2014-03-16

Rooney: スアレスは世界トップ


ビッグサンデーマッチを前に、エヴァートン出身で幼い頃からリバプール嫌いであるウェイン・ルーニーだが、リバプールの得点王であるルイス・スアレスへの敬意はライバル関係を超えるものがある。

「ルイス・スアレスは驚異的な選手だと思う。独特のプレースタイルを持ってて、今現在の彼は世界トップのロナウドやメッシと肩を並べられる選手だと思うよ。スアレスは俺みたいなストリート育ちのプレイヤーだって言われているけど、彼の育った環境は俺がリバプールで育った環境よりずっとタフだったんじゃないかと思う。彼のプレーを見ていると、ファイト精神や欲がプレーに出てる。成功するためにはなんだってする選手だ。時にそれが彼を苦しめることがあったけど、同じフットボーラーとして彼の姿勢は本当に立派だと思う。」

「もしもリバプールがリーグ優勝したら、彼らがイングランドのベストチームだということになる。だけどマンチェスター・ユナイテッドにとってはリバプールを止めることだけが目標じゃない。リーグチャンピオンになるということはこのクラブにとってすごく重要なことなんだ。今すごく大事な時期にある。リバプール戦の後にはチャンピオンズリーグのオリンピアコスが控えているし、来週にはマンチェスターダービーだ。こういう試合の結果がシーズンの結果を左右する。まだ4位は諦めていないし、オリンピアコス戦でも返せると思ってる。でも現実的になることも大事。4位以内に入るためにはリバプールを倒すことが絶対条件だ。もしやられたらさらにギャップが広がってしまう。もし俺たちが勝ったら、今シーズンまだ行けるっていう自信がつくと思う。大事なチャレンジだ。でもホームでのビッグチャレンジはいつだって楽しいものだ。」

監督の交代でクラブの状況は大きく変わってしまった。ブレンダン・ロジャーズは、リバプールのように数年苦しむことになるかもしれないと思っているが、ルーニーはそんなことはクラブとして考えてはいけないという。

「サー・アレックス・ファーガソンが退任してひとつの時代が終わった。でもマンチェスター・ユナイテッドの終わりじゃない。ここまですごく苦しいシーズンになってる。逃げ道なんてないけど、ユナイテッドの低迷期が始まったなんて思っている人は大間違いだ。今だけさ。」

「リバプールなんて1990年から一度もリーグ優勝してない。ユナイテッドはそれより長く優勝していない期間があったけど、このクラブでそんなことはもう起こりえない。リヴァプールは偉大なクラブだし、これだけ長くチャンピオンズリーグから離れていることが驚きさ。同じようなことがユナイテッドでも起こる可能性はある。マンチェスター・ユナイテッドのクラブの規模とファンベースを考えると、リバプールと同じ運命を辿るなんてことは今考えられない。今季は急降下してしまっている。これ以上マンチェスター・ユナイテッドとして下降できない。前を向いて上がっていかないといけないよ。」

「長年いたサーアレックスがいなくなって、ディヴィッド・モイーズにとっては相当なチャレンジになるというのは誰もがわかってた。業界最高の監督の交代後、スムーズに物事が運ぶなんて誰も期待してないよ。どんな監督も自分の哲学を実現するまでに時間を要するものだ。選手たちは監督の要望は理解しているから、それをピッチでしっかり出せるようにしないといけない。選手たちも裏で傷ついていたり、腹を立てたりしてる。マンチェスター・ユナイテッドがトップからかけ離れている現実はすごく辛いよ。チームが全然いいプレーができていないというのが事実。俺たちはチャンピオンだし、幾度もトロフィーを獲得している選手たちがいるからみんな辛いんだ。プライドに傷が入っているけど、もうユナイテッドは終わりだって思っている人たちを見返したい。」

0 件のコメント: