2016-01-30

キャラ&ジェラードのウエストハム戦対談

Gerrard scored the jaw-dropping goal against West Ham in Cardiff in 2006
今夜のFAカップ4回戦対ウエスト・ハムを控え、ジェイミー・キャラガーがスティーブン・ジェラードにマッチプレビューインタビュー。さらに『ジェラードの決勝』とも呼ばれる10年前のウエスト・ハム相手の劇的な決勝戦を振り返った。

Carragher: 今週はリバプールのウェンブリー行き決定から始まったな。どこでストーク戦観た?来月の決勝戦対マンチェスター・シティ戦を見に来れる可能性はある?チケットもう申し込んだか?!

Gerrard: お前に頼もうと思ってたところだ!(笑)ストーク戦はLAギャラクシーの選手何人かと練習場で観た。朝トレーニングをして、午後からの練習が始まるまでの間に見れたんだ。決勝には行けそうにないけどな。その日の前後にそっちでいうチャンピオンズリーグみたいな重要なサントス・ラグーナ戦が控えているんだ。

Carragher: まずひとつキャピタル・ワン・カップ決勝進出決定だ。4年前の俺たちみたいに今季のチームで2大会で決勝に行けると思うか?

Gerrard: このウェスト・ハム戦は楽にはいかないと思うぞ。スラベン・ビリッチ率いるウエスト・ハムはリバプールにとって厄介なチームだ。カウンターアタックはかなり脅威だし、リバプールのプレッシングのやり方だと守備に弱点ができてしまう。俺はビリッチ好きだよ。彼がクロアチア代表監督だった頃、イングランド代表として対戦した時にはすごく強いチームだったのを覚えてる。クロアチア代表は彼の元で大きく成長したし、見ていて楽しいチームだった。今のウエスト・ハムはこれまで観てきた中で最強だと思う。

Carragher: 本当にそう思う。ディミトリ・ペイェはアンフィールドのピッチ上でベストプレイヤーになりそうだ。だけど10年前のあの決勝の頃はそんなことは絶対言えなかったよな!あのカーディフでの決勝はジェラードのキャリアで最高のパフォーマンスだったと思うか?

Gerrard: 90分通して考えるとそうかも。


Carragher:1ゴールアシスト、2ゴール決めて、ペナルティキックも決めて、試合後にラファはモモ・シソッコがマン・オブ・ザ・マッチだって言ったよな!(笑)

Gerrard: そうだった!(笑)モモは脳震盪で苦しんでもないし、ヘトヘトに疲れてたわけでもないし、試合終盤には多くの選手が足をつって苦しんでたけど、彼はそうでもなかったし。

Carragher: あの試合で何が印象に残ってる?痙攣したって言ったけど、本当にあれは俺のキャリアで最悪の痙攣だった。試合後何日も引きづって、イスタンブールの時より長びいた。1週間後のイングランド代表の練習で俺ランニングができなかったの覚えてるか?脚がフラフラだった。01年のアーセナルとのFAカップ決勝とは大違いだった。プレミアリーグで数週間前にウエスト・ハムに2-1でアウェイで勝ってた。なのにラファは決勝ではそのチームを大きく変えた。今思うとあの決断は良くなかったと思うな。

Gerrard: アーセナル戦は俺たちにプレッシャーはなかったけど、ウエスト・ハム戦はすべてのプレッシャーは俺たちにあった。だから試合前は優勝できなかったらどうしようって考えてたよ。失礼ながら、相手はウエスト・ハムだからな。俺たちにはスター選手がいた。前夜は眠れなかったよ。プロが失敗した時の恐怖は外から見る人にはわからない。それを考えると眠れなくなるし、疲れる。

2016-01-29

フィルミーノはイニエスタ級



バルセロナやブラジル代表で活躍したファンタジスタことロナウジーニョがロベルト・フィルミーノをMirror内で大絶賛。世界有数の選手であり、ユルゲン・クロップはフィルミーノ中心のチームを作るべきだと主張した。

「ロベルトがリバプールで活躍するかどうか、疑問に思ったことは一度もない。彼なら活躍するとわかっていた。彼のポジションでは世界屈指の選手の一人だよ。オジルやシルバ、イニエスタら10番役でプレーする偉大な選手と肩を並べられる選手だと思う。」

「クロップは彼中心のチームを作っていくだろう。クロップは世界トップのコーチの一人だから、リバプールにはもっと優秀な選手が必要だということはよくわかっていると思う。ロベルトが力を発揮するために回りにもっと良い選手が必要だってこともね。クロップはリバプールの監督に就任した時に、自分の選ぶ選手を連れてきていいと約束されているはずだ。フィルミーノをチームの核にして新チームを作れば、リバプールは再びタイトルにチャレンジできるチームになるだろう。」

フィルミーノは、直近4試合で4ゴールを決めている。

グルイッチが世界若手タレントTOP20


伊紙Gazzetta Sportが選ぶ20歳以下の最優秀選手ランキングTOP50に、夏にチーム加入が決まっているマルコ・グルイッチ(19)が20位にランクインした。ちなみに世界で最も才能ある若手選手に選ばれたのはアーセナル所属でレンジャーズにローン在籍するMFジェディオン・ゼラレム(19)だ。

“セルビア代表MFの彼はインテルを拒否し、リバプールに長く奉仕することを誓った。192cmと長身で、すでにネマニャ・マティッチ2世との呼び声も高い。期待するリバプールファンからは'セルビアのスティーブン・ジェラード'と呼ばれている。”

Transfer Gossip


◆ リバプールからオファーがあり、1月中に移籍したいと公言したアレックス・テイシェイラ(26)だが、1月中の移籍は実現しそうにない。シャフタールは£3,800万から値下げしないと主張し、リバプールは正式に増額したオファーは出していない。交渉を続けているものの、両クラブの合意は遠く、まもなく時間切れ。(ECHO)

◆今季限りでシャルケとの契約が満期となるDFジョエル・マティプ(24)を追っているリバプール。冬の市場での獲得を望んでいたが、交渉は成立せず。夏の獲得を目指す。シャルケは新契約を望んでいるが、本人は移籍希望。(Daily Mail)

◆アーセナルとリバプールがセルタ・デ・ビーゴFWノリート(29)を取り合いか。古巣バルセロナも関心を示している。クラブは今市場での交渉成立を望んでいる。(talkSPORT)

◆ウディネーゼ所属ポーランド出身MFピオトル・ジエリンスキにアプローチ。今シーズン、ローン先のセリアAエンポリで活躍しており、リバプールほかマンチェスター・ユナイテッド、ナポリ、ローマらが獲得を狙っている。1月獲得の可能性もあるが、本人はEURO出場を目指しているため、夏までは現在のクラブでプレーするほうが好ましい。市場推定価格は€2,000万。(Goal.com)

◇ランスがGKアダム・ボグダン(28)のローン希望を申し出たが、レッズは断った。クロップは同選手をローンで出す気はない。(Sky Sports)

◇レッズとの契約交渉が難航しているジェローム・シンクレア(19)にワトフォードがオファーを出したが、リバプールの査定額£300万に満たなかったため却下。リバプールは同選手を高く評価しているが、本人はファーストチームレギュラーとしてのプレー機会と昇給を望んでおり、国内外からオファーが届いている。(ESPN)

◇スウィンドン・タウンが今季ローン中のGKローレンス・ビグールー(22)を完全移籍させたいとオファーを出したが、リバプールはこれを却下。リバプールは同選手を評価しており、安売りはしない。そのリバプールの気を試すため、スウィンドンはさらに額を上げてオファーを出す予定。(Express)


2016-01-28

目指せウェンブリー先発


キャピタル・ワン・カップクラブ決勝進出を決めたストーク戦は、ルーカス・レイバのクラブ通算300試合記念マッチとなった。在籍9年目を迎えるルーカスだが、まだ一度もウェンブリーでプレーしたことがない。試合後、今度こそ決勝でプレーし、トロフィーを手にしたいと語った。

「ウェンブリーでプレーしたい。リバプールに来て9年目だけど一度もウェンブリーでプレーしたことがないんだ。あと1ヶ月あるから、決勝まで俺がプレーして、優勝に貢献できるように祈っといて!決勝までプレーできても、決勝戦の舞台ではプレーしたことがない。今回こそ出てプレーできたらめちゃくちゃハッピーだ。今日300試合目をプレーして気分は最高。まだ1ヶ月あるから決勝のことはあまり考えすぎないようにするよ。去年FAカップ準決勝の時は前日にケガをしてしまったから、今年はそんなことにならないようにしないとね!」

 「みんな知ってる通り本当にアップダウンいろいろあったけど、リバプールでのキャリアはずっとそんな感じ。最後まで戦い、毎日このクラブへの気持ちを見せて、チームの力になれるということをみせている。時に思い通りにいかないこともあるけど、人生はそういうもんだし、サッカーでも同じ。戦い続けるのみだよ。ファンが選手に望んでいるのは、やる気とか情熱だと思うから。その次にパフォーマンスだと思う。今季はパフォーマンスでも自分はいいシーズンを送れていると思うんだ。だから自分はウェンブリーでプレーして、クラブのタイトルを勝ち取る機会に値すると思ってる。」

緊張の6人目のペンナルティキックを蹴り、度胸を示した。

「6人目にPKを蹴ったから、失敗していたら敗退だった。とにかく落ち着いて、練習通りにやる必要があった。運もあって決めることができて、ジョーのフィニッシュを待つだけだったよ。前半はパフォーマンスが良くなかった。パスも上手くできていなかったし、ダイレクトすぎたと思う。でも後半は試合をコントロールすることができるようになったから、勝者にふさわしいと思う。ストークはとてもいいプレーをしていて、俺たちが苦しんだけど、今日は運も味方してくれたみたいだ。」

クロップ監督になり、パフォーマンスは安定しない。気持ちとチームワークで結果が出ている今、パフォーマンスはまだ伸びしろがある。

「一番重要なのはタイトルと勝ち気だ。今日はその気持ちを示すことができたと思う。まだパフォーマンスの点では、理想のプレーができていないけど、それが実現するまでには時間がかかると思う。新しい監督がきて、プレースタイルも変わった。でもみんな彼のやり方を買って、全力を尽くしてる。チームは一丸となって頑張っているから、未来は明るいよ。」


テイシェイラ交渉難航にイライラ


リバプールが獲得交渉をしているシャフタール・ドネツクFWアレックス・テイシェイラがAnfield HQのインタビューに応え、リバプールのオファーが却下されたが、今も代理人が交渉を続けていると明かした。

「シャフタールはリバプールから1つ正式にオファーを受け取った。それが拒否されてしまった。理由はわからないんだ。オファーは今のところ1つだけだと聞いてる。€3,200万のオファーがきて、シャフタールはそれを断った。」

「代理人がリバプールへの移籍を実現するためにまだできるだけのことはしてくれている。リバプールに行きたい。大きいオファーだったのに受け入れてもらえずイライラする。会長と監督が拒否することを決めた今は辛抱強く待ってるところ。俺には祈ることしかできない。」

コウチーニョとは10歳以来の幼馴染。リバプールで一緒にプレーすることを望んでいる。

「コウチーニョとは10歳からプレーしている。また彼と一緒にプレーできたらすごく楽しいだろうな。俺は常に得点を狙うし、チームの攻撃力強化に貢献できると思う。リバプールには才能ある選手がすでにいるから、そういう選手たちと一緒にプレーできればなおさら力を発揮できると思うんだ。リバプールはとても大きなクラブ。これまでも素晴らしい選手たちがプレーしてきたクラブだ。」

決勝戦相手はシティ


2月28日に行われるキャピタル・ワン・カップ決勝の対戦相手がマンチェスター・シティに決定した。シティは準決勝セカンドレグでエヴァートンを3-1で下し、計4-3でウェンブリーへの切符を手にした。これにより当日に予定されていたリーグのマージーサイドダービーの日程は再調整となる。

2016-01-27

タイトルがすべて


ファーストレグで1-0とリードしながらホームで0-1と敗れた。120分でも決着がつけられず、アンフィールドで醜いパフォーマンスをしたレッズだったが、ジェイミー・キャラガーはタイトルへ一歩近づいたことが何より大切だと結果の重要性を強調した。

「リバプールにとって、そして監督にとって非常に大きな結果といえる。ビッグゲームや準決勝では結果を出すことがすべて。プレー内容は横に置いておこう。ビッグゲームでは次に勝ち進めるかどうかが一番大切で、リバプール今夜それを決めた。まだ他2つカップ戦に残っているから、リバプールのシーズンがキャピタルワンカップにかかっているとは言わないけど、今日リーグカップ優勝のチャンスが大きくなった。クロップはこの勝利やノリッチ戦の勝利で調子に乗るようなことはしないと思う。今日のパフォーマンスはひどかったし、ノリッチでもなんとか抜け出した試合だった。」

就任1年目のユルゲン・クロップにタイトルを獲得する大きなチャンスが目の前にある。

「シーズン残り2/3の時に監督が交代した今季は、クロップにとって学習するシーズンだ。だからその間にトロフィーが獲得できたら彼にとっては大きなプラスになる。ひとつとれば、今後何のトロフィーも勝ち取っていないって言われなくて済む。」

「それにオーナーを始め、みんな口を揃えてトップ4、トップ4って言うけど、残念ながら今はチャンピオンズリーグは経済的な利益にすぎなくなってる。チャンピオンズリーグに出場できれば、一流の選手を魅了することができる。リバプールはブレンダン・ロジャーズの時にチャンピオンズリーグ出場権を得て、翌年には逃した。それじゃあただの時間の無駄。トロフィーやメダルを獲得してこそ歴史に名を刻める。ウェンブリーでの決勝はサポーターが待ちわびていた瞬間だ。俺も待ちきれないし、楽しみ。タイトルこそリバプールのすべて。9~10年でトロフィーがたったひとつなんかじゃ足りない。」

Steven Gerrardさん(@stevengerrard)が投稿した写真 -

スアレス、レッズファンが恋しい


アンフィールドで愛されたルイス・スアレス(29)。今でもリバプールは彼を失った大きな穴を埋められるずにいる。バルセロナで飛躍する今も、熱烈なリバプールファンたちが恋しいといい、リバプールに帰る可能性がゼロではないとESPNに明かした。

「リバプールファンが恋しいよ。アンフィールド雰囲気は最高。本当にすごいんだ。リバプールでプレーしたことのある選手なら、彼らのすごさがわかると思う。リバプールファンは俺にとっていつまでも大切な存在だよ。」

「未来に何が起こるかはわからない。もしイングランドに戻るとすればリバプールしかない。ほかのクラブでプレーすることは考えられない。」


He still makes us dream...only a dream...

PK戦制し決勝進出


リーグカップ12度目の決勝進出へ。アンフィールドで行われたキャピタル・ワン・カップ準決勝で、リバプールがPK対決の末、ウェンブリースタジアムで行われる決勝への切符を手にした。

ノリッチ戦勝利の勢いが欲しかったレッズだが、士気の高いストーク相手になかなかチャンスを作り出すことができず。修正したいとクロップが話していた守備は、相変わらず不安定だった。 その守備を突かれた前半に失点し、90分で計1-1と延長戦入ることに。結局120分間で決着がつかず、PK戦の末6-5でレッズが勝利した。シモン・ミニョレが1本セーブ、最後に決めたのは途中出場のジョー・アレンだった。ユルゲン・クロップは120分間戦い抜いた選手たちを称えた。

「とても嬉しいが、私が初めてこの決勝に行くってことはそこまで重要じゃないんだよ。選手たちがカップ戦決勝でプレーできるということが何より嬉しい。いろんなことがあったこの数週間頑張った彼らにふさわしい舞台だ。失点後もしっかりゲームに集中するということを学んだことを示した。」

「前半はあまり良くなかった。セカンドボールを争ってばかりで。試合前にストークの新しいプレースタイルについて言及したが、この試合はまた昔のプレースタイルに戻ったみたいだ。セットプレーが多く、我々にとって苦しい試合だったが、選手たちは良く対応できていたと思う。で、あの失点。ハーフタイムにはみんなあれはダブルオフサイドだったって言ってた!後半さらに良くなった。セカンドボールからプレーを始めるという前半できていなかったプレーができた。PKは運も味方してくれた。次は決勝だ!」


決勝進出もここまでくれば優勝あるのみ。ウェンブリーでの決勝を心待ちにしている。

「決勝に行くとなれば、決勝で勝つこと。プレッシャーを大きくしすぎてはいけない。優勝すれば200年間は覚えてもらえる。負ければ数週間後には忘れられる。決勝では試合や雰囲気を楽しんでビッグマッチにしたい。全力を尽くすに尽きる。プレッシャーを感じすぎず、戦士になることが大事。決勝は私ではなく、クラブとファンのための試合。今夜、クラブにとって決勝がどれほどの意味を持つかがわかった気がする。ここまできて優勝のチャンスを逃すわけにはいかない。」

現在ファーストレグでリードするエヴァートンがマンチェスター・シティに勝利すれば、ウェンブリーでマージーサイドダービーが実現する。

「素晴らしいこの街は、決勝に値する。ここにきて4ヶ月、リバプールについてはいい言葉しかないよ。住みやすくとても素敵な街だ。エヴァートンファンもすごくいい人たち。これまで会ったエヴァートニアンはみんなフレンドリーだった。私があまりまだ成功できていないから、喜んでるのかも(笑)。でもウェンブリーで対決する決勝となれば、リバプールにとって素晴らしい機会になるし、クラブにとってもとても大きい。マージーサイド―ダービーの決勝はすごいことになると聞いてる。エヴァートンが1歩リードしてる今、それが実現する可能性がある。」

「そうはいってもマンシティでもエヴァートンでも私はどっちでもいい。優勝するのは我々だ。」


クロップが選ぶMOTMは長期離脱から復帰し、105分間プレーしたジョン・フラナガン。

「ジョンは私のマン・オブ・ザ・マッチだ。本当に良くやった。2014年5月以来だっけ?それで105分もこの試合でプレーするなんてすごすぎるよ。これだけ長くプレーさせるのは最良の策ではなかったが、他に選択肢がなかった。試合中もフラノの状態を何度も確かめたし、彼を交代させた後も、『まだやれた』って言うんだ。試合感を失ったあとでこれだけやれるなんてすごい。ボールの感覚は負傷しても覚えているもんだが、守備のタイミングやポジショニングの感覚は試合を離れると忘れてしまったりする。それに監督が代わって彼が前回プレーした時と違うプレースタイルで守備をしなくてはいけなかったかもしれない。本当にフラノはよくやってくれた。間違いなく私のMOTMだよ。」

PK戦はまだ見れていない。

「いつもなら見るんだが、前列のファンに見せようとしたら自分は見れなかった。20年前にACLを損傷してからまだ100%回復してないから長くはしゃがめないんだ(笑)。というわけでイスに座ったら見えなかったんだよ。でも観衆の反応を見ているだけでもいい気分だった。私が観ていなくても勝ったから良かった。PK戦は家に帰って見る!」

2016-01-26

LFCパワーで頂点目指す


今夜のキャピタルワンカップ準決勝セカンドレグをホームに控えるレッズ。ユルゲン・クロップは、アンフィールドの雰囲気がチームを強く後押ししてくれるとホームで決勝への切符を手にしたいと意気込んだ。3週間前のファーストレグでは、ジョーダン・アイブのゴールで勝利し、現在1-0と決勝に一歩近いのはリバプールだ。

「LFCの全てのパワーを駆使して、決勝への切符を掴もう。それを実行したいと思っている。できる限りの準備はしているが、結果の準備はできない。試合の展開をみてからでないとわからないこともある。だがストークはフットボールを展開するチームだから守備はほぼ完璧にしたい。マーク・ヒューズは素晴らしい仕事をしているし、ここ10年でこれだけプレースタイルを変えた監督は多くない。大仕事だと思うが、上出来だよ。このままの道を進んでいくんだろう。我々にはチームラインナップをどうするか、1~2の問題があるんだが、準決勝ともなれば準備は万全にしておかないといけない。おもしろい試合になりそうだ。」

リバプール監督として初のタイトルになるチャンスがある。決勝へ行っても勝てなければ価値がない。

「決勝はこれまで何度も観戦している。楽しいが、自分が優勝するのとは違う。キャピタルワンカップの2位ってどういうものか私は知らない。決勝に行けたら最高。だが優勝できなければ記憶には残らない。優勝してこそタイトルは価値がある。明日の目標はただ一つ。決勝に行くこと。土曜日にまた試合が控えているから、お祝いは心の中だけ。タイトルを獲得するチャンスがある今、そのチャンスを無駄にはできない。選手たちにとって大きなタイトルだということはわかっている。私よりここに長くいる選手が多いから、決勝に行くということが選手たちにとってとても重大なことなんだ。私も選手たちと一緒に決勝に行きたい!」

劇的なノリッチ戦を制したものの、反省点も多い。4失点という守備の問題をチームで深く反省したと明かしたユルゲン。一本勝負でミスは許されない。

「守備の問題は前からわかっている。残念ながらこの問題は無視できないところにきているから、今解決に努めているところだ。守備がしっかりできていないのは明らかで、チームとして弱点の克服に取り組んでいる。試合間が短いから取り組める時間は少ないがね。昨日はリカバリーで今日はさらにリカバリーをさせて、明日少し練習をして夜に本番だ。練習がしっかりできるほどの時間はないが、チームで集中ミーティングをしたんだ。初めてではないが、これが最後であることを願う!(笑)」

「結局は我々のフォーメーションのせいではなく、セットプレーの対応の仕方が問題だ。ノリッチ戦では、ファーストボールの対応はよかったと思うが、セカンドやサードボールに苦しんだ。そういうもんだと思う。1つ修正しようとそこに集中していたら、ほかに問題が出てくる。ムボカニのゴールは、まだ選手たちがボックス内にいっぱいいたからもっと早く動いていれば、オフサイドにできたかもしれない。そういう賢いアイデアが出てきていたらよかったんだがね。学ぶのに遅すぎることはない。今我々はここから学び、その成果を試合でみせたい。セットプレーのたびに、30秒間息を止めて、どうなるか待っているようではいけない。」

クロップ新メガネで登場


試合後、見つからないと言っていた予備のメガネが見つかったユルゲン・クロップが新しいルックでカーリングカップ前会見に登場。威嚇的な見た目になったとおどけた。

「新調したんじゃなくて手持ちのセカンドグラス。ブラックだ。なんだかちょっと連続殺人犯みたいに見える(笑)。これからはもっと気を付けないといけないね。」

嬉しさのあまり飛び込み監督のメガネを壊した犯人であるクリスティアン・ベンテケは、弁償は逃れた。

「 クリスティアンにメガネの弁償はさせない。あれは私のミスだし、私は自分のミスの代償を他人に支払わせるようなことはしないよ。」

レッズはキャピタルワンカップ準決勝セカンドレグで今夜ストークをホームに迎える。勝てばウェンブリー行きのチケットを手にすることができる。

2016-01-25

ララーナのリスクが功を奏す


5-4の激震マッチで決勝ゴールを決めたアダム・ララーナは、マンチェスター・ユナイテッド戦で足を痛め、ノリッチ戦は欠場する可能性があった。万全の状態ではなかったが、リスクが報われたと帯同しプレーさせてくれた監督とメディカルチームに感謝の意を示した。

「ユナイテッド戦でノックを受けてた。監督だけじゃなく、メディカルチームのおかげでもある。今の負傷選手の多さを考えても、『メルウッドに残って、火曜日の試合に向けて休め』って言われてもおかしくなかった。メディカルチームがここにきてプレーするチャンスをくれた。サッカーではリスクが報われることがある。報われないことが多いけど、報われることも多い。今日はそのリスクがチームの勝利につながったと言えるかもしれない。」

「本当に最高の気分だし、セレブレーションがその気持ちを表していたと思う。俺の勢いがそのままチームみんなでのセレブレーションになった。あのセレブレーションのためならイエローカードひとつもらったっていいや!レフリーにあと何分残ってるかって聞いたら1分だっていわれた。すぐに笛が鳴って3ポイント獲得が決まったんだ。プレーできてよかったと思える試合だったし、この試合はすぐには忘れられないよ。」

テイシェイラ移籍希望


プレミアリーグへ移籍したいと発言したシェフタールのブラジル人MFアレックス・テイシェイラがリバプールへの移籍を希望しているとSky Sportsが報じた。同情報筋によると、シャフタールに移籍意志を伝えており、リバプールは£2,500万のオファーを提示している。レッズのブラジル出身選手であるルーカスとコウチーニョと仲が良く、すでに相談済み。同選手は、チェルシーも関心を示しており、できれば1月にプレミアリーグに移籍したいとブラジル紙Globoに話している。

「今月移籍したいし、その意志はクラブに伝えてある。クラブは非常に良いオファーを受け取っているし、答えを探っている。この移籍市場で移籍できなくても、夏には移籍する。6年シャフタールで過ごして、次のステップに進む準備はできている。妻と娘とも話をした。大きなリーグに移籍したいし、イングランドのリーグはとても強い。移籍の準備はできているし、移籍してさらに大きく成長できると思っている。」

「リバプールとチェルシーという2つのビッグクラブが関心を持ってくれているのは知っているけど、まだどのクラブにも答えは出していない。ほかのリーグが絶対ないというわけではないけど、プレミアリーグでプレーしたいんだ。プレミアリーグは世界最強のリーグだと思う。イングランドで新たな挑戦をして、さらにキャリアを積みたい。ビッグクラブへ移籍して、ブラジル代表のポジションを掴みたい。厳しいということはわかっているけど、その目標達成のためにはシャフタールを出ないといけないと思う。」

テイシャイラの代理人はリバプールへの移籍実現に向けて動いており、現在シャフタールの返答待ち。同選手はウクライナリーグで今季16試合で22ゴール大活躍、クラブの優勝争いに大きく貢献している。

2016-01-24

9ゴールの激戦制しメガネ失う


ユルゲン・クロップ率いるリバプールが9ゴールの壮絶な撃ち合いとなった一戦を制した。4失点してしまったが、5ゴールで3ポイントを手にできたことに満面の笑みをみせた。

「結果としては大満足だ。何より3ポイントを手にできたからね。私にもこれまでこういう劇的な打ち合いの試合は何度かあったが、不満な結末を迎えたことが多いんだ。5−4で勝てる試合なんてなかなかない。最後まで、いや終わってもまだエキサイティングな試合だ。だが今日はドローが妥当な結果だったろうね。」

「マンチェスター・ユナイテッド戦ではなかった最後の一発がなく負けてしまったから、今日はそれができたというのは良かった。壮大でワイルドないい試合だった。お互いに見せ場がいくつかあったね。我々のスタートは良くなかったが、15分くらいから調子は上がった。でも追加点が決められなかった。」

「その後セットプレーで2点を失い、後半開始早々にもまた追加点を取られたが、我々のプレーはなかなか良かった。リードしたと思ったら、セットプレーのこぼれ球からやられた。あれは信じられなかったが、もう一点取りに行きアダムがやってくれた。素晴らしい!」


4失点しまたもや守備の脆さが浮き彫りになった試合だったが、これまでとは違う守備の問題にぶち当たってしまったようだ。

「おかしなことを言ってるように思えるかもしれないが、今日の守備はいつもより良かったと思っている。いつもと違うミスをしてしまったんだ。5−4で勝てる試合はおもしろいが、守備はおもしろくなかった。本当にゴミ。簡単にゴールを決められてしまった。ここは修正できるよう練習する。」

「今日4失点してしまったが、セットプレーの守備は改善がみえた。セットプレーのセカンドボールから失点してしまったが、こういうことは試合では起こる。人生とはそういうもんだ。ひとつ壁を乗り越えたと思ったらまた新たな壁にぶち当たる。守備に関しては不満だった。」

「我々は簡単に相手にチャンスを作らせたりしていない。今日も相手に多くのチャンスは与えなかったし、マンチェスター・ユナイテッドもほとんどチャンスはなかった。それで失点するのはとても悔しいが、今日は5得点できたからよしとする。5ゴールも決められる試合はなかなかない。だから今日はいつもよりいい守備ができたって言うと私がおかしなことを言ってるみたいに聞こえてしまう。」

勝利の代償にセレブレーションで愛用メガネを失ってしまったクロップ。ドルトムントで大きな勝利をした際に初めて壊したメガネはドルトムントで展示してあるという。

「ひとつはボルシア・ドルトムントのミュージアムに展示してあるよ。初めてバイエルンに勝利した時、ヌリ・シャヒンに壊されたんだ。今日はアダムだった。予備のメガネを常備しているんだが、メガネなくしてメガネはみつけられない(笑)。アンフィールドのミュージアムにいるかな?念のため取っておくよ。」



Jurgen Klopp! Liverpool!

2016-01-23

選手獲得行き詰まる


シェフタールのブラジル人MFアレックス・テイシェイラ(25)獲得に動いているリバプール。イアン・エアCEOが直接交渉のためフロリダに向かったが、結局合意には至らず帰国の途についた。現在ライバルクラブのチェルシーら他クラブも獲得を狙っている人気選手とあり、シャフタールはリバプールは約£2,400万のオファーを拒否し約£3,800万を求めている。

ユルゲン・クロップは、必要な選手を探していることを認めながら、求められるがまま高額すぎる移籍金を支払うことはしないとしている。

「選手獲得について今コメントすることは何もない。1月は最高の移籍市場とは言えない。選手が欲しい状況だと、みんながクレイジーなほど額を上げてくる。試合間が2日や3日しかない状況のなかに新しい選手を入れるのは難しい。その意見は今も変わっていないが、補強しなければいけない状況になってしまったし、夏のことも考えてマーケットは監視していないといけない。どちらの市場にしても、即戦力になる選手をみつけられたら連れてくる。」

「私は普通の賢い人間だ。そんな私が無駄使いをすると思うかい?我々にお金はあるが、ここはなんでも好きなものが手に入るディズニーランドじゃない。我々には予算があるし、その範囲で補強する。クラブはさまざまなことを進行最中だ。クラブの長期的な成長のためにスタジアム拡張をしたり、今だけじゃなく将来を考えて動いている。私もそのためにいるし、プレッシャーの処理は得意だよ。」

「ドイツでは選手一人の移籍金が£2,000万ともなれば"Oh my god!"レベルだ。3〜4クラブしかそういう額を支払えないし、これだけのお金があれば大きく変わる。でもイングランドでは2,000万じゃ大きな変化は出せない。どのポジションにも優秀で高額な選手が揃っているから、ここでは金額は問題じゃない。”お金ならいくらでもある”って欲しい選手のためならいくらでも払って浪費するようなことはしない。高額で使えない選手を買ってしまうのか、素晴らしい選手を買えるのか、そこは正しい決断がカギになる。」

チームクロップをしっかり作るには夏の市場がカギになりそうだ。

「今は大きくあれこれ変えられない。少しイジることはできるが、残りは夏が勝負だ。今の状況を考えなければいけないが、同時に来シーズン、そして3年後4年後に向けてどの選手を獲得するかということも考えていかなければいけない。夏に変化が必要なのは当然だ。だがどの選手を売るのかということを考えるのは私の仕事じゃない。クラブ全体としてどう成長していくかを考える。だからユースの若い選手たちにも注目しているんだ。夏に来シーズンに向けてしっかり準備すると断言しておくよ。」



2016-01-22

ベンテケが時間を与えられるべき理由


クリスティアン・ベンテケが真の力を発揮するために時間を与えられるべき理由
by Guardian (Alistair Tweedale)

£3,250万で獲得したベンテケのアンフィールドキャリアのスタートは最高とは言えないが、まだ見捨てるべきではない。

クリスティアン・ベンテケは、アストン・ヴィラから£3,250万でリバプールに加入した際に、自分がリバプールのベンチ要員となり、4部リーグのエクセター相手のFAカップの試合で先発に値する選手であると監督を説得しなければならなくなることなど思い描いてもいなかっただろう。それほど下部リーグ相手のチームでもベンテケは苦しい夜を過ごした。当紙で以前取り上げたように、調子の波が激しい彼。エクセターファンには”金の無駄使い”チャントを歌われた。

ベンテケはもえらえたチャンスを掴みきれていない。エクセター戦だけが、新生リバプールの前線をリードできると証明しなければいけない試合ではなかった。今後クロップが長年アンフィールドを指揮していくとなると、ベンテケの未来がリバプールにあるのかどうかというところが疑問点になる。ダニエル・スタリッジの負傷問題を考慮すると、少なくとも今季終わりまでは時間が与えられることだろう。しかしながらまた二流のパフォーマンスをしてしまっただけに、これからファンが納得するパフォーマンスをしなければいけない。

6試合連続で得点がないことを考えると、ベンテケのパフォーマンスが議論を呼ぶのは驚くことでもない。彼の立場から言うと、たった5か月間で、新しいクラブでの新生活に慣れなければならず、さらに監督が代わり、新体制の新プレースタイルに適応しなければいけなくなった。

しかし彼の獲得に関しては、移籍前からリバプールというクラブに合うのかどうかを疑問視する声はあった。アストン・ヴィラではディフェンダーのターゲットとなり、ミッドフィルダーをかわす攻撃の中心選手として大活躍。ボールを勝ち取り、ホールドし、ゴールを量産した。2013/14と2012/13シーズン、ベンテケはプレミアリーグの空中戦の勝率でトップだった。プレミアリーグ1年目は、アンディ・キャロルとピーター・クラウチに続く3位だった。

このキャロルとクラウチはリバプールでキャリアを過ごしたことのある選手たち。キャロルは大失敗、クラウチはキャロルよりはかなり良かったが、大成功とは到底言えるものではなかった。もしクラウチがベンテケと同価格だったとしたら、価値のある選手だったと言われることはなかっただろう。

Klopp insists Benteke has a future at Liverpool
ベンテケはイングランドで得点力を証明してきた。ヴィラでは89試合で42ゴール決めている。しかしヴィラはリバプールファンが望む以上にダイレクトにボールを放り込むチームだ。リバプールは相手ディフェンダーを翻弄し、裏を取るように走り込むストライカーを必要としているが、ベンテケはゴール前でボールを取り、ボックスに走り込むほうが得意な選手。事実、彼がリバプールの選手として力不足なのではなく、リバプールのプレースタイルにフィットしていないというのが現状だ。

クロップ就任でプレーチャンスが減ったのは、ベンテケ自身のせいではない。彼はクロップが選手たちに求める強力なプレッシングができるほど動く選手ではない。ゲーゲンプレッシングスタイルでは、一人の選手がプレスをしないとなると、中盤とディフェンスが無防備になってしまうことがある。シャフタール・ドネツク所属FWアレックス・テイシェイラに£2,460万のオファーを出したと言う噂はベンテケの希望を膨らませることはできない。

表面上だけだとベンテケはリバプールに適したストライカーとは全く言えないが、彼を弁護するとすると、ここまで失敗ばかりというわけでもない。アストン・ヴィラでは、3月からシーズン終了までの間に、極めて重要なゴールを決め、クラブのプレミアリーグ残留を守った。さらにFAカップ準決勝でも得点を決めている。その傾向はリバプールでも続いた。彼が決めた6得点がなければ、リバプールはマイナス7ポイントになる。アーセナルのオリヴィエ・ジルーは12ゴールで同ポイントをチームにもたらしている。トッテナムのハリー・ケーンは12得点しながらリーグではたった1ポイント相当だ。

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ベンテケで割れる意見


現在レッズ唯一のストライカーであるクリスティアン・ベンテケについてメディアでは様々な意見が交わされている。今季のベンテケのシュートのゴール転換率は7.5本、アストン・ヴィラでの5.5本を下回っている。FAカップエクセター戦でも絶好のチャンスがありながら1ゴールも決められなかった。元リバプールFWマイケル・オーウェンは自信のなさが原因だと指摘した。

「彼にはかなりの能力があるけど、試合ではムラがありすぎ。そこを改善しないと一流の選手にはなれない。最後に決めきれなかったのは今彼がまさに抱えている問題からだった。自信がなさすぎる。チームが彼の強みを生かせていないというのもあるけど、こういう対戦では最低でも1~2得点はできないといけないし、彼には決めるチャンスがあった。」

「一対一でボールを持って走っているなら、状況をコントロールすべきだし、ゴールキーパーや周りの動きもしっかりみて支配すべきだ。プライドは捨ててゴールを決めるべきシーンだったけど、自信がなさすぎてミスした。走って、走って、それから冷静にどうしようって考えていたような感じだった。ボールを持った瞬間にどうするかってことは決めておかないといけない。何をするのか、キーパーをどこに持って行くかってことはすでに決めていなければいけない。そういう決断はボールを持っている自分が決めることなのに、彼は自信がないから決断できてない。彼が先発メンバーにすぐ入れるとは思えないよ。」

