FAカップ準々決勝ブラックバーン戦を制し、ウェンブリーでの準決勝へと駒を進めたリバプール。就任後初タイトルを狙うロジャーズのため、雄姿をみせたのはジェラードの不在でキャプテンを務めたジョーダン・ヘンダーソン。火曜日にチームを離れ、第2子の出産に立ち会ったヘンダーソンはほとんど睡眠をとらずに試合に挑んだ。
「ジョーダンはホテルからリバプールへ戻らなくてはならなかった。彼のパートナーが夜に２人目の子供の出産し、彼はほとんど寝ずにチームに戻ってきた。それでも今夜のようなパフォーマンスができるというのは、真のキャプテンだ。同じような状況なら試合を欠場する選手もいる。だが、彼は私に約束してくれたんだ。『ボス、子供が生まれたらすぐに戻る！車を待たせているから！』ってね。家族との時間を過ごした後に、彼は言う通りに朝戻ってきた。その後ランチを取って、午後に少し睡眠をとって、夜このキャプテンらしいパフォーマンスだ。」
満足いく結果とパフォーマンスを得られたロジャーズは、勝利をサポーターに捧げた。
「今日は素晴らしいチームパフォーマンスができた。攻撃も守備も良かったと思う。やりにくいフィールドでしっかり守備ができ、ポゼッションもパスも良かった。準決勝に行くという目的を達成できた選手たちは大きな称賛に値する。しっかり集中できていた。世界屈指のスタジアムでプレーできるのが楽しみだ。今夜も素晴らしいサポーターの声援に後押ししてもらった。この勝利は彼らにとって非常に大事なものだとわかったいたから、叶えられて嬉しい。」
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