2016-04-08

作戦大成功


UEFAヨーロッパリーグ対ドルトムント戦は、6万5千人のYNWA大合唱から始まり、タイトなファーストレグを1-1のドローで終えた。前線でディヴォック・オリギを先発起用した策が功を奏し、レッズが39分に先制ゴールを決める。ゴールが必要となったドルトムントは後半開始早々にフンメルスがヘディングで同点弾。その後リバプールは追加点のチャンスを作るも、決め切ることはできなかった。

ユルゲン・クロップは、同大会優勝候補の敵地で満足いく試合ができたと振り返った。

「試合では満足いくところがたくさんあった。チームはまとまっていたし、我々のプランをしっかり実行するだけの度胸もあった。1-0とゴールを決めたあたりの時間帯は非常に流れもよかった。ダイレクトなプレーができていて、我々の力をみせることができた。ドルトムントほどのクオリティとチーム力を持つチーム相手にすべてのパスを防ぐのは難しい。耐えなければいけないときもある。強い情熱を持って戦わなければいけなかったし、それができた。失点後も集中は切らさなかった。ドローが妥当な結果だと思う。」

ファーストレグをドローで終えながら進出を決めてきたレッズ。アウェイゴールで一歩前にいるが、まだ決まったわけではない。

「この結果がこの対決に少しスパイスを加えてくれた。これでアンフィールドは大いに盛り上がるだろう。でもまだ次が決まったというような感覚はない。ドルトムントという強いチーム相手にここまででき、勝てる可能性もあった。ドルトムントはどの会場でもゴールを決める力を持っているから、まだわからないよ。」

7年間率いたドルトムントの相手監督としての帰還を楽しめたユルゲン。

「さまざまな状況からいつもとは違う試合になった。ピッチに出たときには拍手で迎えてくれたから、お返しに私もしたよ。とても良い帰還になった。スタジアムは素晴らしいし、サッカーをプレーする場所としては最高の場所。ファンも特別だ。とても気持ち良く帰ってくることができた。試合となると、試合のみに集中した。来週木曜日アンフィールドでの試合が楽しみだよ。」

アダム・ララーナは、チームが監督の作戦をしっかり実行でき、欧州の強豪を抑えることができたと振り返った。

「彼のゲームプランを完璧に実行することができた。1-0や2-1で勝つことができていたらさらに大きな結果になっていたけど、この厳しい対戦でよくやれたと思う。エネルギーを絞ったし、後半は特に相手にボールを持たらていたからエネルギーを消費した。チーム全員が全力を出し切って、いくつか良いチャンスも作ることができた。追加点を決められなくて残念だけど、来週はアンフィールドだから、アウェイゴールを狙いに来る彼らを相手にしっかりプレーできるといい。」

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