2016-05-31

Transfer Gossip


◆ナポリ所属FWゴンサロ・イグアイン(28)がリバプールへの移籍を望んでいる。プレミアリーグへの移籍を希望しており、これまでアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドとの接触が報じられてきたが、ユルゲン・クロップのもとでのプレーを希望。(Mirror)

◆リバプールへの加入が濃厚と噂のマリオ・ゲッツェ(23)は去就について聞かれ、"今はEUROに集中したいから移籍について話はしなくない。"と移籍について否定せず。すでにリバプールへの移籍は内定しており昨年末にすでにクラブと交渉済。本人はイングランドでの新生活に向け準備しており、新居も探している。(Star)

◆ボルシアMFマフムド・ダフード(20)をリストアップ。トッテナム、ボルシア・ドルトムントも関心を示す期待のボックストゥボックスタイプのミッドフィルダー。(Goal)

◆レッズがリストアップしているとされるバルセロナMFアレイクス・ビダル(26)のコストは、バルセロナが放出を希望していないため違約金額£4,500万になる。イングランドの複数のクラブが関心を持っていると代理人が明かしている。(Mundo Deportivo)

◆フランス出身ヴァランシエンヌ所属DFアンジェロ・フルジニ(19)獲得へ動く。19歳ながらシニアのフランス代表に招集されるほどの才能を発揮している。次世代スターとして期待され、欧州のクラブが関心を寄せていることからリバプールは早めに手を打つことに。(TalkSPORT)

◇ミランでのローンを終えたマリオ・バロテッリの買い手として、トルコのガラタサライが手を挙げている。プランデッリ監督は"マリオを指導するのはそんなに難しくないし、悪い奴でもない。彼を支持し続ける。素晴らしいポテンシャルを持っている。"と前向きなコメント。(Express)

◇リバプールアカデミー卒業生ジョーダン・アイブを市場に出し、オファーを受け入れる。活躍が期待されたがファーストチームで存在を発揮できず。ワトフォードとサウサンプトンが関心を示している。(Mail)

◇移籍が噂されているジョー・アレンの代理人は、『契約延長の話もなければ、移籍の話もしていない。ジョーはリバプールと1年の契約を残している。もしもリバプールがジョーを放出する気なら、相当の額になるだろう。』(Echo)



2016-05-29

Good Luck Torres


今夜生まれ育った故郷のアトレティコ・マドリードとチャンピオンズリーグ決勝の舞台に立つフェルナンド・トーレスへスティーブン・ジェラードから応援メッセ♡
“君が生涯夢に描いていた故郷のクラブでチャンピオンズリーグ王者になるという夢が今夜叶うことを祈っている。がんばれ友よ!”

2016-05-28

サコーにEURO出場のチャンス


禁止薬物を使用の疑いがあるとしてUEFAから5月28日まで30日間の暫定的謹慎処分を受けているDFママドゥ・サコーだが、UEFAが暫定的な処分を延長しないことを決めたためEUROに出場できる可能性が浮上したとPress Associationが伝えた。UEFAはサコー側の訴えを受け、同選手が使用していたとみられる脂肪燃焼薬物が禁止リストにあること自体が適切なのかどうかの調査をまず実施することにした。そのためサコーに対する処分は保留となり、フランス代表としてEUROに出場することが可能になった。フランス代表メンバーの最終決定期限は5月31日。クラブはコメントを出していない。

2016-05-27

シュクルテル移籍の可能性90%


今夏移籍が噂されているDFマーティン・シュクルテル(31)の代理人がスロバキアのTV Markizのインタビューに応じ、9年のリバプールのキャリアに終止符を打つで可能性は90%と明言した。

「ベシクタシュがマーティンに関心を示しているクラブのひとつであるということは確かだが、ベシクタシュに移籍するとかどのクラブへ行くと断言できる段階にない。だが確かに言えるのは、90%の確率でリバプールを去る。だがまだ何も決まったわけではない。」

アンフィールドに奉仕してきたベテランの同選手はユルゲン・クロップのもとで出場機会が激減。さらに夏にはDFジョエル・マティプ(24)の新加入が決定していることから移籍を決意したとみられる。


2016-05-25

若手ドイツ人GK獲得


リバプールはFSVマインツからドイツ人の若手GKロリス・カリウス(22)を獲得したことを正式に発表した。リバプールはマインツと同選手の違約金にあたる移籍金£470万を支払うことで合意。5年契約にサインした同選手は、来月から正式にリバプールの選手となる。マンチェスター・シティで2年間プレーした経験を持つ。正GKシモン・ミニョレとナンバーワンを争う存在として期待されている。

「こんなクラブの一員になれるなんてとても光栄だ。特別な歴史と素晴らしいファンがいる。アンフィールドでプレーするのがすごく楽しみだ。監督のチームや選手に対する考えを直接聞いて、好印象をもった。とても良い話ができて、自分にとって正しい方向だと確信したよ。」


2016-05-22

Transfer Gossip


◆マリオ・ゲッツェ(23)獲得が近づいている。移籍金£2,000万で交渉が進んでおり、クラブは獲得のため週給£15万の高給条件を提示。(Star)

◆レスターシティDFベン・チルウェル(19)を左サイドバックモレノ代役として夏の補強リストのトップに入れた。今週にも交渉を開始する。(Telegraph)

◆レスターシティMFダニー・ドリンクウォーター獲得に向け£1,400万を準備。ヨーロッパの大会を逃したことで補強プランを変更せざるを得なくなったが、ドリンクウォーターはメインターゲットのまま。(Mirror)

◇リバプールで320試合以上経験、DFマーティン・シュクルテルが今夏にも移籍か。代理人がトルコのベシクタシュからオファーを受け取っており、本人も移籍に前向きであることを明言。フェネルバフチェ、ガラタサライも関心を示しているとみられる。(Turkish Football)

◇現チームで最長在籍年数を持つMFルーカス・レイバ(29)が放出リストに入っている。これまで毎度移籍が去就が問題になるルーカス、クロップの本格補強でついに退団か。(Mirror)

◇ヨーロッパリーグ決勝戦で勇姿と経験をみせつけたDFコロ・トゥーレは今季いっぱいで退団予定。新契約は提示されていない。(Echo)

◇ジョー・アレンが移籍先を探している。クラブは残留を望み新契約交渉を望んでいるが、来季はヨーロッパの大会もなく出番が減ることが予想されるアレンは、レギュラーの座を求め移籍先を探している。(Echo)


2016-05-21

若手ストライカー移籍

若手FWジェローム・シンクレア(19)がワトフォードと4年契約で合意した。リバプールとの契約は来月で満期となるため移籍金は発生しないが、24歳以下で契約満期のためのちにプレミアリーグの賠償金委員会決定により費用が支払われることになる。14歳からリバプールに在籍しているシンクレアは、2012年当時16歳でクラブ最年少デビュー記録を更新した。ファーストチームでの出番は5試合にとどまっており、クラブは契約延長を望んだが、本人が移籍を希望した。


2016-05-18

ジェラード: 優勝し新黄金時代の幕を開けよう


優勝すれば新黄金時代の幕開けになるかもしれない
By Steven Gerrard 

今夜セビージャを破れば、選手たちが欧州トロフィーを手にし、歴史に名を刻み、同世代では最も偉大な監督のもとでの新時代の幕開けを示すものになるかもしれない。クラブや街が盛り上がり、サポーター皆がプレシーズンまでをカウントダウンし、ユルゲン・クロップが来シーズン何をしてくれるだろう、タイトルにチャレンジできるかも、なんて口にしながら8月まで過ごすことができる。チャンピオンズリーグ出場権があれば一流の選手を惹きつけることができるとあり、さらに自信度が増す。

だがそこにはリバプールを愛する誰もが考えたくない暗い道もある。数ヶ月で2度目の決勝敗退となれば、スイスまで行って掴んだ勝利、マンチェスター・ユナイテッド、ボルシア・ドルトムント、ビジャレアル戦の大きな勝利から得たせっかくの満足感が弱ってしまう。

またタイトルのないシーズン、来季欧州の大会なし。そうなればユルゲン・クロップが獲得できる選手のクオリティ、クラブの経営、選手たちの士気にも影響する。ここまでこれだけポジティブなことがあれど、これほどの大舞台での敗北は後に響いてしまうものだ。思い出深いシーズンと克服するに時間を要するシーズンとでは天と地の差がある。それゆえこの試合は、シーズンを決める一か八かの戦いだ。


その対照的な感情を俺はよく知っている。01年のUEFAカップ優勝、05年のチャンピオンズリーグ優勝があったが、07年のミラン相手のチャンピオンズリーグ決勝敗退に苦しんだ。欧州制覇は俺のキャリアを象徴するものと言える一方で、後悔を伴うものでもある。2度とも終わったあとには、これが成功の幕開けだと思った。そのための舞台は完璧に整っていたが、それを生かすことができなかった。特にイスタンブールのあとにだ。

あの5度目の欧州制覇の優勝パレードのバスでビッグイヤーを掲げる俺に、『今後11年でトロフィーはFAカップとリーグカップだけだぞ』なんて言われていたら、俺は信じなかったろう。以後のことがすべて失敗だったと言っているわけではない。ラファ・ベニテスとブレンダン・ロジャーズのもとでは決勝で破れ、準決勝に破れ、プレミアリーグ優勝に迫ったりと勝利を掴むチャンスは幾度もあった。

05年のあとには、久々にクラブの名前がUEFAランク1位に返り咲く。素晴らしい思い出、パフォーマンスがあったが、01年ドルトムントと05年イスタンブールの優勝以後、期待以上のトロフィーを獲得できていないというのが現実だ。01年のチームは素晴らしいチームであり、ほんの数選手の一流の選手がいれば成功できたはずだった。だが補強に失敗し、悪い方向へ。05年は少し違った。就任直後1年目で欧州制覇を成し遂げた一流の監督がいたが、タイトルにチャレンジするレベルまでチームをもってくにはまだまだで、クラブには水面下で問題が起きていた。スタジアムの問題があり、新オーナーを探していたというのはよく知られている。


2年後に俺たち再びチャンピオンズリーグ決勝の舞台に戻った。当時のトム・ヒックスとジョージ・ジレットオーナーはスタジアムプランを構築し、大型補強を約束してくれていた。しかし直後にトップから崩壊。新たな成功は実現しなかった。あの欧州での決勝から9年。成功の基盤が整いながら実現できなかったあの頃と比べると、今のクラブは久しく安定した状況にあると感じる。

ヨーロッパリーグとチャンピオンズリーグでは大きな差があるのは確かだが、この決勝を前に今チームの基盤が整っている。01年、05年と類似点があるが、明らかな違いもある。ジェラール・ウーリエとラファ・ベニテスと同じ欧州を熟知する監督がいるという点は同じ。だがオーナーシップの環境はあの当時より安定しているし、来シーズンからはスタジアムの収容人数は54,000人になる。クラブにさらに勢いはつくはずだ。

最初のトロフィー獲得というラインを超えるのは非常に大変だ。監督がそこで重要な役割を果たすが、クロップはチームに真の信念を植え付けた。ヨーロッパリーグはその出発点になり得る。チャンピオンズリーグ出場権というボーナスも素敵だ。これまでリーグでトップ4を重要視するあまり、ヨーロッパリーグを犠牲にしなければならないという状況が続いていた。若手やバックアップ選手を使い、ヨーロッパリーグの価値を下げていた。今シーズンのクロップはヨーロッパに焦点を当てるためプレミアリーグで調節を行った。

リバプールが優勝できる可能性はというと、俺はチームが今の最大限の力を出すことができれば今夜トロフィーは手に入ると固く信じている。プレミアリーグとラ・リーガのクオリティの違いは世間が思ってようなものではない。ラ・リーガのワールドクラスのチームはレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリード3つだけ。ほかのチームは比にならない。ラ・リーガ最終節の試合を見ていても、緊張感など全くない。レアルやバルサが勝つというのが明らかだった。リバプールは、ここまでビジャレアル戦のようにリーグのレベルの違いをみせつけてきた。

