2016-04-30

フラナガンの近況


1月に長期離脱から復帰したものの試合出場のないジョン・フラナガンについて、ユルゲン・クロップが近況を報告した。

「フラノの状況は簡単には説明できない。彼は常にトレーニングができる状況じゃない。あれほど長く戦列を離れているとベースができていない。ダニエルの時と似ているところはあるが違う。彼はフィジカルの抵抗力をつける必要がある。その力がつけば1試合しても2〜3日もリカバリーにかからなくて済む。そうなるように今取り組んでいるところだ。」


2016-04-29

アンフィールドが待っている


ヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグ対ビジャレアル戦がアウェイで行われ、終了間際の失点で1−0で敗れた。開始からほぼ互角の展開で互いに譲らず。90分間集中を保ったレッズだったが最後の最後に集中を切らした。土壇場の失点でファーストレグを落としたが、ユルゲンはアンフィールドでは全く違った戦いができると自信の笑みをみせた。

「今日のパフォーマンスには満足している。我々はとても良いところをたくさんみせられた。ビジャレアルは良いチームだが、我々も良いチームだ。この試合の大半をコントロールできたというのは良いこと。92分にカウンターアタックで失点し負けるというのは良くないし、起きるべきではなかった。でも起きてしまったことは過去のこと。私は16年もコーチングでとんでもないミスを何度も目の当たりにしてきた。失点したゴールに興味はない。ミスからどう成長していけるかだ。」

「言っておくがこれはまだファーストレグ。私の周囲で喜んでいる人々をみて、"悪いがまだファーストレグで試合は終わっていない。次はアンフィールドに来ないといけないんだぞ。覚悟しろ!"という思いだよ。いくつか解決しなければいけないところはあるが、良い試合ができたと思う。我々の良いところはたくさん見せることができた。アンフィールドでの試合は全く違ったものになる。楽しみだ。」

好調なスタリッジではなくフィルミーノを起用した理由は…

「難しい決断だった。様々なことを考慮してのことで、安定性を選んだ。4-3-3のフォーメーションでダニエルを起用したことはなかったから、今日は4-3-3と4-5-1でダイヤモンドでフレキシブルに動けるようこれまでにプレーしたことのあるチームにした。これまでに一緒にプレーしたことがある選手たちを起用するというのは理にかなっていると思う。」

2016-04-27

サコー再検査求めず


ドーピング疑惑に問われているママドゥ・サコーが、UEFAに対し2つめのサンプルでの再検査を求める権利を使わなかったとPAが報じた。よって実質、禁止薬が含まれた脂肪燃焼剤の使用を認めたことになる。同選手とクラブは調査が終わるまで出場を見送ることで同意しており、明日のビジャレアル戦のチームにも帯同せず。今季は試合に出場できないとみられている。


2016-04-26

96人の正義認められる


1989年4月15日に起きたヒルズボロの悲劇から27年と11日。2016年4月26日ついに犠牲となった96人のファンの正義が法廷で認められた。サッカー試合で帰らぬ人となった96人のリバプールサポーターの死因は、警察による誘導の不手際、スタジアムの欠陥、救急対応の遅れなど開催側のミスが悲劇の要因であり、96人は完全無実で、非合法的殺人であったと結論付けた。法廷の外で結論を待っていた遺族たちは、結審を聞きお互い抱き合い、喜び、涙を流し、"You'll Never Walk Alone"を合唱した。

責任を回避しサポーターたちに罪を着せようと不正を図った警察に対する刑事裁判などまだ引き続き戦いは続く可能性がある。



忘れられたコーカー

1月の移籍市場で急遽センターバックのバックアップとしてローンでQPRからリバプールに加入したDFスティーブン・コーカーを覚えているだろうか。センターバック不足に"間違いなく妥当な解決策だ"とクロップに迎えられ、本人も驚きの移籍を叶えたが、状況が変わった今全く姿が見られない。さらにドーピング疑惑で出場を見送っているママドゥ・サコーに代わる存在としてユルゲン・クロップも名を挙げなかった。

『我々にはマーティン、デヤン、コロ、ルーカス、チアゴ、イロリとセンターバックとしてプレーできる選手が何人かいる。』

ヨーロッパリーグの登録選手リストにも入っているが出場の見込みはない。(イロリは入っていない。)マッチデイに顔を出したのは2月18日のアウクスバーグ戦のベンチのみで、インターナショナル中に行った合宿には参加していたものの、以来練習でも姿が見られない。

