2014-07-31

Friendly: Liverpool - Manchester City



Guinness Champions Cup
At Yankee Stadium
Liverpool2
0-0
2
 Man City
2-2
Henderson 59'
Sterling 85'
Penalty Shootout
 3-1
Jovetic 53'
Jovetic 67'

2014-07-30

オリジ獲得を発表


リバプールはリールよりベルギー代表FWディヴォック・オリジ(19)を獲得した。2014/15シーズンはリールにローンで戻ることになっている。推定移籍額は£1000万で推定5年契約。オリジはリバプールのの一員になることにワクワクしていると歓喜した。

「本当に嬉しい。リバプールほどのビッグクラブが欲しいと言ってくれるなんて。すごく楽しみだ。偉大な歴史とファンと選手がいる素晴らしいクラブだってことは知ってる。リバプールは世界のトップクラブだと思うし、その歴史の一部になれると思うとすごくワクワクする。若いチームだしこれからどんどん成長するチームだと思う。いい選手が揃っている。」

同じベルギー代表のGKミニョレにアドバイスを求めた。

「彼はリバプールについていいことばかり言っていた。俺にとって最高のクラブだって。ポジティブばことばかり言っていたよ。彼と話ができて良かった。どういうクラブなのか、雰囲気はどうなのか、人はどうなのかってことを聞いたら、彼の答えはすべていいことばかりで悪いことは一つも言ってなかった。ミニョレはとてもフレンドリーな人でいつも力になってくれる。リバプールでもこれからたくさん助けてもらうことになると思う。」


ブレンダン・ロジャーズは数年追っていたという19歳のオリジにクラブの未来をみた。ワールドクラスになれる素質のある真のタレントだと大絶賛。

「彼はサッカー界で最も将来が楽しみなタレントの一人だと本気で思っている。世界中には多くの才能ある若手がいるが、彼は19歳でワールドカップで活躍できるほどの力を持っている。彼の事は以前から追っていて、国際大会での彼を観てきた。彼はワールドクラスの選手になれる潜在能力を持っている。めちゃくちゃ速く、ボールタッチもものすごく上手い。いいサイズだし攻撃的。最も私が重視したのは彼は謙虚にハードワークをするといううちの他の選手にもみられるところがあるというところ。数年彼のことをみてきて、しっかりした環境の元でプレーすればこの少年はワールドクラスに成長すると思った。今季はリールに戻ってプレーするが、素晴らしい選手を獲得できた。来季というだけでなく、リバプールの将来にとって素晴らしい補強と言える。サッカー界を照らす明るい光だ。」

ヒップホップクイズ対決

Little banter from our lads!


ダニエル・スタリッジとジョーダン・アイブがニューヨークでヒップホップクイズ対決!ヒップホップを愛する二人の爆笑対決です。もう一人のジョーダンが部屋の隅っこで大笑いしています。ダンほんまいいキャラしてる♥

2014-07-29

Transfer Gossip



◆ダニエル・アッガー(29)のバルセロナ移籍が近いとバルセロナのスポーツ紙Diario Sportが報じた。同選手は5年契約に合意したと報じている。アッガーはニュージャージーでの練習には姿を見せていない。デヤン・ロヴレンを獲得できたリバプールは、長年アンフィールドで活躍したアッガーを€1500万で放出することを決めた。(Star)

◆ASモナコ所属FWラダメル・ファルカオ獲得にリバプールほかチェルシー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドが名を挙げた。移籍先の候補として噂のあったレアル・マドリードは全く関心がないとEl Confidencialが報じた。モナコは850万でシーズンローンののち、3550万での買い取りを望んでいる。(Express)

◆サウサンプトンFWジェイ・ロドリゲス(24)を照会した。ロドリゲスはサウサンプトンから契約講師のオファーを受けたが、まだサインをしていない。(talkSPORT)

◆ロイク・レミーを逃したリバプールは、新たにエセキエル・ラベッシ(29)をリストアップ。市場価格は£1800万。PSGはファイナンシャルフェアプレーの規則に準じるよう選手を放出する必要がある。PSGは2年前に£2400万で同選手を獲得した。チェルシーも関心を示している。(Express)

◆スソが契約延長に向けて交渉していることを明かした。「今新たな契約に向けて話を進めているところ。早く新たな契約を交わしたい。ずっとリバプールにいたいと思ってる。」(ECHO)

攻撃陣を称えるロジャーズ


選手たちのフィットネスレベルを観察しているブレンダン・ロジャーズは、オリンピアコス戦で新加入したラザル・マルコヴィッチが輝く瞬間を見せた。スタリッジとスターリングの新たなSASにも期待。

「ダニエルはなんだか変わった。ワールドカップと昨シーズンで自信をつけた。攻撃をリードする準備はできているようだ。昨シーズンには20数ゴールを決めてくれているから、彼は大いに価値あるストライカーだ。」

「マルコヴィッチはこれからどんどん良くなる一方だ。攻撃のときには強さをみせていたし、これから試合を重ねてスピードと鋭さを身に付けてフィニッシュに持って行けるようになったらと思っている。チームにスピードはある。ラヒーム・スターリングは常に脅威だ。彼のプレーを観ているのは楽しいよ。3人はとてもこれからが楽しみだ。」

ルイス・スアレスがいなくなった今、彼の得点力をどう補うの?

「ルイス抜いても70数ゴールを決めた選手たちがいる。ルイス・スアレスはもうリバプールの選手ではないから、彼の話や彼に言及することはしたくない。昨シーズンにルイスがいなくともゴールを決められると証明してくれた今いる選手のことを考えている。スアレスの不在は問題ではない。」
インターナショナルチャンピオンズカップが開幕したが、あくまでプレシーズン。選手たちのフィットネスが最優先だ。

「なにより選手たちのフィットネスをみるためにやっている。それが一番大事だし、プレシーズンの目的は選手たち体調を整えることだ。だが結果が出ているのは嬉しい。プレシーズンが進むにつれて、みんなシャープな動きやパスができるようになっていく。だが現段階では選手たちの抵抗力を高め、試合をこなしてもらっている。」

「オリンピアコス戦の前半はいいスタートができたし、パスもしっかり正確にできていた。いい得点ができ、フロントにはかなり威力があったと思う。コンビネーションプレーもカウンターアタックも良かった。守備にも満足している。プレシーズンが始まったばかりだが堅かった。途中交代で試合を変え、若い選手たちもプレーできた。まだ戻って1週間ほどの選手も45~60分プレーできた。全体通して非常に満足いく試合だったよ。」


キャラガー:スタリッジが輝く時が来た


ジェイミー・キャラガーは、昨季のダニエル・スタリッジはルイス・スアレスの陰に隠れており、彼の退団後さらに伸びると大絶賛した。

「前から言っているんだけど、ダニエルはもっと称賛されていいはずだ。彼は確かにスアレスとは違う。昨シーズンにアンフィールドのメインスタンドから観戦していたとき、二人が激しくモメていたのを覚えている。それからも二人は口論を続けているから、監督はスタリッジを下げた。俺だったらスアレスを下げてる。スアレスがスタリッジに対してちょっと威張りすぎてイジメているようなときがあった。ストライカーたちの間には嫉妬やらで揉め事があったるするものだけど、ダニエルが可哀そうだって思うことが何度かあったよ。スタリッジとスアレスの扱いは平等じゃなかった気がする。二人の仲が悪いって言ってるわけじゃないけど、二人ともがメインストライカーになりたがっていた。スアレスがいなくなった今、スタリッジが中心になるのは間違いないよ。」

リバプール史上の偉大なストライカーをみてきたキャラガーは、スタリッジならその仲間入りができると信じている。スタリッジは昨季26試合で21得点ととんでもない記録を出した。

