2015-02-28

気の毒なロヴレン


トルコ強豪ベシクタシュとのペナルティ決戦の末、ヨーロッパリーグはベスト32ラウンドで敗退。デジャン・ロヴレンがPKをミスし、敗退を決定づけた。ロジャーズは敗退のかたちを惜しんだが、今シーズンはまだ長い。

「ゲームでは非常にいいプレーをしていただけにデジャンは気の毒だ。どこかで誰かがミスをすることになるし、それが今回我々になったのは残念だ。彼は自ら喜んでペナルティを蹴ってくれた。ペナルティキッカーは全員自信を持っていた。前に蹴った4人は、今シーズンすでに大会でペナルティキックを蹴った経験があったから、自信を持ってた。こんな結末になって非常に残念でならない。」

「ここまで頑張って結果次のラウンドに進めないのは理想的ではない。フィジカル的に非常に厳しい。我々は全力を尽くした。多くの選手を欠く状況だった。次の試合に向けしっかり集中したい。まだ今シーズンできることはある。ヨーロッパリーグに固執していられない。シーズンのこの時期はフィジカルだけでなくメンタルの強さも問われる。今後の試合にしっかり集中して勝てるようにしっかりメンタルを整えていきたい。この敗退から学ぶことはある。結果から得るものはないが、若い選手たちはこの圧倒的な雰囲気のなかでプレーするという経験を得た。」

同試合でキャプテンを務めた守備のパートナー、マーティン・シュクルテルもロヴレンを弁護した。

「ペナルティは大きなくじ引きのようなもの。それがフットボール。チームの誰にでも起こり得ること。今回ミスしたのが彼だったというだけで、誰も彼を責めたりしない。前を向いて行かなくちゃいけない。敗退して残念だけど、ヨーロッパリーグは忘れないと2日後にはビッグゲームが控えている。シティ戦に集中しなければ。次のラウンドに進出したかった。いい守りができたし、カウンターアタックでこじ開けようとしたけどできなかった。1ゴールの失点で敗退してしまった。今からは気持ちを切り替えて次の試合に集中したい。」

That shoot sums up his career at LFC.  Can't see where it's going.

2015-02-27

Europa League: Besiktas - Liverpool

Europa League (Last 32)
At Ataturk Stadium
Besiktas1
0 -0
0
Liverpool 
1 -0
Demba Ba○
Gokhan Tore
Veli Kavlak○
Atiba Hutchinson○
Tolguy Arslan○
Agg
1 - 1
Penalty 
Shoot-Out
5 - 4
○Rickie Lambert
○Adam Lallana
○Enre Can
○Joe Allen
×Dejan Lovren


Team 
Besiktas JK
Liverpool
1. Cenk Gonen 22. Simon Mignolet
44. Daniel Opare  
4. Kolo Toure
19. Pedro Franco
37. Martin Skrtel
20. Necip Uysal   6. Dejan Lovren
2. Serdar Kurtulus
18. Alberto Moreno
13. Atiba Hutchinson23. Emre Can 
8. Veli Kavlak 24. Joe Allen
5. Jose Sosa 
33.Jordan Ibe
10. Oclay Sahan 
31. Raheem Sterling
7. Gokhan Tore    45. Mario Balotelli
9. Demba BaDaniel Sturridge
SubstitutesSubstitutes
41. Enes Fidayeo
52. Danny Ward
33. Atnic Nukan
19. Javier Manquillo
15. Oguzhan Ozyakup    49. Jordan Wiilams
18. Tolgay Arslan32. Cameron Brannagan
21. Kerim Frei 20. Adam Lallana  82'
25. Ugur Boral
29. Fabio Borini
11. Mustafa Pektemek
9. Rickie Lambert
Goals
18. Tolgay Arslan 73'



Possession
57.1%
42.9%
Total Shots (on Target)
21 (6)
7 (4)
 Total Crosses
30
7
Total Passes 
688
534

2015-02-26

過密スケジュールに不満


世代交代したチームでイスタンブールの決勝が行われた思い出の地へと戻るリバプール。ベシクタシュ戦後の帰国から日曜日正午マンチェスター・シティ戦キックオフまで57時間しかない。一方のシティはバルセロナ戦を火曜日にプレーしており、大きなアドバンテージを握っている。

