2016-04-23

受け継がれるラファの遺産


元リバプールの指揮官ラファ・ベニテスが敵将として今日アンフィールドに帰ってくる。現在ニューカッスルの監督としてプレミアリーグサバイバルを賭けて戦うラファは、ニューカッスルとリバプールに似ているところを発見したという。

「ファンとシティに似ているところがある。労働者たちがチームを情熱を持ってサポートする姿はとても似ている。私にとっても嬉しいことだ。これまでスペインやイタリアでも指導してきたが、リバプールでの経験は最高だった。何があってもファンがサポートしてくれる。」

戦術に関しては右に出るものはいないと元選手たちに賞賛されるラファ。アンフィールドでの勝ち方を見出すと意気込んだ。

「勝てるチャンスはある。どの試合でも私は3ポイントを狙いに行く。相手が誰であってもだ。シティ戦でも3ポイント取れるという信念を持って挑んだ。リバプール戦でもそれは変わらない。彼らは好調だし、優秀なチームに偉大な監督がいる。素晴らしい雰囲気の試合になると思う。」

かつてラファの下でプレーしたスティーブン・ジェラードやイェジー・ドゥデクが冷酷さを指摘しているが、あくまでプロとしての姿勢であることを強調。

「冷たい人間だと言われるが、私はプロだ。決断を下す責任があり、そのためにさまざまことを考えたりと常にバランスを保たないといけない。ファンに愛されるクラブにいるというのはとても大切なことだが、そこで勝つということも重要だ。今の状況には満足しているし、このクラブに成功してほしいと思っている。」


ラファを知るユルゲン・クロップは、クラブの旧友ラファとの再会を歓迎する準備はできている。

「ラファとは何度も会ったことがあるし、彼のことはとても好きだよ。ファンがラファのクラブでのイスタンブールの成功やらを祝おうというなら大歓迎さ。彼はクラブ史上最も成功した監督の一人だ。大歓声を上げるというなら全然構わないよ。私が旧友に会う時にはそうするし、私が今監督だからといってファンがそれをしちゃいけないなんてことはない。感じたまま表現すればいい。」

長年クラブを見守るレジェンド、ケニー・ダルグリッシュもファンはラファの遺産が今でもクラブに貢献し続けており、ファンが暖かく歓迎しないわけがないと述べた。

「ラファは当然両手で暖かく歓迎されるよ。リバプールファンはクラブに貢献してくれた人々誰にでも敬意を示すことで知られる。今回も変わらないさ。ラファは歴史に残るタイトルをもたらしてくれただけでなく、クラブは彼の遺産から今も報いを受けている。」

「ラファは私をアカデミーに招待し、指導させてくれた。それはずっと感謝している。彼が当時の変革が今でも続いている。今ファーストチームで活躍する選手たちをみればその成果は明らかだ。オジョ、アイブ、シンクレアは彼がいたときに加入し、フラナガンやランダル、ケント、ブラナガン、ロシターは彼が連れてきたスタッフの指導を受けて成長した。」

「彼が連れてきたアカデミーのスタッフは本当に大きくアカデミーを変えたし、今後もそうあり続けると思う。こういった選手が今季ユルゲン・クロップにファーストチームでの機会を与えられている。ユルゲンもラファの過去の貢献に感謝していることだろう。ラファもリバプールでの成果を誇りに思っているはずだ。ラファがアンフィールドで相応しい歓迎を受けることは間違いないよ。」

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