同試合の解説を担当した元リバプールMFスティーブ・マクナマンも下部リーグチーム相手に輝きを放てなかったベンテケを非難した。

「彼はゴールエリアでの動きが足りない。今日は動ける試合だったし、エクセターの選手たちなら完全に支配できていないといけない。誰よりも輝くべき選手だったのに。」


オーウェンらの非難に対し、元レッズであり現解説者のグレアム・スーネスはtalkSPORTの取材に対し、ベンテケは周囲のサポートがあれば脅威になれると支持した。

「いいボールを入れれば、彼は脅威になる。ベンテケとのバトルを楽しむセンターバックはいない。特に彼にゴール前にクロスが入れば、高さもあるし強い攻撃をする。若い選手がプレーで自信に欠けるというのはよくあること。彼はこれまのクラブでプレミアリーグで得点できるということを証明してきている。リバプールではこれまでいたクラブとは違って、周囲に自分より優秀な選手たちがいる。」

「今は私は彼に固執するのがいいと思うし、スタリッジもフィットしていない今ほかに代わりはいない。難しい理屈があるんじゃないよ。彼は早い段階からワイドエリアからのボールを欲しがり、相手ディフェンスを錯乱したいんだ。そこまで持って行けばセンターハーフとバトルすることもできるし、後ろから飛び込むこともできる。」

FCシャフタール・ドネツク所属FWアレックス・テイシェイラ・サントスに£2,460万のオファーを出したと噂されているリバプール。事実であればベンテケの居場所に疑問符が生まれるが、ユルゲン・クロップは未来はアンフィールドにあると非難を浴びる同選手を弁護した。

「彼の未来が当然ここにある。クリスティアンはゴールを決めることができる選手だし、チャンスを作ることもできる。試合の先発で出れるのは11人でベンチにも選手を置かないといけない。我々はそれをやってきたまでで、これからもそうする。彼を起用する可能性は常にある。我々はチャンスを作るということを考えてチームを作る。ボックス内にボールを放り込めばクリスティアンが決めてくれるだろうという希望だけじゃ作れない。」

「クリスティアンはすべてを備えたストライカーだが、それを生かすために尽力しないといけない。まだ彼自身もチームも成長途中。プレースタイルに彼をどう適応させるかを考えていかないといけない。」


2016-01-21

フラナガン感動の復帰



619日間におよぶぶケガの悪夢を乗り越えアンフィールド生まれのジョン・フラナガンがアンフィールドのピッチに帰ってきた。FAカップエクセター戦、華麗な3ゴールに加え、アンフィールド中から大喝采で歓迎されたスカウスカフーの復帰に、ユルゲン・クロップは最高のニュースと喜びの声をあげた。

「長い離脱を経てフラノがピッチに帰ってきた瞬間は最高だった。彼とはまだあまり練習はできていない。長期離脱していたから慎重に扱う必要があるから、あまり激しい練習はさせられない。練習と休息を繰り返してきた。U21で試合をさせてはいた。コーナー・ランダルが筋肉に痛みを覚えていたから、フラノを投入するチャンスだった。」

「あれは本当に感動的な瞬間だった。スタジアム全体がスタンディングオベーションで喝采を送っていた。彼以上にあの歓迎に値する選手はいない。信じられないほどの長い期間よく頑張った。私がここに来てから彼はずっと負傷していたんだが、フラノはいつも明るくてふさぎこんでいることはなかった。ものすごく強い奴だよ。このまま調子をあげてほしい。明日からはまた彼の体調をみてやっていく。でもまず彼がピッチに戻ってきてくれたというのは最高のニュースだ。」


フラナガンは、一生忘れることのない歓迎にに感謝するとともに、復帰を喜ぶツイートを送った。

スティーブン・ジェラードに続き、ジェイミー・キャラガーも後輩スカウサーの復帰に一声。さらにスカウスカフーの復帰の反響に、ブラジルのカフーも思わずツイート!!
ホンマに泣けるほど嬉しい!おかえり♡

FA Cup: Liverpool - Exeter


FA Cup: Liverpool 3 Exeter City 0

FAカップ3回戦再試合がアンフィールドで行われ、3-0でエクセター相手に勝利を収めた。アンフィールドで久々の劇的展開のない快勝となった。ユルゲン・クロップのギャンブルが功を奏し、若い選手中心のチームでFAカップ4回戦進出を決めた。

開始10分でジョー・アレンが先制ゴールを決め、交代出場したFWシェイ・オジョが74分に追加点を決め、18歳215日でのリバプール史上FAカップでの最年少ゴール記録を塗り替えた。またジョアン・カルロス・テイシェイラがクラブ初ゴールを決めている。数少ないシニアプレイヤーとして先発出場したクリスティアン・ベンテケは、ショットオンターゲット6本に見事な1アシストするもゴールは決め切れず。得意の空中戦勝率は36.4%にとどまった。

試合で結果の次にポジティブだったのは、ジョン・フラナガンが619日ぶりに公式戦復帰したこと。60分に交代出場した際には、アンフィールドからスタンディングオベーションで迎えられた。今後アルベルト・モレノやナサニエル・クライン、ブラッド・スミスとポジションを争える存在になれるかどうか注目されている。


ユルゲン・クロップは、想像以上に盛り上がったアンフィールドで大いに楽しめたと振り返った。

「いいプレーができたし、もっと得点できていた試合だった。コントロールを失った時間帯もあったが、練習時間が少なく、学び途中の選手たちでよくやってくれた。」

「若い選手を起用すると言っていた4部リーグのチーム相手の再試合で、こんなにスタジアムが盛り上がると思っていなかったから観客にまず感謝したい。特別な素晴らしい雰囲気でとても楽しかった。選手たちもすごく楽しめたって言ってたし、試合中もそれが伝わってきた。みんなよく頑張ったし、チャンスを作り、良いゴールを決めた。」

「ミスもあったが、しっかりそのミスをカバーできていた。エクスターはリーグではあまり成績が良くないらしいが、それでこれだけできるとはよほど厳しいリーグなんだね(笑)。経験値の高さは前半みえたから、うちの若い選手たちはハードワークが必要だった。パフォーマンスには満足しているよ。FAカップの再試合をこんなに楽しめるとは思ってなかった。サンキューFAカップ!」

4回戦は1月30日(土)にアンフィールドで行われる。

2016-01-20

フラナガンがアンフィールドで復帰か


今夜FAカップエクスター戦セカンドレグをホームに控えユルゲンは、ファーストレグと同じく若手を多く起用すると宣言した。FAカップを軽視しているわけではなく、勝つため。

「負傷者が多いからという理由だけでなく、若手を起用する理由はさまざまだ。ファーストレグでは出れなかったシニアの選手たちが戻ってきているから、先発でプレーさせても大丈夫な選手をみてみないといけない。勝つためのチームを作らなければいけないからね。負傷の恐れがあったりする選手は起用できない。だからおそらく前回と同じようなチームになるかな。」

「勝つために全力を尽くす。FAカップを重要視していないからだと言う人がいるなら、それは大間違い。我々には負傷選手も多い。フレッシュな時のほうが我々はパフォーマンスもしっかりできてるし、集中してるし、チャンスを作っている。選手の負担になりすぎてはいけない。当然そういう事も考えながらチームのラインナップを考えなければいけない。明日はフレッシュな選手を起用する。次のラウンドへ進みたいが、そう簡単にはいかない。それは前回の対戦をしてみてわかっているが、今回はアンフィールドだしまた違った試合になるだろう。」

「若い選手たちにあまりプレッシャーをかけたくはない。プレッシャーを背負うには若すぎる。みんなとても楽しみにしていると思う。アンフィールドという特別なスタジアムで先発でプレーできるんだから。若い選手たちを想うと私もすごく楽しみだ。我々が彼らを信頼しているということを証明する良い機会。信頼を示すのはとても大事なことだと思う。いいチーム相手の本気の戦いだ。」
  
リバプールファン待望のスカウスカフーの公式戦復帰が近づいている。負傷に苦しんだフラナガンが約1年半ぶりにアンフィールドでピッチに立つ可能性があることを明かした。

「ジョンはコンディションが良いし、我々も喜んでいる。だが監督として判断すべきことはまだある。昨日メディカルチームの決定により彼は練習できなかったが、今日はできた。ということは先発は無理だが、試合まで何もなければベンチに入る可能性はある。スーツではなくユニフォームを着用し、アンフィールドを感じ、ドレッシングルームに戻ることは彼の復帰の第一歩だ。」

このニュースを聞いたスティーブン・ジェラードは、instagramで後輩スカウサーの復帰を祝った。

『ジョンが復帰に近づいていてむちゃくちゃ嬉しい…彼は再びフィットするために本当に一生懸命やってきた。彼が1年半ぶりにアンフィールドのピッチに立つ時には、アンフィールドは大歓声に包まれるだろう。頑張れよ!戻ってきてくれて本当に嬉しいし、みんなお前の復帰を待ってたぞ!#Cafu』


ロジャーズがリバプールを語る


今週のマンデーナイト・フットボールはレギュラー出演するジェイミー・キャラガーに加わり、元リバプール監督のブレンダン・ロジャーズがゲスト出演。 ビッグライバルにホームで黒星を喫したリバプールは、セットプレーからウェイン・ルーニーに決勝点を許した。クロップが"信じられない"と嘆くほどセットプレーの守備ができないリバプールの守備、得点力不足など、前監督のブレンダン・ロジャーズが分析。またリバプール監督在任中の出来事について明かした。