セビージャで注意すべきはケヴィン・ガメイロ、エベル・バネガだ。さらにリバプールはイェウヘン・コノプリャーンカを対処するためのプランをしっかり持っていないといけない。彼は素早く、ドリブルがうまく、ゴールを狙う力を持っている。鍵は彼を左脚でプレーさせることだ。とは言うものの、セビージャはここまでのリバプールの仕事ぶりに快適にプレーはできないはずだ。

UEFAカップ優勝時のことは今でも鮮明に覚えている。カップは重く、大きい。終了のホイッスル後にジョーダン・ヘンダーソンとユルゲン・クロップがあの美ししいトロフィーを掲げる姿を見られることを切に願う。

Telegraph抜粋)


A photo posted by Steven Gerrard (@stevengerrard) on

レジェンドになれ



UEFAヨーロッパリーグ決勝対セビージャを控えた直前会見、ユルゲン・クロップは選手たちがクラブ史に名を刻むチャンスだとメッセージを伝えた。

「チャンピオンになれるこんチャンスを最大に生かしたい。そのチャンスが目の前にあるというのは人生どんな時でも最高の気分。年を取った時にリバプールのレジェンドとして孫に伝えられる素晴らしい物語になる。リバプールのレジェンドになるってどんな感じなのかはわからない。だがサッカー界で最高の気分のひとつだ。もし私の選手たちがそれを叶えられたら私もすごく嬉しい。」

「今の我々は決勝に挑むに最高の状態にある。この7ヶ月はハードで激しい毎日だったから、決勝というかたちで終わるのはふさわしい。このチームは100%のハングリー精神がある。マッチプランをしたり、あれやこれや言ったりと私にできることはいくつがあるが、最終的には選手たちにかかっている。ここに立っていられるのはその選手たちがいるから。その彼らがこの機会を得られて嬉しいし、彼らと一緒にここまでやってこれたのが嬉しい。」

「私が就任した頃には、選手たちに対する疑念の声が多くあったが、彼らはこれだけ強くなれるということを示してくれてとても嬉しい。決勝はその最後のステップとして選手たちが偉業を成し遂げるチャンスだ。ここまできたらもうもうモチベーションがあるかっていうレベルじゃない。試合でのモチベーションはこれ以上ないってくらい最大レベルでないといけない。我々は試合に向け完璧に備える。」

【試合放送予定】
5月18日(水)深夜3:45キックオフ
スカパー


2016-05-17

100%チームを信じること


今季最後の試合は欧州の舞台での決勝戦。ユルゲン・クロップ監督就任7ヶ月でタイトル、そしてチャンピオンズリーグ出場切符を手にするチャンスが目の前にある。未来を変えられるかもしれない1試合。クロップはバーゼルで全力を出し切るための準備はしっかりできていると語った。

「7ヶ月でここまできた今の気持ちは言葉では上手く表現するのは難しい。なんだか変な気分だよ。すごく楽しみにしているのは当然だが、それには相当の仕事量が伴う。すごくプレッシャーもあるから、この状況を完璧に対処することが非常に重要だ。私の立場では決勝まで楽しんでる時間などない。やることやミーティングなどがいっぱいある。この状況下の監督等はそういうもんだ。しっかり準備ができているという自信はある。あとは当日の選手頼りだ。素晴らしい試合になるのは間違いないし、すごく良いチャンス。決勝前に頭を悩ませられるのは嬉しい悩み。この機会を大いに楽しみたい。」


就任時、『疑う者から信じる者へ』と強いメッセージをサポーターに送ったボス。その言葉通り強い信念を持って決勝に挑む。

「信念というのは確実にあるかどうかわからないものだと思っている。自分たちの実力と強さを信じなければこのカップを勝ち獲ることはできない。サッカーで困るのは同じ目標のチームがほかにもいることなんだが、それはそんなに大きな問題ではない。試合までに我々がチーム力に対する信念を100%に持っていくよ。」

本大会のエキスパートともいえるセビージャ。欧州を知るクロップは、過去の栄光はこの試合には影響しないと主張。

「相手の研究は2週間前やめてもいいくらいだった。というのも今のセビージャはこれまでのチームと全く違う。わかっているのは彼らには決勝のあとにもまたもうひとつ大きな決勝が控えている。それは大きな違いだね。だが彼らには経験があるからしっかり準備はしてくると思う。だが経験がアドバンテージになるとも限らない。試合中の問題処理なんかには経験が活きてくるが、相手がアドバンテージを握ってるとは思わない。昨シーズンや2年前に優勝しました、だから何?これはまた違う新たな試合なんだから過去の勝利は無関係だ。我々相手にプレーしたわけでもない。今の我々は彼らが戦ってきたほかのチームとも違うと思うからそこを最大限生かしたい。」

バーゼルではここまで離脱していたディヴォック・オリギ、ジョーダン・ヘンダーソンがベンチ入り予定。

2016-05-14

生え抜き若手が移籍


リバプールアカデミー出身MFジョーダン・ロシター(19)がレンジャーズに完全移籍することで合意した。リバプールとの契約が満期となる来月から4年の契約をすることで合意したとみられている。

「決心をもってここにきた。リバプールというビッグクラブからまたひとつ歴史あるこのビッグクラブに来ることができて嬉しいし光栄だよ。スタートが待ちきれない。」

エヴァートン出身のロシターは6歳からリバプールアカデミーで過ごした。移籍金は発生せず補償金£25万が支払われる。


Sorry to see him go. All the best!

