2014-06-19

Preview: England v Uruguay




 初戦の敗戦は選手たちにとってはこのワールドカップがどれほど大きく、次の試合がどれほど重要な試合かということに気づくいい機会だった。この試合は絶対負けられない。敗退すれば暗い長い夏になってしまう。敗退したら逃げ道はない。もし敗退したら辛いし、克服するのに時間がかかる。個人的にもチームとしても、しっかり集中して挑みたい。ルイスと話した感じだと彼はプレーしそうだし、楽しみにしているようだ。彼と握手を交わすけど、試合中は友人でもチームメイトでもない。

我々はルイス・スアレスがウルグアイチームの大きなパワーになるのではないかと予想している。彼が出ることでチーム全体の自信がつくとみている。チームで彼を抑えたいとは思っているが、彼には何か考えがあろう。彼がすごい選手であることは皆承知だ。彼の能力を抑えられるようしっかり我々は仕事をしなくてはならない。まさにリばプール戦にのぞむかのようにね。

初戦負けてしまえば、選択肢は二つ。諦めるかチームとして結束し戦い続けて、結果を出すかだ。突破の可能性は低くなってしまったが、まだ終わっていない。まだ2試合ある。過去にもこういう状況を打破した経験はある。ルイスは順調に回復していて、これまでの練習では膝に問題はないようだ。先週からチームメイトと一緒に練習している。練習では問題はないが、練習は試合とは違う。ピッチに彼を出すとすれば、プレミアリーグほど良いプレーができないという可能性を考慮しなければならない。

イングランドはリバプールの選手がいるから、リバプールのようなセットアップでくるかもしれない。クラブでのような良い結果を出さないで欲しいね。スターリングは物凄く素早い。ディフェンダーを抜き、翻弄し、ボックス内にボールを入れるのが上手い。スタリッジはルイスと似てる。常に得点を狙っていて、相手にミスさせてそこに漬け込むのが上手いんだ。テクニックも備えていて、一対一の状況で彼に勝つのは大変だよ。リバプールのトップのうち2人がいるわけだけど、こっちにはその3人のうち一番上手い一人ルイスがいる。彼はひとつのボールも逃さない。チームがどんな状況でも、絶対何かしようとする。彼がケガをしたというのは残念だけど、フィットするために頑張っている。彼は世界で3本指に入る選手だ。 

ルイス・スアレスが100%フィットしてくるとは思えないが、彼はほかの選手とは違う。超越した選手だ。100%フィットしたスアレスは見れない気がしているが、かなりいい状態の彼がみれると思う。彼は負けず嫌いだし、怪我を心配しながらプレーするようなタイプの選手じゃない。選手のなかにはケガの復帰直後は、メンタルもフィジカルもまだ不安になっている面があったりするが、スアレスはそんなことは全くないと思う。彼をよく知る俺の予想では、彼はフルパワーで来る。普段のシャープが動きがみれるかどうかは別にして、けがのことはみじんも心配しないだろう。あれやこれやと仕掛けてくるはずさ。だからこそ彼は偉大な選手なんだ。

イングランドが一番良い得点チャンスを作れるのはスティーブン・ジェラードが少し深めでプレーし司令塔として試合を動かし、チャンスを作り出すとき。ウルグアイはスアレスがそれをわかっているようだから、それを予想してはいるだろう。ウルグアイがコスタリカ戦のように4-4-2でプレーするするなら、ジェラードにプレスをかけにくるはず。ストライカーは前に残しミッドフィルダーが彼を止めに来るとすれば、イングランドにとってはそこにスペースができるから、攻撃の選手たちがそこを突きに行けばよい。ウルグアイが2人のストライカーを起用するのであれば、イングランドはセンターバックにカバーが必要になる。ウルグアイは二人のストライカーをどう使うのかがカギになる。ジェラードを止めに行かせるのか、それをミッドフィルダーにやらせるのか。キャプテンは本当に私の元でもリバプールで素晴らしい仕事をしてくれたし、常に戦術のカギを握っていた選手だ。 


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