2015-02-26

過密スケジュールに不満


世代交代したチームでイスタンブールの決勝が行われた思い出の地へと戻るリバプール。ベシクタシュ戦後の帰国から日曜日正午マンチェスター・シティ戦キックオフまで57時間しかない。一方のシティはバルセロナ戦を火曜日にプレーしており、大きなアドバンテージを握っている。

「理想の状況ではない。リーグのヘルプもないと厳しい。TV放送に合わせ日曜日の早いキックオフに当たっている。我々にできることはほとんどない。この状況を切り抜け、結果を出せるようになんとかやりくりしている。シティが我々より48時間休息時間が多いと言うのは彼らにとって大きなアドバンテージだ。特にフィジカル面で大事な時間。我々が戻るのは金曜日の午前3時。休息しなければいけないから、ほとんど準備する時間はない。」

「アンフィールドで練習はできない。ピッチの状態をこれ以上悪化させたくはない。だから昼間に練習をして、夕方にアンフィールドを使おうかと思っている。それもどのみち良くないがね。戻ってくるのが午前3時ということは、選手たちが家に帰るのは4時半頃だ。その日にも練習と休息をしようと思っている。カギはそのほかの部分だ。この時期になると選手たちのフィジカルコンディションがカギになる。睡眠と休息が重要だ。飛行機内では試合後のアドレナリンでほとんど休むことはできない。きちんと寝ることはできないだろうから、金曜日が休息日になる。土曜日に準備をして、日曜日に試合だ。」

連続出場のフィリペ・コウチーニョを休ませ、足首を軽く痛めたジョーダン・ヘンダーソンもリスクを犯さない。ほかスティーブン・ジェラード、ママドゥ・サコー、グレン・ジョンソン、ルーカス・レイヴァ、ホセ・エンリケ、ジョン・フラナガン、ラザル・マルコヴィッチはそれぞれ負傷や体調不良、停止処分で欠場が決まっている。

「コウチーニョは置いていくしかない。彼は我々と一緒には行かない。素晴らしい若手選手の彼は、チームの要で連続で多くの試合をプレーしている。この試合では彼に休息を与えて、家で休んでもらおうと思っていた。週末に備えてきちんと準備をしてもらえるように。数人が新たに負傷していて、ジョーダンはノックを受けた。ほかの選手は若いか、多くプレーしていない選手たちだ。」

エムレ・チャンを中盤に押し上げ、ダニエル・スタリッジが先発出場と予想されている。だがフレッシュな選手も控えており、無理はしない。

「しっかりプランニングをしてからだ。何も考えずにただプレーさせることはできない。ダニエルは5か月も離脱していて、パレスとベシクタシュ戦でプレーした。彼はとにかくフィットネスをしっかり管理しなければいけない。バランスが大事だ。ヨーロッパリーグでは真剣にタイトルを狙っているが、リーグでも前進したい。選手は多くいる。そのために多くの選手を獲得した。その選手層を発揮する時だ。」

目標とするチャンピオンズリーグとは違うが、欧州の大会に変わりはない。今後の成功を見込み、シーズン多数の試合をプレーする経験も必要だ。

「ヨーロッパリーグも欧州の大会だ。出場できるなら、できないよりいい。それが現状。今シーズン多くの試合をプレーできるのは、これまでの成功があったからこそ。今チームの状態は良いし、カップ戦にも残っている。今後成功していくためには、多くの試合でプレーすることに慣れていなければいけない。過密な日程は残念だが、ベストを尽くす。連勝できているし、自信がみなぎっている。今シーズンは壁をたくさん乗り越えてきた。チームでパフォーマンスする準備はできている。そうやってきたし、今回も変わらない。」

シニア選手の不在で恐れを知らない若手選手たちが欧州で力を発揮するときか。

「若い選手たちはこういう状況でも恐れを知らない。だから私はいつも若い選手に目が行く。ピッチに出てのびのびプレーして楽しめるから。厳しい試合になる。ベシクタシュは珍しく2連敗していて、どうにか勝ちたいと思っているはずだ。だがご想像の通り、私のチームは自信満々だ。雰囲気がどうなるのかは当日のお楽しみ。以前のスタジアムはものすごい勢いがあったが、今はファンとピッチが離れているのは救いかもね。」

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