2015-05-15

ジェラード:即戦力を買ってくれ


スティーブン・ジェラードがメルウッドでリバプールの選手として最後の試合前会見に出席した。クラブの成功を誰より祈るキャプテンは、今後成功するためには即戦力になる選手が必要だと語る。

「トップ4に入るためにはシーズン25~30得点決められるストライカーが必要だ。それが現状。そこが今季の俺たちに不足していた部分。おそらく世界一の選手であるルイス・スアレスを失えば当然苦しくなるのはわかっていた。だけどダニエル・スタリッジがフィットして、昨季のようにプレーし続けることができていればトップ4に届く可能性は十分あった。」

「オーナーやブレンダンに刃向かってるわけじゃなくて、ファンとして言っている。一流のストライカーが俺たちには必要だ。俺ならポテンシャルでの選手はもう買わない。即戦力になり、チームの成功のために戦える準備のできている選手を買う。」

「他のチームが毎年どんどん強くなっている。今夏も4、5クラブは大型補強をするだろう。数年後うちのクラブがどうなっているのか興味深いよ。成功するためにはワールドクラスの選手に来てもらえるようなクラブであり続けることが重要だ。クラブに貢献したいという一流の選手がきてくれることで試合に勝ったり、大会で優勝したりできる。」

「良いオーナーと監督がいて、ポテンシャルもしっかりある。これは俺の個人的な意見だけど、即戦力になる選手を数選手獲得することが大事だと思う。」

引退後、リバプールに帰ってくる予定のジェラードは、UEFAのコーチングライセンス取得に向け勉強中。コーチングの道を歩むオプションを持っている。

「今はアメリカでプレーを終えたあとどうなるかはわからない。でも必ずリバプールに戻ってくる。この前トム・ワーナー(会長)ともブレンダンとも俺が将来について考えていることを話した。長期的なことも短期的なことも。でも詳しいことは何も決まっていない。コーチングの勉強は始めたけどまだわからない。」

ジェイミー・キャラガーいなくなって、スティーブン・ジェラードがいなくなる。アカデミー出身選手の将来はどうなる? 

「また新たなに現れると思う。このクラブはタレントを生み出してきた。ロビー・ファウラー、スティーブ・マクマナマン、マイケル・オーウェン、デイヴィッド・トンプソン、ダニー・マーフィーそしてジェイミー、俺、ジョン・フラナガンがいる。ジョーダン・アイブとラヒーム・スターリングが出てきた。優秀な選手で、きちんと準備ができていれば出場機会はもらえる。ブレンダンはそうしてきたし、これからの監督もそうするはずだ。でもまずリバプールのファーストチームでプレーできるレベルにないといけない。」

去就問題で揺れているラヒーム・スターリングら、若手にアドバイスを送った。

「俺からラヒームにアドバイスをするとすれば、今の彼の年齢では、信頼してくれて、起用してくれて、指導をしてくれる監督が必要だ。彼にとってブレンダン・ロジャーズ以上にいい監督はいないと思う。ラヒームはここでサインすべきだし、それが彼のキャリアにとって一番良い。だけど俺にコントロールできることじゃない。ここの若手にはブレンダンというマンマネージメントに優れた、一人一人しっかり監督してくれる監督がいる。学んで成長していく上で彼以上に良い監督はいないよ。若い選手はすぐにあらゆるものを欲しがって追い求めがちだ。ほかのクラブへ行けば多くいる若手の一人にすぎず、ここでもらえるような応援や注目をもらえなくなるかもしれない。」

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いっそのことパリの優勝請負人でも獲得しますか(笑)