スティーブン・ジェラードが地元紙Liverpool Echoを通じ、ファンへの感謝の手紙を宛てた。
ありがとう。
ファンのみんなへ
みんなとのお別れは辛い。リバプールFCは8歳から僕の人生でとてつもなく大きな存在だ。ここで過ごした時間がこれからひどく恋しくなる。
最後のアンフィールドのクリスタル・パレス戦とアウェイのストーク・シティは家族や俺自身、感動して胸がいっぱいになった。
だけどサポーターのみんながしてくれたお見送りは本当にびっくりするほど嬉しかった。1人1人に感謝したい。僕だけのために盛大なお見送りをありがとう。一生大切にしていきたい思い出になった。
これだけ長く、このフットボールクラブを代表してプレーできたことは本当に名誉だった。
フイトンのアイロンロードでボールを蹴っていた幼少期は、とにかくリバプールでプレーすることだけを夢見ていた。一度でいいからいつかあのユニフォームを着たい、と。
17年間に渡り、リバプールのファーストチームで710試合プレーし、振り返ったときに自分がこんなに誇れるようになっていようとは夢にも思っていなかった。
世界一のサポーターのためにプレーできた時間は、一瞬一瞬すべてが最高だった。
最高の旅をさせてもらったよ。輝かしい最高の日もあれば、押しつぶされそうなほど辛い時もあった。でもどんな時もみんながくれた素晴らしい声援は忘れない。
良い日々は、自分の地元のクラブでというだけあって、格別の嬉しさ。一緒に特別な瞬間を分かち合えたね。
僕のキャリアの頂点は、みんなご存知10年前のイスタンブールでやってきた。あれは僕の人生で最高の夜だった。あの欧州カップを掲げた瞬間の僕は、地球で一番誇り高き男だった。
リバプールに生まれた僕がみんなにあのトロフィーを届けることができたというのは本当に大きな意味を持つ。ACミラン相手のあの名逆転劇を生み出すインスピレーションになったのはサポーターのみんなだった。みんなの応援が、悪夢の前半から立ち上がる力をくれた。
リバプールの成功へのプレッシャーを背負っていることについて質問をよく受けるけど、このプレッシャーを重荷だと思ったことは一度もない。ずっと僕の肩には大きな責任がのしかかっていたけど、それが嬉しかったし、楽しかった。
このクラブでこれだけ長くキャプテンを任せてもらえたことはこの上なく光栄だった。いつも模範となり、力になれるよう最大限尽くした。
これまで一緒にプレーした数多くの素晴らしい選手たち、監督たちのおかげで、上達し成長することができた。そのための長年に渡る犠牲、献身、忠誠で報いることができたことは今自分で誇りに思える。だけど何よりもこんなに素晴らしいファンの前でこんなに長くプレーする機会をもらえるなんて、僕はなんて運のいい男だろう。
リバプールは僕のホームだ。この街が大好き。だけど、新たな門出を迎える時が来たと感じている。そこでアメリカへ移る準備中だ。キャリアの終盤も、毎週プレーし続けていきたい。MLSでLAギャラクシーとの新たな挑戦を楽しみにしている。
今後数年リバプールを離れることになるけど、リバプールFCとの長く深い繋がりの終わりではない。僕は生涯ずっとサポーターの一人だし、それはこれからも変わらない。いつかまたこのクラブに戻り、貢献できる日が来ることを願う。将来的に、何らかのかたちで力になれると思っている。
今日まず、これまでのキャリアを振り返り、20年間絶大な支持をしてくれたみんなに感謝の気持ちを伝えたかった。
何度も、何度も僕の夢を叶えてくれ、掛け替えのない思い出を作ってくれたみんなに。
何度も、何度も僕の夢を叶えてくれ、掛け替えのない思い出を作ってくれたみんなに。
ありがとう。
Steven Gerrard
1 件のコメント:
こちらこそありがとうキャプテン。
あなたの、そしてリバプールのファンになった時からいつかは・・・アンフィールドを去る日が来るのは分かっていたけど。
新天地での幸運を祈ります。そしていつの日か・・・監督としてプレミアのトロフィーを掲げるあなたが見たい。
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