決勝に出たいキャプテン


ヨーロッパリーグ準決勝ドルトムント戦で膝を故障した主将ジョーダン・ヘンダーソンは、全治6〜8週間と判断され決勝セビージャ戦でプレーすることはできないと言われていた。しかし今季最も重要といえるバーゼルの舞台に出場したいと必死に準備している。

「カップ決勝戦となれば誰だってプレーしたい。俺だって同じさ。是非出たいけど、同時にしっかり準備を整えないといけない。そのために懸命に頑張ってるよ。言われたことはすべてやってる。メディカルチームはとてもいい仕事してくれていて、安全に早く復帰できるよう全力を尽くしてくれている。」

「決勝には間に合わないかもしれないという疑念はあった。でもこの1〜2週間とても順調に回復している。とても状態はいいし、今のところ調子はとてもいい。もう数日様子をみてみないといけない。決勝までにはもっと強くなっていたい。」

「夏に大きな大会が控えているのはわかっているけど、今の焦点はカップの決勝だけだ。決勝までに準備が間に合えば俺にとってとても大きな意味を持つ。決勝のセレクションに入れる可能性は結構高いよ。」

勝利すれば05年のイスタンブールでトロフィーを掲げたスティーブン・ジェラード以来欧州で初めてレッズとしてトロフィーを掲げることになる。

「本当に特別で、ものすごい思い出になる。でもこれは俺がキャプテンだからトロフィーを掲げられるということが重要なんじゃない。このチームでヨーロッパリーグの歴史に名を刻むことが大事。優勝できたらチーム全員の名が歴史に刻まれる。みんなでそれを成し遂げたい。」



2016-05-13

コウチーニョが各賞独占


毎年恒例Liverpool FC主催のアワードセレモニーが開催された。ユルゲン・クロップの開会の言葉で幕を開け、昨シーズンに引き続きフィリペ・コウチーニョ(23)が各賞を総ナメにした。クラブの年間最優秀選手賞、選手が選出する年間最優秀選手賞、シーズンベストゴール賞、シーズンベストパフォーマンス賞の4部門を受賞。若手最優秀選手にはエムレ・チャン、アカデミーの最優秀選手にはブラッド・スミスが選出された。

「投票してくれたみんなにお礼を言いたい。チームメイトからというのはとても大きな賞だ。チームにとってとても良いなシーズンになっている。サッカーのほかにも個人的に娘が生まれて父親になり特別な年になっている。毎日娘から多く学んでいるし、娘は毎日モチベーションとパワーをくれている。妻や家族、チームメイト、スタッフ、毎試合支えてくれるサポーターみんなに感謝したい。どうもありがとう。」


ベストゴールに選ばれたのは、マンチェスター・ユナイテッド戦で決めたゴール。パフォーマンスは11月に行われたマンチェスター・シティでの高いパフォーマンスが評価された。

2016-05-12

忍耐力不足でドロー


今シーズン最後のホームゲームとなったチェルシー戦、先制されたが終了間際に同点に追いつき1−1。ユルゲン・クロップは、この試合から学ぶことが多くあったと振り返った。

「試合後に選手たちには、これは今季一番重要な試合だったぞっと言った。なぜならこの試合から学ぶことが多くあったから。開始15分間では我々の力を出すことができていた。ゴールはなかったが、とても良いパワフルなプレーができていた。だが我々には信念が足りず、忍耐を失った。試合で忍耐を失ってしまうと必ず難しくなる。その結果フォーメーションを失ってしまった。ゴール前でも多くチャンスはあったが、パスすべきところでシュートしたりしていた。ゴール前に3選手いて、1人のシュートがブロックされた時にボールを取り返せるフォーメーションになかった。そうなると難しい。チェルシーはいつもの高いクオリティがさらに難しくさせた。」

Benteke's late winner earned us a point once again

今季学んだ最後まで諦めない精神がまたもや実を結んだ。

「これは今シーズン我々が学んできたこと。1-0の状況はドローに持ち込めるチャンスは高い。それができると信じていたし、最後15分は我々にできる最も攻撃的なフォーメーションを敷いた。すべてのストライカーや攻撃的な選手がピッチにいた。オジョの素晴らしいクロスに、クリスティアンが居るべき場所にいた。素晴らしいゴールだった。家族やファンと祝うこの最後のホームゲームで、負けず試合を戻せたというのは良かった。この数ヶ月積み上げてきたことをもとにもっと成長していかなければいけない。」

レッズがニベアのCMに出演

ユルゲン・クロップ、ロビー・ファルラー、ジョーダン、ヘンダーソン、アダム・ララーナがニベアメンUKのCMに出演!本編&撮影裏側、レッズの演技力ご覧あれ♪


【撮影バックステージ】


ちなみにこのUKで売れてるアフターシェーブバームは女性にも化粧下地として人気です。
残念ながら日本ではまだ未発売みたいですがAmazonで購入可。

2016-05-10

ジェラード:リバプールが恋しくて


キャリアを捧げたリバプールを去り、MLSで2シーズン目を迎えたスティーブン・ジェラード(35)。温暖なLAでの生活を楽しむ一方、故郷リバプールが恋しいと明かした元キャプテンは、割と早い段階で故郷に帰ると宣言した。

「どこかで帰るよ。不要な噂は立てたくない。今はここですごく満足してる。でもどこかでまたリバプールFCを代表する日が来るという確信がある。友人や家族が恋しい。寒い気候でさえ恋しいよ。アンフィールドに試合を観に行くのも恋しい。俺はリバプールで35年間過ごした。リバプールが俺のホームだし、これからもずっとそう。ここは短期間だけ俺のセカンドホームさ。割と早い段階で自分の心地よい場所に戻るつもりだ。そこはリバプールしかない。」

「俺にとっても家族にとってもここは素晴らしい街。天気も良くて、やることもたくさんある。さらにほとんど気づかれないってのもボーナスだ。リバプールで今後住むために少しづつ準備しているから、いつかはリバプールに定住する。」


2016-05-09

ジョー・アレン・フットボール


Liverpool 2 (Allen 35',  Firmino 76')
Watford   0

ワトフォード戦はヨーロッパリーグから8選手を入れ替えたが、2−0で楽勝。ユルゲン・クロップが目指したのは"ジョー・アレン・フットボール”だった。

「今日のミーティングで"ジョー・アレン・フットボール”ができたらいいなぁって言ってたんだ。巧みなテクニック、ハードワーキング、活力あってエネルギッシュなプレー。彼は本当に素晴らしい選手だ。必要以上に良い選手がいる良いチームというのはこうやってローテーションする状況が生まれる。彼はそれを素晴らしい態度で受け入れてる。彼はとても好青年だし、素晴らしいプロ。嬉しいことだ。今日はジョーがいなければ全く違った試合になっていたと思う。」

多くの若手にチャンスを与えた結果、しっかり皆がチャンスを摑んだ。

「彼らにチャンスを与えたら、彼らはしっかりそのチャンスを摑んだ。オジョ、もう彼のすごさはみんなわかってるだろう。コーナー・ランダルは数分だけだった。キャメロン・ブラナガンは、投入する際には『君のポジションでなくてすまん』って言ってたんだが、試合後には『なんだよこのポジションでもできるじゃないか』ってくらい良かった。ケヴィン・シュチュワートは中盤でよく頑張っていた。すべてにおいて期待以上に良くできていた。」



2016-05-08

Transfer Gossip


◆レスターシティのMFダニー・ドリンクウォーターをリストアップ。プレミアリーグ優勝に大きく貢献した同選手をクロップが高く評価している。(Mirror)

◆長く追っていたマルセイユFWミヒー・バチュアイ(22)を諦めた。ウエスト・ハムが£3,150万を準備していると伝えられており、リバプールはそこまでの多額を支払う意志なし。(Guardian)

◆今夏移籍が噂されていたバルセロナGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(24)が残留宣言。リバプールのほかマンチェスター・シティも獲得を狙っていたとされるが、バルサは高額昇給オファーを準備し、移籍となれば€8,000万を求める。(Mirror)

◆フランスのレンヌ所属ウィンガー、ウスマン・デンベレ(18)を照会した。ボルシア・ドルトムントへの移籍が近いと伝えられており、PSGも追っている欧州屈指の期待の若手。マンチェスターシティも関心を示している。市場価格£2,000万。(talkSPORT)

◆チャールトンの新星18歳アデモラ・ルックマンをトッテナムと取り合いか。チャールトンがリーグワンに降格したことから移籍が濃厚と言われている。チェルシーやアーセナルも関心を示しているが、リバプールとスパーズがリードしている。(Express)

◇アーセナルが今夏ダニエル・スタリッジ獲得に向け£3,000万を準備。(Mirror)

◇トルコのベシクタシュがマーティン・シュクルテル獲得に動く。守備の補強をしたい同クラブは、ユルゲン・クロップ監督下で出場機会の減っているベテランを引き抜く。(Fanatik)

◇ジョーダン・ロシターは今後1週間でレンジャーズへの移籍交渉を進める。(Mail)

◇ジェローム・シンクレア(18)はワトフォードと移籍交渉を開始する。リバプールと新契約交渉を行った末合意に至らず。レッズは同選手に約£500万の値札を付けている。(Mail)

2016-05-07

スタリッジ: リバプールに尽くす


絶対的な得点力を有しながらユルゲン・クロップにもとでの将来が不安視されてきたダニエル・スタリッジ。ヨーロッパリーグビジャレアル戦後、監督との間に溝はなく、リバプールのため尽力すると語った。

「俺はリバプールで満足している。ここで不満があるなんて言ったことないよ。世間がわざと悪い噂を立てているだけさ。チームから時々外れてる俺をみて、『スタリッジは不満を持ってるんじゃないか』って思い込んでるんだろうけど、決断するのが監督の仕事だ。その試合にベストなチームを選ばなくてはいけない。プレーしている時に仕事をしっかりすることが俺の役目だ。」

「監督との間に摩擦が生じたことはない。一度もね。お互いそんなことを感じたことはないさ。チームを選出するのが彼の仕事。これはチームゲームだし、彼が俺以外の選手を選ぶときは受け入れるしかない。プレーできないとイライラすることはあるかもしれないけど、それは選手なら当然のこと。耐えるしかないし、途中で出番が来たときでもしっかり集中できるようにしておかないといけない。」

2点目のセレブレーションがゴールの重要性を表していた。

「それだけ重要な試合だったからあんなセレブレーションをしたんだと思う。ファーストチャンスを逃して悔しかったから、その埋め合わせにゴールを決めることができて神に感謝だ。これまでリバプールで決めたゴールで最も重要なゴールだった。でもこれからもっと大きな舞台でゴールを決めていきたいよ。今夜この結果は俺たちにとって本当に大きな日だ。ファンやクラブにとってもね。」


スタリッジにとって大きな課題となっているフィットネスは、これまで以上に良好。休まずに体調管理をしている。

「今の俺は最高にフィットしてると感じてる。復帰して数ヶ月経つけど1日も休んでない。格好つけてるというわけじゃなく本当に1日も休まずにフィットネスに取り組んできた。ほかの選手が休みのときでも出てきていたんだ。練習でもリカバリーでも少し追加してやってきた。同情してくれっていうんじゃないよ。これは俺の仕事でもあるし、夢だから文句はない。この機会をくれた神に感謝したい。」

ロベルト・フィルミーノやディヴォック・オリギが選ばれ、ベンチにいることも多かったこの数ヶ月。イングランドのトップストライカーとして先発にふさわしい選手であると証明し続けなければいけない。

「ビッグクラブでプレーする限りプレッシャーは付きものだ。毎日どんなときも。みんなよく知ってると思うけど、俺は自分の力にはすごく自信がある。チームのためにチャンスを作ろうとしてる。自分が得点できなくても相手の脅威になれるように頑張る。自分を疑ってはいないし、自分の力も疑っていない。ほかの選手に意見を求める必要もない。自分のピッチ上での仕事に集中してるよ。」

「先発がこれまで以上に難しくなってるとは思ってない。前はバルセロナでゴールを量産するルイス・スアレスとプレーしていたし、ほかにもラヒームのようなすでに移籍した選手もいた。チームに入れるように必死だったし、プレーするのが当たり前なんて感じたことはない。新たな選手を獲得するのはクラブの仕事。俺はピッチでの自分の仕事をするだけ。リバプールにきて3年になる。負傷があったりでチームを出たり入ったりしてきたけど、クラブに不満を持ったってことは一度もない。」