「彼の記録をみてれば活躍は間違いない。リバプールでの50試合でリバプール史上のストライカーの誰より多くのゴールを決めているんだぞ。リバプールの偉大なストライカーたちのレベルを考えるととんでもないことさ。プレミアリーグ最強のストライカーになれるかもね。彼の得点力、クオリティ、ペース、ゴールのバリエーション…ゴール前では冷静だし、今ではイングランドのメインストライカーだ。このまま行けば欧州最強の一人になれる。」

移籍が破談となったロイク・レミーについて、獲得できなかったことを悔やんだ。

「残念だよ。リバプールがバーゲンで選手を買えることはあまりない。リバプールは安価でいい選手を買うのが下手なんだ。彼はプレミアリーグで得点力を証明しているし、スタリッジと上手く連携できたであろう選手だから、獲得できていれば良い補強になっていたと思う。ワイドエリアで仕事のできる適材だったのに…この失敗でリバプールは厳しい状況になった。」

Mirror

スタリッジ:チームで穴埋め



攻撃のパートナーであったルイス・スアレスの退団により、昨シーズンほどの攻撃力はないと指摘されているリバプールだが、ダニエル・スタリッジはリバプールは一人の選手頼りのクラブではないと宣言した。

「リバプールには一層力を入れて頑張れる選手が揃っている。最初から自分がメインになるだなんて思っていないよ。チームとして前進していく。ルイスの移籍はフットボールの一部。彼は自分のため、家族のために移籍をしたんだ。ルイスとは特別な連携ができていた。彼の今後の活躍を祈ってる。彼とのプレーは本当に楽しかった。得点で歴史を作ったし、ワンシーズンでクラブ史上最強のペアになれた。でも来シーズンは俺自身も含めて選手たちが得点を決めるためにステップアップする必要がある。長いシーズンになるし、みんながより一層力を入れていかなくちゃいけない。」

「新しい選手たちも加わった。リバプールは本当に大きな一流のクラブ。選手が移籍するのはこの世界では当たり前だ。スティービーのようにずっとクラブに奉仕する選手もいれば、ほかのクラブへ移籍していく選手もいる。それがフットボール。監督が獲得した新たなエキサイティングな若い選手たち、プレミアリーグの注目株の選手たちと勝者のメンタリティで前進していきたい。攻撃的なリバプールスタイルでプレーを続けていく。監督の考えているフォーメーションや哲学はわからないけど、いつものように100%を尽くす。ほかの選手たちもそうだろうと思うよ。誰がピッチに立っても、気持ちを入れて勝ちに行く。」

他クラブも補強に励むなか、プレミアリーグとチャンピオンズリーグ両方で成功を狙う。

ほかのクラブが大型補強をしているから無理じゃないかって思われているのかもしれないけどね。アーセナルは多額を費やしているし、チェルシーはコスタとファブレガスと一流の二人を獲得したし、マンシティはいつも強い選手を獲得しているし、トッテナムとマンチェスター・ユナイテッドもそうだ。今季は俺たちの実力をみせられるいいシーズンになると思う。どういうことを期待されていても、俺たちのメンタリティは変わらない。」5年ぶりのチャンピオンズリーグでも結果を残したい。

「若くてハングリーなチームでリーグでも欧州でもいい結果を出したいと思っている。素晴らしい監督のもとでまた前進していきたい。ブレンダンも成功を渇望している。みんなが成功に対してハングリーでいるってことはチームのモットーさ。」

2014-07-28

優勝を狙うジェラード


ワールドカップ出場組が戻り、インターナショナルカップが開幕。チーム全員でのプレシーズンが本格的に始動したなか、スティーブン・ジェラードは、今季こそ優勝を狙えると自信をみせた。

「久々に開幕する前に本気でタイトルを狙えるって自信を持って言える時が来た。今季は昨シーズンよりさらに経験を積んだチームだ。まずタイトルレースを味わえたということと、タイトルレースでのノウハウが身に付いたっていうのが大きい。昨シーズンの悔しさを上手く利用して、今シーズンはさらにひとつ上の順位を目指したい。昨シーズンをベースに、さらにレベルを安定させることができれば、必ずトロフィーに手は届く。」

「プレミアリーグの差は本当に僅差だ。ほんの少しのミスで優勝を逃してしまったっていう悔しさはずっと残るし、忘れるのに時間がかかる。それを忘れるための唯一の方法は今季何か成し遂げることだ。だけど振り返ってシーズンを分析すればするほど、自分のチームメイトを誇りに思える。ファンも同じく昨シーズンのパフォーマンスレベルはすごかったと言ってくれると思う。何試合かは超一流のパフォーマンスができていた。」

ロヴレン獲得発表




リバプールがサウサンプトンからDFデヤン・ロヴレン(25)を獲得したことが公式発表された。まもなくアメリカのプレシーズンツアーに合流するロヴレンの初インタビュー♪

 ついにリバプールの選手になったね。どんな気分?
最高さ。夢が叶った。リバプールに来ることができて嬉しいよ。誇りに思うし、早くプレーしたい。

リバプールで一番楽しみにしていることは?
もちろんアンフィールドさ。昨シーズンに観衆が'You'll Never Walk Alone'を歌っていた中でプレーした。あれはどんな選手にとってもすごく特別な体験だ。どんなファンでもどんなスポーツマンでもね。アンフィールドでプレーするのが待ちきれない。

クラブのことや歴史は良く知ってるの?
世界中に多くのサポーターがいて、リバプールはクラブ以上の繋がりがある。

サウサンプトンでのワンシーズンはどう振り返る?
ワンシーズンだけだったからほんとあっという間だった。だけどチームと共に素晴らしいシーズンにできたし、St Mary'sでのプレーは最高だったよ。初めてイングランドでプレーした一年だった。サウサンプトンでプレーできたことを誇りに思う。いい思い出がいっぱいさ。


これからチームメイトたちと会うわけだけど、リッキー・ランバートやアダム・ララーナといった良く知った顔ぶれもいるっていうのはすごく嬉しいでしょう?
もちろんだ。リッキーとアダムだけじゃなくほかの選手に会えるのをすごく楽しみにしているんだ。一流の素晴らしい人たちの集まりだ。アダムとリッキーのことは一年過ごしたから良く知っている。彼らは素晴らしい選手だし、リバプールでプレーできる優秀な選手たちだよ。

リッキーはリバプールでどういう活躍をしてくれると思う?
彼は経験が豊富で、プレミアリーグでもチャンピオンシップでもプレーした経験を持っている。リッキーはここぞという時にゴールを決めてくれて、彼からいろんなことを学んだ。彼は俺たちのなかでリーダー格だった。

ララーナについてはどう?
アダムとのプレーは楽しかったな。彼はチームの中心的存在で、すべての試合でプレーしていた。まだ26歳だけど彼もリッキーのように素晴らしいリーダーだ。彼と一緒にリバプールでプレーするっていう夢が叶ったよ。

サウサンプトンで決めた2点のうち、2点はリバプール戦の決勝点だったね。どんなゴールだった?
最高の瞬間だった。試合前後にもスタジアムの盛り上がりを感じることができた。あの勝利とゴールは一生忘れない。試合後に『いつかここでリバプールの選手としてプレーしたい』って思ったんだ。

あの日ゴールのほかにアンフィールドで印象に残ったことはある?
試合前に守備のパートナーだったホセ・フォンテに'You'll Never Walk Alone' を聞いて感じろって言われた。本当にすごかったよ。鳥肌が立った。一生忘れないよ。これから2週間に1度聞けるなんて最高さ。

ブレンダン・ロジャーズの見据えているリバプールでの未来はどうみている?
ブレンダンとは少ししか話をしていないんだ。彼はすでに5人の選手を獲得していて、クラブの成長していこうっていう野望がみえる。そのクラブの計画の一員としてやっていきたいよ。

