2015-05-10

モウリーニョの大好きな敵


3度目のプレミアリーグ制覇を成し遂げたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、今夜の対戦相手となるスティーブン・ジャラードを'チャンピオン'と称えた。

「リバプールはリバプール。超ビッグクラブのリバプールが花道を作って称えてくれるというなら、選手たちも敬意を持って受け入れる。でもリバプール、そしてチャンピオンを称えるというなら、今回は私がチャンピオン、スティーブン・ジェラードを称える時だ。彼のような選手たちが敵でいてくれたからこそ今の私がいる。私は自分のチームだけでなく他チームの選手たちからも学ぶ。私の選手たちの短所、疑念、能力を学び、相手選手に困らされることで、考えさせられ、分析し、このチーム相手にどういう戦術を使えば良いかを研究する。」

「スティーブン・ジェラードは大好きな敵だ。サッカー界でまちがいなくお気に入りの対戦相手だよ。彼は私を監督として成長させてくれた。彼を止めること、止めようとする策を考え出すことでさえ難しかった。」

欧州のビッグクラブを指揮してきたモウリーニョは、各クラブ獲得を試みたほどその実力を評価してきた。でもリバプールマンとしてプレーしてきたジェラードの決断を喜んでいる。

「彼をチェルシーに連れてこようと試みた。インテルでもトライした。レアル・マドリードでも彼が欲しかった。でも彼はいつも大好きな敵だったんだ。スタンフォードブリッジでは彼を称えたいし、スタジアムのファンもそう感じていてくれることを願う。彼のような敵が我々には必要だってね。」

「彼の監督になれなかったことに後悔はない。彼がリバプールに残ったことを嬉しく思っている。ほかのビッグクラブを断って、リバプールで素晴らしいキャリアを過ごしたと思う。リバプールにすべてを捧げたという思いは永遠に消えない。いつか私がリバプールの監督として彼を相手にプレーする時が来る可能性だってないとは言えない。」

Guardian


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