2016-04-02

CL目的の選手はいらない


チャンピオンズリーグは選手が憧れる最高の舞台。出場権のないクラブは一流の選手を惹きつけるのが難しいのが現実だ。しかし来シーズンのチーム編成をプランニング中のユルゲン・クロップは、チャンピオンズリーグを移籍の条件にあげるような選手には興味を持たないと明かした。

「100%とは言わないが、我々は80%来シーズンのチャンピオンズリーグに出場できない。だからこれから選手と接触する上で、『もしチャンピオンズリーグに出れるなら大いに興味ある』なんて言ってくるような選手は私から電話を切る。私はそんな選手に興味はない。35、36歳になってキャリアを振り返った時に『あの一年はチャンピオンズリーグに出場できなかった。かわいそうな俺。』なんて考えるような選手になるなって私はいつも教え子に言ってる。」

「このチームに入ればこれからいろんなことを成し遂げるチャンスがある。チャンピオンズリーグに出場し、もしかしたら優勝なんてこともあるかもしれない。出場するだけより何倍もの達成感が得られる。選手と話をするときにはそういうことを伝えるようにしている。我々には、走行中の電車に飛び乗るのではなく、電車を一緒に押してくれる選手が必要だ。」

「『チャンピオンズリーグに出れないなら行かない』なんて言ってくる選手はこっちからお断りだ。さよなら、ありがとう、どこへ行くにしろ楽しめよ!って言ってやるよ。我々に合う選手をみつけるし、そういう選手がすでにいる。」

元教え子マリオ・ゲッツェ獲得の噂が過熱している。同選手を評価しているとしながら、移籍については口を閉ざした。

「私がマリオ・ゲッツェが好きだということは誰もが知っていることだ。彼がバイエルン・ミュンヘンに行くと決まった日は私にとって辛い日だった。彼のことは16歳のときから知っている。あれから長い道のりだったが、彼はまだ若い。それ以外のことに関しては、他の選手と同じく言わない。移籍とか関心を持ってるかという質問には答えない。移籍に関しては決定するまでコメントしない。私がマリオ・ゲッツェについて話し出せば2時間以上語れるが、彼を獲得するかどうか君達が答えを知ることはできない。」

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