リバプールのプレースタイルはどう思う?
結構サウサンプトンと似ていて、素晴らしいと思う。リバプールは昨年素晴らしいプレーを展開していたから、そのチームに入るのはすごく楽しみ。光栄だよ。

The Croatian centre half joins for 20m

まだデヤン・ロヴレンを知らない人に説明するとしたらどんな選手だって言う?
俺はディフェンダー。自分の力を説明するのは苦手なんだ。ピッチでみせたい。まずわかるのはピッチでは常に100%でチームのためにプレーする選手だってことかな。

夏にクロアチア代表としてワールドカップに出場した経験をどう生かす?
ワールドカップでプレーするのは初めてだったから最高の経験ができた。開幕戦のブラジル戦は忘れられないよ。数えきれないほどの人たちが観戦していた試合だ。3試合で敗退したのは残念だったけど、いい選手の揃ったいいチームだったから未来は明るいよ。

今リバプールの選手としての次のプランは?アメリカでチームメイトに合流するの?
行くよ、月曜日にビザが下りたら火曜日には発てる。プレシーズンをチームメイトと過ごすのは大事なことだ。

最後にリバプールファンへメッセージを。
常に全力を尽くす姿をサポーターに見せたいと思う。それはファンにとって当然だ。アンフィールドでファンを前にプレーするのが待ちきれないよ。


Welcome to LFC family! Now someone's gonna get the chop. 

レミー移籍破談


リバプールはQPRとロイク・レミー(27)の獲得で£850万で合意していた。レミーはメディカルチェック後契約を交わし、プレシーズンツアーに同行するためボストンへと飛んだ。当初は書類手続き上の理由で獲得発表が遅れていると言われていたが、メディカルチェックでフィジカルコンディションが良好でないと診断され、移籍話は破談となった。レミーは2010年にOGCからマルセイユへ移籍の際のメディカルチェックでも一度心臓に欠陥ありと判断されたことがあった。

BBC

2014-07-26

Transfer Gossip



◆サウサンプトンとDFデヤン・ロヴレン移籍で合意。イアン・エアCEOがアメリカから英国へ戻り交渉した末、£2000万で合意に達した。アダム・ララーナ、リッキー・ランバートに続き、サウサンプトンからの3人目の獲得となる。週末にメディカルとサインを完了させる予定。レミーの獲得発表は文書手続き上の問題で遅れているが、まもなく発表。(ECHO, Guardian)

◆ベンフィカMFニコラス・ガイタンにオファー。ガイタンの違約金は£3560万で、レッズはこの額を用意する意向だ。フランスのRMCメディアによるとガイタンはモナコへの移籍で個人的に合意していたが、クラブ同士が移籍金で合意せず。そこへリバプールが割って入ったかたちだ。(Metro)


レッズがアルバイト

プレシーズントレーニングが段々激しくなってきたなか、ワールドカップでお疲れのスタリッジとヘンダーソンは軽いアルバイトへ。リバプールのスポンサーであるSUBWAYボストン店でヘンドとスタリッジが店員となりサンドイッチをファンに作りました。




ララーナ全治2ヵ月


今夏の獲得選手アダム・ララーナがプレシーズンの練習中に膝を痛め、復帰まで最長2ヵ月かかる見込みだと声明を出した。クラブの検査で手術は必要ない程度だが、シーズン開幕を逃すことになる。アメリカで検査をし、リバプールに帰る予定。

2014-07-25

ジェラード契約延長へ

The skipper is back in training.

リバプールとの契約は残り11ヶ月となったスティーブン・ジェラード(34)。イングランド代表を引退しクラブキャリアに専念すると誓ったキャプテンにクラブは契約延長オファーする予定だとブレンダン・ロジャーズが明かした。

「スティーブンがリバプールに専念してくれるのはとても嬉しいし、彼の契約はこれから考慮しなければならない課題のひとつ。彼のコンディションは非常に良いし、必ず契約延長はすると思う。彼は早くどうにかしたいと思っているはずだ。契約問題で選手を悩ませたくはない。だが今夏はクラブはほかでも大忙しなんだ。できるだけ早くスティーブンの契約も決めたいと思っている。」

ECHOによると延長期間は1年。1年契約を延長すればジェラードは36歳までアンフィールドでプレーすることになるが、ブレンダン・ロジャーズは全く問題ないとみている。

「スティーブンは来シーズンもやれると思う。それはこれまでもずっと言ってきた。これからは代表の試合がないから、よりフレッシュな彼でいてもらえる。クラブの今後を考える上でとても大きなポイントになる。」

ワールドカップを終え、戻ってきたペペ・レイナについてはまだ先が見えない。すでにクラブに別れを告げたと思っているロジャーズはオファーを待っている状況だ。

「ペペは練習を開始した。彼は自身の状況については去年明かしている通り。きちんとトレーニングしている。まだ正式な話は何もしていない。フィットするために今頑張っているし、今後数週間後にどうなるか決まると思う。」


スアレスと決別の時


FSGのジョン・W・ヘンリーオーナーは昨夏拒んだチームエースのルイス・スアレスの放出を決めたタイミングについて、間違っていないとNBCのインタビューで明かした。

「チーム層をもっと厚くする必要があると感じていた。昨シーズンにそれを実感したし、さらに今年は試合数が格段に増える。ルイスとクラブがお互いに新たな道を行く時が来たんだ。彼はチームに本当に貢献してくれたが、彼にかなり頼っている部分があった。彼がいなくともリバプールの爆発的な攻撃力の高さは見せられると思う。」

「今年はプレミアリーグだけじゃなく、久々にチャンピオンズリーグでもプレーする。相当な集中力が必要だ。チーム層を強化したし、両大会で結果を出したいと思っている。」

2014-07-24

Friendly: Liverpool - Roma



Pre-Season Friendly Match
At Fenway Park
Liverpool0
0-0
1
 AS Roma
0-1

Video
Borriello 89'



Roma's late goal beats Reds in Boston

主要オーナージョン・ヘンリー氏が見守る中、 2年ぶりに野球界の象徴的なボストンレッドソックスのホームスタジアムでで対戦するリバプールとローマ。ロジャーズが就任したばかりだった2年前の対戦ではローマが2対1で逃げ切った。

あれからリバプールのチームは大きく変わった。プレミアリーグ優勝に迫ったチームを観ようとスタジアムは満員。しかしボストンの終日30度を超す蒸し暑さで、選手たちにはなかなかエンジンがかからず。互いチャンスがなかなか作れない平穏な試合だった。

長くピッチに姿をみせていなかったセバスチャン・コアテスとホセ・エンリケがチームに復帰。マーティン・シュクルテルがキャプテンを務めた。プレストン戦でデビューしたリッキー・ランバートは前戦に続き先発をキープ。相手チームでは良く知るアシュリー・コールがローマデビューを果たした。キックオフ前にはヒルズボロの悲劇で亡くなったリバプールファンに黙祷が捧げられ、96個の風船が放たれスタジアムが感動に包まれた。

リバプールは、キックオフ12分後に衝撃で肩を痛めたファビオ・ボリーニが交代を求め、エムレ・ジャンがベンチから飛び出し右サイドへ。ボリーニは負傷によりサンダーランドへの移籍話は止まってしまうかもしれない。

20分にポストの上をいったフィリペ・コウチーニョのフリーキックが最初のゴールチャンスであった。最初のポゼッションはすべてリバプール。しかしコールが左サイドのピッチを駆け上がり、ローマに先制のチャンスとなる。トッティの足先が届いていれば得点になっていた。この日もフィリペ・コウチーニョは交代するまでレッズで一番目立つ存在であった。

