2015-09-17

勝つためのチェンジ


ヨーロッパリーグ初戦を控え、ブレンダン・ロジャーズが会見に出席。これまで攻撃力を強みとしてきたチームだったが、今季は全く勢いがなくアイデンティティを失ったとも言われている。ロジャーズは攻撃が機能していないという自覚はあり、改善に努めるのみ。

「なぜそういわれるのかは理解できる。だがコーチとしてのアイデンティティは失っていない。これまで通り私の哲学ははっきりしている。これまで実践してきたエキサイティングなプレースタイルに戻さなければいけない。これまでのやり方を再演できるように努めなければ。」

「ここ数試合は良いプレーや我々の目指すアイデアの実践ができていない。それができていないと勝てる可能性は低くなる。練習での取り組みをピッチで実践し、結果を出せる可能性を高めなければいけない。パフォーマンスレベルをきちんと上げることがカギだ。負けることはあるが、負け方というものがある。ここ数試合の負け方は、我々が望む負け方ではない。開幕直後は結果を出せたが、そのときも我々の理想プレーはできていなかった。我々は攻撃的に前に出てプレーする度胸のあるチームとしてやってきた。自由に動きながらもシステムがきちんとあるチームだった。そこに焦点を当てていく。」

Training session in Bordeaux, France
ここまでファーストチョイスとなっているベンテケ、ミルナー、ルーカス、クライン、ロヴレンをメルウッドに残し、コウチーニョ、ララーナ、アイブ、オリジ、サコーを起用すると宣言。これはEPLを軽視しているのではなく、あくまで勝つため。

「リバプールに就任したときからヨーロッパリーグへのアプローチは、試合が必要な選手や若手の選手を起用をしている。それでグループトップで終えることができた。今回もそれでもって勝てるチームを選ぶ。この段階では、パフォーマンスレベルアップと安定した結果が出せるようにすることに焦点を置いている。日曜日にプレーさせるために残してきた選手もいるが、ここでプレーして週末にも出番がある選手もいる。そのチャンスが今ここにある。」

守備の脆さを指摘されながらも、世間評判の悪いデヤン・ロヴレンを起用し続けたことでママドゥ・サコーが不満を募らせているとの報道に、契約延長をしたいと高く評価していることを明言した。

「ママは残ってもらいたい選手。彼にとっては厳しい開幕となっているが、それはほかの選手も同じ。最初チームが連勝したことで彼がチームに入るのが難しくなったが、インターナショナルブレークのあとには彼が必要となるのはわかっていた。ボルドーでは彼は先発でプレーする。彼には契約を延長してもらいたい。」

辛辣な非難も飛び交うが、プレッシャーの重度はこれまでと変わっていない。

「プレッシャーはここ1年ほどと同じ。偉大なクラブの監督に伴うプレッシャーだ。数試合負ければプレッシャーがくるといわれるが、そういうプレッシャーを私は受け止め、楽しんできた。それは今も変わっていない。チームをプレーさせることに集中するだけ。プレッシャーはこのクラブの監督には付きものだ。」

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