「彼は超越した能力を持ったワールドクラスの選手。さらにはものすごいハードワーカーだ。彼は我々のチームにぴったりの逸材だった。でも彼が決めたことだから、彼にとって一番いい決断だったんだろう。彼を獲得できていたらチームのプレースタイルは大きく違っていたと思う。パスだけではなくもっと勢いあるプレーができていたはずだ。」
「8月にダニエル・スタリッジが負傷した時点で、サッカーをよく知る人間は我々のプレーがずいぶん深くなっていることに気がついたと思う。大きな獲得になり得るサンチェスをみつけ、ルイス・スアレスがいた頃の勢いを失わずに行ける存在だと思っていた。だから彼を逃したことは非常にショックだった。でも移籍が決まった時点で終わったこと。いる選手でやっていくしかなかった。」
今夜の対戦相手であるアーセナルのヴェンゲル監督は『サンチェスはアーセナルにとってリバプールにとってのスアレスのような存在である』と獲得に大満足。リバプールのほうがオファー額は上だったが、チャンピオンズリーグでの15年連続グループステージ進出が決め手だったと明かした。
「我々のチームには持続性がある。選手なら誰もがチャンピオンズリーグでプレーしたがる。その舞台で我々は継続して結果を出している。偉大な選手というのは行きたいところへ行ける。その彼がアーセナルを選んでくれて嬉しい。彼にはプレミアリーグがぴったりのようだ。とても早く馴染んだ。」
「彼を狙っていたクラブはほかにもいくつかあった。このレベルでの移籍というのは詳細まできちんと詰めないと決まらない。ブラジルとバルセロナで話し合いを重ねた。バルセロアンでは思ったいた数の試合に出られなかったというのがあったようで、私は彼がレベルアップできるようにすること、彼がチームのプレースタイルにフィットすると説得した。」
一年前にはルイス・スアレスを狙っていたヴェンゲルは、今は逃してよかったと思っている。
「スアレスを獲得しなくてよかったと言える。ビッグクラブというのは多くのビッグプレイヤーを逃すことで歴史ができていく。終わることはない。時にほかの選手も獲得できることもある。ティエリ・アンリとニコラス・アネルカの二人を一緒にプレーさせたかった。でもアネルカが残っていたらアンリはあれほど偉大な選手にはなっていなかったかもしれない。偶然が運命を決めたりするんだろう。」
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