ハーフタイム前にはランバートにゴールのチャンスが巡ってきたが、ディフェンダーにブロックされる。ハーフタイム後にもランバートはマーティン・ケリーのクロスから再びゴールのチャンスがあった。しかし再びブロックされる。残り13分でワールドカップから戻ってきたジョーダン・ヘンダーソンが途中出場。89分のコーナーキックからボリエッロのキックがダニエル・アッガーに当たりローマの得点となる。

アメリカでのプレシーズン初戦、結果は負けたが、19選手が出場し、レッズにとっては非常に良い試合となった。

Source: LFC TOUR 2014/ECHO

Transfer Gossip



◆ロイク・レミーがボストンでメディカルチェックを行い合格。まもなく獲得発表され、チームに合流する。(Star)

◆チェルシーDFライアン・バートランド(24)に£800万のオファー。当初はセビージャのアルベルト・モレノにトップターゲットとしてアプローチしていたが、モレノ獲得ならず。セビージャは£2000万を求めており、レッズの査定価格に合わなかったため、バートランドとの交渉を再開した。しかし現時点でチェルシーはライバルクラブへの放出は拒否している。(ECHO)

◆アトレティコ・マドリードDFハビエル・マンキージョ(20)をシーズンローンで獲得間近。欧州で高く評価されている期待の若手右サイドバックで、アーセナルも関心を示しているが、同選手はよりプレーチャンスがあるリバプールを好んでいる。リバプールは完全移籍オファー付のシーズンローンオファーを提示した。(Mirror)

◆まもなくメディカルチェックのためボストンに飛ぶと伝えられたベルギー代表FWディヴォック・オリジ(19)だが、父親はリバプールが最有力候補だが、まだ決まっていないとベルギーMediahuis紙に明かした。「まだ決まっていないが、リバプールが最も可能性が高い。ほかにも関心を示しているチームがいる。すぐに答えを出したいと思っている。」(Sky)

◆ユベントスMFアルトゥーロ・ビダルに大型オファーを提示。同選手の獲得を狙うライバルのマンチェスター・ユナイテッドと同額の£4250万のオファーを出したとチリEl Mercurioメディアが報じた。どちらかとなればチャンピオンズリーグでプレーできるリバプールを選ぶだろう。レアル・マドリードも興味を示しているが、同額の予算はない。(Metro)

2014-07-23

ボス選手を語る


プレシーズンツアーのためボストンに到着し、会見したブレンダン・ロジャーズが選手、クラブの今後を語る。

Pre-season Tour in the USA
数年ぶりに戻ってくることができて嬉しいよ。私の旅の始まりがここだったから懐かしい。その後も個人的にボストンに来たことはあるが、チームと共に来ると2年間での成長を感じることができる。

Life after Luis Suarez 
ルイスは私のもとでは2年間素晴らしい活躍をしてくれた。問題があったのは明らかだが、もう終わったこと。彼はリバプールの選手として大活躍してくれたし、彼は私にとってこれからもいい男でありいい友人だ。私もリバプールも裏切られたという思いなどない。リバプールのために全力を尽くしてくれたし、ワールドクラスの選手としてリバプールを去った。彼がもういないのはもちろん残念だが、リバプールは一人の選手より大きな存在。ルイスはとてつもなくいい選手だが、我々リバプールは次をみている。今シーズンはワクワクすることがいっぱいだ。チャンピオンズリーグ出場権を得て、リーグ優勝にも迫った。新たな選手たちの活躍もとても楽しみにしている。若くて実力があり、我々の求めるプレースタイルを持つ選手を獲得できた。彼らの後押しで、さらに前進したい。

Steven Gerrard's international retirement
スティーブンとはかなり話をした。イングランド代表でプレーすることは彼にとってとても大事なことだとわかっている。素晴らしいキャプテンでもあった。だが彼にと手はリバプールがとても大事。彼が代表の試合に出ないということは、我々にとってはよりフレッシュな彼にプレーしてもらえると言う好条件になる。我々にとっては嬉しいことだ。



Rickie Lambert
リッキーは自ら1週間早く戻ってきてくれた。彼と働くのはとても嬉しいよ。人間としてできた男だ。32歳だが、かなりフィットしているし、今シーズンの試合ではチームに何か必ずもたらしてくれるだろう。先発でもベンチでも彼はこれまでチームになかった何かを足してくれる。空中戦も強いが、足元のボールタッチも上手い。彼とこれからやっていけるのはすごく楽しみだ。チームとも本当に仲良くやっている。

Adam Lallana
アダム・ララーナはみなさんご存知の通り素晴らしい才能を持った選手。プレミアリーグで数年見せてくれていた通りだ。彼の事は若い頃から観てきたから、彼の成長をずっと見てきた。まだ彼と働き始めて間もないが、彼の人の良さを実感している。選手を獲得する前に性格等も調べるんだ。彼は本当に良くできた人間で、リバプールのために戦う準備ができている。サウサンプトンという優秀なクラブでキャプテンを務めたのち、世界屈指のリバプールへとやってきた。これまでみてきたところで言うと、彼は本当に素晴らしい。ハングリーでテクニックもあり、戦術をしっかり理解している。

Emre Can
エムレ・ジャンもまたまた将来が楽しみな若手選手だ。昨年ドイツでの活躍をよく観ていたんだが、彼は多くのポジションをこなしていた。ゴールキーパーとセンターフォワード以外全部やってたんじゃないかな(笑)。その事実で彼のすごさはわかるだろう。サミ・ヒーピアが信頼していたというのも彼の才能の証拠。左サイドバックとしてもセンターバックとしても、右サイドバックとしても、ホールディングミッドフィルダーとしてもやっていてどこでもやれる。素早く、パワフルで、テクニックも持ち合せた真の才能を持つ選手。リバプールにぴったりだ。

Lazar Markovic
 マルコヴィッチも若いエキサイティングな選手。彼は私が好きな一対一の状況下で強い選手だ。両利きで頑張り屋さんだから前に走るだけじゃなく、下がるときにも素早く戻る。これは非常に大事。ハングリーな選手たちが揃っている。リバプールのために全力を尽くしてくれて、テクニックも戦術も長けた選手たちが。彼らの活躍が楽しみだ。

Possible new signings...Remy?
噂や正式に契約をしていない選手の話はしない。

Progress and future 
この2年で成長した部分は私自身がより良い監督になった。2年間でさまざまなことを経験できた。39歳でリバプールという偉大なクラブの監督をやらせてもらえるなんて大きな仕事だった。クラブの象徴的なケニーらをみてきた私だったし、クラブの流れを大きく変える必要があった。だがクラブがひとつになりみんなの努力が実って、ピッチ内外でクラブが前進できている。とても誇りに思うよ。今後はスタジアムの拡大や若手選手の成長が待っているからとても楽しみだ。これまでのレベルをさらに上げて優勝トロフィーが欲しい。そしてチャンピオンズリーグでもいい試合をしたい。

ランバート:感傷の余地なし

King Kenny visits LFC camp in Boston
32歳にして夢の移籍を叶えたリッキー・ランバートは、予定より一週間早くプレシーズントレーニングを開始した。いつまでも夢心地ではいられない。リバプールのチームの一員として、貢献する義務がある。

「嬉しい物語だし、話してるのは楽しいけど、そういう時間はもう終わったかな。俺にとってリバプールでプレーすることがどれだけの意味を持つのかってことはみんながわかってくれているし、多くのリバプールファンはリバプール出身のスカウサーが来たってことで喜んでくれている。でも監督はリバプールの選手としてふさわしいから連れてきてくれたというのがまず第一。感情じゃない。フットボールには感傷に浸ってる余裕はない。そんなものにしがみついていたらすぐ出される。ピッチでどれだけ仕事ができるかが勝負だし、俺はそこに焦点を置いている。開幕戦に向けて、できるだけいい状態でのぞめるようにしたい。100%フィットしていたら必ず結果は出せる。」

チームの一員として評価してもらえるなら、リバプールに貢献できるなら、ベンチだって覚悟。

「今シーズンは試合が多くあるから、ブレンダンがこのクラブをレベルアップさせるためにいろいろ考えていると思う。彼がどんな役を俺に用意しているにしろ、なんでもやる。先発でもベンチでも覚悟はできてる。俺はもう32歳で、プレーしていればハッピーなんて日々は終わった。もっと大きな視野でみてる。サウサンプトンでもベンチにいると、ベンチなんて嫌だろって言われることがあったけど、そんなことはなかった。32試合は先発でプレーしていたし、そんなに多くの試合でプレーしすぎてもいけないし、チームメイトがクラブを助けてくれているというのは嬉しかった。クラブにとって最良の姿をみているのが一番いい。もちろんずっとベンチにいるのは嫌だけど、監督が評価してくれているというのがわかればなんでもする。」

サウサンプトンで長年苦労を共にしたアダム・ララーナの獲得は、リバプールにとって大きな利益だ。

「アダムからリバプールが興味を示していると聞いたときには、彼はいろんなポジションでプレーできるから、リバプールにぴったりだって思った。リバプールにっとて最高の人材じゃないかって思ったよ。俺がリバプールの選手じゃなくてもそう思うよ。まだ彼は来たばかりだけど、周囲とも上手くやっている。彼は一流の選手だから、サウサンプトンにとっては残念だけど、リバプールにとっては最高だ。サウサンプトンほど大事なクラブ相手と対戦する開幕戦はすごく感動するだろうな。」

イアン・ラッシュ、ロビー・ファウラー、フェルナンド・トーレスとクラブ史の偉大なストライカーたちが背負ってきた伝統の9番を背負う。

「自分のタイプは9番だってずっと思ってきたから、そのナンバーをリバプールでもらえるなんて最高だよ。リバプールのシャツを着れるならどの番号でも嬉しかったけど、9番をもらえるなんてすごく特別だ。」

2014-07-22

ウィズダムがWBAへローン


DFアンドレ・ウィズダム(21)がウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンにシーズンローンで移籍した。アメリカでのプレシーズンツアーに合流するため本日英国を発つ。アラン・アーバイン監督は、ブレンダンの助言で獲得を決めたことを明かした。

「アンドレをクラブに迎えることができて嬉しいよ。ブレンダン・ロジャーズと話をして決めた。彼とは長い付き合いで、心から信頼している。その彼がアンドレならいい仕事をしてくれると言ってくれたから安心できた。獲得する前にどういう人物なのかを知りたいものだ。ブレンダンは彼を大絶賛していたよ。アンドレは両サイドでプレーできる柔軟な選手だ。彼はセンターバックとして育っていてリバプールでもセンターでプレーした経験がある。」

リバプールのアカデミー出身であるウィズダムはブレンダンのもとでファーストチームデビュー。昨シーズンにはダービー・カウンティにローン移籍し、活躍した。

キャラガー:代表引退はLFCの利益



Jamie Carragher (MailSky)

イングランド代表を引退するのは容易な決断ではない。ただFAに電話を掛けて、やめるねって言えば済むものじゃない。イングランドのキャリアに終止符を打つのは大きなことであり、スティーブン・ジェラードが代表引退を発表した月曜日、彼の気持ちは痛いほどわかった。俺は2010年に一時的に復帰したが、07年に自分も同じことを経験しているからよく分かる。だがお互いの状況は大きく違う。俺の場合は不満からの引退だった。自分に相応しいチャンスをもらえていないと感じていたし、チャンピオンズリーグの決勝で2度もプレーしたあとでもジョン・テリーとリオ・ファーディナンドを超えることができなかった。

一方スティーブンはというと、いつだって先発のメンバーであり、引退を発表した時点でもチームの核であった。彼は長い間かなり悩んでいた。発表が近づくにつれて、決断がさらに難しくなっていったようだ。彼と話をしたときに俺がアドバイスをしたことは、代表引退によってフィジカルだけでなくメンタル面でも楽になるということ。今の彼は非常にコンディションが良いから、代表で出たからといって大きな壁にはならないのかもしれない。だがイングランド代表の主将というのは大きな責任とプレッシャーが伴う。重すぎて精神的に参ってしまうこともあるだろう。これからはチャンピオンズリーグに切り替え、よりフレッシュな状態で挑めるようになる。チャンピオンズリーグでプレーすると選手たちはちょっとした疲労や違和感を覚えることがあるから、リバプールは彼の代表引退で間違いなく利益を得ることができる。


しかしイングランドにとってはというと、彼の不在を惜しむだろう。彼がどういう存在として記憶されるのか。俺に言わせてもらうと、彼は偉大な貢献者だったと思う。不運だが、スティーブン、そして同じくフランク・ランパード、テリー、ファーディナンド、ディヴィッド・ベッカムは、なぜあんなことになったのかと言われ続ける選手たちだろう。彼らほどの能力を持っていながら、イングランド代表として大きな舞台の決勝でトロフィーを掲げることはなかったという事実が、スティーブンがかつてイングランドのキャリアは10点中6点だと自己採点した理由だ。

この採点は厳しいと思う。114試合にも出場したというだけでとてつもない偉業である。若い時に負傷で試合を逃していなかったら、スティーブンはピーター・シェルトンの125キャップの記録を抜いていたんじゃないかと思う。いいところだってあった。ワールドカップ決勝トーナメントでの2ゴールがあった。彼はいつもチームのことを考えていて、中盤のさまざまポジションでしっかり仕事をしてきた。

それはイングランドのためなら喜んでやるという彼だからだ。俺の場合はピッチの外から観ているだけだったから、リバプールと同じだけの情熱を感じることはなかった。スティービーの場合は全く違う。チームを引率するプライド、特にロイ・ホジソンのもとでの彼のプライドは手に取るようにわかった。2012年にスチュワート・ピアースがオランダ戦でスコット・パーカーを選び失望を味わった彼だったから、彼のもとで正式なキャプテンになれたのは相当嬉しかったことだろう。だからこそ納得いくまで悩んでからこの決断を明かしたのだと思う。

リバプールFCにとっては嬉しい決断だ。サポーターたちはみんな喜んでいるだろう。クラブでよりフレッシュなスティーブン・ジェラードでいてもらえる。昨シーズン彼はイングランドの期待を背負って大活躍したけど、今季のリバプールでの期待はもっと大きい。スティーブンは今もリバプールの中心選手だし、それはこれから2~3年は変わらないだろう。ブレンダンはスティーブンの決断に喜んでいるはずだ。


ジェラードが代表引退を発表


イングランド代表で114キャップを誇るスティーブン・ジェラード(34)が14年の代表キャリアに終止符を打つことを正式に発表した。周囲に相談し、悩んだ末、今後はリバプールのキャリアに集中するため引退を決めた。2000年対ウクライナ戦でデビュー後、14年間に渡り母国に貢献し続け、イングランド代表として歴代3番目となる通算114試合を記録した。

「本当に悩みに悩んでイングランド代表を引退することを決めた。すごく難しい決断だった。ワールドカップが終わったからというわけじゃなく、随分長い間考えていたことではあったんだ。真剣に悩んで決めたけど、まだ揺られてしまうことがある。親しい人たちからたくさんのアドバイスをもらった。辛い決断だったし、18歳でデビューしてから最もタフな決断の一つだった。ブラジルから戻ってからすごく悩んで、家族や友人、俺のキャリアを良く知る人たちに相談した。」

「特にブレンダンが大いに助けてくれたよ。今後ピッチで最大の力を発揮するために自分の身体と相談する必要があった。できるだけ高いレベルでプレーを続けていくため、リバプールのため全力を尽くすため、この決断は正しいと思っている。アンフィールドにチャンピオンズリーグが戻るってことが大きな決め手だったのは確かだ。」

Debut against Ukrain, 2000

ワールドカップのグループステージ敗退の責任を感じての引退ではない。愛するクラブでのキャリアを伸ばすために決めた。

「ワールドカップの結果に左右されたわけじゃない。自分の年齢、身体、リバプールへの配慮を考えての決断だった。特に今季からチャンピオンズリーグに戻るということが大きな要因になった。今の自分のフィジカルの状態、これまでのフィジカルでの苦悩を考えると、これから代表でも国内でも欧州でもプレーするというのはあまりに無茶だ。」

「今はまだ9月でも10月でもイングランドでもやれるって感じているから、妙な感じ。フィジカルコンディションはすごくいいんだ。だけど今後3,4年後を見据えた時に、自分の体にとって一番良いのは代表から身を引いて、クラブで高いパフォーマンスができるようにすることだ。」
  
「母国を代表してプレーしたすべての時間が楽しかった。もう二度とイングランドのユニフォームを着てプレーすることがないと思うと悲しいよ。だけどこれからもFAと協力して自分にできる助けはしたい。まずこれまでイングランドのキャリアを支えてくれた家族と友人に感謝したい。そして代表キャリアを支えてくれたみんな、監督からスタッフ、FAそしてチームメイトがいてここまでやってこれた。特にサポーターの応援が最高の後押しになっていた。ワールドカップだけじゃなく、厳しい試合の時にもいつも支えてくれた。」

Yes, it's a right decision, Stevie!
これからレッズ一本でお願いします。

2014-07-21

移籍否めないアッガー


デヤン・ロヴレンの移籍が間近と報じられた。新たなセンターバックの獲得により、ダニエル・アッガーはさらに出番が減る可能性がある。ロジャーズは負傷を理由にアッガーを起用しなかったとしているが、フィットしていながらベンチに座ることも多かった。そんなシーズンに不満を募らせたアッガーは、ポジション争いに意欲を見せるも、移籍の可能性があることをデンマーク紙BTに明かした。

「昨シーズン問題があったのは明らかだ。今いろいろ考えている。昨シーズンは自分にとって納得いくものではなかった。今はリバプールにいるし、監督にプレーできると実力を証明していけるかは自分次第だ。移籍?フットボールでは何が起こるかなんてわからないから絶対ないとは言えない。」

ECHO

やはりあんまブレンダンとは上手くいってないのかな。ついに行っちゃうのかな…:'(

バスツアーサービス開始


リバプールFCがオープントップの市内を廻るバスツアーサービスを開始。リバプールのシティーセンターからアンフィールドまで直通のラインとなり、ファンの移動にぴったり。スタジアムに着く前に、市内観光を楽しめるものになっており、観光客も地元住民も利用できる。このバスの乗車パスを未提示するとスタジアム内の飲食が10%OFFになる。スタジアムを見学したら、再びリバプールFC仕様のバスに乗り込んでシティーセンターに戻ろう。



このバスサービスは1時間に1本のペースで運行され、バスにはクラブと街の歴史を語るガイド付き。チケットは片道£5(約800円)。シティセンターで乗車前にチケット購入可。

Transfer Gossip



●ロイク・レミー(27)と5年契約で合意。推定移籍額は£800万。月曜日にはチームの待つボストンへ発ち、アメリカでメディカルとサインを結構予定。完了次第すぐプレシーズンツアーに合流する。(Guardian)

●サンダーランドとファビオ・ボリーニを£1400万で渡すことに合意した。しかし同選手は昨日アメリかでのプレシーズンツアーにチームと共に出発。ロジャーズは“サンダーランドとは合意したが、彼はまだリバプールの選手だ”としており、まだ選手側が心を決め兼ねている。(ECHO)

●アレクシス・サンチェスを逃したブレンダンは次にFWマルコ・ロイス(25)獲得へ動いた。リバプールは£4500万を準備しており、ブレンダンが直に電話で話をした。しかしそこへお隣マンチェスター・ユナイテッドが割って入った。同額のオファーをしたようで、現在ブンデスリーガスターのサインを争っている。(Express)

●マンチェスター・シティFWジェームズ・ミルナー(28)にオファーか。シティは契約更新オファーをしているが、ミルナーは影に隠れた生活を逃れたいと移籍を希望。エヴァートンとアーセナルも追っている。(Mirror)

●DFデヤン・ロヴレン(25)獲得間近。サウサンプトンに固く拒否され滞っていた交渉だったが、最終£2000万で決着が着いたとクロアチアのメディアが報じた。4年契約で同選手と合意しており、まもなくランバートとララーナに続く今夏3人目のセインツからの獲得選手となる。(Guardian)

●マンチェスター・シティDFマイカ・リチャーズをレンタルか。複数のクラブがアプローチしているが、シティの求める£700万以上のオファーを提示したクラブはなし。来季末に契約満期となるリチャーズはプレー機会を求め、ローンでリバプール、トッテナム、ニューカッスルに加入か。(Express)

2014-07-18

クラブ史最高額の補強予算


今夏既に約£5700万(約100億円)の補強をしたブレンダン・ロジャーズはチャンピオンズリーグを控えた今年は、スアレスの放出から得た金額もあり、クラブ史上初の150億円を超える補強予算が与えられている。まもなくアメリカツアーへと出かけるが、チーム層を厚くすべく補強を続ける。

「これまで獲得した選手たちはルイスが出て行ったこととは全く関係なく、その前から獲得を狙っていた。チーム層の薄さは昨年から感じていたから、チャンピオンズリーグに出場する今年はできるだけチーム層も厚くしなければと思っている。ルイスの移籍で補強予算が拡大したから、適した選手を迎え入れるつもり。だが予算があるからただ使うようなことはしない。チームを強くしてくれる選手でないとね。」

トップターゲットであったバルセロナのアレクシス・サンチェスを逃したことを認めたが、原因はクラブの意志が足りなかったわけではなく、地理的な理由によるもの。

「彼は地理的に望む場所があった。それだけで、それ以外の理由はない。多くの選手が昨年の我々をみて、リバプールへ行きたいと言ってくれている。彼を逃したのはクラブの目標が低いからというわけじゃない。彼の家族が住みたい場所がリバプールじゃなかったというだけ。彼は素晴らしいプレイヤーだし、我々のチームにぴったりだったと思う。だがそうはならなかったわけだし、この件は忘れて次だ。」

スアレスがいなくとも、昨年の得点力を失わぬようチーム力を強化させる。

「ルイスがいないときにダニエルがセンターでプレーして、実力を見せていた。彼の活躍は期待しているが、一人の選手の肩に重荷が乗るようなチームにはしない。我々の強みはチーム力だ。私が就任した頃には、なぜルイスがいつも得点ができないのか、チャンスをものにできないのかという意見があった。この2年で、チャンスを作る力も得点力も証明してきた。それはルイスの功績だけではない。101点の得点のうちルイスは31点。チーム中からゴールが生まれているし、今後は得点力をアシストしてくれる選手を獲得する。」

2014-07-17

果たされた約束


ブレンダン・ロジャーズ率いるリバプールが2014/15プレシーズン最初に選んだ場所は、ダニエル・アッガーの古巣であるデンマークのブロンドビーであった。昨日試合が行われ、ダニエル・アッガーが8年半待ち続けた約束が叶った。昨シーズン末に、ブロンドビーを去る際にいつか必ずここへ来ると誓ったことを明かしたアッガーの話を聞いたロジャーズはその約束を果たす手伝いをした。大歓迎を受けたアッガーはキャプテンとしてチームをリード。試合は1対2で敗れたが、感動的な帰還となった。

「多くのファンが歓迎してくれて、すべてにすごく感動した。長年離れていたのにこれだけ歓迎してもらえるなんて本当に圧倒されたよ。この場所はいつも恋しくなるんだ。いい思い出が一気に蘇ってきたよ。」

ハーフタイムに観客にシャツをプレゼント
長年離れた古巣にいつか帰るかもしれない。レギュラーの座を失った後、自身も移籍を考えたことを明かした。

「そうすべき時と状況が訪れたら、戻ってくる可能性はある。だけどタイミングが合うときでないとね。これまで帰ってくることは正直何度も考えたよ。でも今はリバプールにいるし、リバプールでのキャリアに集中している。噂なんて信じちゃダメだ。家を売ったって噂があるの?レストランは4年前に売られたけど、家まで売られてたら驚くし、悲しいよ。」

ルイス・スアレスが移籍したが、長年リバプールにいるアッガーは驚かない。

「選手は移籍するのが普通。フットボールではお金がモノを言う時代だからね。誰かが彼に代わらなくちゃいけない。」

Starting Ⅺ in Denmark

ダニエル・アッガーの放出の噂が絶えなかったが、ブレンダン・ロジャーズは、アッガーの存在を重視。

「ダニエルは優秀なディフェンダーの一人だ。私が来てからダンは負傷してなかなか出番に恵まれずにいる。彼は非常に素晴らしい選手であり、代表のキャプテンでもある。リバプールでいキャリアを積んでいるしね。29歳という年齢の彼の経験が今季の我々のプラスになるだろう。昨シーズン彼は契約延長をしたばかりだ。出番がないのは負傷によるもの。彼のすごさは今日の試合でも見れたし、チームで大きな存在だってことを示していた。」


2014-07-16

Transfer Gossip



●ボルシア・ドルトムントFWマルコ・ロイス獲得に向け£4500万を準備と報じられたが、事実全く興味なし。(Times)

●リバプールはアトレティコ・マドリードMFアルダ・トゥラン(27)を照会した。昨年アトレティコと契約更新をしたばかりのトゥランを獲得するためには€4000万を支払う必要がある。トゥランはリバプールファンであることを公言しており、本人はプレミアリーグへの移籍に前向きか。(Mirror)

●セビージャDFアルベルト・モレノの獲得に失敗。次のターゲットとしてスウォンジーのベン・ディヴィスに£800万のオファーを出したが、断られた。(ECHO) 

●リバプールのターゲットの一人と報じられてきたジェルダン・シャチリ(22)は、バイエルンのスポーティングダイレクターが“ジェルダンはクラブの未来を担う重要な選手だ。売るつもりはない。”とコメントを出したのに対し、自らのtwitterで“俺は今を生きている。未来ではない。”と移籍意志を示唆した。(Express)

●リヨンFWアレクサンドル・ラカゼット(23)に関心か。ニューカッスルも興味を示しているが、同選手はチャンピオンズリーグでのプレーを希望している。(Star)

マルコヴィッチ獲得正式発表


ベンフィカから€2500万でリバプールに新加入し、今夏ブレンダン・ロジャーズの4人目の獲得選手となったラザル・マルコヴィッチがお披露目された。

「パルチザンに行ってタイトルを獲った。ベンフィカでもタイトルを獲った。リバプールにもタイトルを獲りに来た。リバプールが興味を持ってくれていると聞いてからは、この偉大なクラブでプレーできるように練習もプレーも何倍も頑張ったよ。昨シーズンのリバプールの試合は全部観たし、素晴らしいプレーをしてた。優勝できなくて残念だったけど、今シーズンこそ優勝したい。プレミアリーグは世界最強のリーグだからリバプールに加入できて本当に嬉しいよ。ベンフィカでもチャンピオンズリーグでプレーしたことがあるけど、リバプールも今年は出るし楽しみだ。」



ブレンダン・ロジャーズも20歳ながら欧州で活躍できると証明したマルコヴィッチには、攻撃的な面での活躍を期待している。

「彼はとても将来有望な選手だし、チームを強くしてくれる。彼がいることで、攻撃面のオプションが増えるよ。彼は昨季ベンフィカで大活躍していて、欧州の大会でもいいパフォーマンスができると証明した。この強みは我々にとってとても大きな力になる。ラザルは多くのポジションでプレーできる柔軟な選手だが、私は彼の攻撃的なプレーが好きだ。常に前を向いていて、何かしようとする。我々のプレースタイルにぴったりだ。彼を20歳という若さで獲得できたのはすごく嬉しい。チームとともにこれからもっと伸びる。成長しようという強い意志を持っている選手だし、リバプールの選手として非常に重要な要素だ。」


2014-07-15

アスパスがセビージャへ


FWイアゴ・アスパス(26)がセビージャへシーズンローンが完了したことがセビージャから正式発表された。メディカルチェックを残すのみ。アスパスは一年前に£770万で加入したばかりだが、アンフィールドでは印象を残せず。3年契約の完全移籍オプション付のローンとなる。アルベルト・モレノについての交渉は続いている。

2014-07-14

出番狙うスソ


 母国スペインのアルメリアで35試合に出場、さらに成長しリバプールに戻ってきたスソ(20)。プレシーズントレーニングを開始したスソは、今季はリバプールでその成果を見せたいと意気込んでいる。

「スペインでのシーズンを終えて、成長してさらに良い選手になったと思う。多くを学んだよ。今シーズンのリバプールはチャンピオンズリーグに出場するから、多くの選手がやってくると思う。試合がたくさんあるからチーム層の厚さは重要だ。だけど俺は自分のポジションをもらえるよう練習ではベストを尽くして、交代でも先発でも出れるように頑張る。もしそれがしっかりできれば、ファーストチームでプレーする時間はもらえると思うんだ。」

「クリスマスにスペインでは一週間の休暇があるから、その時にリバプールに数日戻ってきて監督と話をしたんだ。スペインでの活動に満足してくれていたし、来季はリバプールにいてほしいと言ってくれていた。ここにずっといたいし、契約延長をしたい。リバプールより大きなクラブはないと思うよ。観衆、ファン、スタジアム、KOP…言葉にできないものがある。体感してこそそのすごさがわかるんだ。本当にいい経験をさせてもらってる。昨シーズンは多くのスタジアムでプレーしたけど、アンフィールドのような場所はひとつもなかった。僕はここに残って、契約を延長して、プレーできるようポジション争いをするつもり。」

スペインからもリバプールの素晴らしいシーズンをずっと追っていた。スペインでは『学び』に重点を置いていたスソは、今季はリバプールのファーストチームを狙う。

「試合は全部観てたよ。リバプールが勝つ姿やリーグトップにいるところをみていてすごく嬉しかった。もう少しで優勝できそうだったよね。そこがアルメリアとはとは全然違う。リーグ優勝を狙うリバプールと昇格を争う小さなクラブとは違う。リバプールのようなビッグクラブでプレーできることに感謝しているよ。生まれた場所を離れるのは大きな変化ではあったけど、このクラブで新たなことを学べて感謝しているよ。」
 
「リバプールにいた昨々シーズンは多くプレーできて個人的にはすごく満足していたんだ。18歳、19歳でリバプールのファーストチームであれだけプレーできるなんてすごいことだと思う。だけど毎週プレーしたい、フル出場したいっていう目標が昨シーズンは叶った。5~6試合を除いては毎試合プレーできていたし、チームは降格せずに済んですごく嬉しかった。試合や練習でたくさん学んだ。選手のクオリティはリバプールほどじゃないけど、いい選手たちがいたし、彼らからも学んだよ。ゲーム時間が欲しかったし、フットボールをするために行ったからすごく楽しめた。リバプールにいたらあんなに多くの時間出れなかっただろうから、ローンでスペインの一部リーグで経験を積んで、選手たちから様々なことを吸収できた。スペインでは試合時間が何より欲しかったんだ。とにかくいろいろ学びたくって。」