セットプレーからの失点、守備
私はマンマークのほうが好きだ。たいていのチームはボックスに5人選手を置く。1人がキーパー前、4人はボールを追う役について、動き回る。私はその4人の選手をマークする選手を置き、1人をGKの周囲につかせる。ユルゲン・クロップの今のチームは簡単に失点しすぎだ。どこかで守りに入らないといけない。1対1で空中戦で勝てない選手しかいないなら、ほかの方法を探らなければいけない。マンツーマンからゾーンディフェンスに変えるとか。

得点力不足
ルイスが去ってからチームからゴールが消えてしまった。それだけじゃなくダニエルの負傷もあった。ユルゲンもその問題を抱えていて、みんなが得点力不足、ストライカー不足を指摘している。我々が優勝に迫ったあのシーズンは前に5人攻撃に出る選手がいた。スアレス、スタリッジ、スターリング、ヘンダーソン、コウチーニョがいて、後ろに5人の守備陣がいた。5人の攻撃陣と5人の守備陣にゴールキーパーがいて、得点が生まれ、彼らは実に際立っていた。1年目からそうしようと考えていた。それが2年目上手く機能したが、もっと押しが必要だったから、もっとスムーズにいくように策を探ったよ。

ルイス・スアレス
ルイス・スアレスはワールドクラスの才能を持ち、ダニエル・スタリッジもプレー出来るときにはワールドクラスの力を持っている。私はシステムよりプレースタイルのほうが重要だと思っているし、あとはクリエイティブな選手たちをそのプレースタイルでどう生かすかだ。

ルイスは世界最高のストライカーになろうとしている。彼がバロンドールのトップ3に入っていないなんて信じられなかった。彼が入らなかったのは政治的な理由があったってことだろう。ワールドクラスの選手としてリバプールを発ち、彼はバルセロナのチームを強化した。バルセロナのレベルでプレーしたことでさらにレベルアップしたし、まだ若いから今後バロンドールを受賞できるチャンスはある。彼は世界最高レべルの選手に並べるだけの選手だ。リオネル・メッシを除いて、ほかにどのストライカーが欲しいかと言われたら、私はスアレスを選ぶよ。


スアレスのリバプールとバルセロナでの違いは、今彼の才能を最大に活かすことのできるチームでプレーしているという点だと思う。彼はこれまでもずっとクリエイティブで働き者だし、プレスもする。彼がバルセロナに移籍した際、バルセロナで活躍できるのかという人々がいたが、彼は周りの選手も上達させたくらいだった。ルイスはそういう選手。自らのハードワークとメンタリティですぐに回りの選手から尊敬される選手だ。

2016-01-19

ミニョレ:全盛期はこれから


GKシモン・ミニョレ(27)が2021年までの新契約にサインした。2013年夏にレッズに加入したミニョレは、幾度もファンから非難を受けている。しかしユルゲン・クロップは"これまで出会ったなかで最も賢いキーパーの一人"と称し、信頼を置いていることを明言した。ミニョレは、自分史上最高の姿を見せ、恩返しがしたいと意気込んでいる。

「これからリバプールの未来の一員として長くいられるのは嬉しい。自分の将来をLFCに捧げたい。新契約には新たな責任が伴う。キーパーの全盛期と言われる年齢にきた今、リーダーとしてチームをリードし、ディフェンスの力になりたい。ゴールキーピングコーチとスタッフと頑張っていきたい。信頼し契約をくれた彼らに感謝してるし、その気持ちは言葉ではなくピッチでみせたいと思っている。」

クロップ:負けるべきでなかった


初めて経験する宿敵マンチェスター・ユナイテッド戦のあと、ユルゲン・クロップはパフォーマンスに結果が伴わなかったことに悔しさをにじませた。

「気分は最悪だよ。マンチェスター・ユナイテッドに負けた10分後に良い事なんて言えない。いいプレーをしていない彼らが今いい気分になってる。我々の方がいいプレーをしたが、負けた。いいプレーはあったが、決定力不足だった。不満だし、負けたが負けるべきでない試合だった。」

「ダービーでの仕事はひとつ。ダービーを終えて満足できる方法は試合に勝つことだけだ。マンチェスター・ユナイテッドは非常に良いパフォーマンスができた試合だったとは言わないと思うが、彼らが勝ったんだから大満足しているはずだ。我々のほうが良いプレーをしていたが、結果にはとても不満だ。パフォーマンスは良かったし、良い点も多くあった。チャンスメイクも良かったと思うが、フィニッシュが良くなかった。」

「しっかり決め切ることができていればゴールは生まれていただろう。セットプレーでの失点はアンラッキーだった。ユナイテッドほどのクオリティのチーム相手にあんなミスをしてはいけない。今日は試合を戻すだけの十分な時間もなかった。」

 またもやセットプレーから失点したレッズは、これでセットプレーからの失点数はリーグトップに。クロップは信じられないと嘆いた。

「またもやセットプレーで失点するなんて信じられない。クロスを避けることができず、フェライニに負け、ルーニーに完敗。彼はワンチャンスをボレーでものにした。あのゴールは避けるべきものだったし、我々の責任だ。セットプレーの守備は改善しなくてはいけない。受け入れ難いが、受け入れるしかない。」

2016-01-17

キャラガーの大一番予想


必勝のマンチェスター・ユナイテッド戦を控え、ジェイミー・キャラガーは、リバプールが負ければ来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得は難しくなると大一番の結果の重さを強調した。

「リバプールが勝ってもユナイテッドがトップ4レースから外れるわけじゃない。でもユナイテッドが勝って、ユナイテッドの近くにいるチームがいい結果を出せば、リバプールとユナイテッドには結構な差ができる。そうなるとリバプールがトップ4に入るのはかなり難しくなる。だからそういう意味ではトップ4を賭けた対決としてみると、リバプールにプレッシャーがある。」

「でも両監督の状況からいくと、ユルゲン・クロップは就任したばかりで、ルイ・ファン・ハールはすでに1年半指揮をしていて、補強に多くを投資しているから、結果の重さという意味ではファン・ハールとユナインテッドのほうにプレッシャーがあると思う。この試合はユナイテッドにとってはシーズン最大の試合と言える。負ければファン・ハールが解雇になる可能性もある。だがユルゲン・クロップにその可能性はない。」

リバプールサポーターであるキャラの予想は…?

「当然リバプールに勝ってほしいけど、正直引き分けじゃないかと予想している。俺の予想は2−2。ルーニーの調子が戻ってきているし、アンソニー・マーシャルはすごい選手だ。リバプールのGKとバック4は失点し続けているからユナイテッドを無失点に抑えることはできないと思う。」

この試合の結果の重要性を誰より理解しているキャラガーだが、クロップにはこの試合よりも大きな試合が控えているという。トップ4は無理でもトロフィー獲得のチャンスを逃してはならない。

「今のリバプールはトップ4に入れるレベルにないと思う。アーセナル戦では素晴らしい意欲を見せたけど、ウエスト・ハム戦でのプレーのひどさは忘れてはいけない。9位にいるのには理由がある。だが今季リバプールがどの順位で終えるかという心配はしていない。」

「俺が気にしているのはトロフィーだ。だから1月26日ストーク戦のほうがマンチェスター・ユナイテッド戦より重要。就任100日を迎えたクロップが150日を迎えるまでにタイトルを獲得できる大きなチャンスがある。9年間でクラブにタイトルをもたらす2人目の監督になれるというのはとても大きい。ユナイテッド戦の勝利は当然喜べるものだが、今年に限ってはウェンブリー行きのほうが大きな意味を持つ。」



12 goals against Man Utd in 87 seconds.
Enjoy, Reds...
Posted by Liverpool FC on Saturday, 16 January 2016

2016-01-16

ダービーはスパイス



リバプールの監督として初めて対マンチェスター・ユナイテッド戦を指揮するユルゲン・クロップ。イングランド最大のダービーをドイツ式に'スープのなかに入れる塩'と例え、いつもと一味違う大事な試合だと意気込んだ。

「私はダービーマッチが大好き。ダービーはスープのなかに入れる塩だよ。プレーするには最高の舞台だ。対マンチェスター・ユナイテッド戦はドイツでいうドルトムント対シャルケみたいなもんだ。こういう試合はほかの試合でどれだけいいプレーができていても、しっかり準備をして、ベストパフォーマンスができなければ勝てない。お互いにとってポイントを重ねるためにも重要な試合だが、順位がどこであってもダービーはとても重要な試合だと私は理解している。」

カードも退場者も多いアドレナリンが高まる試合だが、戦術をしっかり実行するなどパッションだけでなく、考えて行動することも重要だ。

「ダービーに限った話ではないが、モチベーションが上がりすぎて空回りすることもある。でもこういう試合では気持ちについて考えすぎるのはよくないし、モチベーションは非常に大事だ。でもバランスというのを常に頭に置いていないといけない。試合ではタイミング良く、適切な判断をすることが大事だ。それができなければさらに走らなければいけなくなる。サッカーでは自分のミスは自分の足を使ってでしか解決できない。足で解決できるなんて人生を考えれば楽じゃないか?(笑)145マイル走ったからってユナイテッドには勝てない。しっかりプレーし、守備をしなければ勝てない。それができるように準備する。」

メディアやサポーターから熱い支持を受けるユルゲン・クロップに対し、ユナイテッドのファンやメディアから非難を受ける敵将ルイ・ファン・ハールについて述べた。

「ルイ・ファン・ハールは世界で最も成功している監督の一人だ。ドイツだけでなく、ほかの国でも実績を残している。特別なアイデアを持っているし、敵としてその点には敬意を持って、これまでの実績含め下調べしておかなくてはいけない。最近マンチェスター・ユナイテッドが何を言われているのかはよく知らないが、ニューカッスル戦は見たよ。ほかとは違う試合だったと思う。ニューカッスルもユナイテッドもいいプレーをしてた。」

「私とルイ・ファン・ハールはタイプが違う。皆違って当然だ。私は今この部屋にいる誰ともにていないと思う。ルイのことはよく知っているわけではないが、これまで何度か対戦し激しい試合をしている。お互い成功したいと頑張っているし、成功するには多くの仕事が山積みだ。我々はそれをしようと努めている。お互いアイデアは違うし、どっちがいいってこともない。私はタッチラインでは彼より生き生きしてるかな(笑)。彼は私より経験豊富で落ちついている。お互い自分たちの選手を信じてやっていかなくてはいけない。」



クロップ、ユナイテッド断る


ユルゲン・クロップが監督就任100日を迎えた。日曜日のマンチェスター・ユナイテッド戦を前に、アレックス・ファーガソンの後任としてアプローチを受けていたことを明かした。

「確かに話はした。多くを話し合ったわけではないが、私には十分なほどだった。本当にとても光栄だった。でも人生にはタイミングというものがある。あの時はドルトムントを去ることはできなかった。4月ですでに次シーズンの準備を進めていたところだった。自分がいるからということで獲得する選手も数人決まっていた。移籍後その監督がいないないなんてことは私の人生ではタブーだ。」

「正式なオファーは受け取っていないし、あったとしても受けることはできてなかった。ドルトムントでやるべきことがあったし、ほかに考えなければいけないこともあった。世間的には賢い選択とは言えないのかもしれないが、それが私のやり方だ。」

ファーガソンは、クロップがリバプールの監督として成功するだろうと明言し高く評価している。サッカー界で最も偉大な監督と言われるファーガソンに見出されたクロップは、彼を賞賛するとともにリバプールでの成功を誓った。

「彼に話をもらえてとても光栄だったよ。彼は史上最高の監督かもしれない。サッカー界のジョン・レノンみたいな存在だ。彼の実績は誰にも真似ることはできない。彼とはとてもいい時間を過ごすことができた。彼が関心を持ってくれたというのは嬉しい。それだけの監督だってここで証明しないといけない。」




2016-01-14

6ゴールのスリラードロー


ミッドウィークのアーセナル戦は、アンフィールドで劇的な一戦の末3-3のドローに終わった。開始から先制を取ったリバプールは、10分にロベルト・フィルミーノのゴールでリード。すぐに反撃したアーセナルは、アラン・ラムジーが4分後に同点弾を決める。19分にレッズは高い位置でボールを奪い、フィルミーノが2点目を決めた。だがアーセナルはすぐにオリヴィエ・ジルーのゴールで試合を引き戻した。

開始25分で4点のゴールが生まれた水曜日の拍動的なアンフィールド。55分にはジルーが追加点を決め、アーセナルがリードを奪う。しかし途中出場したジョー・アレンが90分にボレーシュートを決め、同点に持ち込んだ。勝ち点1で結果順位を一つ落としたリバプールだが、見応えある試合にユルゲン・クロップはドローで納得している。

「素晴らしいサッカーの試合のあるべき姿。この試合はみんなの印象に残る試合だったと思うが、日曜日にはマンチェスター・ユナイテッド戦があるからそれほど長く話題にはならないかもしれない。でもとてもインパクトのある試合だった。スタートは非常に良かった。完璧とは言えないが、完璧に近かったよ。相手の能力を考えればとてもいいプレーができていた。」


「ハーフタイムには試合に入れたと思ったら、ジルーのまた華麗なプレーからゴールを奪われたが、我々はセットプレーの守備を改善し、もっと集中なければいけなかった。口ほど実際は簡単じゃないが、練習と分析をして改善する必要がある。終盤は残りのエネルギーと運が必要になるが、今日の我々にそれがあった。この歴史に残る見応えある試合の結果としてドローは妥当な結果だと思う。」

勝ち点3が欲しかったアーセン・ヴェンゲルは、リードを守りきれなかったことに不満を露わにした。

「結果には不満だが、パフォーマンスにがっかりしてはいない。開始20分は不安なスタートだったが、その後は吹き返すことがで1-0になり、返した。底力をみせ2-2まで持って行けた。不満なのは、3-2になり、さらに追加点を決めるチャンスがあったのに決めきれず、判断を誤ったことだ。最後の最後に失点したことから不満が残る試合になってしまった。このフラストレーションをモチベーションに変えなければいけない。良い部分はたくさんあった。」


「ユルゲンには熱くなりすぎるとスタンド行きだぞって落ち着かせたよ。アンフィールドではいつも互いに譲らないタイトな試合になる。彼は第4審判に腹を立てていたようだ。なぜかは彼に聞いてくれ。我々二人に問題は全くないよ。」

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2016-01-13

ミニョレが契約更新に合意


GKシモン・ミニョレが2021年夏までの5年の新契約に合意しMirrorが報じた。週給は推定£5万(約900万円)で前契約から昇給している。リバプールファンから非難を受ける同選手だが、ユルゲン・クロップは確固たる信頼があることを示し、大きな自信につながりそうだ。

ローンでCB補強


QPRからCBスティーヴン・コーカー(24)をシーズン終了までの期間付ローンで獲得した。すでにチーム練習に参加しており、水曜日のアーセナル戦にも出場可能となっている。今シーズン前半は、サウサンプトンにローン移籍していたが出場試合数は8にとどまっており、ローンを切り上げた。ディフェンダー不足に悩むユルゲン・クロップは、早急にコーカーで補強した理由を説明した。

「この短期間ではプレミアリーグの経験が必要だった。ヘディングの上手い選手が必要だと思ったから、空中戦に強い選手を探していた。相手をプレスするプレーをしたい。そうなると相手チームはロングボールを入れてくるから、そういう状況で頭で対応できる選手が必要だった。そこでスティーブン・コーカーを見つけたんだ。」

「サウサンプトンではあまりプレーできず、とても良いとは言えない状況だったが、1月になり我々は解決策が必要だった。その最善の解決策がスティーブンだったと確信している。彼と働くのが楽しみだよ。今日やってきて、早速一緒に練習ができる。1月しか補強できる時がないし、守備を補強した。」

ほかにアーセナル戦に出場可能なセンターバックは、コロ・トゥーレとママドゥ・サコーがいる。

2016-01-12

名将、対決を前に称え合う


水曜日のアーセナルとの対決を前に、プレミアリーグ監督1年生のユルゲン・クロップは今年プレミアリーグ監督就任20年目を迎えるアーセン・ヴェンゲルへの敬意は日に日に増していると賞賛した。

「彼への敬意は日に日に増しているよ。プレミアリーグでの仕事は本当に大変だ。国際的な試合があるチームの場合は特にきつい。これまでも彼のことは大いに尊敬してきたが、私自身がプレミアリーグの監督に就任して余計その気持ちは増している。その大変な仕事をこれだけ長くやれる人はなかなかいない。でも彼はそれをやってのけた。すごくいい意味で、彼はサッカーマニアだよ。彼相手にプレーするのは毎回大変だが、楽しみにしている。」

チャンピオンズリーグで過去に対戦経験があるクロップだが、リバプールの監督としてチームを準備する今回はまた違う試合になるという。

「過去の対戦結果はさまざまだ。アウェイで勝ったり、ホームで負けたり、ホームでもアウェイでもドローになったりと、サッカーで起こり得る結果がすべて起きている。でも変わらない事実は、アーセナルは常にいいプレーをしているチームであるということ。勝つのは難しいが不可能ではない。比べたり、過去の対戦についてあれこれ言うべきではないと思う。選手には選手のアーセナル戦の経験があるし、私にもあるが、大事なのはこの一戦に向けてのチームや戦術を見つけることだ。とても楽しみにしているよし、ワクワクしてる。水曜日のアンフィールドが楽しみだ。」

イングランドの試合の過密スケジュールに不満を漏らしたユルゲン・クロップに対し、大先輩ヴェンゲルは"慣れるしかない!"とアドバイス。

「イングランドに来たらみんなそう言う。でもイングランドのやり方に慣れるしかない。私もそうだったし、今でもイングランドフットボールの伝統を失わないなら、冬休みはあっていいんじゃないかと思っている。クリスマスや1月に休みを入れるとかね。だが今日のイングランドのクラブは25人の一流の選手を揃えられる経済状況にあるから試合が少しくらい多くても大丈夫だと思う。25年前とは違う。ローテーションでき、プレーできる選手がいるんだから、プレーしすぎとかいう文句は通用しない。どのクラブでもベンチをみればとても優秀な選手が揃っていると思う。だから13人が全試合でプレーしなければいけないような状況じゃない。」

ドイツ式の独自のプレースタイルを持つユルゲン・クロップとプレースタイルは違うが、それこそが成功への道だといい、クロップの仕事ぶりを称えた。

「彼は偉大な監督だと思うが、私とプレースタイルは違う。その点はお互い敬うべきどころだと思うし、独自のスタイルや個性がなければ成功はない。誰もが違った個性を持ってる。リバプールで素晴らしい仕事をしていると思うし、ビッグクラブをひとつにするチャンスがある。それができれば後に大きく評価される。独自のプレーを貫き、自分の信念を強く持つことが大事。彼はそれができる素晴らしい監督だ。対決に向けてお互いとても気合いが入っていると思う。リバプールはかなり気合が入っていると思うから、それを阻止したい。」


オリギ手術で復帰遠のく


ユルゲン・クロップの心配の種は膨らむばかり。ボクシングデーにハムストリングを負傷し離脱していたディヴォック・オリギが膝の手術を受け、復帰がさらに1ヶ月先延ばしになるとGuardianほか英紙が報じた。今週のアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド戦で復帰できるよう目途を立てていたが、新たに膝を負傷し、手術に踏み切った。母国ベルギーに帰り治療を受けており、2月まで復帰できない見込み。水曜日のアーセナル戦にダニエル・スタリッジも間に合わないとみられ、引き続きストライカーはクリスティアン・ベンテケという選択肢しか残されていない。

2016-01-11

GKワードをリコール


クラブはアバディーンにローン移籍中のGKダニー・ワード(22)を呼び戻すことを決めた。ここまで12試合で無失点に抑えるなどアバディーンの中心選手として活躍し、チームは予想外にも2位につけタイトルを狙える位置にいる。GKの状況に満足していると公言していたユルゲン・クロップだが、シモン・ミニョレとアダム・ボグダンの不安定なパフォーマンス、また将来有望なタレントはローンに出さず手元に置いておきたいというユルゲン・クロップの考えのもと、当初夏までの予定だったが切り上げ呼び戻すことにしたようだ。BBCによると今週にもメルウッドに帰ってくる予定で、すぐにアダム・ボグダンのポジションを奪うのではないかと予想されている。

2016-01-10

レジェンド集合にジェラード感動


シドニーで行われたリバプールFC対オーストラリアのレジェンズ対決。レジェンドFWイアン・ラッシュ、ジョン・オルドリッジに加え、ルイス・ガルシアが2得点し4−0でレッズが勝利した。クラブ史上に残るレジェンドを一目見ようと会場には約4万人が詰め掛けた。


レッズのキャプテンとしてフル出場したスティーブン・ジェラードは、夢のような90分だったと振り帰った。

「最高だ。たくさんの感情や思い出が蘇ってきた。もっともっとプレーしたいくらいだよ。元チームメイトや子どもの頃憧れだった選手たちとこれだけ多くの観客の前でプレーすることができるなんて。人生で最高の90分のひとつになった。」


「年を取るとこういうチャンスは滅多にない。今回この機会をくれた人々、見に来てくれたサポーターたちに感謝したい。23時間も離れた場所で4万人のサポーターが見に来てくれるなんてすごすぎる。ユニフォームやキャプテンバンドを着用することができて再び感情がこみ上げてきた。このチームのみんながピークの時に一緒にプレーできてたら世界一のチームになれたはずさ。またこんなチャンスがあったら是非この赤いシャツを着たいよ。」


LFC legends celebrate Rush's goal assisted by Riise

ベンチから登場した伝説のストライカー、イアン・ラッシュはヨン・アルネ・リーセのアシストからゴール。会場を大いに盛り上げた。

「本当に最高だった。素晴らしいチームだったと思うし、ベンチから出てゴールを決めることができて本当に嬉しい。自分のゴールは全部覚えているんだが、今日のゴールも絶対に忘れないよ。試合前の'You'll Never Walk Alone'は最高だったし、あれが選手たちの気分を盛り上げてくれた。素晴らしいサポーターのおかげでまたここに来ることができた。」

憧れだったラッシュやオルドリッジとのプレーを楽しみにしていたジェラード。ラッシュはジェラードとのプレーを楽しんだ。

「スティービーとプレーできたのも最高だったよ。5年前のピーク時の彼と一緒にプレーしてたらどんなだったろう!」

Classic Luis Garcia celebration! 


2016-01-09

FA Cup: Exeter - Liverpool

FAカップ3回戦 エクスターVSリバプール
Exeter 2-2 Liverpool
 [1st-leg]



Jürgen Klopp
”昨日と今朝40分の練習でプランを共有しあえるように頑張った。チームは一緒に練習を重ねることが何より重要だ。このチームではそれができなかった。よくもなく悪くもなく…ボーイズはとても頑張ってくれたが、もっとやれたとは思う。ミスは我々コーチの責任だ。この状況を助けて欲しいという我々の声に応えてくれた。それで2−2なんだからしょうがない。でもまた試合をしなくてはいけないくなってしまったなんて!”

2016-01-08

Transfer Gossip


◆攻撃力強化必至のユルゲン・クロップは、元教え子マリオ・ゲッツェとの再会を望んでいる。BVBで2010/11、2011/12シーズンに共にリーグ制覇を果たしている。(Bild)

◆数多くの欧州のクラブがリストアップしているドルトムントFWピエール=エメリク・オーバメヤンをリバプールも照会。£4,460万だと告げられた。(Telegraph)

◆インテルDFアンドレア・ラノッキア(27)に£650万のオファーを出した。合意間近。(Tuttomercatoweb)

◆センターバック危機にドルトムントに対しDFネヴェン・スボティッチ(27)のローンを依頼。現在交渉中。(Mirror)

◆シャルケDFジョエル・マティプ(24)に£400万のオファーを出した。夏にフリーとなるため夏の獲得を目指していたが、センターバック不足となり1月中の獲得を試みている。(Mirror)

◆ポーランドGKカミル・グラバラ(17)を£25万で獲得した。すでにメディカルと契約を完了しており、今後はU-18チームでプレーする。マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドが獲得を狙っていた。(Guardian)

◆ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属グラニト・ジャカ(23)獲得に向け動き出した。市場価格は£3,700万とオファーすればリバプール史上最高額となる。アーセナルも獲得を狙っている。代理人である父親も夏に移籍する可能性があると公言した。(Bild)

◇フェネルバフチェにローン移籍中のラザル・マルコヴィッチ(21)を完全放出か。フェネルバフチェが£730万の完全買い取りのオファーを出しており、リバプールはこれを受け入れるとみられている。レッズは2014年夏£2,000万で獲得した。(Takvi)

Preview: Exeter - Liverpool


FA Cup 3回戦
1月9日(土) Kick Off 日本時間4:55AM
Venue: St James Park


TEAM NEWS
Liverpool 
●負傷者続出でクロップはメンバーを大きく入れ、若いチームを起用すること公言。
●ローンから呼び戻されたライアン・ケント、シェイ・オジョ、チアゴ・イロリをチームに帯同する。
●ホセ・エンリケが今季公式戦初先発出場。
●出場可能なシニアCBがいないため、イロリとエンリケがセンターバックとしてペアを組む可能性があることをクロップが示唆している。
●ジョン・フラナガン復帰の可能性あり。

予想XI: ボグダン、ランダル、イロリ、エンリケ、スミス、ブラナガン、ルーカス、アレン、ケント、テイシェイラ、ベンテケ

Exeter City
●ディヴィッド・ウィーラー、ライアン・ハーリーが負傷のため欠場
●スタジアム全席完売 (8,541席)

MANAGER's VOICE
リバプール:ユルゲン・クロップ監督
“FAカップは大きな大会だし、敬意を持っている。だが今の我々は誰が何と言おうと若い選手たちをプレーさせるしかないという状況だ。勝ちに行くがこれまでほとんど一緒にプレーしたことがない非常に若いチームになる。ここまで5~6試合連続出場している選手は誰もプレーできない。今は次の試合以降も考えなくてはいけない状況。大変だが、チームを作る。”

エクスター:ポール・ティスデイル監督
“どれだけのリスクを冒すのか妥協が必要になる試合だが、守備だけの試合にはしたくない。深く構えて、そこに固まるようなプレーはしたくない。しっかり目的を持ってプレーする必要があると思う。相手が試合を展開するのを待つようなことはしてはいけないと思っている。我々に失うものは何もない。”

MATCH FACTS
Head-to-head
●前回の対戦は2011年のリーグカップ。ケニー・ダルグリッシュ監督でSt James Parkで3-1でリバプールが勝利。FAカップでの前回対戦は1950年代にさかのぼる。
●過去の対戦は5回すべてカップ戦。リバプールの勝率100%。リバプール19得点、エクスター2得点。

Liverpool
●カップ戦(リーグカップ&ヨーロッパリーグ)で10試合負けなし。
●前回レッズがFAカップを掲げたのは10年前。
●下部リーグ相手にFAカップで前回負けたのは、2013年オールダム戦。

Exeter City
●エクスターは現在4連敗と流れが悪い。4試合で10失点3得点。
●リーグのホーム戦では6戦3敗3分で勝利ゼロ。

ハムストリングの呪い


ジョーダン・アイブがハムストリングを負傷し負傷リストに入った。決勝ゴールを決めたキャピタル・ワン・カップ戦のあと、違和感を訴えた。これでハムストリングを故障し離脱する選手は7人目、負傷選手としては13人目となる。クラブは軽度であるとしているが、来週のアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド戦は欠場する見込み。同試合でハムストリングを痛めたフィリペ・コウチーニョは全治約3週間としている。

ハムストリング負傷続出の背景には過度の練習があるのではとの指摘に、ユルゲンは『練習はしておらずリカバリーセッションしかしていない』と否定。BBCによると、体が新監督のやり方にまだ慣れていないこと、新監督にアピールしようと必要以上に力が入っていることが筋肉に負担になっているのではないかとの意見が出ている。