「チェルシーから移籍するチャンスをくれたこのクラブには感謝している。獲得してくれたブレンダンにもね。ユルゲンが来て、ピッチでチャンスをくれてる。これが何か特別なことの始まりだと思いたい。」

プレアミアリーグ優勝を逃し、今季はキャピタルワンカップ決勝で敗れ悔し涙を見せたスタリッジ。リバプールでどうしてもタイトルが欲しい。

「プレミアリーグ優勝を逃したことを乗り越えるのに時間がかかった。チェルシーをでてから何か大きなものを成し遂げるに一番近づいた時だったから。キャピタルワンカップは本当に辛かったよ。試合後に涙が出たのは負けたからというだけじゃなくて、チームとしてレベルアップしたかったけど、それが叶わなかったから。そこから学び、また決勝の舞台が待ってる。セビージャは2度制しているから彼らにとって真新しい経験でもない。クラブとしてはリバプールにとっても初めてじゃないし、ファンが楽しめる機会だ。期待に応えることができると示す良い試合になるよ。」

ロシター移籍へ


リバプールアカデミー卒業生MFジョーダン・ロシター(19)がレンジャーズへ移籍することを決めたとEchoが報じている。今季でリバプールとの契約が切れるため、移籍金は発生せず補償金としてクラブが£25万を受け取る。

レンジャーズで現在リクルートメントの責任者であるマクパーランド氏は、元リバプールのアカデミーダイレクターであり、同選手を高く評価してきた。スコットランドプレミアリーグのファーストチームで成長するチャンスを与えていく。6歳からリバプールのアカデミーに在籍してきたロシターにとって退団は容易な決断ではないが、キャリアを伸ばすためには移籍が正しいとの決断に至った。

リバプールは新契約をなかなか提示せず、最終的には遅ばせながら契約延長オプションを提示。契約延長オプションでも移籍すれば移籍金は発生せず補償金のみという内容。ブレンダン・ロジャーズ下でファーストチーム入りするまでにも長年アカデミーでも将来が期待されていた。しかし負傷に悩まされ伸び悩んだ末、明らかにユルゲン・クロップの来季のプランには入っていなかったため、本人は移籍を選んだ。イングランド内のクラブに移籍した場合は法廷決定の金額が発生するが、イングランド外のクラブでは補償金のみ。

英紙の反応: カリスマクロップ


リバプールがヨーロッパリーグ決勝進出を決めたあとの英紙の反応は、ブレンダン・ロジャーズから引き継いだチームで2度の大会決勝を決めたユルゲン・クロップへの高い評価が集まった。

 The Mirror
“ユルゲン・クロップはそのユニークなキャラが大きな話題になるが、実際彼はチームの奮起させ、モチベーションを高め、観客を盛り上げるマスターであるだけでなく、結果を出すためのチームの作り方、相手の弱点を浮き彫りにする方法を熟知している立派なコーチである。彼とアンフィールドの相性はこの上ない。素晴らしいサポーターとの一体感は目を見張るものがあり、彼ならリバプールをヨーロッパリーグ以上の場所へ連れて行ってくれるだろう。”
 “開始から終了までクロップの選手達はハングリー精神、一体感、集中力、チームの団結力、欧州の夜の楽しみ方をみせつけた。1円も使うことなくクロップは選手達を変えた。10月に引き継いだ選手たちとは思えないほどだ。”

Guardian
“スペイン軍が支配する欧州の舞台でリバプールは強気の姿勢をみせた。チャンピオンズリーグはマドリードに行くことになるがユルゲン・クロップの"気持ちのこもったフットボール"がヨーロッパで確実に成功してきたビジャレアルを破った。同大会4度目のタイトルとチャンピオンズリーグへの切符はリバプールのものになるか、セビージャのものになるか、5月18日に決まる。”
“ユルゲン・クロップはアンフィールドに新たな息を吹き込み、試合後には監督からチアリーダーに変身し、スタジアムの四方でセレブレーションを行った。そのパワーは同じく選手達にも伝わった。圧倒的で楽々のスタイルでクラブの欧州通算200勝目を決めた。ブルーノ・ソリアーノのオウンゴールで同点、ダニエル・スタリッジとアダム・ララーナが圧倒的な試合を仕上げた。”

Telegraph
“ドイツからやってきた偉大なヘビーメタルフットボール主唱者は、わずか7ヶ月でリバプールをワクワクさせるカップチームへと変身させた。ヘビーメタルを実際に掲げるところまであと1試合。マンチェスター・ユナイテッドを破った2ラウンドがすごいものだとしたら、ドルトムント戦のカムバックは最も劇的、そしてビジャレアル戦は最も完璧な試合と言える。ラ・リーガ現4位のチームが全く試合をさせてもらえなかった上、10人となり、リバプールの容赦ないプレッシャーに真の力を出し切れなかった。”

Mail
“チャンピオンズリーグの座を掛けてリバプールとセビージャが戦う。どちらも優勝歴のあるクラブ。優勝と言うだけでなく、ユルゲン・クロップは就任1年目にしてリバプールをクラブレベルで世界で最も名誉あるゴージャスな大会に導こうとしている。就任わずか7ヶ月で大きな大会の決勝に2度進出。リバプールでこれほどの即座の影響をもたらした監督はいない。”
Express
“名高いスタジアムの地盤が揺れるほどに盛り上がった夜、監督の細かで慎重な戦術のひねりによりリバプールのヨーロッパリーグ決勝進出が決まった。スタートから圧倒されオウンゴールからスタートしたビジャレアルはあっという間にファーストレグのアドバンテージを失う。最後にはスタリッジとララーナのゴールとビクトル・ルイスへのレッドカードにないがしろにされた。その間もビジャレアルは息つく暇もなく、クロップのマスタープランが機能した。この試合は多くの点で最も説得力ある勝利だったといえる。リバプールはアグレッシブな守備で、中盤と攻撃は容赦なかった。”



チャン、献身の治療で完全復帰


ヨーロッパリーグ準々決勝ドルトムント戦で足首靭帯を負傷したMFエムレ・チャン。しかし準決勝という大舞台で復帰し、復帰直後とは思えない見事なパフォーマンスで勝利に貢献して見せた。早期復帰のため3週間休みなしにリハビリに専念したと明かす。

「本当に頑張ったよ。3週間休みは1日もなかった。毎日メルウッドに通って、7〜8時間フィットするためにできることすべてやったんだ。」

「今日プレーすることができて本当によかった。先発でプレーするってことは今日知ったんだ。監督と話をして、フィットしてるかって聞かれたから、準備はできてるって伝えた。怪我は長期のものじゃなかったし、離脱は3週間だけだったし、45試合プレーしていた。今フィットしているし、痛みもない。」

「チーム全体がとても良い試合ができたと思う。アンフィールドで最高の夜を過ごすことができた。俺たちのファンは最高さ。ファンの声援が力となり、ビジャレアルにはタフになった。選手、スタッフ、サポーターみんなが一つになった最高の夜だったし、俺たちは決勝に行くにふさわしいチームだ。過去2年決勝に進んだビジャレアルを破ったんだから、決勝で勝つチャンスは大いにある。トロフィーと来季のチャンピオンズリーグという大きな報酬が待ってる。」

就任後2度目の決勝。ユルゲン・クロップの手腕は確かだ。

「ユルゲン・クロップがいろいろ変えてくれた。ゲームのカウンタープレッシングは大きな変化のひとつだね。監督にはそれぞれいろいろなタイプがいるけど、彼のスタイルは俺たちに合ってる。強い信念があるんだ。」

2016-05-06

おかえりカイト


レッズとして今も愛されるディルク・カイトがアンフィールドに帰ってきた。欧州の舞台で活躍したカイトは、リバプールのヨーロッパリーグ決勝進出の瞬間をスタンドから見守った。

ヨーロッパリーグ決勝進出


ユルゲン・クロップが就任わずか7ヶ月で、リバプールが今季2度目のカップファイナル進出を決めた。クラブはクロップ就任までの7年間でカップ戦決勝は2度にとどまっていたが、トロフィーと来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権をかけ、セビージャとバーゼルで対戦する切符を手にした。

ファーストレグは終了間際に失点を許し敗れたが、セカンドレグはアンフィールドというアドバンテージを100%生かし切ったチームパフォーマンスで3−0。ヘビーメタルなフットボールで相手に隙を与えなかった。攻撃陣は注目されたダニエル・スタリッジが先発。1点目のオウンゴールを促し、2点目フィニッシャーとしての見事なスキルをみせ追加点を決めてみせた。さらにアダム・ララーナが3点目を追加し快勝。アンフィールドの熱気が後押ししたこの試合、気持ちで勝ったと振り返ったボス。

「私の期待以上の試合だった。ネイティブスピーカーじゃないから英語でどう表現していいのかわからないくらいだ。観ていて気持ちの良い試合だった。本当にこのタイトルが欲しいという気持ちが表れ、賢い試合ができた。決勝でも同じ。この偉大なクラブのために全力を尽くすのみ。決勝を目指すチームが多いなかで決勝進出を決めらるチームは少ない。我々はそのチャンスを得たのだから、このチャンスを最大限に生かすよ。」


ファーストレグではベンチだったが、欧州で絶対的な決定力を誇るエースのダニエル・スタリッジを称えた。

「素晴らしい試合をしてた。これでフィットしているダニエル・スタリッジはとんでもなくすごいストライカーだ。でもそういう彼でも共にプレーする選手を必要とする。彼の力はここに来る前から知っていたし、今はそれ以上に知ってる。素晴らしい彼のような選手がいてくれて嬉しいよ。」

決勝は5月18日スイスのバーゼルで行われる。

アンフィールドとユルゲンのフルタイムのAmazingなセレブレーション覧あれ。
▶︎LFCTV(無料)

2016-05-05

絶対スタリッジが必要


ヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグのビジャレアル戦を控え、リバプールは得点しなければ勝利はない。ジェイミー・キャラガーは、週末プレーしたものの得点力あるダニエル・スタリッジを先発で起用すべきだと訴えた。

「木曜日にはスタリッジが先発でプレーすることを願ってる。フィルミーノのポジションでなくとも、彼の後ろでもやれると思う。とにかくスタリッジは絶対チームに欠かせない存在だ。」

「ビジャレアルは守備が非常に上手い。ゴールも決めるけど、彼らの今季の成功は守備の記録があるからこそだ。そういうチーム相手になるとチャンスはそう多くない。チャンスが生まれた時には決めないといけない。今季のヨーロッパリーグでダニエル・スタリッジより上手いフィニッシャーはいない。彼の得点記録がそれを物語ってる。貴重なチャンスを決めるためにはダニエル・スタリッジが必要だ。」

解説者のキャラ、かなりタイトな試合になると予想。

「勝率は50-50ってとこかな。0−0で抑えられたら俺たちにチャンスがあると思う。でも今は彼らがリードを守っていこうという状況だ。ファーストレグでもリバプールが気持ち良くプレーできている時間帯もあったけど、アウェイゴールを決められなかった。どっちともいえないな。ヴィジャレアルはとても優秀なチームだけど、アンフィールドとなれば違うリバプールがみれる。」

「ファーストレグは慎重だった。それはジェラール・ウーリエやラファ・ベニテスの下欧州で成功していた時代もそうだった。アウェイに行くときには硬いチームを敷き、ホームアドバンテージを生かすようにする。ガンガン攻めればいいってもんじゃない。リバプールは良いプレーができていなかったのは、攻撃の選手たちが実力を出し切れなかったからだと思う。ファーストレグでもどこかでスタリッジにでてきてほしかった。」

「アンフィールドでは1点目がかなり重要になる。みんな2点必要だって言うけど、とりあえず1点でも決めれば延長戦になり、PKでもチャンスがある。早い時間帯からリスクを冒しすぎるのはよくない。しっかり守備をして、アウェイゴールを与えないことが大事だ。」