2014-07-13

Transfer Gossip



●スウォンジーで昨季25得点を決めたウィルフリード・ボニー(25)獲得へ動いた。スアレスの放出から得た£7500万を補強費として与えられたロジャーズは、古巣にリリース条項にある2000万を支払う意向だ。(Express)

●ベンフィカFWラザル・マルコヴィッチがメディカルチェックのためリバプールへ到着。まもなく正式に獲得が発表される。(ECHO)

●サウサンプトンのロナルド・クーマン新監督は、リバプールへの移籍を熱望し、トランスファーリクエストをクラブに提出したDFデヤン・ロヴレン(24)について言及。サウサンプトンのプレシーズントレーニングに参加するよう命令した。『サウサンプトンの監督として、チームのベストプレイヤーたちはできるだけ残せるよう努力する。最終決断は理事会が決めることだがね。デヤンとも2度話をしてはっきり言った。チームに居てほしいと。クラブを一番に考える。彼には契約があり、日曜日には練習に合流しなくてはならない。そのあとどうなるかはわからん。』(Guardian)

●クラブ同士合意できず、一時交渉がストップしていたセビージャDFアルベルト・モレノをまだ追っている。ベンフィカの求める額は£2000万で、リバプールは1600万のオファーを断られている。今回は、イアゴ・アスパスを差し出すことを条件にして交渉を進めている。(ESPN)

ベッカム:代表を続けろ


失望のワールドカップを終え、代表引退を考えているスティーブン・ジェラード。かつてイングランド代表キャプテンを務め、115試合に出場した先輩MFディヴィッド・ベッカムは、スティーブン・ジェラードは代表主将としてイングランド代表を続けて行くべきだと訴えた。

「俺もスティーブンと同じような状況にあった。イングランド代表として長年プレーさせてもらって、キャプテンも任せてもらった。引退した今一番恋しいのは代表のキャリアだよ。マンチェスター・ユナイテッドでプレーするのが恋しいし、レアル・マドリードでプレーするのだって恋しい。だけどイングランドは俺が一番夢中になれたのはイングランド代表としてプレーすることだった。イングランドは何より上だったんだ。俺はイングランドでのプレーが一番恋しい。」


「スティーブンが代表を続けてくれたらいいな。チームはワールドカップは失望させる結果になってしまって、キャプテンがその批判を責任を持って受けるというのはわかる。でもキャプテンとしてチームを再起させるというのも責任の1つだ。スティービーは長年それをリバプールとイングランドでやってきた。彼はチームのモチベーションを上げるのがとても上手い男だ。彼がピッチでみせるプレーとパッションでチームを勢いつけることができるんだ。」

「スティービーには代表を続けてほしい。若い選手たちには手本となる顧問が必要だ。経験豊富な誰かが。スティービーは素晴らしいキャプテンだと思う。イングランドだけじゃなくリバプールでもそうだ。彼は俺のアドバイスは必要ないと思うけど、もし俺からアドバイスをするとすれば、“イングランドでプレーできる間はイングランドでプレーすべきだ”ってことだね。」

Sky Sport

2014-07-12

バルサで活躍できる保証はない


ついに正式にルイス・スアレスがリバプールを去った。マイケル・オーウェンやフェルナンド・トーレスのようにプレミアリーグで大活躍した後、新たな挑戦を求めて出て行った。

俺のリバプールの16年間のキャリアで、スアレス、オーウェン、トーレスはベストストライカー部門のトップ3だ(ロビー・ファウラーは俺がチームに入った時には絶頂期ではなかった)。一緒にプレーしたスター選手を並べても彼はトップだ。ルイスはすごすぎて笑うしかないような、とんでもなく斬新なことがピッチでできる選手であった。

さてここで疑問が生まれる。スアレスはカンプノウでもアンフィールドと同じような活躍ができるのか?それともオーウェンやトーレスのように、愛情に飢え、マージーサイドで見せたような破壊的な得点力を見せられずに終わってしまうのか?

Luis Suarez completed £7,500m move to Camp Nou.
オーウェンとトーレスがリバプールでの活躍を再現できなかったのには理由があった。リバプールのチームが彼らを中心に作られていたから。そしてスティーブン・ジェラードのようにキラーパスを配給できるパス屋がいたからだ。そして素早い彼らはカウンターアタックでも相手を懲らしめることができ、ラファ・ベニテスやウーリエはそれを駆使できた。スアレスもその点は似ている。ブレンダン・ロジャーズは就任するやいなやアンディ・キャロルを売った。そう、スアレスの得点力がロジャーズの好みだったからだ。だがそれだけじゃなくスアレスにとってもロジャーズが良かった。ピッチで爆発できる自由を与えてくれたからだ。

ルイスがバルセロナで大活躍できる可能性はもちろんある。彼はどんな選手ともどんなクラブでもやれる才能を持っている。だがカンプノウに行けば、当たり前のようにリバプールでのような大活躍ができる保障はない。みんなが賞賛するバルセロナ、Tiki-Takaでフットボールに対する我々の考え方を変え、世間を驚かせたバルセロナ。そんなチームでプレーするのは大変だ。バルサのユニフォームに袖を通せば活躍できるわけではない。特にストライカーならなおさらだ。

ティエリ・アンリを例に挙げてみよう。彼はおそらくプレミアリーグ史上最高の選手だ。少なくとも俺が対戦した相手では最高の選手だった。だが彼はアーセナルからバルセロナに行ってから、プレミアリーグで見せていたような誰もが驚くようなプレーは全くできなかった。確かにチャンピオンズリーグを含め7つのトロフィーを勝ち取った。だが彼の役目は左ウィングに限られていた。バルセロナにやってくるストライカーたちはセンターでやれる選択肢はない。それはリオネル・メッシがこのエリアを占領しているからだ。彼はキングであり、彼を中心にすべて配置される。ほかの選手たちはそれに従うまでだ。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ネイマール、アレクシス・サンチェス…皆素晴らしいフォワードたちだ。試合を勝ち取れる力を持つ選手である彼らでも、メッシの横では輝けなかった。輝きを放ち、タイトルを多く勝ち取ったダビド・ヴィジャでさえバルセロナでのキャリア終盤は、メッシの脇役となり不満の溜まるものとなった。

システムがすべて。シャビの後継者と言われたセスク・ファブレガスの放出がそれを物語っている。ではルイスはどこに入るのか。フロントにスアレス、メッシ、ネイマールが並んでいるなんてゲームから出てきたようなラインナップだが、ルイス・エンリケ新監督がどう起用していくのか見物だ。メッシのポジションは固定で、ネイマールが左。となるとスアレスも左を好むから被る。となるとスアレスは右サイドに行くのだろうか?何度かリバプールでこのポジションをしいい仕事をしているが、毎週このポジションでプレーしないとわかっていたし、自由があった。そういうポジションでずっとやっていかなければならないとなれば、スアレスは受け入れすぐ輝けるのか。それとも彼の素晴らしい才能がつぶれてしまうのか。

Messi, Naymer and Suarez? Sounds like a fantasy game. Will it work?
彼にとってはレアル・マドリードへの移籍したほうがより彼に合っていただろうと思う。レアルではロナウドがスターだが、ルイスはカリム・ベンゼマより良い選手だし、彼の得意のポジションである真ん中でプレーできたと思う。リバプールはひどく彼の移籍を惜しむことになるというのは明らか。だが彼にとって良いタイミングだったと思うし、クラブもそれで良いビジネスができた。2011年のトーレスの時と同じ。リヴァプールが気をつけなければならないのは、トッテナムと同じような過ちを犯さぬようにすること。どこで何をさせるかもわからない選手を巨額で購入するようなことはせず、スアレスがいた頃から作り上げてきた基盤に乗せられる選手を獲得しなければならない。