2015-09-07

メンタル強化に努めるベンテケ


ベルギー代表で腿を痛め練習を休んでいたクリスティアン・ベンテケが、代表の試合に復帰。キプロス戦の前半45分間プレーし、ディヴォック・オリジに交代した。体格が大きくフィジカルの強さで知られるベンテケだが、プレースタイルの違うビッグクラブへの移籍とともにメンタル面の強化にも努めている。ベルギーのサッカー選手たちに頼られるスポーツメンタルトレーナーであるマイケル・ブロイニンクス氏がMirrorに明かした。

「ある日、彼が電話を掛けてきて、“追加セッションをしてくれないか”と言ってきた。彼が若い少年の頃は、ベルギーで次々クラブを変えていた。その理由は彼にはフィジカルが強い選手という1つの特徴しかプロフィールになかったからだ。それから私は彼にアドバイスをしたんだ。そういうレッテルを貼られることを受け入れず、スキルを常々磨くという広い心を持ちなさいと。その考え方を学んだことが、彼のキャリアに大きな影響を与えたようだ。」
 
「彼はリバプールタイプの選手じゃないっていう声を聞くが、私がはっきり言っておこう。彼はどんなクラブにも適応できる。こういうチャレンジは彼にとって初めてのことではない。長年クリスティアンはフィジカルだけの選手だと思われていたが、彼は精神力の強さを持って、その考えが間違っていると証明してきた。代表チームでの彼をみれば、、テクニックにも優れている、クリエイティブで賢い選手だってことがわかるはずだ。彼ならリバプールでもそのレベルのプレーができると信じている。」
 
「ベルギー代表U-17でエデン・アザールらとプレーしていた時、コーチ陣は彼はデカくて、強い選手としか見ていなかった。アザールのような伸ばせる技術力を備えていないと言っていたよ。だが彼は少しづつ現代のゲームに必要な能力、技術、忍耐力、精神力を学ぶことが大切だってことに気づき、それが彼を大きく変えた。」
 
「彼から電話があったときには、“良く聞けクリスティアン、頑張って取り組めば世界は広がる。決意を持ってやれば、なんだってできるぞ”と伝えた。彼のいいところは、彼はとても広い考え方を持っている。毎日新たなことを学ぶことにとてもオープンなんだ。我々は脳の処理能力と言うのは本当にすごいということがわかってきたよ。選手は、頭でゲームのプレーを理解できるようになれば、そこからどんどん発達していく。」

これから両選手はマージーサイドに戻り、次節マンチェスター・ユナイテッド戦に備える。

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