「理想の状況ではない。リーグのヘルプもないと厳しい。TV放送に合わせ日曜日の早いキックオフに当たっている。我々にできることはほとんどない。この状況を切り抜け、結果を出せるようになんとかやりくりしている。シティが我々より48時間休息時間が多いと言うのは彼らにとって大きなアドバンテージだ。特にフィジカル面で大事な時間。我々が戻るのは金曜日の午前3時。休息しなければいけないから、ほとんど準備する時間はない。」

「アンフィールドで練習はできない。ピッチの状態をこれ以上悪化させたくはない。だから昼間に練習をして、夕方にアンフィールドを使おうかと思っている。それもどのみち良くないがね。戻ってくるのが午前3時ということは、選手たちが家に帰るのは4時半頃だ。その日にも練習と休息をしようと思っている。カギはそのほかの部分だ。この時期になると選手たちのフィジカルコンディションがカギになる。睡眠と休息が重要だ。飛行機内では試合後のアドレナリンでほとんど休むことはできない。きちんと寝ることはできないだろうから、金曜日が休息日になる。土曜日に準備をして、日曜日に試合だ。」

連続出場のフィリペ・コウチーニョを休ませ、足首を軽く痛めたジョーダン・ヘンダーソンもリスクを犯さない。ほかスティーブン・ジェラード、ママドゥ・サコー、グレン・ジョンソン、ルーカス・レイヴァ、ホセ・エンリケ、ジョン・フラナガン、ラザル・マルコヴィッチはそれぞれ負傷や体調不良、停止処分で欠場が決まっている。

「コウチーニョは置いていくしかない。彼は我々と一緒には行かない。素晴らしい若手選手の彼は、チームの要で連続で多くの試合をプレーしている。この試合では彼に休息を与えて、家で休んでもらおうと思っていた。週末に備えてきちんと準備をしてもらえるように。数人が新たに負傷していて、ジョーダンはノックを受けた。ほかの選手は若いか、多くプレーしていない選手たちだ。」

2015-02-25

Transfer Gossip



◆ジェラードの穴を埋めるべく、ロジャーズが直々にスカウトをしたと伝えられるミラレム・ピアニッチ(24)は、リバプールとのコンタクトはないと明かした。「移籍の話をすべき時じゃない。リバプールとは接触していないし、ローマでのことに集中している。」(Express)

◆ロジャーズはボルシア・ドルトムント所属FWチーロ・インモービレ(25)をトリノ時代から追っており、夏の獲得を狙うとドイツ紙Bildが報じたが、ブンデスリーガで活躍できずにいる同選手の獲得はなさそうだ。(Independent)

◆マンチェスター・シティからフィオレンティーナにローン移籍しているDFマイカ・リチャーズ(26)は、夏にフリーで移籍が可能となる。シティとは契約延長をしないと明かしており、リバプールとウエスト・ハムが関心を示している。国外でもドルトムントやインテル・ミラノら多くの欧州のクラブがサインを狙っている。(Mail)

◆来シーズンに向け大型補強予定のリバプールはユベントスFWアルバロ・モラタ(22)をリストアップ。さらなる攻撃力強化を狙う。アーセナルもマドリッド出身の期待の若手を狙っている。(Metro)

◆バルセロナDFアドリアーノ(30)の獲得を狙う。推定市場価格は£700万。同選手はプレミアリーグを経験してみたいと移籍に前向き。(Mirror)

◆リバプールは、FCシャフタール・ドネツクで活躍するFWルイス・アドリアーノを追っており、契約が満期となる来冬での獲得目論んでいる。多くのクラブが狙う強力なストライカーの現市場価格は£750万。(Metro)

◆ラヒーム・スターリングの契約更新交渉は進行中。サウサンプトン戦後、サインする意志があると明かした。「契約は今も交渉中だ。早く片が付いてほしい。」 (ECHO)

◆夏にマリオ、バロテッリ、リッキー・ランバート、ファビオ・ボリーニを放出する。(Mirror)

2015-02-24

元守護神ミニョレを讃える


リバプール史上最高のゴールキーパーといわれるレイ・クレメンスは、自らの手でアンフィールドのキャリアを救ったシモン・ミニョレを称えた。ミニョレは12月に先発を降ろされブラッド・ジョーンズにポジションを奪われるというスランプに陥ったが、スタメンに復帰後、10失点に抑え7試合で無失点をキープしている。

「シモンが事態を好転させたことは大きな称賛に値する。自信があるかないかでどれだけの違いが出るかというのがよくわかる。シーズン前半は苦しんだ。プレーできなくなってすぐブラッド・ジョーンズが負傷し、予想よりも早く復帰するというボーナスをもらった。彼はチームに戻ってから、どんどん調子を上げている。驚いてはいないよ。シモンならこれくらいやれると思っていた。サンダーランドでは超越した素晴らしいシーズンを送っていたからね。シーズン前半は彼の思うようにいかない時期があったが、反省して改善させた。まだ改善をすべき箇所はいくつかあると思うが、今の彼はとてもいいプレーができているから、このまま続けてほしいよ。」

ミニョレはパフォーマンスが向上した要因として、フィアンセの『頭で考えすぎじゃない?』との一言が事を動かしたと明かしている。68~81年の間に665試合出場し、323試合無失点の記録を持つクレメンスにも同じような経験があり、ミニョレに共感した。

「自分の現役や引退後指導してきたキーパーたちを想うと、すごく共感できる。上手くいかないときほど自分の行動を考えすぎてしまったりする。ネガティブ思考はネガティブなアクションにつながる。リラックスして本能で動くのが一番良いんだ。シモンの性格は問題ないと思う。数か月前前に読んだ彼のインタビューで、『実力を証明する必要があるのではないか』と真剣な質問をされて、『彼は証明するものは何もない』と答えていた。以前の彼に戻れるくらいのメンタルの強さがある。現代の問題は、余りに多くの人が早すぎるジャッジをしてしまうこと。数試合で調子が悪ければ、'すぐにお前は使えない'と言われ、ちょっといいプレーができれば'スタメン確実の大物になる'と騒がれる。リバプールのようなクラブではポジション争いが終わることはない。常に安定したプレーができることをピッチでみせなければいけない。」

開幕当初にはゴールキーパーとディフェンスのコミュニケーション不足が指摘されていたが、解消されたことがチーム改善の大きな一歩になったという。

「バックスリーとキーパーとのコミュニケーションと相互理解が良くなったようだ。みんながさらに自信を持ってプレーしている。ディフェンダーたちはちょっと滑ってもキーパーがセーブしてくれるだろうという信頼ができた。以前は自分がミスをすれば終わりだという感じで、キーパーに対する信頼がなかった。」

今の調子を保つことができれば、チームでチャンピオンズリーグ出場権を勝ち取ることも夢ではない。

「結果がすべてという世界だ。そのなかでクリスマス前の結果はブレンダンにとって理想ではなかった。だが彼は全くパニックになったりせず、自身の哲学、プレースタイルを貫いた。スリーバックに調節してから、どんどんチームの状態は良くなっている。今の選手たちで一番いいかたちを見つけたんだ。ダニエル・スタリッジの復帰は攻撃面で大きなプラスだ。さらに守備が堅くなった。ジョーダン・アイブの覚醒もボーナスだ。彼はダービーから呼び戻されて以来非常に良くやっている。」

「トップ4はアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、サウサンプトン、リバプール、トッテナムで3位と4位を争うことになりそうだ。最後の最後まで走れるチームが勝ち取ることになろう。リバプールには勢いがある。来週はマンシティとの対戦を控えていて、日程は厳しい。正しい方向に進んでいるから、あとはそれを続けられるかどうか。リバプールはシモンはシーズン終了まで今のパフォーマンスを続けていけば、トップ4に入れる可能性は十分にあるし、トロフィーも獲得できる。」

