夏加入が決定しているMFナビ・ケイタについて、ユルゲン・クロップは獲得発表後ドイツから多くの祝福のメッセージをもらったと明かした。

「ナビ・ケイタ獲得発表後、これまでこれほど多くの祝福メッセージをもらったことがないってくらいブンデスリーガの関係者たちからメッセージが届いた。彼は今リーグ一の選手だ。昨シーズンバイエルンで大活躍したチアゴ・アルカンタラと並んで、彼は飛ぶ鳥を落とす勢いだ。過去2〜3年ずっと成長し続けているし、まだ非常に若いというのはとても嬉しいニュースだ。」

「あと1年待たなければいけないが、非常に価値のあるものというのは長く待たなければいけなかったりする。待つことは全く問題じゃない。今夏来てくれればもっと良かったが、いいんだ。」

ケイタは金曜日に行われたハンブルグ戦でジェラードを彷彿とさせる見事なミドルシュートを決めた。


マネが月間最優秀選手賞


絶好調FWサディオ・マネがプレミアリーグの8月最優秀選手に選ばれた。同じく同賞にノミネートされていたチームメイトのモハメド・サラーを破った。

「いいプレーができているということだから、この受賞はとても嬉しいよ。でもさらに上を目指して頑張っている。チームメイト全員に感謝したい。彼らがいなければ俺はいない。今季の自分のスタートには満足している。みんな同じだと思うけど、ゴールを決めると自信が湧くんだ。」


コウチーニョ、シティ戦メンバー外


今夏移籍騒動に揺れたフィリペ・コウチーニョが移籍志願書を提出後、初めてメルウッドに帰ってきた。ユルゲン・クロップやチームメイトたちと合流し笑顔をみせたコウチーニョについて、クロップはマンチェスターシティ戦のメンバーから除外し、今後のため準備させると明かした。

「フィルはおとといロベルトと共に帰ってきた。その日はすぐ睡眠のため家に帰した。1週間しかないから難しいが、彼らの体調管理に関してはできる限りのことをしている。昨日メルウッドにきた際に彼とは話をした。とても良い話し合いができたよ。彼はとても機嫌良かったし、トレーニングはさらによかった。」

「だが今後3週間で7試合もあるから決断をしなければならなかった。練習をする時間もない。彼とはその話をした。ブラジルへ行く前3週間トレーニングができていなかったし、今後シーズンに備えなければいけない。今後の試合日程を考えるととても厳しい。だから彼をシティ戦から外し、4〜5日きちんとトレーニングができるようにした。」

「ブラジルのFAからどれだけ練習していたかなどデータ数値はもらっている。ブラジル代表でも2試合15〜20分プレーしているからシティ戦で少しプレーすることもできたかもしれないが、練習に費やしたほうが良いと判断した。その判断に彼も100%賛成してくれた。『練習なんかいらない、試合に出たい』っていうような感じではなく、いい会話ができた。100%しっかり状況を受け入れていて、彼を説得する必要もなかった。」


クラブで再びプレーすることを拒否したとまで言われていたコウチーニョだが、態度にも問題無し。

「この状況を説明するとしたら、いい関係なのにパートナーと一時別れているときのような感じかな。離れていた期間のことを考えるべきじゃない。楽な時期ではなかったが、移籍市場が開いている間に起こり得ること。選手たちが動くのはこの期間だけだ。私が知る限り許せないようなことは起きていない。こういうことは初めてでもないし、今後も同じようなことはまた起きる。」

「今回の件に関して我々はとてもうまく対処したと思う。新聞に載っていたこと100%すべてが事実じゃない。だがこういう状況ではさまざまな噂が立つのは仕方ないね。彼が今後どれだけ長くクラブにいるかどうかはわからないが、問題ない。これまで通りのフィリペだ。ほかの選手たちにも新しい2選手を紹介しよう!といってフィルとアレックスを紹介したよ(笑)。サッカーが好きで、このクラブが好きなフィルのまま。何も問題ない。」


2017-09-08

移籍市場シーズン開幕前に終了へ


2018年の夏の移籍市場からシーズン開幕前の木曜日夕方5時に移籍市場を締め切ることが決まった。シーズンの準備を進める上で開幕後の移籍について疑問の声が多く上がっていたことを受け、プレミアリーグが全クラブ対象に投票を行い、過半数14クラブが賛成投票し決定した。リバプールは賛成投票。反対したクラブはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、スウォンジー、クリスタル・パレス。バーンリーは投票を棄権。

欧州の市場は8月末までのため、それまで国外へ選手を売ることは可能。FIFAの規定上、移籍市場は3カ月間設けなければならないため、スタートが早くなる。よって移籍可能期間は従来と変わらない。2018/19シーズンはトライアル、2019/20シーズン前に継続するかどうかレビューする。

2017-09-05

CL登録選手発表


リバプールの今シーズンのチャンピオンズリーグ登録メンバー25選手が公式に発表された。残留が決まったフィリペ・コウチーニョがメンバー入り。心配なのはメンバーから外れた右SBナサニエル・クライン。7月のプレシーズンから背中の負傷に悩まされており、今季は全くプレーできていないクラインの背中の負傷は思った以上に深刻なようだ。ほかにダニー・イングス、ラザル・マルコヴィッチが外れている。

2017-09-02

ジェラード今夏補強にコメント


スティーブン・ジェラードがイングランド代表の後輩MFアレックス・オクスレイド=チェンバレン(24)の獲得を受け、獲得を喜んだ。

「彼はすでにとても優秀な選手だと思う。だからこそ俺たちは3500万という大金を支払った。彼は間違いなくチームを強くしてくれる存在だ。イングランド人で、24歳、まさにこれから全盛期を迎える選手だ。とても素早く、エキサイティングな選手だよ。」

「アーセナルではあまり満足していなかったようだから、リバプールで落ち着いてもらい、全盛期を捧げてほしい。彼はとてもポジティブな獲得だと思う。」


またクラブ最高額で来夏加入が決まったナビ・ケイタ、そしてすでに活躍中モハメド・サラについてもコメント。

「ナビ・ケイタの獲得はクラブにとって素晴らしいニュースだ。素晴らしい選手だし、彼の来年の加入が楽しみ。もう一人新加入したモ・サラの獲得も嬉しいね。俺たちはとてもラッキーだ。アフリカでプロを目指す子供達皆が憧れる存在だと思う。」

コウチーニョ代表戦で涙の復帰


背中の痛みを訴えリバプールで欠場を続けていたフィリペ・コウチーニョがブラジル代表で試合復帰を果たした。交代出場し、ゴールを決める活躍をみせた。メルウッドでは背中の痛みと体調不良で練習さえできていなかったコウチーニョだが、代表合流後痛みが吹っ飛んだようだ。ブラジル代表ドクターによると、コウチーニョの背中の痛みの要因は移籍騒動による情緒不安だったという。これには"仮病"といわれても仕方なく、リバプールサポーターから非難を呼んでいる。

バルセロナはコウチーニョの獲得を最後まで諦めず、木曜日には1億6千万ユーロの最終オファーを出したが、『選手を売るクラブではない』との名声を建てたいリバプールはクラブはこれまで通りのスタンスを貫き拒否。今年の獲得は諦めたが、再度来年チャレンジするのではとスペインで伝えられている。2−0で勝利した試合後、同じく得点した親友ネイマールがコウチーニョの心境を明かした。


「当然移籍騒動は彼に影響を与えてる。残念ながら彼と家族にとって今はハッピーとは逆に、苦しみ、失望、悲しみさ。チームメイトであり長年の友人の彼にはハッピーでいてもらいたい。今日はゴールで報われて、彼も俺たちも喜んでるよ。」

残留が決まったコウチーニョは来週リバプールに帰ってくる予定。ユルゲン・クロップはマンチェスターシティ戦出場可能かどうか判断することになる。


2017-09-01

オリジがシーズンローンへ


FWディボック・オリジ(22)がドイツのヴォルフスブルクへシーズンローンへ旅立った。ヴォルフスブルクがローン費£600万と給料を全額支払うことで合意。さらにリバプールは必要があればいつでも同選手を取り戻せる条件を付けた。プレミアリーグクラブも関心を示していたが、クラブは現在もオリギを高く評価しており、国内ライバルへのローンは避けた。

ほかにアカデミーからFWトニ・ゴメスがフォレスト・グリーン・ロヴァーズへ、MFアラン・ロドリゲス・デ・ソウザがアポロン・リマソールへ、ライアン・ケントがフライブルクへシーズンローン移籍した。

オクスレイド=チェンバレン獲得発表


リバプールはアーセナルからMFアレックス・オクスレイド=チェンバレン(24)を獲得したことを正式に発表した。移籍金は£3500万+出来高£500万と伝えられている。同選手はアーセナルから週給£18Kの高給の新契約オファーを受けていたがこれを拒否。さらにチェルシーの22Kのオファーをも拒否し、12Kの6年契約を提示したリバプール行きを決めた。

2011年にサウサンプトンからアーセナルへ移籍する前には、メルウッドでスティーブン・ジェラードとジェイミー・キャラガーが本人と父親をリバプールに来るよう説得しようと試みたことがある。リバプールファンとして育ったチェンバレンは、『ずっとスティーブン・ジェラードのような選手になりたいと思ってやってきたし、その希望は捨てていない。』と昨年のFAカップ優勝後夢を語っており、ウィンガーではなく中盤でプレーできる機会を求めてクロップのもとへやってきた。

「リバプールと契約を交わすことができてすごく嬉しい。今はイングランド代表の試合のため集中したいから多くは語れないけど、メルウッドに行くのが待ちきれないよ。」


ユルゲン・クロップはドルトムント時代からチェンバレンのファンだったことを明かした。

「この前の試合後からアレックスが来てくれないかとずっとこのニュースを待っていた。正式に彼が我々の選手になったというのは素晴らしいニュースだ。」

「初めて彼のプレーを生で見たときのことは今でも覚えている。2014年にドルトムントで対戦したときに交代出場で出てきて大きなインパクトを残した。若いのにペース、スキル、姿勢のある選手だなあって際立っていたのを覚えてる。ゴールを防ごうとムヒタリアンに素晴らしいタックルをしてたな。試合は我々が勝ったんだが、アーセナルでのリターンマッチで彼は先発でプレーしていた。確かポストをヒットしてたような。それから彼のことは追っていたんだ。だから彼を獲得できるチャンスがあると聞いたとき、2度と考える必要はなかった。」