2016-03-31

Transfer Gossip


◆バイエルン所属FWマリオ・ゲッツェ(23)獲得に向け本格的に動き出した。当初は£3,000万を超えるともいわれていたが、来夏に契約が満期となることから値引きが可能に。さらにゲッツェは、クロップのもとで再びプレーしたいと示唆しており、本人の頭はすでにアンフィールドにあるともいわれている。リバプールは獲得に大きな希望を見出しているとみられているが、クロップは同選手獲得の噂について『マリオについて私から言えることは何もない』とコメント。(Express/ Sky Sports/ Echo)

◆バレンシアと今夏契約満期となるウィンガー、ソフィアン・フェグリ(26)をマンチェスター・ユナイテッドと取り合いか。フェネルバフチェも関心を示しているとか。(Express)

◆ケルン所属DFヨナス・ヘクター(25)をリストアップ。ケルンは放出を望んでいないが、£1,200万以上のオファーがあれば受け入れる。同選手は、『今は次のステップを踏むことは考えていない。でも、クロップに誘われたら考えるかも。』と移籍の可能性を示唆。(Mirror)

◆ウクライナ代表のスターウィンガー、アンドレイ・ヤルモレンコ(26)に関心を示している。市場相場は£2,500万。リバプールほかアーセナルやエヴァートンも獲得を狙っているとの噂にウクライナ代表監督は、『彼ならプレミアリーグでベストを発揮できる』と移籍を後押し。(Independent)

◆リバプールが追っているとされるエンポリで活躍中のポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(21)が、取材に対しリバプールへの移籍の可能性を示唆するコメントを出した。『ヤクブ・ブワシュチコフスキにクロップについて聞いたんだ。彼の性格やアプローチを教えてくれて、アドバイスもくれた。でも何も決まったわけじゃない。欧州のビッグクラブに関心を持ってもらうためにはエンポリでコンスタント活躍しないといけない。そうすれば6月に移籍するチャンスがあるかも。』(Futbolfejs)

2016-03-25

EPL出場ならツアー中断


 Reds training camp in Tenerife
ユルゲン・クロップ率いるチーム一同は現在テネリフェ島で合宿中。温暖なテネリフ島で合宿することを決断した理由、キャンプ地での様子を報告した。

「最近のリバプールはあまり天気が良くない。テネリフのほうが少しマシだ。風は同じような感じだが、太陽が照っていて20℃くらいあるからトレーニングにはもってこいだ。今日は13選手と2ゴールキーパーがいて、とてもいい練習ができている。選手にとって長いシーズンだから、少し違う環境で練習できるし、それに適応することも必要だ。」

「オーナーには家族を帯同のチャンスをもらい、とても雰囲気がいい。リバプールファミリーたちに会えるのはとても嬉しいことだよ。家族も普段どのような人々と働いているのかがわかるし、我々も選手を支える家族やパートナーを知ることができる良い機会だ。さらに距離が縮まるし、こういうのは初の試みだが、またやりたい。この素敵な場所で、ハードワークのあとには家族の時間もあって、ここまでほぼ完璧だよ。」

同時にプレシーズンの準備を着々と進めているレッズは、3年連続となるアメリカでのプレシーズンツアーが決定している。だがもし来シーズンのヨーロッパリーグ出場が決まり、予選試合が決まれば、ツアーを中断し帰国することにすることにしたとクロップが明かした。

リバプールは、今夏アメリカで開催されるインターナショナルカップへの参加を表明しており、7月27日にチェルシーと、3日後にはACミランとの対戦が決定している。だがヨーロッパリーグ出場となれば予選ファーストレグが7月28日、セカンドレグが8月4日に行われるため、予選出場のためイングランドに帰ることにしたと明かした。これらすべての試合でプレーできるようチームを分ける可能性もある。

「この計画には大満足している。まだヨーロッパでどれだけの試合に従事するのかが決まっていないし、予選があるかどうかもわからないから複雑だ。でもいずれ決断しなくてはいけない。その決断は、もし予選でプレーすることになればアメリカから帰国する。長いフライトだがそれは我々にはどうしようもない。帰国しなければいけないとなればそうすることに何の問題もないよ。」


 今夏は欧州選手権(6月10日~7月10日)、コパ・アメリカ(6月3日~6月26日)、オリンピック(8月4日~8月20日)と世界中でサッカーイベントが目白押し。選手たちがプレシーズンに合流できるタイミングが異なってくるため、クロップはまだプレシーズンの計画を完全には決められない。

「ほかに多くの大会が開催されるから、誰を連れて行けるかはまだわからない。今できるのはプレシーズンの計画を練ることくらいだから、それをやってきた。欧州選手権にも誰が出場することになるのかわからない。オリンピックとコパ・アメリカもあるから、今はどの選手が我々の元にいられるのかがわからないのが問題だ。計画をして、必要があれば都度対応していく。そうするほかにない。今の状況ではプランニングも簡単にはいかない。でも今のところうまくいっているよ。予選出場ならフライトを予約する。どのチームで?今はわからない。」

 「プレシーズンは非常に重要だが、全選手が揃えばなおさら重要になる。我々の多くの選手が欧州選手権に出場することになる。チームは一緒に練習を重ねてこそだし、選手がいなければ練習も同じではない。でも受け入れるしかない。何人の選手が残れるかはそのときがきてからしかわからない。全員が揃ったらその時間をしっかり有効に使いたい。全く一緒に練習できないよりは少しの時間でもあるほうがいい。一流のサッカーとはこういうもの。一流のクラブではそれぞれ代表でプレーする選手が多い。我々に世界は変えられない。」

 リバプールの幹部とプレシーズンの計画を行っているクロップは、カリフォルニアのキャンプ地など含めアメリカ代表のユルゲン・クリンスマン監督に相談し、アドバイスを受けた。インターナショナルカップではチェルシー、ミランに加え、最終戦ではダブリンでバルセロナと対戦と、開幕前に強力なチーム相手に調節ができる。このバルセロナ戦がプレシーズン最後の試合になるとみられている。

2016-03-24

母国で不満爆発のベンテケ



夏に£3,250万でリバプールへの移籍を叶えたクリスティアン・ベンテケは、ユルゲン・クロップ監督に交代後はほとんどない状況。現在はスタリッジやオリギ、フィルミーノに先を越され、サウサンプトン戦では試合終了後に監督に怒られる場面も。明らかに監督に信頼されていないベンテケの得点記録は35試合で8ゴール。2016年以降はペナルティキックの1ゴールのみにとどまり去就の噂が絶えない。ベルギー代表に招集されたベンテケは、ベルギーのスポーツマガジンSport/Voetbalに対し、"監督に無視されている"と不満をぶちまけた。

「リバプールに移籍できて、こんな偉大なクラブに入ることができてすごく嬉しかった。ついにビッグクラブで安定してやっていけるなって思ったんだ。厳しい時期があるってことは予想していたけど、長期的には上手くいくって思ってた。監督(クロップ)就任後2試合連続でプレーできた。レスター戦でゴールを決めて、そのたとのサンダーランド戦でもゴールを決めて、そのあとのウエスト・ハムに負けてから切り捨てられている。」

「父親でさえ、俺がリザーブになっていることに腹を立てていて、お前にできることはないって言うんだ。エデン(アザール)やマルアン(フェライニ)にも相談したんだけど、答えは同じ。監督に信頼されていなければ、どうしようもないって言われた。俺はリバプールへ移籍するために準備をしてきたのに腹が立つよ。監督の優先順位にいないってわかってたらサインしなかった。」

「チームメイトのなかには、クロップが来ててラッキーじゃないか、プレーできるぞって言われたりした。ドルトムントでも獲得したかったなんて言ってくれていたのに、同じクラブにいて無視されるなんて理解に苦しむ。なぜ世間は俺が彼のプレースタイルに適応できないっていうのかわからない。俺だってプレッシングはできるし、たくさん動くことだってできる。俺たちはバルセロナスタイルでやってるんじゃないんだから。」

「俺はフィルミーノに次いで得点数では8ゴールで2番目だ。もっと決められていたらよかったけど、そんなに悪くないと思う。リバプールというクラブにふさわしいだけの価値を示すことはできていないのは自分で認めるよ。でも一方でブレンダン・ロジャーズ監督の時に加入したときは、自分の力を発揮するチャンスをもらえる、移籍金の価値を証明できる、リバプールのユニフォームを着用する選手にふさわしい選手だって証明できるって信じていた。でも今…監督が代われば、俺に対する意見が違うかもしれないとは思っていたけど、それが現実になってしまった。」

今でもリバプールで成功することを諦めたわけではない。

「クロップにはもっとゲームに参加しろって言われているけど、自分にその能力はあると思ってる。彼に言われたことを考えて、自分なりにプレースタイルを変えたりして適応できるように頑張ってきたんだけど、よく考えたらリバプールは俺の能力を評価して買ってくれたんだってことに気がついた。自分のアイデンティティをキープしたまま、監督のプレースタイルに適応するのが理想だ。それで上手くいかないなら、上手くはいかない。」

「1月には去りたくなかったし、今もリバプールで成功したいと思っている。どうなるかはシーズンを終えてみないとわからない。」

2016-03-23

チキン大好きアレン

ジョー・アレンが、英雑誌"Chicken & Egg"春版表紙を飾った。なぜ鶏の雑誌にアレン?実は熱烈な動物愛護家の妻を持つアレン。家では16匹の鶏を飼っている。24歳の誕生日に妻から鶏をプレゼントされた時にはサッカー界でも話題になったほど。ペット16匹の鶏それぞれに名前をつけているのだという。今回は妻の後押しがあり、動物愛護の力になれるならとオファーを受けたことを代表合宿場で明かした。

「まさかその話題をもってこられるとは(笑)。これは妻が情熱を持ってやっていることなんだ。妻は動物愛護のチャリティ活動を積極的に行っている。俺もそのサポートをできればと思ってやったんだよ。」

「この決断の裏には妻のレイシーがいた。お互いが動物愛護に関心を持っているんだけど、鶏を救うためにっていうアイデアを出してきたのは妻だった。俺もすごくいいなって思ったからやった。小さい頃から飼っていたっていうわけじゃないけど、商業生活を終えた鶏たちを救いたくって。」

「鶏小屋の掃除となったら俺は姿を消すんだ(笑)。アンラッキーなレイシー!」

スペインで合宿実施

インターナショナルウィークに入り、ユルゲン・クロップは代表招集されていない選手たちを連れてスペインのカナリア諸島で約1週間の合宿を実施することにした。メルウッドを離れ、21℃の温暖な気候のなかトレーニングすることで、週末のサウサンプトン敗戦からしっかり切り替え、コンディションを調節するという指揮官の狙いがある。

クロップは、選手だけでなく、選手全員のパートナーや子供たちも招待した。招待選手はジョン・フラナガン、コロ・トゥーレ、スティーブン・コーカー、ホセ・エンリケ、チアゴ・イロリ、テイシェイラ、キャメロン・ブラナガン、ジョーダン・ロシター、ケビン・スチュワート、ほか多くのアカデミー選手たち。

ナサニエル・クライン、ジョーダン・ヘンダーソン、ダニエル・スタリッジ、ジェームズ・ミルナー、アダム・ララーナがイングランド代表に招集され、クリスティアン・ベンテケ、ディヴォック・オリギ、シモン・ミニョレがベルギー代表に呼ばれている。

ほかエムレ・チャン(ドイツ)、デヤン・ロヴレン(クロアチア)、フィリペ・コウチーニョ(ブラジル)、ママドゥ・サコー(フランス)、ジョー・アレン(ウェールズ)、マーティン・シュクルテル(スロバキア)、ブラッド・スミス(オーストラリア)、ジョーダン・アイブ(イングランドU-21)がそれぞれ母国のため戦う。ロベルト・フィルミーノはハムストリングを痛め代表を辞退し、アルベルト・モレノやルーカスとメルウッドで治療に専念する。

リバプールライフは最高


ブレンダン・ロジャーズのもとではリーグで出番を与えてもらえなかったママドゥ・サコーだったが、ユルゲン・クロップ就任後は守備の中心選手になり、再びフランス代表に招集された。RMC Sportに対し、ファンや選手と強固な関係性を築くことで知られるユルゲン・クロップの人柄に惚れ込んでいる。

「呼ばれて嬉しいよ。リバプールの監督が変わって俺の状況も変わった。サッカーではいろんなことが起こる。一番大事なのは集中し続けること。前監督は彼なりの決断があって、俺はそれを受け入れた。どういう時でも俺はいつも楽しく笑顔で練習してきた。ユルゲンはとても人間らしく、選手やスタッフとの距離感がとても近い。すごく優しいしね。彼はとても表情豊かだけど、嫌な感じじゃない。むしろ彼の表現力は選手たちを鼓舞させてくれる。」
 
試合に出れなくともクロップ就任前に移籍を考えることもなかったというサコーは、マージーサイドでの生活が大のお気に入り。
 
「本当に一度も移籍を考えたことはない。リバプールですごく満足しているんだ。フランスにいた時には、クラブの歴史の本当のすごさを知らなかった。一度足を踏み入れると、最高だよ。雰囲気は良いし、チームは若くてタレントが揃ってる。リバプールの街、ファン、最高のスタジアムが本当に大好き。俺は安定を求めるタイプだから、リバプールは俺にぴったりなんだ。」

 

2016-03-22

いつか一緒にリバプールで


新天地ロサンゼルスでの新生活を楽しむスティーブン・ジェラードがMR PORTER(英国紳士オンラインデザイナーブティック)の特集インタビューに応じ、8か月後にどの道を進むのか、人生の岐路に立っていることを明かした。

なんだかとてもリラックスした感じ。以前よりリラックスできてるのかな?
家族全員がそうかもしれない。俺自身はリバプールを出て明らかにリラックスできてる。なんだか大きな重荷、プレッシャーが下りた感じ。そういう責任やプレッシャーはすごく好きだったから、もう一度背負うことができるならすぐにでもやるよ。今は軽くなった気がするし、プレッシャーが減って、時間に余裕ができて、さらに良いパパや友人になったと思う。

夜中や早朝に起きて試合を観ることに慣れてきた?元チームメイトにメールをしたり?
そうだね。向こうで12:45キックオフだとこっちで朝4:45に起きなくちゃいけないから嫌なんだよ。でも俺はリバプールファンだ。選手じゃなくなった今はサポーターとして選手たちを応援する側だから。試合やどういう試合になるかって気になるし、戦術なんかにも興味ある。BT Sportで働いている時でもできる限り多くのプレミアリーグゲームを見るようにしている。イングランドですぐに仕事できるように分析なんかもやってるよ。

クラブキャリアで唯一欠けているリーグタイトル。最後に勝ち取って終えるのは重要?
すごく重要さ。それが俺の欲しいものだ。今シーズンはリーグタイトルを勝ち取って終えたい。一番狙ってるタイトルはそれだけど、獲得できたからといってプレミアリーグ優勝できなかった穴を埋められるわけじゃない。その痛みは少し軽くはなると思うけど、プレミアリーグでは山あり谷ありだったっていう事実は永遠についてくる。カップでは夢みていたトロフィーを獲得できたけど、プレミアリーグに関しては一歩足らずだった。それは一生拭えない。でも俺より偉大な選手でチャンピオンズリーグを勝ち取れなかったっていう選手たちはいるし、自分が情けないとかっていう気持ちはない。受け入れて前進するのみさ。MLSのリーグタイトルでプレミアリーグの穴は埋められないけど、18ヶ月のここでのキャリアをリーグ優勝で飾れたらいいな。

選手としてあと何シーズンやれそう?
フィジカル的にはMLSなら100%来シーズンもやれる。そうするか?それを望むか?そのチャンスをもらえるか?今はわからない。体や残りのシーズンのフォームをみてみないとわからないけど、自信はある。今は次に何をするか、引退すべきか、あとワンシーズンやってみるか…ってなんだか岐路に立っている感じだ。


引退する時が来たら、次は何をしようと思ってる?
BT Sportと3年契約を交わしたから、しばらくは解説をする。すごくここでの仕事は誇りに思うし、気に入っているんだ。あとはどういうオファーがもらえるのかだね。ここでのシーズンは11月に終わって、欧州リーグはほとんどが5月に終わる。プレイヤーかコーチかで何かしら役をもらえるかもしれない。俺が受けられるのはクリスマスからだ。今コーチングのAライセンスの取得に向けて勉強している。クリスマス頃には真剣に次のポジションを考慮できる位置にいたい。

リバプールファンは、君とキャラガーが、スタジオじゃなくリバプールのトンネルで再び一緒になる日を夢みている。アンフィールドで再び一緒になる日は想像できる?
しょっちゅう妄想してるよ。彼の知識量は本当にすごい。彼が今の仕事のためにどれだけの時間と努力を費やしているか知ってるし、どれほどサッカーを愛しているかってことは一緒にプレーしていた時から知っている。きっと俺たちにはいつか一緒にクラブで働く日が来ると思う。それがいつになるかはわからないけどね。一緒に戻れるか?どうだろう。ジェイミー・キャラガーとまた働きたいか?もちろん。絶対。でもそれを決める人は他人だ。俺たちにとってクラブがどれほど特別かは口にする必要もないほど、みんなよくわかっていると思う。でも他に考慮しなければいけないことがある今、呼ばれても難しいこともあるからね。

リバプール相手に戦うコーチになる自分を想像できたりする?
今日の今まで想像したことなかった。これからも俺はリバプールやFAにどうしても偏ってしまう。選手としてずっと過ごした場所だから。でも現役を引退して、新たなオファーを受けられる状況になり、相手も俺がふさわしい候補者だと思ってくれ、自分の思う役が来なかったら、リバプールを敵に回す役でも受けるよ。

人生の座右の銘はある?
 "努力をした分だけ報われる"。父が教えてくれたモットーだ。サッカーだけじゃなくどの業界でも通じると思う。結果を出すにはそれだけの努力をしなければいけない。その間に周囲の人への敬意を忘れなければ、目指す場所に辿り着ける。


ファッションは好き?
ファッションは好きだよ。洗練されたクリーンで上品なスタイルが好み。テレビに出るときには、多くの人が観ているからできるだけかっこよく見えるように努力するようにしてる。格好には自信あるよ。

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一刻も早く二人で戻ってきてほしい。ファンの夢。

2016-03-21

逆転負けでトップ4遠のく


Southampton 3 (Mané 64', 86', Pellè 83')
Liverpool 2 (Coutinho 17', Sturridge 22')

歓喜の45分から悪夢の45分へ。プレミアリーグ31節の対サウサンプトン戦は、敵地でハーフタイムまで2点差でリード、さらに追加点のチャンスもあった。しかし90分を終えてみれば結果3-2と逆転負け。前半にコウチーニョとスタリッジの2大エースのゴールでリードを広げたものの、ハーフタイムにロヴレンからシュクルテルに代えてから完全にコントロールを失い、失速した。

「完璧な前半でさらに追加点が決まっていた可能性もあった。我々は非常に良いプレーをしてた。でも後半のサウサンプトンを称えなければ。フットボールとはこういうもの。作ったチャンスを生かさなければいけない。後半開始から我々は良くなかった。1点目を許した時点で、これは何かすごいことが起きると予想できた。我々はもっと良いプレーができたが、後半のサウサンプトンは3ポイントに値するプレーをしていた。」

「私は怒ってはいないが、前半あれだけ良いプレーができていたのに何の結果も得られなかったのが残念でならない。またもや我々がものすごく良いチームになれると示したが、肝心なポイントを得られなかった。我々は今日ミスを犯した。今日のミスから学ぶ。」

Klopp had a word with Benteke
3ヶ月ぶりに復帰したシュクルテルの投入が敗因であるといわれるが、前半苦しんだロヴレンを下げる決断を弁明した。

「イエローカード。レフがスタジアムの感情にのまれているような気がしたから、このままでは良くないかもしれないと思った。あれはペナルティだったのかもしれない。わからんが、とにかくペッレへのロングボールが多く入っていたから何か変えなければいけないと思った。センターバックがイエローカードなしにこういう状況を対処し続けるのは難しい。レフリーがちょっと感情的になってると特にだ。」

連勝記録を止めてしまいインターナショナルウィークへ。残り9試合でトップ4に入るためには全勝しなければ難しいと現実の厳しさを自覚しているボス。

「9試合残っているんだからあと27ポイント得られるポイントがある。全勝できれば可能性はあるね。それができなかったら難しいだろう。厳しい状況だし、夢を見てたって仕方ない。試合に勝つのみだ。前半のようなプレーができれば勝てるし、後半のようなプレーになれば無理だろう。」

ドレッシングルームに入る前にピッチでクリスティアン・ベンテケを叱る様子がキャッチされ、公の場ですべきではなかったとという声も。ベンテケは会話の途中で監督のもとを離れトンネルへ。クロップは、同選手との間に問題はないと強調した。

「私は選手に対して"なんでチャンスを活かさない?"なんて言わない。でも時に選手と話をしなければいけないことがあるし、それが私の仕事だ。これから選手たちは代表チームへ合流する。全員に電話を掛けて話をしたくはないから、今日のうちに話をした。それだけのことで、何も問題はない。」


2016-03-20

ヘンダーソン放出リスト入り?

Leaving Anfield in the summer?
今夏の初プレシーズンを前にユルゲン・クロップは、就任後チーム査定を行ってきた。なかでも将来が不安視されているのは主将のジョーダン・ヘンダーソンであるとMail Sundayが報じた。夏にスティーブン・ジェラードからキャプテンバンドを引き継ぎ、チームの核になるかと思われた。しかし足裏の怪我に悩まされ、クロップ就任後も調子が上がらないでいる。

同じ中盤のエムレ・チャンが確実に監督にアピールし続けるなか、ヘンダーソンは伸び悩み、放出の噂が立ち始めた。クラブが放出リストに入れており、トッテナム・ホットスパーがオファーを考慮していると報道された。この件に関し、ユルゲン・クロップは放出の可能性を否定せず、移籍を望む選手は放出を考えるとコメントした。

「今はすべてうまくいっている。だがこの世で非売の選手はおそらくメッシだけだろう。こういうことは起きる。私はドルトムントという選手がベストクラブに引き抜かれていくクラブにいた。受け入れなければいけないことがあるし、そういうときのためにも常にプランB、プランCを用意しておかなくてはいけない。」

「トッテナムについてはただの噂に過ぎないと思うが、ヘンドに限らず、このチームで居心地が悪い、移籍したい、お金がもっと欲しい、プレースタイルが気に入らないなどと私に言ってくるような選手がいれば、監督は考えなくてはいけなくなる。私から言えるのはそれだけだ。」

「もし他のクラブへ移籍したいという選手がいれば、私はその意見を聞く。このチームにいたくないという選手を置いておきたくはないはないからね。シーズン中にそんな問題を抱えたくない。そんな問題で監督を1年間悩ますような選手は、チームにふさわしくない。」

今夜サウサンプトンに乗り込むレッズ。リーグカップ対戦時は6-1と大勝したが、油断は禁物だ。

「サウサンプトンは非常に良いチームだからしっかり準備しないといけない。結果を出すためには100%の力を出し、良いプレーをしないといけない。良いチームラインナップを組みたい。この試合に向け一番良いシェイプの選手を選ぶ。昨日試合を終えたばかりで、この試合のあとには代表戦もあるから、選手たちにとっては非常に忙しい時期だ。全員が残りのシーズンプレーできるようであって欲しい。」


2016-03-19

クロップ古巣と準々決勝対決


ヨーロッパリーグ準々決勝の組み合わせ抽選会が行われ、リバプールはユルゲン・クロップが7シーズン率いた古巣ボルシア・ドルトムントと対戦することが決まった。クロップにとって感動的な古巣帰還になることは間違いない。ユナイテッド戦勝利後、"ドルトムントとは次のラウンドで当たりたくない。決勝で顔を合わせたい。"と明かしていたクロップだが、サッカー界最高峰の物語ができると歓喜した。

「我々みんなとても喜んでいる。昨日は、大会最強のチームと次のラウンドで対戦したいわけがないなんて言ったが、大会優勝を目指すのなら準決勝で最強のチームを破らなければならない。そういうチーム相手なら1度だけの対決で決まるより、2度戦える準々決勝で戦うほうがいい。ドルトムントに私の新チームを紹介できるのは嬉しい。それにこの素晴らしいスタジアムと素敵な街を私の教え子にみせられるのはとても嬉しいよ。サッカーでしか語れない最高の物語だ。」

「両クラブのサポーターが'You'll Never Walk Lone'を歌うのは100%最高の物語になる。世界最高峰の2つのクラブがヨーロッパリーグで対決する。数ヶ月前にこの大会はつまらないと思っていたような人々には、この数週間で意見が変わったと言って欲しいね。マンチェスター・ユナイテッド相手の素晴らしい2試合に加え、今度はドルトムントだ。ドルトムントへ行きプレーできるなんてサッカー界で最高の機会だ。ドルトムントもアンフィールドへ来てプレーするのをものすごく楽しみにしている。この世界で最高のサッカー対決になるし、そうなるべきだ。」

Klopp returns Dortmund for the first time 
思い入れの強い古巣へ帰還することを心待ちにしている一方、'クロップ帰還'の話題ばかりで盛り上がっているのは嫌だという。

「ドルトムントへ行くのは楽しみだ。今でもシーズンチケットを3枚持っているから、息子がしょっちゅう見に行っている。大好きな場所だし、人生最高の出来事がいくつも起きた場所だから当然とても心待ちにしている。でも一方で、私個人的な話題ばかりなのは嫌だ。7年ドルトムントを指揮したあとにブレーク中にマインツのスタジアムに初めて帰った時、大騒ぎされて友人らに会うのも楽じゃなかったし、新監督もいるから邪魔したくないなという気分になった。なぜこうなるのかとか状況はよくわかるが、正直すごく嫌だ。私は自分のやるべきことをする。試合中は選手と試合に集中する。試合後話をしたいというなら話そうではないか。」

「ドルトムントはドイツでは非常に強いチームだ。世界のほかのリーグでプレーしていても今年はチャンピオンズになれるくらい。でもドイツにはバイエルンがいるってのが問題だ!でも5ポイント差だし優勝できるチャンスはある。我々は強いチームに対しとてもいい試合をしてきているから、大舞台での戦い方は知っている。それにドルトムントの選手のことはよく知っているしね。100%知ってるとは言わないが98%は知り尽くしている。この2試合は世界中が心待ちにしているだろう。」

クロップ率いるリバプールは4月7日ドルトムントのヴェストファーレンシュタディオンに、ドルトムントは4月14日にアンフィールドにやってくる。

Can't wait!!ドルトムントを倒せるのはクロップしかいない。最高の欧州の夜になるね。

フラナガンが長期契約にサイン


ジョン・フラナガン(23)が長期契約にサインしたことをクラブが発表した。PFAによると2年+1年の契約延長オプション付の3年契約とみられている。1年8ヶ月間負傷とリハビリを繰り返し、1月に公式戦復帰を果たした。待望の契約にフラノも大喜び。

「この2年間はずっと負傷に悩まされていて、俺の将来を疑った人も多いと思う。でも俺は戦い抜いた。これはそのボーナスだ。プロとしてリバプールと3度目の契約ができて本当に嬉しい。子供の頃からずっと憧れていたものだ。"お前は終わった"っていうような人々を見返してやろうっていう気持ちでやってきて、より強くなって復帰することができた。」

「ユルゲンは本当に大きな力をくれたよ。彼が就任した時は負傷していたけど、ずっとこれまで支え続けてくれている。俺を信じてくれ、時がきた時にはチャンスを与えてくれ、信頼してくれた。彼には感謝の言葉しか出てこないよ。素晴らしいコーチだし、毎日練習に没頭している。メディアでは冗談言ってる姿が印象深いかもしれないけど、毎日練習にきて、選手たちと一緒にいる。」

「彼はこれまで大成功してきた監督だ。ドルトムントでの活躍は誰もが知っている。そんな彼から選手みんなが学んで、身につけようとしているよ。」

ユルゲン・クロップも契約の場に立ち会い、契約成立を称えた。貴重な生え抜きのサイドバックだけに、個人的に交渉に加わったことも明かしている。

「今回私も交渉に入ったよ。数字というより契約の提示やどういう契約にするかとかそういう決断について口を出した。我々にとって非常に嬉しい契約だが、長い怪我との戦いの直後という特別なケースだっただけにフラノにとってより大きなニュースだと思う。世界中には多くのサイドバックがいるが、スカウサーは少ないし、これだけの負傷を乗り越えられる選手も少ない。彼は我々の生え抜き選手だから、彼がここにいてくれるというのは我々もとても嬉しい。」


2016-03-18

練習通りの芸術ゴール


オールドトラフォードで'天才的なゴール'でマンチェスター・ユナイテッドを沈める同点弾を決めたフィリペ・コウチーニョは、試合後UEFAに対し、技ありゴールは練習していたと明かした。

「デ・ヘアと一対一のチャンスを得たとき、同じようなゴールを練習でトライしていたから、ここでやってやろうって思ったんだ。それが運良く決まった。リバプールのキャリアでベストゴールのひとつになったって言えるかもしれない。でもすべてはチームのため。今日はチームが高いレベルでプレーでき、チャンスもいくつか作り、チームの強さをみせることができた。」

宿敵を下しベスト8進出。チームの士気は確実に上がっている。

「今チームの士気はとても高いよ。ヨーロッパリーグでは10試合負けなしで、先週に続き子今夜のマンチェスター・ユナイテッド戦の勝利。チームには目標を達成できるっていう自信がどんどんついている。」

ユナイテッド制し8強入り


Manchester United 1 (Martial 32 PK)
Liverpool 1 (Coutinho 45')

UEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16第2戦がオールドトラフォードで行われ、ヨーロッパリーグ史上最多観客動員数となる75,180人が欧州でのライバル対決を観戦した。リバプールは敵地で1-1のドローで終え、合計3-1で準々決勝進出を決めた。

前半32分、アントニ・マルティアルの先制PKで冷や汗をかいたレッズだったが、前半終了間際にフィリペ・コウチーニョの見事なゴールで同点に追いつく。その後ゴールは許さず、そのままドローに持ち込んだ。欧州の舞台で宿敵マンチェスター・ユナイテッドを退け、ヨーロッパリーグで6年ぶりに準々決勝へ勝ち上がった。ファーストレグより改善されたユナイテッド陣にボールを持たれたが、ほぼ想定内だったとクロップが振り返った。

「ユナイテッドが何かしらのリアクションをみせてくることは予想していた。第一戦よりかなり激しい対決になった。前半はセカンドボールを多くに苦しめられた。セカンドボールの取り合いで70/30くらいで負けていたと思う。ボールを取れた時には、しっかり時間をかけ、非常に良いチャンスを作り出すことができた。」

「ユナイテッドはかなり攻撃的にプレーしようとしていて、良いプレーをしていたが、我々は良いチャンスを作ったから、なんだかリバプールVSデ・ヘアというような感じだった。最後まで激しい争いで選手たちにとって楽な試合ではなかった。チームを誇りに思う。またもやダビド・デヘアが活躍する夜になった。」


試合を決めたのは相手にペースを掴まれる前の"リトルマジシャン"の完璧なマジカルゴールだった。

「フィルの天才が見えた瞬間だった。最高の瞬間だったし、あのゴールが試合を決めた。今日の彼は良いチャンスがいっぱいあったし、あのゴールの前にもビッグチャンスがあった。予想を超えた華麗さだった。完璧なゴールだったよ。」

ベスト8進出で、スパーズを楽々退けた古巣ドルトムント対決する可能性も。古巣との対決は決勝まで取っておきたいようだ。

「次のラウンドでドルトムントと対戦?嫌だ!次のラウンドで最強のチームと対決をしたいわけないじゃないか。私はそんなにバカじゃないよ。でももしそうなったら、当然勝ちに行く。どのみちここから先は楽な試合なんてないからしっかり準備しておかないといけない。私の友人らが皆、我々との対戦を望んでいるが、バーゼルでの対決を望んでる。」

ルイ・ファン・ハールは、チャンスを作りながら決めきれなかったことを悔やみ、コウチーニョのゴールでチームが沈んだとゴールを称えた。

「十分な数のチャンスは作っただけにとても残念だ。こういう攻撃スタイルでいけば、リバプールにカウンターのチャンスがあるということもわかっていた。前半終了間際のあの失点がなかったら、後半華麗な45分が展開できたかもしれないが、ハーフタイムに皆落ち込んでしまった。3点を覆すのはとても大変だ。あの失点がなかったら、可能だったかもしれない。失点はGKのせいじゃない。あれはコウチーニョを称えるべきゴールだ。素晴らしいゴールだったよ。」

2016-03-17

フラナガンまもなく3年契約


スカウスカフーことDFジョン・フラナガン(23)がまもなく3年契約を交わすとTelegraphが報じた。負傷を乗り越え復帰したフラナガンの契約が今季で切れることを受け、イアン・エアCEO中心のクラブ側と選手側で交渉を行った末、先週3年契約で合意した。今後もユルゲン・クロップ改革の一員として大いに活躍が期待される。アンフィールドに生まれ育ったフラナガンは、キャラガーやジェラードのようにリバプールにキャリアを捧げたいと宣言。待望の生え抜きの契約成立を世界中のファンが歓迎するのは間違いない。サインはまもなく。

落ちるとこまで落ちたロヴレン


£2000万というセンターバックとしてはクラブ史上最高額となる値札をつけてサウサンプトンからリバプールにやってきたデヤン・ロヴレン。しかしミスを繰り返し、マスコミやファンに叩かれ、結局ポジションを失うことに。落ちるとこまで落ちたロヴレンは、監督が交代し、移籍から1年半でようやく光が見えてきたとExpressに明かした。

「去年、俺はこれ以上先がないというところまで落ちた。でも自分の力を信じていたから、"ここでは成功できないかもしれない"という不安はなかった。調子が悪いときも戦い続けたいし、俺は絶対途中で諦めたりしない。たしかにあのときのデヤン・ロヴレンは£2000万の札を付け、惨めでとんでもなくダメな奴だった。でも俺は誰かのことを真の価値を知らないうちに決めつけたりしない。2年やってみて全然活躍できないようなら、お前はどこか他へ行った方がいいと言うだろう。でも本当に良い選手なら、良い選手であることは変わらないはずだ。」

「ユルゲンが自信をくれたからっていうわけじゃない。でも彼が後押ししてくれたのは確かだ。"お前は良い選手なんだから、しっかり与えられたチャンスを掴め"って。俺はそのチャンスを掴んだ。だから今もここにいる。彼は”俺は元ディフェンダーだからお前の考えてることはよくわかる"って言われるよ。小さなことが一流と二流のディフェンダーの分かれ目だ。ユルゲンは、"ボールを蹴り出すなら、しっかり蹴り出せ"とか、シンプルなアドバイスをくれたりする。」

クラブが支払った価値が見え始めた今、チームの中心選手の一人になっている。まだ学びの途中であり、クロップのもとでさらに成長したいと意気込んだ。

「今後もっと自分の力をみせられると信じているし、さらに良い選手になれる。まだベストの自分じゃない。まだ少し時間が必要だ。まだ学校で学んでいる段階。31歳のディフェンダーほどの経験もない。今の監督のもとでもっと成長し、もっと良い選手になれるように頑張ってるよ。」

 「ピッチではクラブに10年くらいいるベテランかのように声を出してるけど、周りの選手は俺がハードワークしているのを知っているからかそういうのもリスペクトしてくれているんだと思う。お互い声を出し合ってる。ピッチ上で選手たちがお互いに敬意を持つというのは大事なことだ。俺たちは家族みたいな感じ。加入した時からずっと俺はハッピーさ。」

「上手くいくときあれば、上手くいかない時もあるし、時間が必要なときだってある。いいマネージメントがあるとやっぱり違う。ユルゲンが来てから、多くのことが変わった。俺自身も変わった。彼の哲学はすごく好き。彼のプレッシングを実行するためには、試合でも練習でも常に100%戦う準備をしておかないといけない。俺は7歳までドイツで育ったから、自分のなかにそういうメンタリティがもともと少しあるのかもしれない。」

ファーストレグ忘れろ


木曜日夜にオールドトラフォードでヨーロッパリーグ2nd-legマンチェスター・ユナイテッド戦を控えるリバプール。ユルゲン・クロップは、ファーストレグで2-0でリードする状況ながら、この試合をチャンピオンズリーグのアウェイゲームと並ぶ本格的な準備を行っている。チーム一同は水曜日マンチェスターに滞在し、オールドトラフォードで練習を行った。

FIFAの規定上、欧州の大会でアウェイチームは前日に27マイル以内に滞在しなければならない。リバプールとマンチェスターが35マイル離れていることからユナイテッドはファーストレグでマージーサイドに滞在しなければならなかったが、今回はクラブの申し入れにより特別免除され、当日会場入りすることが認められた。ルイ・ファン・ハールは、国内の試合と同じようにしたいと選手たちを家に帰らせ、アンフィールドで練習はしなかったが、クロップは、前日にしっかりピッチの状態を確かめ、チームを準備させたいと規定通り遠征することにした。

「ファーストレグで我々はいいポジションに持っていくことができた。でも5-0や6-0ではないから明日は気を抜いていられない。ハードワークが求められるし、そうしなければいけないことに問題はないよ。マンチェスターに滞在し、練習することについて考えもしなかった。アウェイで戦うとわかった時点で、前日入りすることは決めていた。ヨーロッパリーグではいつもこうだ。」

「家でリラックスするのは重要じゃない。ここに来る前にホテルで少し休息したし、すべて良好。部屋もベッドも良し。いつもアウェイなら飛行機だからバスで来たっていうのはいつもと違うところだったが、それ以外はほかの欧州の試合と何も変わらない。古巣で欧州の大会に出た時には、翌日の夜にプレーするスタジアムの空気を楽しんだものだ。」


2-0のリードで油断はできない。世界のトップチームを制してきたオールドトラフォードにリバプール嫌いのファンが集うが、欧州の大会を知るクロップは何も恐れることはないと強気。

「ファーストレグで我々はいいポジションに持っていくことができた。でも5-0や6-0ではないから明日は気を抜いていられない。ハードワークが求められるし、そうしなければいけないことに問題はないよ。マンチェスターに滞在し、練習することについて考えもしなかった。アウェイで戦うとわかった時点で、前日入りすることは決めていた。ヨーロッパリーグではいつもこうだ。」

「家でリラックスすることは重要じゃない。ここに来る前にホテルで少し休息したし、すべて良好。部屋もベッドも良し。いつも欧州のアウェイなら飛行機で移動するから、バスで来たっていうのはいつもと違うところだったが、それ以外はほかの欧州の試合と何も変わらない。古巣で欧州の大会に出た時には、翌日の夜にプレーするスタジアムの空気を楽しんだものだ。」

「我々は2-0というリードがあるということは忘れてプレーしないといけない。良い雰囲気の試合になってほしい。我々を嫌うファンばかりでも全然いいんだ。どうせ私は観衆が何を言ってるか理解できないからかなり楽だよ。いい雰囲気の試合にできるかどうかは我々のパフォーマンス次第だ。」

「リバプールファンは3000人?十分じゃないか。彼らが精いっぱい声援を送ってくれれば、その力はチームのパフォーマンスに反映できると思う。これはマンチェスター・ユナイテッドファンとリバプールファンの対決じゃない。お互いのチームの戦いだ。ピッチでのパフォーマンスが雰囲気を変えることはできる。それができればマンユナイテッドが試合を楽しめなくなるかもね。何も不安はないし、恐れもない。これはサッカーだ。ボールは丸いし。何でも起こり得る。」

体調を崩していたジェームズ・ミルナーが復帰したが、練習中にアルベルト・モレノがハムストリングの違和感を訴えた。明日フィットしなければ左サイドはブラッド・スミス又はジェームズ・ミルナーになる可能性がある。(ECHO)

2016-03-16

Transfer Gossip


◆ドイツ代表バルセロナ所属GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(23)をマンチェスター・ユナイテッドと取り合いか。バルサは同選手を高く評価しているが、本人はもっとプレーしたいと明かしている。ユナイテッドがまもなくオファーへ。(Mirror)

◆バイエルン所属FWマリオ・ゲッツェ(23)に£3,150万のオファー準備。バイエルン退団が囁かれるゲッツェは、元師匠であるクロップと時々今でもメールで連絡を取っていることを明かしているが、移籍について話はしていないという。クロップはクラブに同選手の獲得を求めているが、バイエルンでの週給£18万(約2,900万円)が壁となるかもしれない。 (Fichajes)

◆アーセナルとアレックス・チェンバレン(22)の新契約交渉を見守っている。契約残期間が2年となり、アーセナル側は契約延長を望んでいるが、破談になればリバプールは獲得へ動く。(ESPN)  

◆以前からエンポリ所属ピオトル・ジエリンスキ(21)のスカウトを繰り返しているリバプールは、来週にも交渉に入る。素早く、スキルも高いと欧州で高く評価されており、今夏のEUROにもポーランド代表のメンバーに招集される見込み。(Mail Online)

◆フェネルバフチェMFジャネル・エルキン(27)にリバプール、チェルシー、ストークが関心を示している。クロップもファンだという同選手はプレミアリーグへの移籍が濃厚といわれ、リバプールがフロントランナーかと思われたが、現在インテルと合意が近い。市場価格£420万。(Corriere dello Sport)

◇ナポリがゴンサロ・イグアイン放出となれば、ダニエル・スタリッジの獲得を狙う。£2,000万を準備。(Per Sempre Napoli)

◇リバプールアカデミー卒業生ジェローム・シンクレア(19)がワトフォードへの移籍で仮合意。リバプールとの契約が夏に満期となるが、新契約はしない意向。クロップのもとでファーストチームでプレーする機会を与えられた時間は4分だけ。(talkSPORT)

◇リバプールはクリスティアン・ベンテケを夏の移籍市場に出すとみられており、ウエスト・ハム、トッテナム、ユベントスらが関心を示している。関心を示すクラブは多くいるが現在の彼の週給£12万相当の額を支払うというクラブはないため放出できない可能性も。リバプールで出番のないベンテケは、EUROでのベルギー代表のポジションも危うい状況。(Mirror)

2016-03-15

エアCEO退任へ


クラブは、最高経営責任者のイアン・エア(52)が2017年5月をもって退任することを発表した。生涯リバプールサポーターであるエア氏は、07年にコマーシャルダイレクターとしてリバプールFCに入社、09年にクラブ理事に、2011年に常務取締役(MD)、翌年CEOに就任し長年クラブを引率した。FSGは契約延長を、求めたが、本人が現契約が満期となる2017年5月での退任の意向を明らかにしたという。後任は"近い将来"適材を探し、任命したいとしている。ヒックス&ジレット元オーナーの下で経営難をFSG現オーナー会社とともに立て直し、長年クラブを支えてきたエア氏は最後までリーダーシップを示したいとコメント。

「リバプールFCのCEOであることが私のキャリアで最も光栄な役であったならば、その役を退任するという決断は、最も難しい決断であった。この偉大なクラブを引率するという栄誉には多大な責任とチャレンジが伴うが、私は喜んで取り組み、CEOとして成し遂げたことを誇りに思っている。来シーズン終了後に、フレッシュな情熱と気迫を持ってチャレンジとチャンスに挑んでくれる新たなCEOにバトンを渡すのが適期だと思った。新CEOはこの世界で最も素晴らしいオーナーグループと最高のスタッフに支えられることになる。」

「アンフィールドの陰で育った私が、生涯応援してきたクラブに奉仕することができたというのはたいへんな名誉であった。私が下したすべての決断の裏には、偉大なクラブの長期安定と繁栄のためという原則が常にあった。CEOとしての残り15ヵ月間で、FSG、ユルゲン、選手たち、そして最高リバプールのスタッフたちに戦略的リーダーシップを示し続け、スムーズな移行を行っていきたい。」

 2010年のクラブ買収後から同氏を高く評価してきた現オーナーFSGは、感謝する声明を出した。

「彼のリーダーシップのもとリバプールは経営破たん寸前のクラブから、現在の強力な経済力と健全な運営ができるクラブに大変身した。イアンは、献身的で、誠実、かつ情熱的にクラブの長期利益のため全力を尽してくれている。これは我々のオーナーとしての価値観に合致しており、彼がクラブのために個人的な犠牲を払ってくれたことにも大いに感謝している。」

ボルトン借金で 困ったスピアリング


2013年夏リバプールからボルトン・ワンダラーズに移籍したMFジェイ・スピアリング(27)が、ボルトンがリバプールへ支払うべく£10万(約170万円)の支払いを拒否したことで試合に出場できなくなっている。ボルトンはスピアリングの古巣であるリバプールに対し£10万を未払いにしており、ニール・レノン監督はスピアリングをチームから外さざるをえなくなった。ボルトンは同額は支払えないとして値下げを求めたが、リバプールはこの申し入れを拒否。現在、ボルトンは£1億7290万(約285億円)の負債を抱えており、経営破たん寸前ともいわれている。

ボルトンには、リバプールアカデミー卒業生であるスピアリングの移籍金£175万に加え、シーズン出場試合数が23試合に達した段階で£10万の追加費用が発生することになっている。現在同選手の今季出場数は22試合。会見でレノン監督は、クラブはこの金額を支払う余裕がなく、同選手を試合メンバーから除外せざるを得なかったと明かした。チームはプレストン・ノースにホームで2-1で敗れている。

Liverpool Echo

2016-03-14

フィルミーノ:クロップは最高の監督


リバプールのオフィシャルマガジン内で、ロベルト・フィルミーノがキャリア最高の監督に出会ったことを明かした。

「彼は今までで最高の監督だ。いつも俺を起用してくれるから言ってるんじゃなくて、彼のメンタリティやパーソナリティから言ってる。選手全員に自信をくれる。それぞれのポテンシャルをわかっているから、いつも一言二言添えて自信と信頼を示してくれる。選手にとってそういうのはとても大事なこと。彼と働くのをみんなが楽しんでいると思うし、彼のおかげでみんなが伸びていると思う。」

クロップ監督になってからストライカーとして起用されることも多いフィルミーノは、トップでの役を楽しんでいる。

「ストライカーとしてプレーするのは楽しいよ。チームの力になるためにやってるし、プレーできるならどこでも嬉しい。ストライカーとしてプレーするのはチャレンジだけど、このポジションでプレーする準備はしっかりしているよ。」

ライバル対談:キャラガー×スコールズ


リバプールとマンチェスター・ユナイテッドという北イングランドダービーが史上初めて欧州の舞台で実現した。アンフィールドでのファーストレグはホームのレッズが圧倒し、2-0とリード。セカンドレグを前にかつて幾度も火花を散らしてきたジェイミー・キャラガーとポール・スコールズが、この対決について語った。

CARRAGHER: 試合後、ユナイテッドを"めちゃくちゃ"と呼んでたが、もし自分がルイ・ファン・ハールだったらセカンドレグはどう挑む?逆転するためにはどういうチームにする?

SCHOLES: マジで本当に厳しいよ。このチームに逆転できるだけの力があるのかどうか。ただ今回はオールドトラフォードだ。試合に勝てるだけの強さをみせるべき場所だ。でもどうチームを変えようか…(頬をふくらます)。ほとんど選択肢がない。監督はもっとシェイプアップはできるだろうけど、彼はチームを投げ入れ、4バックを選び、あとは勝手にプレーしろっていう感じだった。

CARRAGHER: マンチェスター・ユナイテッド戦で勝てるなっていう強い自信を持てるなんてことは絶対なかったのに、ギジェルモ・バレラが右サイドバック、マーカス・ラッシュフォードが中盤にいて、なんとマイケル・キャリックがいない?って、いけるなこれって自信を持てた。

SCHOLES: チームシートを見て、すぐ“これやられる”って思った。キャリックはプレーすべきだったと思う。マイケルはキャリアでベストな状態ではないかもしれない。負傷して、フィットできていない。でも彼はセントラルミッドフィールドでプレーしなきゃいけない選手だ。彼にはボールを動かす肝が備わっている。アンフィールドは度胸が一番試される場所だ。ボールを動かし、プレーしようという勇気が必要なんだ。

アンフィールドでプレーするのは本当にキツイし、最悪だ。ピッチはものすごく窮屈に感じるし、あらゆることを浴びせられる。でもマイケルはそういう場所でも冷静にボールを持ち、動かすことができる。モルガン・シュネデルランはそれをしようとはしなかった。マルアン・フェライニはそういう状況を打破できる選手じゃない。彼がプレーする理由はひとつ。彼にボールを放り込めば、中盤を介さずプレーできる。これがユナイテッドだと!?フェライニがプレーすればそうなるんだよ。

CARRAGHER: じゃあ元選手、サポーターとしてそういう姿を見ていてどう思う?これまでのユナイテッドを知ってる俺としては、今のユナイテッドのプレーをみてるとロングボールチームになりつつあるような気がするんだ。そういうプレーをみててどう思う?

SCHOLES: 失望。でも心底では、こうなるんじゃないかって分かってもいた。フェライニをプレーさせれば、プレースタイルはひとつしかない。彼にボールをぶち込むだけ。これはマンチェスター・ユナイテッドではない。マンチェスター・ユナイテッドがこうであってはいけない。でも今の俺たちの現状がこれなんだ。ファン・ハールは、ボールを操り、リバプールのプレッシャーを対処できる中盤の選手がいなかったみたいなことを言っていた。ワンタッチでプレーできる選手がチームにいないって。ロングボールをフェライニに入れれば、リバプールにボールを取られないって言ってた。

その戦術は機能していなかった。リバプールはものすごく良かったよ。ユナイテッドの10倍良かったし、とてもクオリティが高かった。フィリペ・コウチーニョがヴァレラをしっかり抑えてた。結果ユナイテッドの選手はみんなポジションを外れてしまっていた。メンフィスはほぼ左サイドバックになってたし!ユナイテッドは中盤が全くコントロールできていなかった。もしマイケルが中盤にいても、リバプールがすごくよかっただけにコントロールはできていなかったかもしれない。でも少なくともトライしていればきちんとポジションに入っていけるチャンスはあったと思う。あとメンフィスがポジションに入っていたとしても彼はひどいからどうだったかな。トップチームとの対戦での彼のクオリティはひどすぎる。マーシャルは今後一流のセンターフォワードになるべく若い選手。まだ20歳の彼は2番手か3番手だ。

2016-03-12

ユナイテッドがユナイテッドファンを非難


木曜日にアンフィールドで行われたヨーロッパリーグの試合中、マンチェスター・ユナイテッドファンが歌ったチャントについて、マンチェスター・ユナイテッドが声明を発表。ユナイテッドファンは、試合中ヒルズボロの悲劇に言及するチャントを叫んだ。"The Sunは正しかった。お前らは殺人者だ。" 

ヒルズボロ悲劇の直後から、クラブは犠牲になった96人のサポーターの遺族とともに正義を求め戦い続けてきた。今もその戦いは終わっていないが、事件の要因は現場警察の警備不備にあったと認められている。アウェイスタンドからの声に会場にいた多くの記者や解説者が呆れ、試合後から「忌むべき行為であり、許されない」と元マンチェスター・ユナイテッド選手含むスポーツ界から大きな批判を浴びた。リバプールは、クラブが行動を起こし、コメントを出した。

「このような過去の悲劇に言及するはチャントは、クラブの価値を反映するものではないというのがマンチェスター・ユナイテッドの立場だ。我々は、クラブのサポーターズクラブに、今後このような行為をしないよう協力を求める話し合いを行っている。」

セカンドレグは、次週オールドトラフォードで行われる。

BBC

2016-03-11

サコーはサッカー界のピカソ


出場選手全員が監督を満足させるハードワークをみせ、マンチェスター・ユナイテッドを2-0で破った。ユナイテッドの攻撃を封じ、守備をリードしたママドゥ・サコーは、PSGでもリバプールでもファンの間で人気度は絶大だが、マスコミからは"動きがぎこちない、不器用な選手"とマイナス評価を受けることも。しかしこの大一番で確固たるパフォーマンスをみせ、メディアから高評価を受けた元PSG主将について、BBCなどで意見番を務める現役選手でありエヴァトニアンのジョイ・バートンは、サコーは唯一無二の天才DFであると称賛した。

『ママドゥ・サコーは、この世で最も型破りで、効率的で、アンバランスで、効果的なディフェンダーだ。彼のプレーを見るのは、皿回し芸を見ているようなもの。観客は皿が落ちるのを待ってる。でもサコーはどういうわけか続けることができる。全てのタッチが運動の法則に矛盾している。この男は天才だ。真の唯一無二の存在。サッカー界のピカソだ。』

この意見を聞いた人気解説者ギャリー・リネカーも賛同した。

『全く同感だ。最初は彼に望みはないと思っていたが、実は彼は異彩の才能を持つすごい選手かもしれない。』

バートンの表現かなり当たってる気が。笑
みんな大好き型破りな偉人Mama♡

ライバルに快勝でベスト8近づく


Liverpool 2 (Sturrdige PK 20', Firmono 73')
Manchester United 0

BOOM! ヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦ファーストレグがアンフィールドで行われ、リバプールはマンチェスター・ユナイテッドに2−0で先勝した。 欧州で初めてのナショナルダービーとあり、アンフィールドは試合開始前から熱気に包まれた。開始から積極的に攻勢に出た前半20分、ペナルティキックからスタリッジが先制ゴール。その後も試合を終始支配し、チャンスを作りだしすも、幾度もGKデヘアに防がれる。しかし勢い失うことなく粘った後半、フィルミーノが73分に追加点を上げ、終わってみれば快勝。思わぬ快勝にユルゲン・クロップは'完璧な結果'としながらも、まだ決まったわけではないと気を引き締める。

「開始1秒から最後の1秒まで非常に良かった。コントロールを失ったのは後半のほんの数分だけだった。2-0は完璧な結果だ。もっと得点差があったほうがよかったが、今夜の試合で批判するところは何もない。一人間としては、人生最高の日だーってお祝いしたいくらいだが、このチームの限界をここで止めたくはない。まだ強くなれるかもしれないからね。後半ではもっといいプレーができたという場面があった。いいポジションにつけているが、次のラウンドに進むためには、もう一度今日のような試合をしないといけない。」

選手全員のパフォーマンスに大満足のボス。

「クライニーがいいプレーをしたのは今夜が初めてではないし、これまでずっと非常に大きな存在だ。だが今夜選手に評価を与えるとすると、いい点数はいっぱいつくぞ。シモン・ミニョレは非常に良かった。ミスもなくすべて良し。フェライニがピッチにいるといつクロスやコーナーが飛んできてもおかしくないから、常に集中していなければいけないから大変だ。エムレとヘンドはいい仕事をしたし、フィル、アダムはとても良かった。ロベルトとダニエルもかなりいい動きをしていたし、交代で入ったジョーもとても重要だった。ディヴォック・オリギもしっかり試合をコントロールできるようにしてくれた。カウンターアタックとなると彼のスピードが脅威だってことをユナイテッドが意識していたから、相手の思うようなプレーができなかったんだと思う。選手を比較したくはない。今日は全員のパフォーマンスに満足している。」

熱気に包まれたスタジアムは、確かにチームを後押しした。

「アンフィールドは最高だった。一人一人にお礼を言いたいよ。開始から終了まで楽しめた。ここに来る前から知っていたアンフィールドだった。本当に最高。」


ルイ・ファン・ハール監督は完敗を認め、奇跡を起こすためにはオールドトラフォードでアンフィールドのような雰囲気を作ってほしいとファンに呼びかけた。

「今日のアンフィールドのような雰囲気を作り出すことができれば、なんでも起こり得る。今日十分なチャンスを作ることができなかったという事実は否定できない。リバプールのディフェンスが非常に良かったと称えなければいけないだろう。得点するためにはもっと改善しなければいけない。リバプールのハイプレスに対応できていなかった。1点目も2点目も軽く失点されてしまった。今日はリバプールの方が良かったし、多くのチャンスを作っていた。デヘアは素晴らしかったよ。我々もホームで今日のような雰囲気を作り、相手にプレッシャーをかけなければいけない。」

BT SPORTSの解説者として古巣を見守ったポール・スコールズはスタジオで檄を飛ばした。

「ユナイテッドはめちゃくちゃだった。何をしようとしているのか全くわからない。前半は驚きのひどさ。後半は昨シーズン大失敗した3バックに戻した。そして今夜もまたひどい出来だった。5点取られてもおかしくなかった。リバプールの方が10倍良かった。なんでララーナにあれだけのスペースを与える?誰か止めに行け!タックルしろ!」

2016-03-10

EPLユナイテッド戦プレビュー

史上初、ングランドの名門であり超ライバルの2クラブがヨーロッパの舞台で対決する。プライドをかけた負けられないホーム&アウェイ1本勝負。各紙の予想!



Team News

Liverpool
▶ダニエル・スタリッジとフィリペ・コウチーニョが先発に復帰予定。
▶ナサニエル・クラインが右サイドバックに復帰。ジョン・フラナガンはEPL未登録。
▶リーグでレッドカードを受けたジェームズ・ミルナーだが欧州では出場可。しかし体調不良のため練習を欠席しており、プレーできない可能性あり。

Manchester United
▶ジェシー・リンガードが出場不可のため、メンフィス・デパイがスタートか。
▶アントニオ・バレンシアがベンチ復帰予定だが、バスティアン・シュヴァインシュタイガーは間に合わない。
▶アドナン・ヤヌザイ、ティム・フォスメンサーは出場資格なし。
▶前回対戦時、決勝点を決めた主将ウェイン・ルーニは負傷のため欠場。

予想Ⅺ
数字はWhoScored.comによる選手評価


Key Battle
Sky Sportsより

Liverpool Robert Firmino vs Manchester United Chris Smalling

ロベルトフィルミーノ
ホームのファーストレグでアドバンテージを握るための結果に貢献できるだけの調子の良さがある。移籍直後はその移籍金額に見合う活躍が観られなかったが、クロップはフィルミーノのベストフォームを引き出している。2016年は9試合で7ゴール4アシストを記録し、WhoScored.comの選手評価で第2位。さらにビッグマッチで成果を出す傾向にある。

クリス・スモ―リング
良いリズムが続かないユナイテッドのなかで、最も安定感のある選手。前回のアンフィールドで勝利を掴んだ試合でマン・オブ・ザ・マッチに選出された。今回もあの時の動きをリピートすることが求められる。6度のインターセプションに成功した前回時と同じように、今調子のいいリバプールの好調なフィルミーノをしっかり抑えることができるかが鍵となりそう。リバプールのフォワードは深く構える傾向にあるため、スモ―リングはゲームを読むだけでなく、ゴール前での動きをしっかリ止めなければいけない。

Manager's Voice

Jürgen Klopp
"こういう試合はサッカー界の誰もが若い時に憧れる試合。古くからのライバルが戦うダービーがノックアウトの大会で見れる。この2試合でユナイテッドをもっと困らせてやりたいと思ってるよ。リバプール中がそのチャンスを心待ちにしている。お互いがなかなか良い状態だ。過去4回の対戦で我々は敗れているから、ルイ・ファン・ハールとユナイテッドのほうに大きなプレッシャーがあるのかもしれない。でも前回までの勝利はこの試合で何の意味もない。ユナイテッドに我々とかけ離れた優れたクオリティがあるとは思えない。我々の実力はかなり近い。"

Louis van Gaal
"イングランドはこの大会についてネガティブな考えを持ってるようだが、ミッティラン戦でも58000人が観戦した。セカンドレグのリバプール戦は75,000席満席になると思うし、今回のアンフィールドも満員だろう。この大会はそれだけお互いにとって重要な大会だ。リバプールを'敵'だと考えてる人が多くいるようだが、私はそうではなく'対戦相手'だと思っている。対戦相手は打ち負かしたい。リバプールのようなチームを倒せば、ファンがいつも以上に喜んでくれる。私のためというよりファンのために勝ちたい。"

How to Watch in Japan
3月11日(金)午前4:55~ スカパーCS800(スカチャン)

2016-03-09

欲しいのはチームプレイヤー


現在来シーズンに向けた補強に終日励んでいるユルゲン・クロップ。ドルトムントのマーケティングダイレクターであるカルステン・クラマー氏がBT Sportsに出演し、クロップの好みの選手を明かした。

「ユルゲンが獲得しようと関心を示していたストライカーの話がある。その選手の映像をいくつか見た彼は、"このストライカーが欲しい"と言った。そのあとの映像で彼がゴールを決めたシーンがあった。それを見たユルゲンは、ゴールセレブレーションを見て、『こいつはドルトムントに向いてない。クラブじゃなく自分のためにセレブレーションしてる』って言っていた。ここではクラブ全員が、一番大事なのはクラブだってことをわかっている。ユルゲン・クロップを雇用する上でこのブランド哲学は非常に重要だったよ。」

クラマー氏は、ドルトムントでベンテケの獲得を試みたという話も事実であることを認めた。

「ユルゲンがドルトムントにいた時に確かにベンテケを獲得しようと言っていた。だが当時彼は非常に高価で、我々には手が届かなかった。交渉はしたが、彼の移籍金は£2,000万以上で、我々には絶対出せない金額だった。ユルゲンが彼のことをどう見ていたのかは知っているし、確信があったようだよ。でも今リバプールでプレーする彼をみてると…というかほとんどプレーしていないね。」


スアレスが帰ってきた理由


多忙スケジュールの合間のわずかな休暇を利用し、メルウッドに帰ってきたルイス・スアレス。その理由をLFCに明かした。

「リバプールは本当に大事な存在だ。今日はみんなに会えて良かった。ここで働く人たちはとてもいい人ばかりで、みんなが恋しかったから、友人たちの顔を見に来ることにしたんだ。とても良き友人たちがいる。3年半ここで最高の時間を過ごすことができた。それだけいい思い出のあるところは絶対忘れない。今もリバプールの試合はできる限り観るようにしているし、結果も常にチェックしてるよ。今のリバプールがどうなのかなって興味あって今日来たんだ。俺にとってそれだけとても大切な存在だからね。」

We miss you too much. Come back anytime!

2016-03-08

スアレスが帰ってきた


バルセロナで休暇中のルイス・スアレスがリバプールに帰ってきた!友人に会いに帰ってきたスアレスは、メルウッドに立ち寄り、元チームメイトやスタッフと再会。リバプールの練習を見学した。レッズのカメラマン、ママドゥ・サコーが映像を公開している。


オジョのハットトリック

U-21のリバプール対ミドルズブラ戦が行われ、シェイ・オジョ(18)がハットトリックを決め勝利に導いた。チームは3-2で勝利。ファーストチーム若手のダニー・ワードやブラッド・スミス、ジェローム・シンクレア、ライアン・マクローリン、ペドロ・チリベラらが出場し、試合は終始レッズが支配した。

First!

Second!

3点目がみつからなーい。泣

ベンテケ:移籍考えたことない


クリスタル・パレス戦で劇的逆転勝利を決めたペナルティキックは、ベンテケにとって14試合ぶりのゴールとなった。6試合先発出場なし、ユルゲン・クロップのストライカーランクで下位のベンテケは、1月にも移籍が囁かれていた。だがベルギー紙HLNの取材に対し、リバプールでのキャリアを諦めていないと決意を語った。

「厳しい状況だけど、そういう状況にも耐える準備はしていないといけない。キャリアでは、常にいいことばかりじゃない。厳しい時期というのは誰だって必ずある。真の戦士、強い男というのは、一番厳しい状況の時こそ立ち上がれる奴だ。そこに背を向けてはいけない。1秒でも1分でも5分でも30分でも、俺は監督がくれるひとつひとつのチャンスを掴まなければいけないんだ。」

「俺にはこの厳しい時期を乗り越えてやるという目標と決意がある。簡単に諦めたりしない。最後まで闘う。1月の移籍を考えたことはない。リバプールを出たいと思ったことはない。」

その与えられたチャンスをしっかり掴んだ日曜日。ペナルティキッカーは自ら志願した。

「レフがペナルティを差したとき、すぐに俺に任せてくれと言った。俺がやるしかないと思ったし、自分のなかでは決まるって自信があった。チームに貢献できて嬉しい。本当にチーム全員が頑張ったし、攻撃ではディヴォックがよくやってた。相手は少し疲れてたから、俺にはちょっと楽な状況になってた。これからもっと多くのゴールを決めたい。でもチームの勝利が何より大事さ。連勝できて嬉しい。また気持ちを切り替えてしっかり集中したい。木曜日のマンチェスター・ユナイテッド戦は非常に大事な試合だ。ヨーロッパリーグでもいい結果を出したい。」

ジェイミー・レドナップは、クロップ好みでないベンテケだが、彼のゴールがなければ今頃レッズはボトムハーフにいたといい、チームに貴重な選手であると提言した。

「クリスティアン・ベンテケにとって今季はタフなシーズンになっている。ユルゲン・クロップは明らかに彼を気に入ってないが、価値あるゴールを決め続けてくれるのであれば文句は言えないだろう。これで今季ベンテケのゴールは9ポイントの価値がある。この9ポイントがなければ今頃リバプールは14位だ。彼は良い選手だが、クロップのスタイルには合わないのかもしれない。まだクロップのスタイルが何なのかよくわからないが、それは来シーズン見れるだろう。もしもクロップがベンテケを売るというなら、価値あるゴールをもたらす彼の価値は下がっていない。」

2016-03-07

フィルミーノ代表追加招集


ロベルト・フィルミーノがW杯予選に向けたブラジル代表に追加招集された。MFカカが負傷のためブラジル代表から離脱し、フィルミーノを追加招集するとブラジルサッカー連盟(CBF)が公表した。ほかレッズからはフィリペ・コウチーニョが招集されている。ブラジル代表は25日にブラジル・レシフェでウルグアイ代表と対戦。

フィルミーノは昨日のクリスタル・パレス戦でゴールをあげるなどこれまで多くのアシストとゴールでチームに貢献。ジェイミー・キャラガーは、『フィルミーノはあまり目立つ動きをしないがきちんとゴールやアシストで成果をもたらす選手』と試合後に称賛。スティーブン・ジェラードも同選手にInstagramで拍手を送った。


Steven Gerrardさん(@stevengerrard)が投稿した写真 -

気持ちで勝ち取った3pts


Chrystal Palace 1 (Ledley 48')

Liverpool 2 (Firmino 72', Benteke 90+6')

アウェイで1-0でリードされ退場選手を出すも、10人で2-1の逆転勝利を収めたリバプール。終了間際のPKで3ポイントを手にし、リーグ3連勝。目標のトップ4に6ポイント差に迫った。

「あの退場で何か変えなくてはいけなくなった。フィルをピッチに入れて、右ウィングにミルナーを置けば、フラノより攻撃的にいけるなと考えていたんだ。こういうことはサッカーの世界では起きる。私にとって初めての体験でもないが、ミリーにとっては初めてだったのかな?大した問題じゃない。1人減っても、攻撃面では問題にはならない。11人で一気に攻撃するわけじゃないんだから。守備では11人いたほうがいいからそのための3-4-2の策を投じたんだ。」

「こういう状況ではフォーメーションよりパッションがものを言う。我々はよくやったし、運も味方してくれた。90分間の戦いをみれば我々はあの好運に値すると思う。あの時点では誰も我々が追加点を決めるとは思っていなかったと思う。でもクリスティアンには考えがあった。ボールを持ちボックスに入り、ファウルのチャレンジを受けた。彼はしっかりペナルティというチャンスを決めた。非常にいい試合だった。」


 一時は負傷者多発で選手不足に陥ったが、決勝点を決めたベンテケ含め控えの選手のレベルは格段に上がっている。クロップの監督キャリアで最強のベンチになったと喜んだ。

「正直私の15年の監督キャリアでこんなにレベルの高いベンチを持ったことはないね。ベンチはとても大きな鍵だった。これほどのレベルの選手がベンチにいるということは、ピッチ上にもいいチームがいるってことだ。高い目標を持つチームには必ず強いベンチが必要だ。100%フィットしている100%好調な選手がベンチにいれば、ベンチはさらに強くなる。今日は我々にとって初めてそういうベンチだった。」

「今後もこういうベンチが続いてほしいよ。先発で出れないことに腹が立ってる選手がいても問題ない。ピッチでその怒りをみせてくれればいい。私の元へきて『なぜプレーさせてくれないんだ!』なんて言っても無駄。シーズンは長いし、これから重要な試合も控えている。試合の数より選手の数のほうが多くなったのは初めてだ!この状況を試合で活かしたい。」

クリスタル・パレスのパードュー監督は、『コンタクトはなく、ベンテケはダイブした』とペナルティの決断に激怒。しかしクロップはジャッジは間違っていなかったと主張した。

「あれは間違いなくペナルティだ。走っているところに触れられば倒れる。膝とコンタクトがあった。私の見解ではあれはタッチ以上のタッチだった。」

2016-03-06

監督マルコヴィッチを歓迎


フェネルバフチェにローン移籍中のラザル・マルコヴィッチが治療のため現在メルウッドに戻っている。来シーズンに向けチーム編成を考えているユルゲン・クロップは、ウィンガーであるマルコヴィッチを来季歓迎したいと明かした。

「彼は今負傷して戻ってきている。だが彼は我々の選手ではないから、またトルコへ戻らなければいけない。彼がここにいる間に、来シーズンについて話をするつもりだ。プレシーズンが始まったら歓迎し、『あとはお前次第だ』と告げるつもりだ。この世界ではそういうもんだよ。プレシーズンは長い。もし彼が7月2日にリバプールにいたいというなら歓迎する。」

「我々はウィンガー不足だ。プレシーズンにいる選手全員にプレーするチャンスを与える。それに欧州大会に出るとなればチーム層が必要だ。プレシーズンは長いから自分の力を証明するチャンスが多くある。」


2016-03-04

ルーカス6週間離脱


キャピタルワンカップ決勝戦で負傷したルーカスが大腿四頭筋を痛め全治5〜6週間を要する負傷であることがわかった。クリスタルパレスとの試合前会見に出席したユルゲン・クロップが、PK戦後に発覚した時の予想より深刻な症状であったことを明かした。ミッドウィークのマンチェスター・シティ戦で欠場したFWダニエル・スタリッジとDFママドゥ・サコーは練習に復帰し、通常通り練習を行っている。

2016-03-03

BOOM!

ヘビーロックでエンジン全開でマンチェスター・シティに完封勝利…
最高のホームゲームをクロップが一言で表すとこうなる。

 

Challenge of the Day 
"コロのタックルは今日のベストチャレンジ賞!信じられない。アグエロだったしもうゴールだな、それかサイモンがワールドクラスのセーブをしないとな〜って思ってたらコロ!信じられなかったよ。素晴らしいチャレンジだった!" #KeepKolo
Moment of the Day
"ジョンとスターリングはベストフレンズじゃないんじゃないかな(笑) 。少なくとも今日は友達じゃないぜって見せつけた。ジョンは非常に賢い試合をした。セーブすべきところではエネルギーをセーブしていた。" #ScouseCafu

😂The best manager in the world❤️

バイエルンが負けて爆笑のクロップ

Icing on the cake! クロップの古巣マインツがバイエルンの連勝記録を止めた。そのニュースを聞いたユルゲンはマンチェスター・シティに完勝後、ビッグスマイルで爆笑☺



Something's tickled Jurgen... Watch his full interview http://bbc.in/1UzTcGc
Posted by Match of the Day on Wednesday, 2 March 2016

完封勝利でリベンジ果たす


Liverpool 3 (Lallana 33', Milner 40', Firmino 57')

Manchester City 0

“必ずやり返してみせる。いつまでも落ち込むのはバカだけだ。”リーグカップ決勝戦後のユルゲン・クロップの言葉通り、リバプールは日曜日に敗れた悔しさをアンフィールドで見事に晴らした。日曜から先発6人を入れ替え挑んだマンチェスター・シティ戦。リーグ優勝を狙うシティをアンフィールドで3-0で完封した。序盤から気を引き締めていたレッズは34分にララーナの20ヤードゴールで先制。6分後にはジェームズ・ミルナーが追加点を決め引き離すことに成功。後半には日曜日静かだったロベルト・フィルミーノが3点目を決め勝利をものにした。

ユルゲン・クロップはこの勝利を今後のモデルにしていきたいと選手たちのメンタルの強さを賞賛した。

「非常に満足している。93分のすべてに大満足。開始からとても良かった。決勝の後には決勝のことばかり口にしていたが、この試合の後にはこの試合のことを話題にできる。決勝に敗れとても落ち込んでいたし、それが今日の試合にネガティブな影響を与える可能性もあったから、今日これだけのリアクションができたことはとても重要だ。選手たちはホイッスルが鳴った瞬間から本当に素晴らしいプレーをしてた。活き活きしてして、しっかり規律を守り、いい意味で怒っていた。プレッシングの準備もしっかりできていたし、いいプレスができていた。カウンタープレスも良かった。」

「今夜はしっかり集中できていた。これは今後の模範になるべき試合だったと思う。多くの人がリバプールはこういうプレーは続かないと言うがね。サッカーの試合でエネルギーをセーブできるのは、ボールを持っている時だけ。そこで素早く、セーフに、シンプルにプレーすればエネルギーはセーブできるんだ。後半はそれがよくできていた。前半の終盤はそこに問題があったんだ。」

「セーブしたエネルギーはプレスやカウンタープレスに使う。私自身の経験から、今後ずっとこんな試合をできるかといえばそうは思えないが、今日は選手たちが重要なサインをみせてくれた。我々にはこういう試合ができると。アンフィールドでもこういうプレーができるんだと。今日の試合を観たリバプールファンは93分間は日曜日の敗北を忘れ、とてもいい夜を過ごすことができただろう。」


2016-03-02

ヘンダーソン:フラノに契約を


リバプール生まれのアカデミー育ちジョン・フラナガンの契約が今季限りで満期になることを受け、ジョーダン・ヘンダーソンはジェラードやキャラガーを継ぐ貴重な選手であると早く契約を交わすよう訴えた。

「フラノはどこでも手に入るような選手じゃない。彼やスティービー、キャラはリバプールのアカデミー育ちだ。ファンが一体感を感じられる選手だし、実際彼らはファンの一部だ。彼は家族全員がリバプールサポーターで、子供の事からリバプールを応援している。彼はこの2年苦しんだけど、俺は彼の裏側での頑張りを見てきて本当にすごい奴だと思った。彼はチームにとってとても重要な選手だし、クラブにとってもファンにとっても大きな存在だ。彼の契約を解決することは全員にとっていいことさ。」

「彼がどれほどハードワークをしてきたか、彼の離脱中の姿勢はみてきた。俺も3~4ヶ月離脱しただけですごく長く感じたし、それまでそんなに長く戦列を離れたことがなかったからすごく辛かった。彼は深刻な負傷で2年もそれに耐えたなんてすごすぎる。今は毎日笑顔で練習に来て、しっかり仕事をしてる。彼のような人には報酬が与えられるべきだ。チームに戻った彼は離脱なんてしていなかったかのようにプレーしてる。彼は素晴らしいし、練習でも全く同じさ。」

このヘンダーソンの訴えを受け、ユルゲン・クロップは当然視野にあり、慎重に進めるとコメント。

「当然フラノの件は考えている。フラノがチームに復帰したというのは今一番嬉しいことだが、これだけ長期の負傷をしたときは経過をみなければいけないし、慎重にならないといけない。今の我々はそういう状況だが、フラノにとっては楽な状況じゃない。彼には高い能力があるが、忍耐力が一番かもしれない。この長かった道のりで耐えなければいけなかった。1試合すればリカバリーに2~3日かかり、激しい練習では途中で止めなければいけないようなこともあった。彼も大変だったし、我々にとっても理想ではなかった。でもフラノは我々の生え抜き選手だ。我々にできることはすべてやる。お互いにとってポジティブな解決策がみつかるといい。今の段階ではこれ以上言うことはない。今後話し合って決めるよ。」

オーナーから多額の補強予算が与えられたと報じられており、選手との接触の噂が次々立ち始めている。監督として初めてのプレシーズンに備えるクロップは、来シーズンに向け準備を進めていることを明かした。

「当然来シーズンに向けて準備はしている。どこよりも早くオファーを出せばいいというものでもないが、できるなら最初にオファーを出せるクラブでありたい。でも考慮することも多くあるから、オファーのタイミングは適期を待つべきものもある。補強について今言えることはない。ひとつひとつの決断を報告したりしないが、毎日終日そのために働いている。仕事は試合の準備だけじゃない。試合の準備はメインの仕事だが、未来に備えることも我々の仕事だ。」

英Times紙によると、フラノは今夜のシティ戦で先発出場見込み。

ルーカスが負傷


日曜日のカーリングカップ決勝でマンチェスター・シティに敗れた3日後、再びシティとのリーグ対決が待っている。ユルゲン・クロップが会見を開き、延長戦まで戦った選手たちのフィットネスを報告した。

「まだもう少し待ってみないとわからないがルーカスの状態は良くない。彼は出場不可。ペナルティを蹴った時に筋肉を傷めてしまった。もう少し待てば状況は変わるかもしれないが、彼は出れないと思う。」

「ママはまだ良くわからない。あの時はサイドラインから決断をしなければならなかった。正しい決断だったと思う。でも今は特に問題はないと聞いている。あとはドクターの最終意見を待って決める。」

痙攣しペナルティを蹴れない状態だったダニエル・スタリッジはしばらく経過観察が必要だという。

「ダニエルは試合で痙攣してたから、もう少し待ってみる。明日の試合でリスクを冒したくはない。出れる選手でチームを決める。誰が選べるのかはもう少し待てばさらに状況がわかる。試合のラインナップは明日になればわかるよ。」

マンチェスター・シティも選手を入れ替えてくると予想。お互いが勝つためのチームを敷く。

「ジョー・ハートは戻ってくるだろう。ヤヤも足を攣ってたから、彼が出ないとなれば彼らにとって大きな変化だと思う。ナバスが戻ってくるのかな。この試合はシティにとって非常に重要な試合だし、我々にとってもそう。100%フィットしていない選手でもいいかっていう試合じゃない。『シティだし負けてもいいや』なんて考えながらチームを入れ替えたりしないし、『クリスタル・パレス戦でもっといいプレーができればいいや』っていうわけでもない。この激しい試合で誰がフィットしているかによるし、両チームがベストチームを組んでくると思う。」

「しっかり準備ができてるということをみせなければいけない。シーズンはまだ終わっていないし、多くの試合が残っている。決勝で敗れたのは残念だが、我々が非常に悪いパフォーマンスをしたというような試合ではなかった。いいところは多くあったし、強いチームになれるというところはみせられた。それを明日の試合でもみせたい。ああいう敗北のあとには、チームが前より貪欲であるってことを試合で示すことが大事だ。」


2016-03-01

Transfer Gossip


◆FSGから夏に多額の補強予算を与えられるユルゲン・クロップが元教え子のバイエルンFWマリオ・ゲッツェ(23)を夏のトップターゲットとしてリストアップ。推定市場価格は約£3,800万。チャンピオンズリーグのないリバプールへの加入を説得するのは難しいかもしれない。(Telegraph)

◆アーセナルで出番のないアレックス・チェンバレン(22)に接触。古巣サウサンプトンに加え、エバートンも関心を示している。(Fichajes)

◆1月に獲得を試みたポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(21)を夏にも狙う。現在エンポリからウディネーゼにローン中。ウディネーゼのオーナーはワトフォードのオーナーでもあり、現在交渉中。(Telegraph)

◆レスターに所属DFベン・チルウェル(19)に関心を示している。アーセナルやトッテナムも獲得を狙う将来が期待されるイングランドの新星だが、レスターは手放す気はない。(Daily Mail)

◆アヤックス所属MFリーシェドリー・バズール(19)へ夏のオファーを準備。市場相場は£2,000万とも言われ、バルセロナやACミラン、アーセナルも関心を示す大型新人。(TalkSPORT)

 ◆リバプールがアーセナルとチェルシーとナポリFWゴンサロ・イグアイン(28)を取り合いか。違約金は£7,700万と超高額の同選手は、現在ナポリと契約延長に向け交渉中だが、会長は放出も視野に入れている。(Gazzetta dello Sport)

◇ラザル・マルコヴィッチがフェネルバフチェから夏に帰ってくる予定。フェネルバフチェのレギュラーとして活躍する同選手をクロップはリバプールでプレーさせたいと呼び戻し希望。(Daily Mail)

◇クロップが評価していないFWクリスティアン・ベンテケは夏に移籍を考えるかもしれない。1月に中国からオファーが届いていたが拒否。クロップのもとでプレーしたいとポジション争いに闘志をみせており、監督との関係も良好。だがランクではオリギの下のにいることから、夏に移籍の可能性も。(Daily Mail)

◇ジョー・アレン(25)が来季で契約最後の年になるが、リバプールはまだ契約更新の意志はみせていない。古巣スウォンジーへ帰ることを考えているとか。(Express/ Daily Mail)

ジダンの選ぶプレミア歴代ベストイレブン



現レアル・マドリード監督であり、サッカー界で最も優れた歴代選手の一人と称されるジネディーヌ・ジダンが、雑誌Shortlistでプレミアリーグ史上最強ベストイレブンを選出。リバプールのMFスティーブン・ジェラードをかつて"世界一の完全無欠なMF"だったとベストイレブンに選んだ。

“一時、彼は世界最高のミッドフィルダーであった。マドリーに彼と一緒にプレーしたいと告げたことがあるが、彼はリバプールにロイヤルだった。リバプールは本当にラッキーだ。なぜなら彼のプレーを見るのは本当に楽しかったし、完全無欠の中盤の選手だったからだ。”

ジダンが選出したプレミアリーグ史上最強ベストイレブン

GK ピーター・シュマイケル
LB アシュリー・コール
CB ヤープ・スタム
CB リオ・ファーディナンド
RB ギャリー・ネヴィル
MF クロード・マケレレ
MF スティーブン・ジェラード
MF パトリック・ヴィエラ
MF ポール・スコールズ
FW ティエリ・アンリ
FW クリスティアーノ・ロナウド