2014-09-22

ロジャーズ:課題は山積み


リーグ2連敗、パフォーマンスもふるわず結果も出ないリバプール。猛攻撃でゴールを量産した昨シーズンとは程遠い。得点、失点、強度…課題は山積みだと試合後ロジャーズが振り返った。

「全く我々の実力レベルになかった。これまで数シーズンは試合内容の良いものが多かったが、今の我々はそういう試合ができていない。課題が山積みなのは確かだが、結果がこうでは本当に残念だ。スパーズ戦で主力選手たちがフィットしていた時には我々のポテンシャルやチーム力をみせることができていた。だが、そういう選手を欠いたチームでは、今日のような出来では足りない。私の期待した試合ができていなかった。改善できるよう努める。」

「新たな期待を背負ってもしっかり対応していかなければならない。挑戦を受ける側だったリバプールだが、今季はチャンピオンズリーグに出場しているということでさらにその格はあがっている。それをきっちり受け止めてこなしていかなくては。我々はまだ構築中のチームだと言ってきたが、昨シーズンは急速な成長を見せることができた。止まらず前進していきたい。だが5試合で3敗という結果の今は、スパーズ戦のような安定を取り戻すまでは楽しい話もできない。」

1週間リーグマッチに備える時間のあった昨シーズンとは打って変わり、過密日程とレベルの高さで肉体的にも精神的にも堪えていけるチームが必要だ。

「試合の準備時間が少なくなった。土曜日に試合をして、日月はリカバリー。その後火曜日に試合をして、そこでプレーした選手は水木はリカバリー。金曜日にやっと戦術的な準備をして、すぐ試合のため移動。骨の折れる大会だよ。精神的にどっと疲れる。だが出場権を獲得したわけだし、プレミアリーグでもいい結果を残したい。文句は言えない。チャンピオンズリーグに出場できることは嬉しいし、これがかつてリバプールの姿だったわけだから、もっとしっかりやれるようにしたい。」

昨シーズンからの課題であるセットプレーの守備は全く改善できていない。守備のメンバーを変えたことでまとまりもなく3失点。

「セットプレーの守備に関してはもっと強化しなければならない。組織力に関してはかなり練習をしている。さらに分析していかなければいけないのは確かだ。」

ウエスト・ハムのサム・アラダイス監督は、5年ぶりにチャンピオンズリーグに復帰したリバプールの疲労を突いた戦術を実行し成功したことを明かした。

「リバプールが5年ぶりのチャンピオンズリーグをプレーしたということでかなりプレッシャーをかけた。大いに盛り上がったリバプールにとって大きな試合だったから体力的にも精神的にも疲れていたはずだ。チャンピオンズリーグでプレーした選手の多くがこの試合にも出ていた。だから相手はテンポを握り、自分たちのペースでゆっくり試合をコントロールしてくるだろうと思った。疲労を突くというのはゲームプランの一部だったよ。でないとリバプールにはバックからコントロールされてしまうからね。しっかり守ることができた。今日の勝利は運ではなく力で得たものだ。」

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