2016-05-07

スタリッジ: リバプールに尽くす


絶対的な得点力を有しながらユルゲン・クロップにもとでの将来が不安視されてきたダニエル・スタリッジ。ヨーロッパリーグビジャレアル戦後、監督との間に溝はなく、リバプールのため尽力すると語った。

「俺はリバプールで満足している。ここで不満があるなんて言ったことないよ。世間がわざと悪い噂を立てているだけさ。チームから時々外れてる俺をみて、『スタリッジは不満を持ってるんじゃないか』って思い込んでるんだろうけど、決断するのが監督の仕事だ。その試合にベストなチームを選ばなくてはいけない。プレーしている時に仕事をしっかりすることが俺の役目だ。」

「監督との間に摩擦が生じたことはない。一度もね。お互いそんなことを感じたことはないさ。チームを選出するのが彼の仕事。これはチームゲームだし、彼が俺以外の選手を選ぶときは受け入れるしかない。プレーできないとイライラすることはあるかもしれないけど、それは選手なら当然のこと。耐えるしかないし、途中で出番が来たときでもしっかり集中できるようにしておかないといけない。」

2点目のセレブレーションがゴールの重要性を表していた。

「それだけ重要な試合だったからあんなセレブレーションをしたんだと思う。ファーストチャンスを逃して悔しかったから、その埋め合わせにゴールを決めることができて神に感謝だ。これまでリバプールで決めたゴールで最も重要なゴールだった。でもこれからもっと大きな舞台でゴールを決めていきたいよ。今夜この結果は俺たちにとって本当に大きな日だ。ファンやクラブにとってもね。」


スタリッジにとって大きな課題となっているフィットネスは、これまで以上に良好。休まずに体調管理をしている。

「今の俺は最高にフィットしてると感じてる。復帰して数ヶ月経つけど1日も休んでない。格好つけてるというわけじゃなく本当に1日も休まずにフィットネスに取り組んできた。ほかの選手が休みのときでも出てきていたんだ。練習でもリカバリーでも少し追加してやってきた。同情してくれっていうんじゃないよ。これは俺の仕事でもあるし、夢だから文句はない。この機会をくれた神に感謝したい。」

ロベルト・フィルミーノやディヴォック・オリギが選ばれ、ベンチにいることも多かったこの数ヶ月。イングランドのトップストライカーとして先発にふさわしい選手であると証明し続けなければいけない。

「ビッグクラブでプレーする限りプレッシャーは付きものだ。毎日どんなときも。みんなよく知ってると思うけど、俺は自分の力にはすごく自信がある。チームのためにチャンスを作ろうとしてる。自分が得点できなくても相手の脅威になれるように頑張る。自分を疑ってはいないし、自分の力も疑っていない。ほかの選手に意見を求める必要もない。自分のピッチ上での仕事に集中してるよ。」

「先発がこれまで以上に難しくなってるとは思ってない。前はバルセロナでゴールを量産するルイス・スアレスとプレーしていたし、ほかにもラヒームのようなすでに移籍した選手もいた。チームに入れるように必死だったし、プレーするのが当たり前なんて感じたことはない。新たな選手を獲得するのはクラブの仕事。俺はピッチでの自分の仕事をするだけ。リバプールにきて3年になる。負傷があったりでチームを出たり入ったりしてきたけど、クラブに不満を持ったってことは一度もない。」

「チェルシーから移籍するチャンスをくれたこのクラブには感謝している。獲得してくれたブレンダンにもね。ユルゲンが来て、ピッチでチャンスをくれてる。これが何か特別なことの始まりだと思いたい。」

プレアミアリーグ優勝を逃し、今季はキャピタルワンカップ決勝で敗れ悔し涙を見せたスタリッジ。リバプールでどうしてもタイトルが欲しい。

「プレミアリーグ優勝を逃したことを乗り越えるのに時間がかかった。チェルシーをでてから何か大きなものを成し遂げるに一番近づいた時だったから。キャピタルワンカップは本当に辛かったよ。試合後に涙が出たのは負けたからというだけじゃなくて、チームとしてレベルアップしたかったけど、それが叶わなかったから。そこから学び、また決勝の舞台が待ってる。セビージャは2度制しているから彼らにとって真新しい経験でもない。クラブとしてはリバプールにとっても初めてじゃないし、ファンが楽しめる機会だ。期待に応えることができると示す良い試合になるよ。」

0 件のコメント: