2016-03-19

クロップ古巣と準々決勝対決


ヨーロッパリーグ準々決勝の組み合わせ抽選会が行われ、リバプールはユルゲン・クロップが7シーズン率いた古巣ボルシア・ドルトムントと対戦することが決まった。クロップにとって感動的な古巣帰還になることは間違いない。ユナイテッド戦勝利後、"ドルトムントとは次のラウンドで当たりたくない。決勝で顔を合わせたい。"と明かしていたクロップだが、サッカー界最高峰の物語ができると歓喜した。

「我々みんなとても喜んでいる。昨日は、大会最強のチームと次のラウンドで対戦したいわけがないなんて言ったが、大会優勝を目指すのなら準決勝で最強のチームを破らなければならない。そういうチーム相手なら1度だけの対決で決まるより、2度戦える準々決勝で戦うほうがいい。ドルトムントに私の新チームを紹介できるのは嬉しい。それにこの素晴らしいスタジアムと素敵な街を私の教え子にみせられるのはとても嬉しいよ。サッカーでしか語れない最高の物語だ。」

「両クラブのサポーターが'You'll Never Walk Lone'を歌うのは100%最高の物語になる。世界最高峰の2つのクラブがヨーロッパリーグで対決する。数ヶ月前にこの大会はつまらないと思っていたような人々には、この数週間で意見が変わったと言って欲しいね。マンチェスター・ユナイテッド相手の素晴らしい2試合に加え、今度はドルトムントだ。ドルトムントへ行きプレーできるなんてサッカー界で最高の機会だ。ドルトムントもアンフィールドへ来てプレーするのをものすごく楽しみにしている。この世界で最高のサッカー対決になるし、そうなるべきだ。」

Klopp returns Dortmund for the first time 
思い入れの強い古巣へ帰還することを心待ちにしている一方、'クロップ帰還'の話題ばかりで盛り上がっているのは嫌だという。

「ドルトムントへ行くのは楽しみだ。今でもシーズンチケットを3枚持っているから、息子がしょっちゅう見に行っている。大好きな場所だし、人生最高の出来事がいくつも起きた場所だから当然とても心待ちにしている。でも一方で、私個人的な話題ばかりなのは嫌だ。7年ドルトムントを指揮したあとにブレーク中にマインツのスタジアムに初めて帰った時、大騒ぎされて友人らに会うのも楽じゃなかったし、新監督もいるから邪魔したくないなという気分になった。なぜこうなるのかとか状況はよくわかるが、正直すごく嫌だ。私は自分のやるべきことをする。試合中は選手と試合に集中する。試合後話をしたいというなら話そうではないか。」

「ドルトムントはドイツでは非常に強いチームだ。世界のほかのリーグでプレーしていても今年はチャンピオンズになれるくらい。でもドイツにはバイエルンがいるってのが問題だ!でも5ポイント差だし優勝できるチャンスはある。我々は強いチームに対しとてもいい試合をしてきているから、大舞台での戦い方は知っている。それにドルトムントの選手のことはよく知っているしね。100%知ってるとは言わないが98%は知り尽くしている。この2試合は世界中が心待ちにしているだろう。」

クロップ率いるリバプールは4月7日ドルトムントのヴェストファーレンシュタディオンに、ドルトムントは4月14日にアンフィールドにやってくる。

Can't wait!!ドルトムントを倒せるのはクロップしかいない。最高の欧州の夜になるね。

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