2016-01-16

ダービーはスパイス



リバプールの監督として初めて対マンチェスター・ユナイテッド戦を指揮するユルゲン・クロップ。イングランド最大のダービーをドイツ式に'スープのなかに入れる塩'と例え、いつもと一味違う大事な試合だと意気込んだ。

「私はダービーマッチが大好き。ダービーはスープのなかに入れる塩だよ。プレーするには最高の舞台だ。対マンチェスター・ユナイテッド戦はドイツでいうドルトムント対シャルケみたいなもんだ。こういう試合はほかの試合でどれだけいいプレーができていても、しっかり準備をして、ベストパフォーマンスができなければ勝てない。お互いにとってポイントを重ねるためにも重要な試合だが、順位がどこであってもダービーはとても重要な試合だと私は理解している。」

カードも退場者も多いアドレナリンが高まる試合だが、戦術をしっかり実行するなどパッションだけでなく、考えて行動することも重要だ。

「ダービーに限った話ではないが、モチベーションが上がりすぎて空回りすることもある。でもこういう試合では気持ちについて考えすぎるのはよくないし、モチベーションは非常に大事だ。でもバランスというのを常に頭に置いていないといけない。試合ではタイミング良く、適切な判断をすることが大事だ。それができなければさらに走らなければいけなくなる。サッカーでは自分のミスは自分の足を使ってでしか解決できない。足で解決できるなんて人生を考えれば楽じゃないか?(笑)145マイル走ったからってユナイテッドには勝てない。しっかりプレーし、守備をしなければ勝てない。それができるように準備する。」

メディアやサポーターから熱い支持を受けるユルゲン・クロップに対し、ユナイテッドのファンやメディアから非難を受ける敵将ルイ・ファン・ハールについて述べた。

「ルイ・ファン・ハールは世界で最も成功している監督の一人だ。ドイツだけでなく、ほかの国でも実績を残している。特別なアイデアを持っているし、敵としてその点には敬意を持って、これまでの実績含め下調べしておかなくてはいけない。最近マンチェスター・ユナイテッドが何を言われているのかはよく知らないが、ニューカッスル戦は見たよ。ほかとは違う試合だったと思う。ニューカッスルもユナイテッドもいいプレーをしてた。」

「私とルイ・ファン・ハールはタイプが違う。皆違って当然だ。私は今この部屋にいる誰ともにていないと思う。ルイのことはよく知っているわけではないが、これまで何度か対戦し激しい試合をしている。お互い成功したいと頑張っているし、成功するには多くの仕事が山積みだ。我々はそれをしようと努めている。お互いアイデアは違うし、どっちがいいってこともない。私はタッチラインでは彼より生き生きしてるかな(笑)。彼は私より経験豊富で落ちついている。お互い自分たちの選手を信じてやっていかなくてはいけない。」



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