2014-01-09

Aldridge: モーゼスに喝


ヴィクター・モーゼスは、昨夏にブレンダン・ロジャーズにチェルシーからリバプールFCへ連れてきてもらい、大きなチャンスを与えられた。ビッグクラブでローン選手としてチャンス得られる選手は多くない。だが彼は自分がどれだけラッキーなのかわかっていないようだ。モーゼスは日曜日のオールダム戦で交代されたことに文句は言えない。前半45分間全く闘志を見せず、監督は交代せざるを得なかった。欲も気迫もなかった。最近出番が少なく、自信がないのか不満なのか。とにかくしっかり精神状態が定まっていないのは確かだ。でもあんなパフォーマンスをするようでは、起用してもらえないことに不満を言える立場にない。出番を与えてもらったのならばそのチャンスを駆使しなければいけないのに、彼は全くできていなかった。

モーゼスが来たとき、彼はなかなかいい補強になると思った。ウィガンでは活躍していたし、チェルシーでの一年目も悪くなかった。アンフィールドに完全移籍したいと言っていたが、それを実現するにはピッチで活躍することが絶対条件だ。それをしていないし、自分自身を落胆させる結果になっている。後知恵になってしまうが、モーゼスを獲得するよりウサマ・アサイディをキープしているほうがよかった。アサイディのストークでの活躍度はモーゼスのリバプールでの活躍度よりずいぶん上だ。チェルシーは選手が多いから、彼を連れ戻したいと思うかどうかはわからないが、モーゼスのローンはキャンセルしたほうがお互いのためだと思う。彼がシーズン終了までリバプールにいたいのならば、真剣に取り組む必要がある。彼の立場は非常に危うい。それを自覚し、ピッチに立てるよう戦う必要がある。

日曜日のFAカップは、モーゼスやルイス・アルベルトにとって大きなチャンスだったのにも関わらず、彼らはそのチャンスを活かせずに終わった。アルベルトはまだ若いが、ここまで苦しんでおり、彼の得意のポジションもよくわからないままだ。日曜日にチームプレーの流れが悪かったことに驚きはしなかった。選手を多く入れ替えるとよく起こること。特に攻撃を変えると、一緒にこれまでプレーしたことのない選手はすぐ歯車は合わない。突破できて何よりだ。フィリペ・コウチーニョとルーカス・レイバが入るまで、スティーブン・ジェラードが前に行かざるを得ない状況でひどかった。後半大きく改善した。マーティン・ケリーがフル出場できたのはあの試合のなかでポジティブなことのひとつだった。まだ100%でないが、どんどん良くなってくるはずだ。

次のラウンドは、ボーンマスとバートン、どちらが上がってきてもトリッキーな試合になるだろう。昨シーズンのオールダム戦で起きたことを思い出し、しっかりした気持ちの持ちようで臨む必要がある。
日曜日の試合はもうひとつチーム層をどうにかしなければいけないということがわかる試合だった。ブレンダン・ロジャーズには、もっとコウチーニョが真ん中で自由に動けるように優秀なウィンガーを獲得してもらいたい。1人左サイドバックは必要だし、センターミッドフィールドにもう一人強くて速いデンベレのようなタイプの選手が必要だ。

ラヒーム・スターリングはオールダム戦で、これまでで最高の45分のプレーをみせた。イアゴ・アスパスのオールダム戦の得点は上手い決め方だった。だが、彼がまだリバプールの選手らしいパフォーマンスをしていないというのは否定できない。ラヒーム・スターリングからのクロスを素晴らしいフィニッシュで決めた。だが、試合全体のパフォーマンスはそれほど良くはなかった。努力を続けて、自身を信じろ。あの得点で自信を持って欲しいが、今後連続で試合に出られることはなさそうだ。次のストーク戦ではルイス・スアレスが攻撃をリードするであろうし、ダニエル・スタリッジがもうすぐ戻ってくる。



Couldn't agree more. Chelseaの回し者か?!という説がでるくらいひどい。Man up, Moses! 

1 件のコメント:

皐月 さんのコメント...

いつも読ませていただいています。

オルドリッジのコラムちょうど読みたいと思いつつ後回しにしていたので非常に嬉しいです、ありがとうございます!
モーゼスは文句を言わないシャヒンのようですね。僕としては期待度の低い彼の未来に投資するよりは、返却して払うはずだった給料分を上乗せして新しい可能性に投資してほしいです。
今回は珍しく正論の多いオルドリッジに賛成!←