キャラガーのダービー評価

スティーブン・ジェラードのキャリア最後のマージーサイドダービーを、ブレンダン・ロジャーズ監督は『素晴らしいプレーができた』と試合後に振り返った。元エヴァトニアンの元リバプールDFジェイミー・キャラガーが試合を評価した。

「ブレンダン・ロジャーズの評価には賛同できない。リバプールは素晴らしいプレーはできていなかった。スティーブン・ジェラードが試合後のインタビューで言った『まずまずの出来』って言う見方のほうが正しい。チェルシーとのカップ戦の２試合は素晴らしかったと言えるプレーだった。ダービーの試合中２０分程度はリバプールがゲームをコントロールしている時間帯があり、ゴールはもうすぐかと思えた。でも結局ゴールは決められず、それほどいいチャンスも作っていない。ジャギエルカがブロックしたシュートは確かに良かったが、それほど優れたプレーはできていなかった。不足のないOKっていう出来。」

目指すトップ４には届くか。厳しい争いが待っている。

「トップ４はリバプールの明らかな目標だが、次の対戦相手であるスパーズとサウサンプトンが今日の試合で勝ってるっていうのはリバプールのトップ４へのチャンスを妨げた。その後にはマンチェスター・シティだ。マンチェスター・ユナイテッドは明日の試合で勝つかもしれないし、ウエスト・ハムも押してくる。今後の試合日程と、４位あたりのポイント差からして、トップ４争いは熾烈だ。」

19歳にしてマージーサイドダービーでフルマッチを戦ったジョーダン・アイブを賞賛。

「このビッグマッチでこれだけのパフォーマンスができて、試合で一番いいシュートを放ち、後半には得点になりそうなアシストまでするとはすごい。しかもこれまでずっとやってきたポジションよりも後ろでウィングバックのような役だったから守備までしなくてはいけなかった。19歳の若さでマージーサイドダービーでここまでやれるとは、彼は本当に誇りに思うべきだ。」

キャラガーとスタジオ解説を務めたジェイミー・レドナップも19歳の才能に興奮している。

「これだけのシュートが打てるなら将来的にはセンターフォーワードとしてプレーしていくんじゃないか。彼のシュート力は力強く、美しい。彼のタッチは教えられてできるものではなく、才能だと思う。動きも良い。相手ディフェンダーが止められなかった。チームのために守備もする。ウィングバックとしてではなく、今後はストライカーとして活躍すると思う。」