2016-01-12

名将、対決を前に称え合う


水曜日のアーセナルとの対決を前に、プレミアリーグ監督1年生のユルゲン・クロップは今年プレミアリーグ監督就任20年目を迎えるアーセン・ヴェンゲルへの敬意は日に日に増していると賞賛した。

「彼への敬意は日に日に増しているよ。プレミアリーグでの仕事は本当に大変だ。国際的な試合があるチームの場合は特にきつい。これまでも彼のことは大いに尊敬してきたが、私自身がプレミアリーグの監督に就任して余計その気持ちは増している。その大変な仕事をこれだけ長くやれる人はなかなかいない。でも彼はそれをやってのけた。すごくいい意味で、彼はサッカーマニアだよ。彼相手にプレーするのは毎回大変だが、楽しみにしている。」

チャンピオンズリーグで過去に対戦経験があるクロップだが、リバプールの監督としてチームを準備する今回はまた違う試合になるという。

「過去の対戦結果はさまざまだ。アウェイで勝ったり、ホームで負けたり、ホームでもアウェイでもドローになったりと、サッカーで起こり得る結果がすべて起きている。でも変わらない事実は、アーセナルは常にいいプレーをしているチームであるということ。勝つのは難しいが不可能ではない。比べたり、過去の対戦についてあれこれ言うべきではないと思う。選手には選手のアーセナル戦の経験があるし、私にもあるが、大事なのはこの一戦に向けてのチームや戦術を見つけることだ。とても楽しみにしているよし、ワクワクしてる。水曜日のアンフィールドが楽しみだ。」

イングランドの試合の過密スケジュールに不満を漏らしたユルゲン・クロップに対し、大先輩ヴェンゲルは"慣れるしかない!"とアドバイス。

「イングランドに来たらみんなそう言う。でもイングランドのやり方に慣れるしかない。私もそうだったし、今でもイングランドフットボールの伝統を失わないなら、冬休みはあっていいんじゃないかと思っている。クリスマスや1月に休みを入れるとかね。だが今日のイングランドのクラブは25人の一流の選手を揃えられる経済状況にあるから試合が少しくらい多くても大丈夫だと思う。25年前とは違う。ローテーションでき、プレーできる選手がいるんだから、プレーしすぎとかいう文句は通用しない。どのクラブでもベンチをみればとても優秀な選手が揃っていると思う。だから13人が全試合でプレーしなければいけないような状況じゃない。」

ドイツ式の独自のプレースタイルを持つユルゲン・クロップとプレースタイルは違うが、それこそが成功への道だといい、クロップの仕事ぶりを称えた。

「彼は偉大な監督だと思うが、私とプレースタイルは違う。その点はお互い敬うべきどころだと思うし、独自のスタイルや個性がなければ成功はない。誰もが違った個性を持ってる。リバプールで素晴らしい仕事をしていると思うし、ビッグクラブをひとつにするチャンスがある。それができれば後に大きく評価される。独自のプレーを貫き、自分の信念を強く持つことが大事。彼はそれができる素晴らしい監督だ。対決に向けてお互いとても気合いが入っていると思う。リバプールはかなり気合が入っていると思うから、それを阻止したい。」


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