ロジャーズが解任報道に物申す

アンフィールドでアストン・ヴィラに3-2で勝利した後、ブレンダン・ロジャーズは試合後の会見で解任報道に反論するべく、監督として望んでいない人がいると認めながらも成功できるとあらためて強調した。

「私を監督として望んでいない人々がいるのは分かっている。私を辞めさせようという狂乱の騒動が起きているのはまちがいない。リバプールというかビッグクラブ特有のものかどうかはわからないがね。リバプールでは事細かいところまで精査される。他のどのクラブより細かにチェックされていると思うが、大きなクラブでは監督としてこういう事も対処していかなければいけない。」

「誰をも間違っていると証明する必要はないと思っている。私はこれまでに一流の選手がいればリーグタイトルを争えるマネージメントができると示してきた。そういうこともサッカー界ではすぐに忘れられてしまう。就任前に8位だったチームを欧州中のファンがワクワクする、リーグ優勝すべきチームに作り上げた。優勝は逃してしまったが、トップ4さえ期待されていなかったチームが優勝しかけた。一流の選手やチームのマネージメント法は心得ている。だがそういう選手たちを失ってしまったり、試合に出せないとなれば、細かなピースを積み上げるしかない。それには時間がかかる。あの頃のいい仕事ぶりがすぐ忘れられると言うのが現代なのだよ。」

優勝に迫った後にはスアレスやジェラードを失い、スタリッジやヘンダーソンら主力の負傷に悩まされている。だが以前よりベターな監督になっていると主張。

「過去の出来事や我々が不在を嘆いている選手たちのことは忘れ去られ、私を解任させようということに焦点が置かれているようだ。悲しいね。あの優勝に迫った時より私はさらに良い監督になっている。必要なツールをくれれば、私は仕事をする。昨シーズンと今シーズンは様々なことが我々の味方をしてくれていないが、チームは一丸となってやってきた。選手たちは戦っているし、負傷選手たちが戻ってきてくれれば素晴らしいシーズンにできる。」

今季初の3得点。トップ4を狙う上で、要となるのはやはりダニエル・スタリッジ。昨シーズン彼の不在がトップ4を逃す結果につながったという。

「彼のような選手が違いを生み出してくれる。開幕してから3得点できた試合はここまでなかった。彼が勝つチャンスをくれ、順位表トップのチームを競える可能性を高めてくれる。彼は素晴らしい才能の持ち主だし、彼がしっかりフィットしていられるように仕事をしたい。彼はリバプールのエリートクラスに入る選手だから、彼がいればチャンピオンズリーグ出場ができていたかもしれない。彼のようなレベルの選手がいるときにどれだけいいプレーができるかというのはこれまでに何度も見せてきた。彼もそのチームの一員だったから、彼がフィットし、ほかのピースをつなげて、再びエキサイティングなプレーができるチームにしたい。彼のような選手たちがチームを変える。」