2015-03-24

キャラガーがジェラードの退場を解説


スティーブン・ジェラードをよく知るジェイミー・キャラガーが即退場となるに至ったキャプテンのアクションをSky Sportsで解説した。

「スウォンジー戦とこの試合でプレーできないフラストレーションがあったのは間違いない。彼がリバプールに在籍している17, 18年間、常に中心となる存在であり、キャプテンとしてやってきた。チームを外されることは一度もなく、怪我から復帰しフィットすればすぐチームに戻るのが当たり前だった。それが前節のスウォンジーとこのマンチェスター・ユナイテッド戦で初めてフィットしていてもチームを外された。だからそこに不満を感じていたと思う。前半ベンチで過ごしてがっかりしていたんだろう。リバプールはいいプレーができておらず、1-0で負けていた。それが余計なフラストレーションになり得る。ほかの選手が自分のポジションでプレーしていて、パフォーマンスができていなかった。'なんで俺はプレーできていないんだ、なぜ俺がピッチにいないんだ'とさらに悔しかったんじゃないかな。」

「スティーブン・ジェラードは感情的になる選手だ。これまで一緒にプレーしていた時にもそういう彼の感情がとてつもない瞬間を生み出してきた。彼がすごいプレーをしたときというのは、脳ではなく、ハートでプレーしているときがある。FAカップ決勝のウエストハム戦、イスタンブールの奇跡もそうだ。冷静に考えプレーするスティーブン・ジェラードではなかった。彼は気持ちでプレーしてた。そういう時に彼は特別なことができるんだ。でもその反面ではこういう試合でフラストレーションを溜めたまま出てくるときに、彼はキャリアで計7枚のレッドカードもらっている。4枚はエヴァートン戦とマンチェスター・ユナイテッド戦で出ていて、2枚づつ出ている。そのうちのマージーサイドダービーではベンチから出てきたし、残り20分で出てきたときにもレッドカードを浴びた。もうひとつユナイテッドはFAカップの前半にストレートでレッドカードをもらってたと思う。」

「地元の選手として、こういう気持ちのぶつかり合う試合に交代で出てきて、彼は瞬間的にカッとなってしまったんだ。こんなかたちで最後のユナイテッド戦を終えたくなかったろう。でもまだ5~6試合残している。クラブの観点からも彼のことを思っても、彼のためにFAカップの決勝に行ってほしい。ボクシングデイかのチームの状態を考えても、彼自身もクラブも彼ほどクラブに貢献した選手にはいい状態での退団を望んでいる。」

同試合で解説を務めたギャリー・ネヴィルは、ジェラードの愚かな行動を叱責した。

「彼があんなことをした理由はひとつじゃないと思う。マタへのタックルもとてつもない勢いだったけど、彼はバカだ。スティーブン・ジェラードほど経験値の豊富な選手ならバカなことをしたとわかってるはずだ。この試合ともなると、感情的になってしまったせいだろう。」

同僚ティエリ・アンリも同意した。

「ジェラードは悔しがるだろう。チームをがっかりさせたことを自覚しているはずだからね。でもこの一枚が彼のリバプールでのこれまでの活躍を変えるわけじゃない。今日は彼はもっとしっかりしたプレーをすべきだったとは思う。」

0 件のコメント: