2015-09-13

ロジャーズの不思議な戦術


敵地オールド・トラフォードで完敗。リバプールは、全く火がつかず、クリスティアン・ベンテケのスーパーゴール以外に印象に残るプレーはできなかった。Sky Sportsで解説を務めるリバプールレジェンド、グレアム・スーネスとジェイミー・キャラガーはロジャーズ戦術を疑問視した。スーネスは選手本来のポジションで起用しなければ、選手の力を引き出せないと指摘。

「まず選手たちが気持ちよくプレーできるポジションでプレーさせるというのが前提だ。フィルミーノは慣れないポジションでプレーを楽しんでいなかったし、イングスもそうだった。彼らはすぐこう言い訳するだろう。”ここは自分のポジションじゃないん。慣れてないんだから。”ってね。」

「イングスは前半のほどんどを自分のチームの守備に追われていた。彼はストライカーだと自覚しているはずだから、あんなに守備をしたくはないだろう。フィルミーノの本来のポジションはよくわからない。これから見えてくるだろう。その選手に適したポジションに入れないといけない。今のリバプールは丸い穴に四角いくいを打ってる状態だ。選手が自信を持ってプレーできるところに入れなければいけないが、今のリバプールにはそれができていない。」

「リバプールにはゴールが必要だ。毎試合いいプレーはできなくとも、調子が悪さをカバーできるゴールスコアラーがいるんなら、その選手を生かすシステムを採用すべきだ。監督は選手の得意のポジションをわかっていながら、そのポジションを外して起用してるんだろう。明らかに数人は合っていないし、そういう選手にいプレーができない言い訳を与えているようなもんだ。」

キャラガーは、ウィンガーがいないチームで4-3-3のシステムに固執するロジャーズが理解できない。

「ベンテケへの配給が足りない。イングスが先発となり、試合前にはツートップでダイヤモンドフォーメーションを採用するんだろうと思ったが、ベンテケへのサポートはなし。リバプールにはストライカーがたくさんいるが、ワイドエリアでプレーできる選手はジョーダン・アイブしかない。フィルミーノはワイドの選手ではないし、コウチーニョが先週ウィングで起用されていたが、彼もワイドでプレーする選手じゃない。」

「なぜロジャーズがこれほど4-3-3に固執するのか理解できない。ロジャーズは4-3-3でプレーする理想の哲学を掲げクラブに来たが、うまくいかなかった。一番成功したシーズンは、ツーストライカーでの監督のプレースタイルがあった。チームにストライカーはたくさんいるが、ウィンガーはいない。それなのに彼は4-3-3を続けている。」

0 件のコメント: