2014-12-12

戸惑う元レッズDF



BBCで解説を務める元レッズDFマーク・ローレンソンは、リーダーシップに欠ける今のリバプールは昨季の勢いで後退していると嘆いた。そんな状況で次々チームを変えるブレンダン・ロジャーズの戦術の不安定さに戸惑っている。

「オールドトラフォードでリバプールがマンチェスター・ユナイテッドを3-0で撃破してから8ヶ月。正直今のリバプールはバラバラだ。リーダーもいないし、自信もないし、プレースタイルも定まっていないようだ。それにブレンダンのチームセレクションにも理解できないところがある。バーゼル戦でララーナを起用しなかったことと、フィットしていないエンリケの起用は私には謎だった。彼はとても体が重そうだった。トレーニングでそれが見えなかったんだろうか。」

「リバプールの選手たちにの中には調子の悪い選手たちがいるが、今季はチームがスアレスとスタリッジ頼りだったことを証明してしまっている。今シーズンのリバプールをみていると、100ゴール以上の得点のうち50%を決めていた二人がチームの50%だったと結論付けるしかない。スタリッジの不在中にチームが苦しんでいるから彼が救世主になると言われているが、そう上手くはいかない。彼はいつ戻ってくるのかもわからん。」

総額£11.6億費やした夏の補強で多くの選手を獲得し失敗。さらに1月の移籍市場で選手を獲得したところで大きくは変わらないと予想する。

「ブレンダン・ロジャーズが状況を変えるためには1月に新たな選手を獲得すべきだという声が多いが、そんな簡単にはいかない。まず1月に一流の選手を買うことは難しい。それに誰1人としていいプレーをしていない今のチームはどのポジションも改善が必要だ。誰も安定してパフォーマンスをしていない。ゴールキーパーが酷いという意見もあるが、毎試合バック4の選手を変えているようではゴールキーパーにとって大変だ。選手たちは一緒にプレーする試合数を重ねることでお互いの弱点を理解しカバーするものだ。」

「昨シーズンは誰をピッチに送ってもどのチームでもやれるという勢いがあった。それが今シーズンは真逆。昨シーズンあった勢いがそのまま逆になりどんどん悪化している。それを止めて、シーズンの流れを変えられるかどうかはブレンダンの腕にかかっている。なんとも大きな学習の壁にぶつかっている。私は彼に辞めてほしくはないし、頑張って欲しいと思っている。」

チャンピオンズリーグ敗退し、ヨーロッパリーグへ廻ることが決まった。優勝できれば再びチャンピオンズリーグでプレーができる。

「ヨーロッパリーグはリバプールにとっては厄介だ。まずはノックアウトステージからだから監督のブレンダンは試合ごとにどうしたいのかを決めることだろう。優勝すればチャンピオンズリーグでプレーできる。今それはまだ見えないが、突破するごとにモチベーションとなる。プレミアリーグでのトップ4フィニッシュが厳しい状況となれば、優勝したいという思いは強くなるはずだ。」


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