得点の鍵はヘンダーソン

勝利の鍵を握る男、と監督が称賛するのはジョーダン・ヘンダーソン。今季のリバプールの得点４０％に絡み、チームの核となっている。副キャプテンに任命され、ブレンダン・ロジャーズからの信頼は厚い。

「彼には前に出ても良いという許可を出した。彼はボールを持っていなくても、ランニング力と肉体力で試合をものにできる数少ない選手の１人。その彼にもっと前に出るよう指示したんだ。それが功を奏して先制点ではアダムと良い連携ができた。２点目はボックスに走り込み、素晴らしいフィニッシュをしてみせた。彼のパフォーマンスは今日素晴らしかった。」

「彼はものすごいフィジカルのキャパシティを持っているんだ。彼の体の大きさであれだけ走れるなんてってみんな驚いてるようだ。走る力だけでなく、彼はテクニックも持ち合わせている。今の彼は自信を持ってプレーできている。彼にはもっとボックスに入って欲しいと思っていつもより前でプレーさせた。彼はそういう役もできると証明してくれた。」

自信を持ってプレーしている選手もいるが、まだチーム全体では足りていない。結果だけでなく内容も改善したいところ。

「パフォーマンスレベルではまだまだ。プレーのスピード、動き、力強さはまだ改善していかなければいけない。でも結果が出ないままいるより、試合をこなすごとに昨シーズンのようなプレーが再びできるようにしたい。そういうプロセスのなかでも勝てる方法を見出すことが大事だ。選手たちは正直に今最高のサッカーができていないと認めている。そういう正直な選手たちがいてくれるからこそ監督としては希望が持てる。チームで一丸となってがんばれば、プレーのクオリティは上げられる。」