2014-06-23

ジェラード:頭を整理してから決断

The England skipper "I'm hurting and broken."

ワールドカップのグループステージ全敗で早々に敗退となったイングランド。初めてキャプテンとして大舞台にのぞんだスティーブン・ジェラードは、引退については冷静さと取り戻してから決めると明かした。明日のコスタリカ戦はベンチスタートとなる。

「今こうやって皆の前で話をするのはたまらなく辛い。今はいろんな思いが頭をよぎっている。不満、痛み…昨シーズンリバプールでのシーズンは嫌な終え方をした。その悔しさをこの大会で晴らしたいと思ってやってきた。それが自分が恐れていた通りのことが起きてしまった。これまでも困難に直面したことはあるし、それを乗り越えて鍛えられた。悲嘆に暮れて、家族と休養して、代表のことを忘れてから引退するかどうかを決める。今決めるべきことじゃないと思う。しばらく時間が必要だ。大きな決断をする前に、まず頭を整理する必要がある。」

「まだ全く何も決めていない。ロイには夏中考えさせてくれとお願いした。1週間後に答えは出ない。今はひどく傷ついていて、ワールドカップで起きた事で心はボロボロだ。だから家族と休暇を過ごして、頭を明晰にしたい。監督と数週間後に話をしようということになった。決める前に何人か相談をしなくてはいけない人たちがいる。彼らのアドバイスを受けてから自分で決めるよ。」

敗退が決まったコスタリカ対イタリア戦は、ホテルで一人で観ていた。

「一人でテレビで観ていた。ほんの一握りの希望を手に観ていたけど、試合後はさらに傷は深くなった。でもすがるところはそこしかなかったんだ。他人の手に希望を託すような状況ではダメだ。特にこれだけいい選手が揃っているのに。みんな真っ暗の数日を過ごしていてる。イングランドの選手として、キャプテンとして、ファンとして2年間このワールドカップのために頑張ってきた。チームに自信と信念がすごくあっただけに、こんな結果になるなんてすごく辛い。」

敗退が決まった今、コスタリカ戦でチーム賭けるものはプライドしかない。

「今はイングランドの選手はみんな落ち込んでいて辛い状況だ。サポーターへのメッセージは、今大会だけでなく予選含めてこの2年間のサポートに感謝している。2試合とも勝てなかった責任は選手にある。コーチ陣を責める人たちがいるけど、このチームのリーダーとして、敗戦は俺たち選手の責任だと言える。今の俺たちにできるのは一丸となることだけ。大会前から全力を尽くそうと誓ってやってきた。それが上手くいかなかった今、その責任感をピッチで示す必要がある。すべての責任を監督やコーチに押し付けることはできない。神経をずぶとくして、しっかり前に進んでいかなくてはいけない。今はサポーターたちを想ってプレーするしかない。最後の試合勝利を望んでいる彼らのために選手も勝ちたいと思っている。」

ロイ・ホジソンは、コスタリカ戦ではジェラードを先発で起用しないと宣言。フランク・ランパードがキャプテンを務める。
You've done so much for England. Time to call it quits, Stevie. 来季はCLもあるしね!

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