コウチーニョはモドリッチタイプ

マジカルなプレーでファンを魅了するコウチーニョだが、なかなかゴールを決めることができずにいる。得点力を向上させるためには自信をつけ、練習を重ねることだとロジャーズ。

「責任は常にチームにあるが、常にゴールはもっと欲しい。攻撃の選手であれば、チャンスを作り、ゴールを決めることが仕事だ。ヘンダーソンやコウチーニョ、スターリングほどのクオリティの選手がいれば、もちろんもっと得点が欲しい。2013年我々はトップスコアラーで、今も攻撃力は衰えていないと思っているが、ラヒームの成長の為にはもっとゴールが必要だ。」

「コウチーニョはこれから得点してくれると思う。私は彼をモドリッチタイプの選手だと考えている。彼のトッテナムでの４年間の活躍をみると、13得点しかしていないが、チームへの影響力は絶大だった。コウチーニョはそういうタイプだ。自然にゴールはこれから生まれると思うし、彼は素晴らしい選手だよ。試合をオープンにするプレーをたくさんしてくれる。」

「得点するためには自信と練習の両方が必要だと思う。彼はいいポジション取りをするが、狙いすぎていることがある。それは彼にも直接伝えたよ。とにかく枠内に入れればいいとアドバイスをした。彼は素晴らしい選手だ。試合の流れをオープンにできる選手だし、ボールを扱うのが得意だ。それがチームのパスワークのいい流れにつながる。ディフェンダーを惑わせるのも上手い。彼は少しでもいいプレーをしようと頑張る。一度得点が決まって感覚を掴めば、勢いにのってゴールを決められるようになると思う。」

左サイドから起用されることが多いが、やはり得意なポジションはセンター。

「彼はセンターが一番得意なんだ。彼の影響力が一番引き立つのがセンターだから、サイドでプレーしていてもセンターに入っていくことが多い。試合ごとの戦術にもよるがね。ワイドなポジションからスタートして、インサイドに入っていくこともあれば、インサイドからスタートするときもある。その場合は相手の中盤の底のスペースを突くことができる。フィリペはどのポジションでプレーしても結局センターに入るんだ。我々が守備をする時にもセンターに入るように言っている。」

才能ある選手であることは疑いの余地がない。今後の伸びが楽しみだ。

「フィリペには実に優れた才能がある。一年前に我々が支払った金額を考えると、現在の市場での価格はどれくらいになるのかはよくわからない。彼にはまだまだ成長すべきところはたくさんあるし、これからもっと頑張ってもらはないといけない。だが、我々にとって素晴らしい補強になっている。」

コウチーニョ自身も得点不足を解消したいと思っている。

「一番改善したいのは、得点力だ。ゴールを狙うには良くないポジションからシュートしてしまうこともある。もっと得点できるように改善が必要だ。成長し続けて、もっといい選手になりたい。自分の目指す偉大な選手になれるようにもっと頑張るよ。サイドやセンター両方でプレーするようになって、ピッチでのポジショニングは上手くなったと思う。知識も色々学んだし、フィニッシュに関しても勉強してきているよ。」