アイブ契約更新へ


1月にダービーカウンティでのローンを終え戻ってきて以来、監督の信頼を得てファーストチームでの出場機会が増えつつあるジョーダン・アイブに、クラブは5年の契約更新をオファーする。まもなくイングランドU-21代表にも召集されるとささやかれており、期待は高まるばかり。父親がナイジェリアの出身であることからイングランドとの二重国籍を保有しており、ナイジェリア代表がオファーをする意向を明らかにした。

Telegraph

ジェラード元チームメイト集結へ


スティーブン・ジェラードが、クラブを退団する前にリバプールFC財団後援のスティーブン・ジェラードチャリティマッチを開催することになった。試合は3月29日(日)のインターナショナルブレーク中に開催で計画が進行中。7月に退団するキャプテンのキャリア17年間で共にプレーしたチームメイトたちが集うリバプールキャリアの集大成としての記念試合となる。シャビ・アロンソ、ペペ・レイナ、フェルナンド・トーレス、ルイス・スアレス、ハビエル・マスチェラーノらが招待されているが、元チームメイトには現在も各国代表で活躍する選手も多く、代表でプレーが必要となれば参加はできない。

Liverpool ECHO
Like a dream! 懐かしい顔が見れるのかな♥

2015-02-23

キャラガーも驚く堅い守備


サウサンプトンでのアウェイゲームでは、ポゼッション率は高くなかったが、ゴールマウスを死守し無失点で勝利したチームをキャラガーが絶賛した。

「リバプールは奮闘した末に勝利を得た。すごく良いプレーができていたわけじゃなかったが、努力を惜しまず勝った。マンチェスター・ユナイテッド戦以降、彼らはシステム、パフォーマンス、結果すべてが素晴らしい。サウサンプトンとベシクタシュ戦はすごくいいパフォーマンスではなかったけど、結果勝ってる。すべての試合でいいプレーをすることはできない。でも結果をしっかり出している。今のプレーをみていると、今日もしっかりプレーするんだろうって思える。」 

急成長した守備力。アウェイでは鉄壁となりつつあり、キャラガーは驚きを隠せない。

 「調子が良くない時というのはディフェンダーに頼りがちだ。リバプールはこれでアウェイで5試合連続無失点を守ってる。これは1985年以来の記録だ。今のリバプールが俺のいないチームの守備記録を越えるなんて信じられない。30年経って振り返るほどの堅い守備陣に俺がいないとは!(笑)」

 19歳にしてスターリングと同じ道を歩みつつある新星ジョーダン・アイブに太鼓判を押した。

「今日の彼は非常に良いパフォーマンスをしていた。相手をまたいだり、ナツメグをしたりしていたわけじゃなかったけど、この年齢にしてピッチで成長したところをみせていた。中に入り込んで行くべきところをわかってた。彼はそれが上手いし、バックスリーのカバーにも行けると証明した。最後まで諦めず、チームメイトのためにハードワークをしっかりしている。そうやってチームメイトの信頼を得ていくんだ。」



ドイツではキャラガーの元チームメイトのアロンソとペペレイナが一緒にレッズを応援♥
Once a Red, Always a Red.

Premier League: Southampton – Liverpool


Barclays Premier League
At St Mary's
Southampton0
0 - 1
2
Liverpool
0 - 1

Team 
SouthamptonLiverpool
23. Fraser Forster 22. Simon Mignolet
2. Nathaniel Clyne
 23. Emre Can
6. Jose Fonte
37. Martin Skrtel
3. Maya Yoshida 6. Dejan Lovren
33. Matt Targett
 14. Jordan Henderson
16 . James Ward-Prowse 24. Joe Allen
12. Victor Wanyama 33. Jordan Ibe
8. Stephen Davis
50. Lazar Marcovic
15. Filip Djurcic
20. Adam Lallana
19 . Grazino Pelle10. Phillipe Coutinho
22. Eljero Elia l31. Raheem Sterling
SubstitutesSubstitutes
1. Kelvin Davis  
52. Danny Ward
5. Florin Gardos 
2. Glen Johnson
4. Morgan Schneiderlin4. Kolo Toure
10. Sadio Mane
18. Alberto Moreno
11. Dusan Tadic
15. Daniel Sturridge
28. Harrison Reed 
9. Rickie Lambert
7. Shane Ward
45. Mario Balotelli
Goals

10. Phillipe Coutinho 3'

31. Raheem Sterling 73'
Possession
59.5%
40.5%
Total Shots (on Target)
13 (5)
6 (4)
 Pass Success
81%
71%
Total Passes 
535
375

2015-02-21

ロジャーズ:バロテッリ運動量不足



過去3戦、ベンチからの途中出場でゴールを決めヒーローとなっているマリオ・バロテッリ。だが監督は満足していない。ピッチでの頑張りが足りないと叱責した。

「マリオの運動量には満足できない。どんなレベルの試合であっても、チーム全員が同じ仕事量をこなしている必要がある。ペナルティをもらってから、彼は動くのをやめた。ピッチに突っ立っっているのではなくて、ストライカーとしてプレーしていくのにそういう面は改善しなければいけない。ペナルティキックを決めて貢献したが、それは彼の役目。試合の流れのなかでもっと効果的な動きをしてほしい。先発でもベンチからでもチームに影響力があるってことをみせてもらいたい。」

「このチームではハードワークがすべて。イタリアとはプレースタイルも違って、ゴールがすべてという国だが、我々はチームにそれ以上のことを求めている。」

ペナルティキックはメディアに騒がれるほどの問題ではなかったという。バロテッリが蹴って問題はなかった。

「実際より大きく騒がれ過ぎだ。先発出場した選手たちのなかではジョーダンをペナルティキッカーとしていた。だが、ジョーダン、スティーブン、マリオが同時にピッチにいればスティーブンとマリオが蹴ることになっている。マリオはこれまで大舞台で30回ほどペナルティを決めている素晴らしいペナルティキッカーだが、最初から彼だと決まっていた試合はない。だから誰かを決めておかなければいけなかった。候補のジョーダンが喜んで蹴るつもりだったが、マリオに譲った。彼が決めたゴールであり、ドラマはない。」

今回の件で、ヘンダーソンが次期キャプテンになることを疑問視する声も。ロジャーズは、ヘンダーソンが次期キャプテンになるとは決まっていないという。

「自動的に彼が次のキャプテンになると思われているようだが、そうなるとは限らない。ジョーダンはジョーダン。スティーブン・ジェラードの後継者だとみんな言いたいんだろうが、彼はスティーブン・ジェラードではない。スティービーとは全く違う選手だ。ジョーダンはまだ若い。自動的に彼が次のキャプテンにはならない。今副キャプテンとして非常によくやっている。このクラブになると歴代のキャプテンと名を並べることになる。キャプテンというだけでなく、クラブのアンバサダーにもなる。」

Telegraph

2015-02-20

ララーナの後悔


昨夏12年在籍したサウサンプトンからリバプールへと移籍してきたアダム・ララーナは、週末移籍後初めて古巣に戻る。その苦い去り方を今でも後悔している。リバプールのオファーを受け、移籍を志願し、サウサンプトンでプレーすることを拒んだと報じられた。

「あの去り方は多くのファンに不快な思いをさせたことは自覚している。あの去り方は今でも後悔してる。移籍までの経緯や後味悪いかたちになってしまったこと、後悔していることがいくつかあるんだ。あんなふうになってしまって悲しかった。リバプールがオファーをくれたと知ったときに、クラブに移籍できるように交渉をしてほしいとお願いしたのは事実だ。」

「でも二度とここでプレーしないなんてことは一言も言っていない。男らしく、自分で移籍することにしたとはっきり告げた。心の中ではセインツファンが一緒に過ごした時間に感謝してくれていることを願う。サッカーはころころ変わるもの。ブーイングや野次を飛ばされたとしても、ファンは俺のことを恋しく思ってくれているからだろうって考えることにする。だって俺もサウサンプトンが恋しいから。ファンや一緒に過ごした楽しい時間が恋しい。」

アンフィールドでの対戦時には負傷で欠場した。あれは不幸中の幸いだったと振り返る。

「サウサンプトンを相手にプレーするっていう自分がまだ想像できない。最初の対決時に負傷していたのは、不幸中の幸いだったと思う。スタジアムで観戦しているだけでも、すごく感傷的になってしまっていて、ピッチに立つには早すぎたと思う。6ヶ月たった今は少しむき出しだった感情も抑えられるようになった。サウサンプトンに対しては最大の敬意を持っている。正直まだ彼ら相手にどうプレーしていいのかまだ分かっていない自分もいる。非現実的な感じなんだ。プロとしてしっかりリバプールのためにプレーしなくちゃいけない。もしゴールを決めてもクラブへの配慮から喜ぶことはできないよ。」

BBC

ジェラード:ルールはルール


負傷のためヨーロッパリーグ初戦を欠場したスティーブン・ジェラードは、スタジアム内スタジオから解説者として試合を見守った。試合終了間際のペナルティキックを巡るピッチ上での騒動に苦言を呈した。同試合キャプテンを務めたヘンダーソンからボールを横取りしたバロテッリが決めてレッズが勝利。

「ペナルティはジョーダンが蹴るべきだった。ルールはルール。ヘンダーソンがやるべきだった。マリオはちょっとわんぱくすぎた。決めたことはマリオを称えたい。でも選手たちがピッチで口論する姿は見たくない。ジョーダンはあの状況を非常に上手く対処したと思う。マリオがどうしても決めたいというのがわかったんだ。ジョーダンは一歩引いて、試合後のインタビューもしっかり受け答えしていた。」

「ジョーダンがキャプテンなんだから、マリオはもう少し敬意を持たないといけない。でも彼はとても重要なゴールを決めた。あのペナルティを蹴りたがっていた選手は6~7人はいただろうから、それが全員俺がやると言いだしたらどうなる?ルールは理由があって存在する。」

キャプテンへの配慮が足りなかったバロテッリ、だが貢献したのは確かだった。

「選手たちがボールを巡って争う姿は見たくない。試合のイメージとして良くないし、チーム内の雰囲気を考えても良くない。俺はドレッシングルームでのルールはルール、規定は規定だと思う。監督が選んだペナルティキッカーが蹴るべきだ。だからヘンダーソンが蹴るべきだった。でもマリオは交代出場後とてもいいプレーをしていたから文句は言えない。リバプールに流れを引き寄せてくれたと思う。それにあのプレッシャーのなかでとても大事なゴールを決めた。」

 試合後ジョーダン・ヘンダーソンは大人の対応。口論があったことは認めなかった。

「俺はペナルティを蹴りたかった。以前も重要なペナルティを蹴ってきているマリオは決める自信を持ってた。みんな蹴りたがってたけど、これまでにも決めてきているマリオの自信を信じて彼に任せたんだ。」

Europa League: Liverpool - Besiktas



Europa League
At Anfield
Liverpool1
0-0
0
Besiktas
1-0


Team 
Liverpool
Besiktas
22. Simon Mignolet
1. Cenk Gonen
17. Mamadou Sakho
 2. Serdar Kurtulus
37. Martin Skrtel 
 19. Pedro Franco
23. Emre Can 
 22. Ersan Gulum 
18. Alberto Moreno
 31. Motta Ramon 
20. Adam Lallana13. Atiba Hutchinson
14. Jordan Henderson
 8. Veli Kavlak
24. Joe Allen5. Jose Sosa
33. Jordan Ibe
10. Olcay Sahan
10. Phillipe Coutinho7. Gokhan Tore
15. Daniel Sturridge9. Demba Ba
SubstitutesSubstitutes
52. Danny Ward41. Ene Fidayeo
19. Javier Manquillo
 44. Daniel Opare
6. Dejan Lovren15. Oguzhan Ozyakup
31. Raheem Sterling
18. Tolgay Arslan
29. Fabio Borini 20. Necip Uysal 
9. Rickie Lambert
21. Kerim Frei
45. Mario Balotelli
11. Mustafa Pektemek
Goals
45. Mario Balotelli 85' (PK)


Possession
64.3%
35.7%
Total Shots (on Target)
18 (5)
9 (1)
Total Crosses
17
13
Total Passes 
529
293