2016-03-25

EPL出場ならツアー中断


 Reds training camp in Tenerife
ユルゲン・クロップ率いるチーム一同は現在テネリフェ島で合宿中。温暖なテネリフ島で合宿することを決断した理由、キャンプ地での様子を報告した。

「最近のリバプールはあまり天気が良くない。テネリフのほうが少しマシだ。風は同じような感じだが、太陽が照っていて20℃くらいあるからトレーニングにはもってこいだ。今日は13選手と2ゴールキーパーがいて、とてもいい練習ができている。選手にとって長いシーズンだから、少し違う環境で練習できるし、それに適応することも必要だ。」

「オーナーには家族を帯同のチャンスをもらい、とても雰囲気がいい。リバプールファミリーたちに会えるのはとても嬉しいことだよ。家族も普段どのような人々と働いているのかがわかるし、我々も選手を支える家族やパートナーを知ることができる良い機会だ。さらに距離が縮まるし、こういうのは初の試みだが、またやりたい。この素敵な場所で、ハードワークのあとには家族の時間もあって、ここまでほぼ完璧だよ。」

同時にプレシーズンの準備を着々と進めているレッズは、3年連続となるアメリカでのプレシーズンツアーが決定している。だがもし来シーズンのヨーロッパリーグ出場が決まり、予選試合が決まれば、ツアーを中断し帰国することにすることにしたとクロップが明かした。

リバプールは、今夏アメリカで開催されるインターナショナルカップへの参加を表明しており、7月27日にチェルシーと、3日後にはACミランとの対戦が決定している。だがヨーロッパリーグ出場となれば予選ファーストレグが7月28日、セカンドレグが8月4日に行われるため、予選出場のためイングランドに帰ることにしたと明かした。これらすべての試合でプレーできるようチームを分ける可能性もある。

「この計画には大満足している。まだヨーロッパでどれだけの試合に従事するのかが決まっていないし、予選があるかどうかもわからないから複雑だ。でもいずれ決断しなくてはいけない。その決断は、もし予選でプレーすることになればアメリカから帰国する。長いフライトだがそれは我々にはどうしようもない。帰国しなければいけないとなればそうすることに何の問題もないよ。」


 今夏は欧州選手権(6月10日~7月10日)、コパ・アメリカ(6月3日~6月26日)、オリンピック(8月4日~8月20日)と世界中でサッカーイベントが目白押し。選手たちがプレシーズンに合流できるタイミングが異なってくるため、クロップはまだプレシーズンの計画を完全には決められない。

「ほかに多くの大会が開催されるから、誰を連れて行けるかはまだわからない。今できるのはプレシーズンの計画を練ることくらいだから、それをやってきた。欧州選手権にも誰が出場することになるのかわからない。オリンピックとコパ・アメリカもあるから、今はどの選手が我々の元にいられるのかがわからないのが問題だ。計画をして、必要があれば都度対応していく。そうするほかにない。今の状況ではプランニングも簡単にはいかない。でも今のところうまくいっているよ。予選出場ならフライトを予約する。どのチームで?今はわからない。」

 「プレシーズンは非常に重要だが、全選手が揃えばなおさら重要になる。我々の多くの選手が欧州選手権に出場することになる。チームは一緒に練習を重ねてこそだし、選手がいなければ練習も同じではない。でも受け入れるしかない。何人の選手が残れるかはそのときがきてからしかわからない。全員が揃ったらその時間をしっかり有効に使いたい。全く一緒に練習できないよりは少しの時間でもあるほうがいい。一流のサッカーとはこういうもの。一流のクラブではそれぞれ代表でプレーする選手が多い。我々に世界は変えられない。」

 リバプールの幹部とプレシーズンの計画を行っているクロップは、カリフォルニアのキャンプ地など含めアメリカ代表のユルゲン・クリンスマン監督に相談し、アドバイスを受けた。インターナショナルカップではチェルシー、ミランに加え、最終戦ではダブリンでバルセロナと対戦と、開幕前に強力なチーム相手に調節ができる。このバルセロナ戦がプレシーズン最後の試合になるとみられている。

0 件のコメント: