2015-08-18

ベンテケが新たな一面を吹き込む


クリスティアン・ベンテケがアンフィールドデビュー戦で早速ゴールを決めてみせた。初ゴールが決勝点となり、チームは開幕2連勝。ブレンダン・ロジャーズは就任以来初めてみるタイプの選手であると獲得を喜んだ。

「今夜の彼はとても手強い選手だった。彼の長所をあらゆる面からみせてくれた。ボールを奪うのが上手いし、体が大きいのにタッチも素晴らしい。スペースにパスをすることもできるし、ゲームをコントロールすることもできるし、切り替えもうまい。周りとの連携もしっかりとれていた。そしてあのボールをゴールネットに押し込める選手であるというのが、ベンテケを連れてきた理由だ。強さとパワーでボールに触ろうとし、それが当たり、コウチーニョにもチャンスがあり、シュートにつながった。」

「リバプールの監督になって以来、こういうプレーができる選手はいなかった。これまではボールが落ちてクリアされていただろうところを、彼のフィジカルの強さでボールを生きたままキープしてくれた。そういうプレーに慣れてくれば、得点のチャンスが増えていく。ボールを動かすプレースタイルを維持しながらも、そういうプレーができるようになったことでプレーに幅が出てくる。今後さらに上手くなるはずだ。」

2試合連勝で6ポイント。さらに連続無失点は、守備の脆さが指摘されてきたチームには大きな自信につながりそうだ。

「2試合で2勝、6ポイント、2無失点は嬉しい。守備はよくまとまっていたというのは大事だ。クラブは新加入の選手を多く迎えたから、慣れるまでには少し時間がかかる。個性が見えつつあるし、それがチーム精神につながっている。これは今後にもっと生きてくるはずだ。クオリティは確かだし、これからゲームの数をこなせばフィットネスレベルも上がる。シーズンのこの段階での不安は、結果を出していいスタートを切ろうという断固とした決意が見れるかどうかだった。昨シーズンは10月に連勝するまでそれが見れなかったから、それが今季は開幕2試合でみれたというのは嬉しい。だがまだこれからだ。」

「選手たちはしっかりプレスして、一生懸命頑張っていた。ボーンマスは簡単な相手ではない。立ち向かってくる相手だし、優秀なチームだ。プレーしようとしてきたが、我々のプレスとボールを前へ送る力が強かった。ボールコントロール力と支配力はこれからもっとレベルアップできる。」

キャプテンのジョーダン・ヘンダーソンが負傷し、エムレ・チャンを投入。さらにアルベルト・モレノをウィングで起用した。

「チャンはいいコントロールをしてた。選手のなかにはまだ完全にフィットしていない選手たちがいるのは明らかだが、フィットに近づいてはいるし、試合で貢献してくれたというのは大きい。アルベルト・モレノも若いジョー・ゴメスの前に入れた。しっかり強いマット・リッチ―を相手していた。左サイドのゴメスを助ける役が必要だと思って彼を投入したが、モレノもチャンもよくやっていたと思う。」

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