負傷している可能性もある。会見で6番手のセンターバックの状況など誰も質問しないことからフィットネス詳細は不明のままだが、コーカーがウエイトリフティング等トレーニングの状況をinstagramにアップしていることから負傷でもなく、ただ戦力外であろうとの見方が強い。

Liverpool Echo

2016-04-25

サコー体重過多に悩んでいた


ドーピング違反に問われているママドゥ・サコーが、体重過多のため当時のブレンダン・ロジャーズ監督により今季開幕時チームから外されていたとMirrorが報じた。サコーは先月行われたUEFAヨーロッパリーグマンチェスター・ユナイテッド戦後、薬物検査を受けた。この検査で陽性反応を示し、違反に問われている。

プレミアリーグ開幕数ヶ月チームからサコーを外した際、ブレンダンはフィットネスに懸念があると話していた。

「ママに関しては、試合でプレーしていくためにフィットネスレベルを最大に引き上げる必要があった。それが悩みの種だった。」

UEFAのドーピング検査では、ランダムに選出された選手が2つのサンプルを提出することになっている。Aサンプルが陽性を示し、サコー側はBサンプルの検査を求めるとみられているが同じ結果になるものとみられる。サコーは、脂肪燃焼と体重減少効果のある薬物を使用していた疑い。

サコーはUEFAの禁止リストにある薬物が入っていたことは知らなかったことから、クラブはできる限り処罰を軽減してもらえるよう求める見通しで、当面は出場を見送る。トゥーレと同じく半年間の出場停止処分を受けるとの見方が強いが、短ければ3ヶ月、長ければ1年の停止処分となる、だが同様の前例があることから最大2年まで引き延ばされる可能性もあり得る。

脂肪燃焼タブレットを使用し停止処分を受けた経験のあるコロ・トゥーレはまだサコーと話はしていないと明かし、辛い気持ちに同情した。

「ママとはまだ話をしていない。俺には経験があるからわかる。すごく辛い。本当に辛かったから今思い出したくもないし、話たくもない。ママが何か助けが必要なら俺はいつでも力になる。」


2016-04-24

不満&満足のドロー


Premier League
Liverpool 2  (Sturridge 2', Lallana 30')
Newcastle 2 (Cisse 48', Colback 66')

元リバプール指揮官のラファ・ベニテス率いるニューカッスルをアンフィールドに迎え、前半2−0でリードしながら、2点を返され同点で終えた。ユルゲン・クロップにとって後味悪いドローとなった。

「前半はモチベーションの高いチーム相手に非常に良いプレーができていた。今は同点で満足しているだろうと思うが、アンフィールドに来る前は勝ちを狙っていたと思う。前半も後半も明らかに我々の方が上だったが、失点のシーンがダメだった。2ショットオンターゲットで2失点。響きは悪いが、受け入れるしかないし、受け入れられる。敗因にこだわるより、前に進みたい。」

DFママドゥ・サコーがドーピング違反の調査を受けており、長期出場停止処分を受ける可能性がある。好調なサコーの不在の影響はなかったとした。

「彼の不在が原因ではない。これまでの試合でも多く変えている。前半あれだけ良いプレーができていたが、失うものがなくなった相手が前に出てきて失点した。我々に追加点のチャンスはあった。」

「今私から言えることは限られている。公式の声明文以外のことは言えない。厳しい状況だが、来週にはもっと明らかなことが言えるかもしれない。」

Reunited: Rafa speaks to Lucas 
アンフィールドに歓迎された敵将ラファ・ベニテスは劇的なカムバックを演じ、帰還を楽しんだ。

「前半は明らかによくなかったから後半リアクションが必要だった。チームに過去にも言ったことがあるんだが『失うものはない』と告げた。戦い、底力をみせ、チームは素晴らしいリアクションができていたと思う。非常に強いチーム相手に1ポイント得ることができて満足だよ。」

「リバプールのクラブとも街とも良い関係が続いている。私にはジョーディー(ニューカッスル人)とスカウサーが味方にいる。試合開始時はとても感動したよ。リバプールにヨーロッパリーグで優勝してもらいたい。ユルゲンはとても良い仕事をしている。」


2016-04-23

サコーにドーピング疑惑


ママドゥ・サコーがUEFAのドーピング検査に引っかかり、今日のニューカッスル戦欠場するとクラブが発表した。フランスのRMC Sportsによると、同選手が私用していいた脂肪燃焼薬物に違反薬物が含まれており、愛用していた本人は違反薬物であるとの自覚がなかったという。今回の欠場は、選手とクラブ両サイドの合意の上決めた。現在UEFAが調査中。2011年にコロ・トゥーレが脂肪燃焼薬物使用で6ヶ月の停止処分を受けたことがある。

受け継がれるラファの遺産


元リバプールの指揮官ラファ・ベニテスが敵将として今日アンフィールドに帰ってくる。現在ニューカッスルの監督としてプレミアリーグサバイバルを賭けて戦うラファは、ニューカッスルとリバプールに似ているところを発見したという。

「ファンとシティに似ているところがある。労働者たちがチームを情熱を持ってサポートする姿はとても似ている。私にとっても嬉しいことだ。これまでスペインやイタリアでも指導してきたが、リバプールでの経験は最高だった。何があってもファンがサポートしてくれる。」

戦術に関しては右に出るものはいないと元選手たちに賞賛されるラファ。アンフィールドでの勝ち方を見出すと意気込んだ。

「勝てるチャンスはある。どの試合でも私は3ポイントを狙いに行く。相手が誰であってもだ。シティ戦でも3ポイント取れるという信念を持って挑んだ。リバプール戦でもそれは変わらない。彼らは好調だし、優秀なチームに偉大な監督がいる。素晴らしい雰囲気の試合になると思う。」

かつてラファの下でプレーしたスティーブン・ジェラードやイェジー・ドゥデクが冷酷さを指摘しているが、あくまでプロとしての姿勢であることを強調。

「冷たい人間だと言われるが、私はプロだ。決断を下す責任があり、そのためにさまざまことを考えたりと常にバランスを保たないといけない。ファンに愛されるクラブにいるというのはとても大切なことだが、そこで勝つということも重要だ。今の状況には満足しているし、このクラブに成功してほしいと思っている。」


ラファを知るユルゲン・クロップは、クラブの旧友ラファとの再会を歓迎する準備はできている。

「ラファとは何度も会ったことがあるし、彼のことはとても好きだよ。ファンがラファのクラブでのイスタンブールの成功やらを祝おうというなら大歓迎さ。彼はクラブ史上最も成功した監督の一人だ。大歓声を上げるというなら全然構わないよ。私が旧友に会う時にはそうするし、私が今監督だからといってファンがそれをしちゃいけないなんてことはない。感じたまま表現すればいい。」

長年クラブを見守るレジェンド、ケニー・ダルグリッシュもファンはラファの遺産が今でもクラブに貢献し続けており、ファンが暖かく歓迎しないわけがないと述べた。

「ラファは当然両手で暖かく歓迎されるよ。リバプールファンはクラブに貢献してくれた人々誰にでも敬意を示すことで知られる。今回も変わらないさ。ラファは歴史に残るタイトルをもたらしてくれただけでなく、クラブは彼の遺産から今も報いを受けている。」

「ラファは私をアカデミーに招待し、指導させてくれた。それはずっと感謝している。彼が当時の変革が今でも続いている。今ファーストチームで活躍する選手たちをみればその成果は明らかだ。オジョ、アイブ、シンクレアは彼がいたときに加入し、フラナガンやランダル、ケント、ブラナガン、ロシターは彼が連れてきたスタッフの指導を受けて成長した。」

「彼が連れてきたアカデミーのスタッフは本当に大きくアカデミーを変えたし、今後もそうあり続けると思う。こういった選手が今季ユルゲン・クロップにファーストチームでの機会を与えられている。ユルゲンもラファの過去の貢献に感謝していることだろう。ラファもリバプールでの成果を誇りに思っているはずだ。ラファがアンフィールドで相応しい歓迎を受けることは間違いないよ。」

オーウェンがアンバサダーに就任で物議


リバプールのストライカーとして活躍したマイケル・オーウェンがクラブ史上初となるインターナショナルアンバサダーに就任した。世界中のリバプールファンとの交流、クラブのPR業務を担う。

「リバプールファンとして、クラブの国際的な役を任せてもらえることになり、とても光栄だし、嬉しく思う。リバプールは世界最高のフットボールファミリーだ。そのクラブを代表し、オフィシャルな役をもらえるのはとても嬉しい。」

リバプールアカデミー出身、7年間クラブで活躍しクラブ史に濃く名を刻んだ。しかし04年にレアル・マドリードへ移籍し、そのマナーが議論を呼ぶ。さらにキャリア終盤には宿敵であるマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したことで、リバプールファンの反感を買ってきたことから、今回のアンバサダー就任は大きな物議を醸している。

Liverpool Echo

2016-04-20

スカウスは分からないけど…


マージーサイドに越して半年が経つユルゲン・クロップは、初めてのマージーサイドダービーを控え、スカウサーの言葉はわからなくともダービーの重さ、ライバル関係は理解していると意気込んだ。

「私のスカウスの理解力より良いプレーをしたい!まだスカウスは理解できない。特に早口で話された時には全くダメだ。でもダービーのことはわかっている。同じ街のライバルと戦うのは初めてだから、これまで経験してきたダービーとはまた違うものなんだろうと思う。」

「ドルトムントとシャルケは25kmしか離れていなかったから、どちらの街にも両サイドのサポーターが住んでいた。それが私の知るダービーだし、常にプレッシャーがあった。ダービーへの備えはできている。私の周りにいる人、選手、ファン…多くの人がこの試合が特別な試合であることはわかっている。でもこれが私の初マージーサイドダービーだからといって、それが勝敗を分けるわけではない。私の仕事はチームをしっかり準備させること。ダービーでのプレッシャーはよく知ってる。」

「非常に激しい試合になる。エヴァートンに関してはほぼ全て知っているよ。ここに来て半年、さまざまな人々に出会ったし、大きなクラブで過去に大成功している。週末の準々決勝がどう響くのかわからんが、彼らは週に2試合という日程には慣れていないはずだ。だが我々は我々の試合、ラインナップ、状況だけを考えるべき。ヨーロッパリーグのことを考える選手はいないよ。今はプレミアリーグでどこまでやれるかだ。」

2016-04-17

チャン全治1ヶ月


劇的な勝利を収めたドルトムント戦で負傷したエムレ・チャンは、足首靭帯を断裂し復帰まで少なくとも1ヶ月を要する見込み。EURO出場が危うくなるが、ユルゲンはシーズン中の復帰に希望をみせた。

「エムレの負傷は嬉しいニュースではない。はっきりと目処は立っていないが、できるだけ早く復帰させたい。時間はかかる。4〜5週間はかかると思うが、シーズン絶望とは言うべきではない。希望はある。彼はとてもいい状態だっただけに残念だ。」

4月29日開催ヨーロッパリーグの準々決勝ビジャレアル戦は欠場。中盤はジョーダン・ヘンダーソンがすでに負傷リストにいる。

2016-04-16

ジェラード、アメリカで追悼

Gerrard at the Hillsborough 25th anniversary service
リバプールから遠く離れたアメリカで、スティーブン・ジェラードがヒルズボロの犠牲者追悼のためブラックアームバンドを巻き追悼した。自身の従兄弟が96人の犠牲者のうちの一人であり、ジェラードにとってとても大切な日。ヒューストン・ダイナモと試合を行ったジェラードは、一人アームバンドを巻き試合に出場し、チームは4−1で勝利した。

「俺にとって故郷でヒルズボロの追悼式典が行われていることがあって、とても感情深い日だった。敬意を示すためにアームバンドを巻いてもいいかとレフリーにお願いしたんだ。勝利がさらに特別な日にしてくれたよ。」


最後のヒルズボロ追悼式典


ヒルズボロの悲劇が起きて27年目を迎えた。アンフィールドで追悼式典が行われるのは今年が最後となる。まもなく結審が出るのを前に、遺族会HFSGが今回で最後とすることを決めた。当時の選手ら含め関係者やファン約2万人が出席した。最後の式典はクラブのアンセム"You'll Never Walk Alone"で締めくくられた。



2016-04-15

What a night!



監督になる運命だった


7年間過ごしたドルトムントを退団後、昨年10月に正式にリバプールの監督に就任したユルゲン・クロップ。クロップの代理人マーク・コジッケ氏がGoalに対し、ブレンダン・ロジャーズ解雇前から予感があり、就任する運命だったと明かした。

「ユルゲンとリバプールは相性が良い。リバプールがユルゲン・クロップの新しいクラブになるというのは運命だったような気がする。というのもこれまでユルゲンが指揮したクラブすべて試合前に'You'll Never Walk Alone'を歌う。マインツでもドルトムントもそうだし、リバプールはその発祥地だ。」

「我々はリバプールに何かあったら監督候補はユルゲンじゃないかって思っていた。そしたらブレンダン・ロジャーズが解雇され、CEOから連絡があったんだ。もしよかったら、ユルゲン含めて会えないかと。ユルゲンはリバプールも話にとても興味を持っていたが、我々には休暇や他のプランがあった。彼は家族とカリビアンへの旅行やスーパーボウルの観戦、スキー旅行に行きたがっていた。我々はアメリカでほかのスポーツの勉強に研修旅行も計画していた。」

「彼はここでリバプールと合意したらすべてキャンセルしなければいけなくなるということはわかっていた。そのことに対し彼は喜んではいなかったから、リバプールの説得が必要だった。リバプールはクラブの構造やビジョンで彼を説得しなければならなかった。細かいことも話が合い、彼は最終的に『リバプールに行きたい!』となったんだ。」

BVB戦に向け練習

2016-04-13

コウチーニョPFAノミネート


フィリペ・コウチーニョが2016年年間最優秀若手選手賞にノミネートされた。今回で43回目となるPFAのアワード授賞式は4月24日にロンドンで開催される。受賞となれば、レッズとして同部門での受賞は、01/02シーズンのスティーブン・ジェラード以来となる。

ロヴレン代表追放でEURO欠場へ


クロアチア代表に招集されてきたデヤン・ロヴレンが、監督と不仲となりEUROを逃すことになりそうだ。先月29日に行われたハンガリー代表との国際親善試合で、ロヴレンが勝手にウォーミングアップを切り上げたとしてチャチッチ代表監督が激怒。ロヴレンは『言われた通りにやっただけ。謝るつもりはない。』『スタメンで出るか、EURO欠場どちらかだ』と発言、監督の戦術についても不満をもらしていることから監督は『個人よりチームが何より大事だ。クロアチアのユニフォームを着ること、チームメイト、監督に敬意を持たなければいけない。』とロヴレンを非難しており、多くの情報局が欠場が濃厚だとしている。

2016-04-11

期待以上の出来


厳しいヨーロッパの日程に挟まれたプレミアリーグ第26節ストーク戦は、ホームで4−1の大勝。指揮官も期待以上の出来に大満足。

「オジョは3〜4ヶ月右ウィングでプレーしてきて、今日は同じことを左でしっかりやってくれた。ドリブルもクロスも良かったし、アシストは最高だった。ダニエルのフィニッシュは完璧。素早く決めたあの1点目こそ我々の求めてるものだった。だからラインナップを変えた。」

「アルベルトは私が就任して以来最高の出来だったんじゃないかな。もちろんゴールで自信を持てたっていうのはあったと思うが、しっかり集中していて、守備も攻撃面でも良かった。とても難しいチーム相手に試合通して良いプレーができた。相手はこの試合でまたプレースタイルを変えてきた。今日は風もあってピーター・クラウチが前にいる状況は大変だろうと構えていたが、経験豊富なコロとマーティンがしっかり抑えた。」

「一緒にプレーしたことのないチームでプレーしたということを考えるととても良い出来だった。もっと問題が出てくると思っていた。フォーメーションが機能し勝てるかもしれないとは思っていたが、ここまで良い試合ができるとは思っていなかったよ。」


2016-04-09

ヘンダーソンEURO欠場か


昨夜のヨーロッパリーグドルトムント戦で左膝を痛めたジョーダン・ヘンダーソンは、検査の結果、全治約6〜8週間かかることがわかった。外側側副靭帯(LCL)を損傷しており、この負傷では通常全治約6〜8週間を要するため、5週間後に控えるEURO出場できない可能性がある。ACLほど深刻な負傷ではなく、リハビリで治療可能というのが救い。試合後クロップは『軽いものではなくあまり状態は良くない。非常に悪いニュース。』とポジティブな結果にもキャプテンを失うことに悔しさをみせた。

2016-04-08

作戦大成功


UEFAヨーロッパリーグ対ドルトムント戦は、6万5千人のYNWA大合唱から始まり、タイトなファーストレグを1-1のドローで終えた。前線でディヴォック・オリギを先発起用した策が功を奏し、レッズが39分に先制ゴールを決める。ゴールが必要となったドルトムントは後半開始早々にフンメルスがヘディングで同点弾。その後リバプールは追加点のチャンスを作るも、決め切ることはできなかった。

