2015-09-10

ダルグリッシュの解雇は早すぎた


クラブレジェンド、ケニー・ダルグリッシュの手によりリバプールにやってきた元レッズのスチュワート・ダウニング(31)は、BBCの番組内でダルグリッシュの解雇は早すぎたと嘆いた。

「ケニー・ダルグリッシュはとても良い監督だった。俺にとても良くしてくれたよ。彼が俺を獲得するためにしてくれた恩は一生忘れない。ケニーと話をしたときには、"俺を獲得するために£2000万も積むなんておかしい"って思った。あの夏ケニーが多くを補強に費やしたせいで彼にはとても大きなプレッシャーがかかってしまった。俺はアストン・ヴィラへ行って、"ケニー・ダルグリッシュとリバプールFCが欲しいと言ってくれてるんだから、行かせてくれないと"って伝えたら、OKをくれたんだ。」

「チームとしてうまく行くまで十分な時間が与えられなかったと思う。彼の解雇は不思議だった。選手の補強に多くを費やして、監督をすぐ解雇するなんて。チームはすぐに作れないのに、リバプールは彼を1年で解雇した。彼はリバプールでは神様のような存在だ。負けてもみんな彼の名前を歌う。それがリバプールだ。普通なら監督が責められるところだけど、リバプールでは彼の名は謳われ、選手が非難を受けてた(笑)。彼のもとでプレーできるのはとても嬉しかったし、彼はどんな時も話をしにいける人だった。みんなに対してすごくオープンでとても素敵な人だったよ。彼に獲得してもらえたこと、すごく誇りに思ってる。」

 2012年の夏、指揮官交代。ファンが慕うダルグリッシュから若手ブレンダン・ロジャーズへと引き継がれた。ロジャーズとの仲はうまく行っていなかったと明かした。

「2年目の監督とはプレーできていないときに仲たがいしたんだ。ブレンダンは就任した時から自分の選んだ選手が欲しいんだなってすぐわかった。初期のチームは良かったり、悪かったり。彼に俺が感じていたことを伝えたら、同じく彼も気持ちを伝えてきた。俺たちの仲はうまくいってなかった。10月にチームを外れたときには、移籍をするつもりだって言ったら、なぜかブレンダンは許してくれなかった。俺には何もせず座っていろって言う感じて、なんかおかしな感じだった。チームが不調だったから、俺は黙って見ていた。負傷が数人出た時に左サイドバックとして起用された。変な感じだったけど、楽しかった。リバプールはボールを持つチームだからそんなに守備をせず、攻撃ができた。シーズン終盤には右でウィンガーとしてレギュラーでプレーできていて、スアレスやスタリッジ、コウチーニョと一緒にプレーできてすごく楽しかった。そりゃ彼らとプレーするのは楽しいに決まってるよ。個人的に良いかたちでシーズンを終えられたから、その夏に移籍となって不思議だった。」

アンフィールドで苦悩はあったが、リバプールでのキャリアは笑顔で振り返ることができる。

「リバプールでのプレーは楽しかったよ。偉大なクラブだし、素晴らしい選手たちとプレーができた。移籍して、チームが苦しんだっていうんじゃなくて、良い思い出として振り返ることができる。ファンはミドルズブラのように素晴らしいし、とても理解のあるファンたちだ。不調のときもとても忍耐力のあるサポーターたちだった。試合での雰囲気は素晴らしいし、カップ決勝戦は絶対忘れられない。最高のセレブレーションだった。リバプールでのプレーは、最高の経験だった。1年目は苦しんだと言われるけど、2大会で決勝に行けた。キャリアを振り返って、カーリングカップ優勝したと言えるし、FAカップも勝てそうだった。だから暗い日々ばかりだったわけじゃない。」

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いい選手だった
精度の高い左足は魅力的だったな
もっとうまく使ってあげられてたら...

匿名 さんのコメント...

そんなダウニングがいいプレーを見せるようになったのはBR が就任してから
移籍してから中盤で新境地を開拓しましたが、それも間違いなくロジャーズの指導があったからだと思う