「火曜日のアトレティコとバイエルンの準決勝でもそうだった。完全に試合をコントロールしていたバイエルンだったけど、カウンターアタックで無防備になり突然1−1だ。そこから彼らは巻き返せなかった。もしビジャレアルが1点決めれば、そこから3点返すのは非常に難しい。」

アンフィールドのスタンドから見守る予定のキャラガーは、ファンの力が後押しとなると自身の経験から知っている。

「観客が大きな違いを生み出すことができる。05年や07年のチャンピオンズリーグ決勝進出ができたのはまちがいなく彼らのおかげだった。前のラウンドのドルトムント戦でもスタンドから応援していたけど、あのときも間違いなくサポーターが選手たちを後押ししていた。サポーターの影響は本当に大きい。リバプールの選手にとってプラスになるだけじゃなく、相手にも影響を与えることができる。」

「ビジャレアル以上に大きなクラブが来たときも、アンフィールドの雰囲気に凍りついたチームはいくつもあった。チェルシーなんかがそうだった。あのノイズが彼らを止めた。ドルトムント戦のような雰囲気を作り出すことができれば、ビジャレアルは強張るだろう。タイトな試合になると思うけど、ファンの力があればリバプールならやれると信じてる。」

Liverpool Echo



2016-05-03

チャンが早くも練習復帰


ドルトムント戦で足首靭帯を痛め離脱していたMFエムレ・チャンがビジャレアル戦を前に早くもトレーニングに復帰した。当初はギブスと松葉杖の生活が続き、今季復帰は難しいとの見方もあったが、予想以上に早く回復した。昨日はスウォンジー戦に出場しなかった選手たちと練習を行った。今後コーチ陣とメディカルスタッフは数日様子をみて木曜日のビジャレアル戦に出場ができるかどうかを決定する。

Liverpool Echo

2016-05-02

帰りたくないバロテッリ



古巣ミランにローン在籍中のマリオ・バロテッリが、リバプールでは不満で、ローン終了後にも戻りたくないと胸のうちを明かした

「自分が望んでいるのはミランに残ることだ。リバプールでは不満だったし、戻りたくない。今フィジカルの状態はすごくいいし、やっと落ち着いてる。それにミランには金がある!」

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、バロテッリが変わったと明かす。試合でペナルティをミスしたバロテッリは、直接CEOに電話で謝罪をしたという。

「バロテッリがどれだけ変わったかということを示すものとして、試合後15分〜20分後に彼が電話でペナルティを外してしまったことを電話で謝罪してきたよ。彼はただアンラッキーだった。」

バロテッリのローン契約には買取オプションは付いていないため、残留のためにはしっかり実力と態度を証明しなければならない。

Transfer Gossip


◆アヤックスFWアンワル・エル・ガジ (20)にアプローチ。31試合11ゴールとアヤックスで活躍する若手フォワードはEUROのオランダ代表にも招集されている。推定市場価格は£1,200万。ユナイテッドやACミランも獲得を狙っている。(Express)

◆ PSG所属アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(26)をリストアップ。PSGは約2,000万の値札を付けている。さらにレッズのスカウト担当者はパストーレに加え、17歳のCBママドゥ・ドゥクレもスカウトしている。(France Football)

◆モナコ所属MFトーマス・レマー(20)獲得に向け交渉を開始。トッテナムも関心を示している。リバプールは同選手が昨年モナコに加入する前から追っていた。(L'Equipe)

◆"来シーズンへ向け、守備の強化が最優先"と公言しているクロップは、ケルン所属GKティモ・ホーンをリストアップ。ドイツでも"次世代ノイヤー"との呼び声も高い期待の新人GKを視察のため、ドイツにスカウトチームを送り込んでいる。同チームのDFヨナス・ヘクターの視察も兼ねているかも。(Buid)

◇期待のGKダニー・ワード(22)をクロップの親友ディヴィッド・ワグナーが指揮するハダーズフィールドへシーズンローンに出すことで合意した。(Tuttomercatoweb)

焦点はヨーロッパ


リーグ試合残りわずか。木曜日に重要なヨーロッパリーグセカンドレグを控えるユルゲン・クロップは、スウォンジー戦で若手を多く起用。結果そのリスクは報われず3−1と完敗した。

「1週間に3試合という日程のなかチームをフレッシュアップさせるためにこのチームにした。だが今日はいいプレーができていなかった。だからといって若手への信頼を失ったとかそういうわけじゃない。我々にできるはずのプレーができていなかったんだ。我々のベストを出し切れていればもっとタイトな試合になったと思うが、我々はそれができなかった。」

「今は木曜日のヨーロッパリーグが焦点になっているが、試合後にはまたプレミアリーグに集中する。残念だが、今からはヨーロッパリーグに向け準備をする。パフォーマンスは試合数の多さに影響されているのかもしれない。10日前は非常に好調な我々だったが、今日はよくなかった。たった1試合だし、チームとしては成長している。」


試合終了後、良い試合ができなかったスタリッジが応援に来たサポーターに挨拶せず、すぐトンネルへと消えたが、クロップは弁護した。

「誰かがファンに挨拶を忘れたとなればそれは私の責任だ。ほかの誰でもない。ファンを無視するというのは我々の意図ではなかったし、私もあまりに早く去ってしまった。ファンとの距離は大事にしているということはみんなに理解してほしい。こういう試合のあとには早くピッチを去りたいと思ってしまう。」

大エースのはずだが現在の焦点であるヨーロッパリーグでは出番がないスタリッジ。今週のセカンドレグでも出番はないであろうと囁かれているが、クロップは木曜日にプレーするチャンスはあると主張した。

「ダニエルは90分プレーしたが何も問題はなかった。何かあれば私にサインをくれていたはずだ。彼がフルでプレーしたいと言ったんだから問題ない。木曜日プレーしていないし、次の木曜日の試合までまだ4日も5日ある。大丈夫だ。」

挨拶を怠ったスタリッジは応援に来てくれたファンへの感謝と負けた悔しさをツイートした。