ユルゲン・クロップは、同大会優勝候補の敵地で満足いく試合ができたと振り返った。

「試合では満足いくところがたくさんあった。チームはまとまっていたし、我々のプランをしっかり実行するだけの度胸もあった。1-0とゴールを決めたあたりの時間帯は非常に流れもよかった。ダイレクトなプレーができていて、我々の力をみせることができた。ドルトムントほどのクオリティとチーム力を持つチーム相手にすべてのパスを防ぐのは難しい。耐えなければいけないときもある。強い情熱を持って戦わなければいけなかったし、それができた。失点後も集中は切らさなかった。ドローが妥当な結果だと思う。」

ファーストレグをドローで終えながら進出を決めてきたレッズ。アウェイゴールで一歩前にいるが、まだ決まったわけではない。

「この結果がこの対決に少しスパイスを加えてくれた。これでアンフィールドは大いに盛り上がるだろう。でもまだ次が決まったというような感覚はない。ドルトムントという強いチーム相手にここまででき、勝てる可能性もあった。ドルトムントはどの会場でもゴールを決める力を持っているから、まだわからないよ。」

7年間率いたドルトムントの相手監督としての帰還を楽しめたユルゲン。

「さまざまな状況からいつもとは違う試合になった。ピッチに出たときには拍手で迎えてくれたから、お返しに私もしたよ。とても良い帰還になった。スタジアムは素晴らしいし、サッカーをプレーする場所としては最高の場所。ファンも特別だ。とても気持ち良く帰ってくることができた。試合となると、試合のみに集中した。来週木曜日アンフィールドでの試合が楽しみだよ。」

アダム・ララーナは、チームが監督の作戦をしっかり実行でき、欧州の強豪を抑えることができたと振り返った。

「彼のゲームプランを完璧に実行することができた。1-0や2-1で勝つことができていたらさらに大きな結果になっていたけど、この厳しい対戦でよくやれたと思う。エネルギーを絞ったし、後半は特に相手にボールを持たらていたからエネルギーを消費した。チーム全員が全力を出し切って、いくつか良いチャンスも作ることができた。追加点を決められなくて残念だけど、来週はアンフィールドだから、アウェイゴールを狙いに来る彼らを相手にしっかりプレーできるといい。」

2016-04-07

ゴール決まればセレブレーション


今夜UEFAヨーロッパリーグ準々決勝1stレグを控え、ユルゲン・クロップがリバプールの監督として初めて古巣ドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに帰った。一時代を築き上げ、今でもドルトムントで絶大な人気を誇る指揮官は、スタジアムのドレッシングルームには間違えないようにとクロップ向けの案内サインが設置されるなど暖かいユーモアで歓迎された。想いの詰まったスタジアムでの試合、ゴールを決めたら当然セレブレーションをすると宣言した。

「当然セレブレーションするさ。ドルトムントと18年在籍したマインツに帰ったときもそうした。7年間ここにいて、私がチームが得点をした時にセレブレーションをすることを知らないような人はいないだろう。開始1分で決まれば、走りこむようなことはしないと思うが、ここぞって時に決定的なゴールが決まればセレブレーションするよ。何も計画してやるものじゃないが、セレブレーションを抑える薬など飲まない!」


感動的な英雄としての帰還となるのか、敵として迎えられるのか。

「どう思われているのかはよくわからないが、去った時はとても良い別れができた。私との再会を喜んでくれる人々がたくさんいるのはわかっているが、今回は友人との時間を楽しみに来たんじゃない。ハグしたいってなら、私が知ってる人なら全然構わないがね(笑)。」

「結局これはサッカーの試合にすぎない。幼い頃はみんな親友相手にプレーしてただろ?相手が友達だからといって勝ちたくないなんて思ったことは一度もない。相手が友人だからといって勝ちたくないなんてことありえない。お互いにとって非常に重要な試合だ。私とドルトムントの関係は1秒も崩れたことはないくらい良好だ。その証拠はいらないくらい、私自身がよく知っている。」

相手選手に対する知識は誰より豊富なレッズのコーチ陣。勝因になるか?

「ドルトムントの選手のことをよく知ってるというのが決め手になるとは思えない。私の選手たちは、あの選手がこっちに動いてとか右に出てとか各選手の細かい情報を期待してなどいない。ドルトムントのチームとしてのプレーやゲーム、成長を分析している。とても魅力的なサッカーをするチームだ。」

「でも勝てないと思ってここへ来ていない。ドルトムントを破るのは世界最高峰の壁だ。でも不可能ではないし、我々にはそれを実行する必要がある。試合中にチャンスは必ず訪れる。とにかく試合をやって話しをするのはそのあとだ。お互いにとって真のチャレンジになる良い試合になることを祈る。」



2016-04-06

レバンドフスキがゲッツェに助言


バイエルンで出場機会の減っているマリオ・ゲッツェの去就に注目が集まっており、リバプールでユルゲン・クロップと再会の噂が過熱している。すでにクラブが交渉を開始したとの憶測も飛び交っている。クロップのもとBVBで一緒にプレーし、現在バイエルンでのチームメイトであるロベルト・レバンドフスキが過熱する噂にコメント。噂を気にせず、バイエルンで活躍することに集中すべきだと助言した。

「彼はインターナショナルブレークで、実力をみせ、素晴らしい選手だ。彼はメディアが書いていることはみるべきじゃない。彼に余計なプレッシャーは必要ない。でも彼はそういうプレッシャーには慣れているし、きちんと対処ができる。彼についてみんな騒ぎすぎだ。」

「彼はバイエルンの選手だし、今季残りの試合でバイエルンにふさわしい選手だと証明する時間は十分ある。彼を疑う人々を間違ってるって証明するチャンスがある。彼は偉大な選手なんだから今後ずっとバイエルンにいるべきだ。」

Liverpool Echo

シャヒンの想い


ドルトムントMFヌリ・シャヒンは、レアル・マドリードに所属していた2012/13シーズンにローンでリバプールに在籍したことがある。その後再びドルトムントに帰ったシャヒンは、元恩師ユルゲン・クロップ率いるレッズとの対戦を前に想いを明かした。

「俺たちは7〜8年も一緒に働いた。彼がチームのことを知っているというのは当然だ。俺たちも彼のことを良く知っているし、選手全員が彼と素晴らしい関係をキープしている。それはこの対決によって変わることはないよ。」

短期間の微妙な結果に終わったローンだったが、リバプールについてはいいことしか言えないと振り返る。

「俺は3〜4ヶ月しかいなかった。すごく短期間だったけど、とてもいい時間を過ごすことができた。リバプールについて悪い言葉は何一つ出てこない。ドルトムントに帰還することは自分が望んでのことだった。リバプールについて忘れられないのはトレーニンググランド。あのクラブは本当に偉大なクラブだ。05年から大きなタイトルを獲得していないとはいえ、とてもまとまりのある良いクラブだ。」


2016-04-05

完治しないヘンダーソン


今季足底筋膜炎に苦しむ主将ジョーダン・ヘンダーソンは、1月に靭帯が完全破裂後も症状は完治しておらず、痛みを抱えたままプレーを続けている。だが徐々に調子はベストに戻りつつあるとフィットネスが向上しているとEchoに明かした。

「自分の理想の状態に戻りつつあると感じている。負傷とかほかの問題を抱えながらのプレーは自分が一番の敵になったりする。自分のせいってこともある。でもそれが俺。とにかくプレーしたい。チームのためにピッチに立ちたい。」

「フィジカル面は戻ってきていると思うし、自分の持ち味はそこだから。フィジカルがきちんと整っていればすべてがうまくいく気がしてる。スパーズ戦ではその点すごく気持ち良くプレーできたんだ。イングランド代表でのドイツ戦では、フィジカルという点では今季トップのパフォーマンスができたと思っている。嬉しかったし、自信が持てた。」

木曜日にはドルトムント戦が控えているがフィジカルには問題ないと主張。

「俺は問題なくプレーできる。試合後は少し痛むけど、以前よりはかなりマシになってる。嬉しいことにピッチに出てプレーすることができている。完全に痛みが消えるのは休息をとってからになる。となるとしばらくは無理かな。EUROに出るとなると、そのあとの休みには完治してほしい。それまではうまく対処していける。フィジカルの強さは自分の理想の状態に戻りつつある。」


2016-04-04

交代に不満?当たり前


トッテナム戦で先発スタートしたダニエル・スタリッジは、フル出場叶わず71分にディヴォック・オリギに交代。ピッチを下がる際、明らかに不満気な表情をみせた同選手について、"監督への敬意が足りない"と非難の声もあがっている。だがユルゲン・クロップはスタリッジを弁護した。

「そりゃ当然だ。ダニエル・スタリッジの能力の高さを考えると尚更普通のことだろう。彼は、"もっとピッチにいさせてくれ、試合を決めてみせる"と考えていたにちがいない。そうれはいいんだが、我々にはほかの手を差し伸べなければいけない時がある。ラインの後ろでの動きが必要だったから、ディヴォックのフィジカルの強さを借りるために交代した。」

「アダム・ララーナを代えて、ツーストライカーにすることもできた。でも私のなかでそれはうまくいかないと思った。ここでは私自身の考えで動いているから、それはやめたんだ。それだけのこと。」

「私は盲目じゃない。彼の不満なのはよくわかった。でもそれに何の問題もない。交代して喜ぶような選手はおかしい。ピッチに立つ選手なら"俺が一番"という自信を持ってプレーしないといけない。私はそういう姿勢は好きだ。私を後ろから蹴るとかっていうなら話は別だが!」


信念に欠けドロー


アンフィールドで行われたプレミアリーグ第32節、レッズは前半から積極的に攻め先制ゴールをあげるも、後半に完全に勢いを失ってしまい1点を許し同点に終わった。ユルゲン・クロップは、勢いがもたず、チャンスを決めきれなかったと反省した。

「結果はドローだが、前半だけで試合を決めるチャンスがあった。我々にとって非常に良い時間帯はあったが、集中力を失い勢いをキープできなかった。前半はなんだか勢いがついたと思ったらエンジンが切れてしまって、自分たちのミスで相手にボールをもたせてしまった場面が多かったと思う。原因はわからない。もう一度みてみないと。」

「後半は素晴らしいゴールを決めることができたが、スタートはあまり良くなかった。ゴール以外の場面は我々のレベルになかった。ケーンのゴールは、ボールがでたと思っていたが出てなかった…人生によくあることだよ。我々の守備は電源が切れてしまっていて、戻そうと思った時には遅すぎた。デヤンとクラインは今日素晴らしいパフォーマンスをしていたが、あのシーンは違った決断が必要だったかもしれない。ハリー・ケーンは非常に優秀なストライカーで、ゴールを決めた。」

こういう試合で勝つためには勝てると信じることだ。

「相手はリーグ優勝を狙っているチームで、我々にとっては3ポイントだ。6、7位も離れているような戦いには見えなかった。試合を変えたかったらしっかり試合に集中し続けないといけない。信じることが大事だ。今の我々はまだこういう戦いを制することができるという信念に欠けている。勝者になることを学ばなければ。」

2016-04-02

CL目的の選手はいらない


チャンピオンズリーグは選手が憧れる最高の舞台。出場権のないクラブは一流の選手を惹きつけるのが難しいのが現実だ。しかし来シーズンのチーム編成をプランニング中のユルゲン・クロップは、チャンピオンズリーグを移籍の条件にあげるような選手には興味を持たないと明かした。

「100%とは言わないが、我々は80%来シーズンのチャンピオンズリーグに出場できない。だからこれから選手と接触する上で、『もしチャンピオンズリーグに出れるなら大いに興味ある』なんて言ってくるような選手は私から電話を切る。私はそんな選手に興味はない。35、36歳になってキャリアを振り返った時に『あの一年はチャンピオンズリーグに出場できなかった。かわいそうな俺。』なんて考えるような選手になるなって私はいつも教え子に言ってる。」

「このチームに入ればこれからいろんなことを成し遂げるチャンスがある。チャンピオンズリーグに出場し、もしかしたら優勝なんてこともあるかもしれない。出場するだけより何倍もの達成感が得られる。選手と話をするときにはそういうことを伝えるようにしている。我々には、走行中の電車に飛び乗るのではなく、電車を一緒に押してくれる選手が必要だ。」

「『チャンピオンズリーグに出れないなら行かない』なんて言ってくる選手はこっちからお断りだ。さよなら、ありがとう、どこへ行くにしろ楽しめよ!って言ってやるよ。我々に合う選手をみつけるし、そういう選手がすでにいる。」

元教え子マリオ・ゲッツェ獲得の噂が過熱している。同選手を評価しているとしながら、移籍については口を閉ざした。

「私がマリオ・ゲッツェが好きだということは誰もが知っていることだ。彼がバイエルン・ミュンヘンに行くと決まった日は私にとって辛い日だった。彼のことは16歳のときから知っている。あれから長い道のりだったが、彼はまだ若い。それ以外のことに関しては、他の選手と同じく言わない。移籍とか関心を持ってるかという質問には答えない。移籍に関しては決定するまでコメントしない。私がマリオ・ゲッツェについて話し出せば2時間以上語れるが、彼を獲得するかどうか君達が答えを知ることはできない。」