ジェラード：メインストライカーが必要

チャンピオンズリーグのノックアウトステージ進出のために勝利が絶対条件であったホームゲームで勝つことができず、リバプールは敗退が決まった。80分のフリーキックでスーパーゴールを決めて見せたスティーブン・ジェラードだが、今季は力不足だったと振り返った。

「俺たちは今大会でノックアウトステージ進出には値しない。今日の試合で敗退が決まったんじゃない。バーゼルのアウェイゲームで酷かったのと、ルドゴレツ戦終了間際に愚かな失点をしたことが原因だ。６試合して敗退が決まるわけで、俺たちは力不足だった。」

フレッシュなマルコヴィッチの退場で勝てるだけの勢いがなかった。

「あの退場が大きく響いたのは確かだ。残り20〜25分の状況であのゴールがあって、11人いればもっとやれたと思うけど、レフが彼を退場させたばっかりにエネルギーや数が足りなかった。まだ映像で観ていないからよくわからないけど、あのジャッジはみんな厳しすぎると言ってた。どのみちあのゴールのあとも厳しいとはわかってた。時間もあまりないし、10人で厳しい状況だった。でもゴールが少し希望をくれたのは確かだね。」

「ハーフタイムにも監督に前半は良くなかったと指摘されていた。もっとしっかりやるにはファイト精神を持って挑む必要があった。ファンが後押ししてくれていたけど、ゴールにはつながらなかった。」

今のチームはトップ４に届く実力はあると思う？

「まだわからない。ゴールをもっと決めるためにはメインストライカーのダニエル・スタリッジの存在が必要だ。彼は俺たちをトップ４に持っていってくれるだけの得点力がある。マリオ・バロテッリにも早く戻ってもらって、ゴールを決めてもらわなくちゃいけない。もっとゴールが決まれば、それだけチャンスは高まる。」

「でも今はアップダウンが激しくて、厳しい状況だ。今日プレーした選手たちの頑張りが足りないって意味じゃない。よく頑張ったと思う。リッキー・ランバートは一生懸命走ってくれてた。今日の試合は大差あったものじゃなく、選手数で差が出た。でもこのクラブは常に前進して、成長を目指していく。次の試合しっかり気持ちを切り替えていきたい。」