2014-10-14

黙っているのが最良の策


ラヒーム・スターリングが疲労を訴えたため休ませたと会見で明かしたイングランド代表ロイ・ホジソン監督の発言について、ジェイミー・キャラガーは当事者同士でとどめておくべきことで、19歳のスターリングを議論の的にすべきでないとホジソンを非難した。

「ラヒームがそういうことを監督に言うべきかということについては、選手として俺はチームから外される機会を自ら監督に与えたりしない。ただ彼が試合前に疲れていようが、不調だと感じていようが、二人だけの会話にとどめておくべきことだ。」

「ロイ・ホジソンは、アダム・ララーナがスターリングの代りにサン・マリノ戦で非常に良いプレーをしたんだから彼を休ませるという選択肢はあったはずだ。ホジソンは、今こんな議論になるようなことを言うより、試合後に『ララーナは前節で非常に良くやっていたから彼を起用した。ラヒームには少し休息が必要だと思った。』って言っていればそこで終わってた。ラヒーム・スターリングは議論を起こされ、プレッシャーを与えられるべき年齢の選手じゃないだろう?ロイ・ホジソンは試合前後の発言にもっと慎重になるべきだ。そうしてたら今こんな議論しなくて済んだ。」

めきめきと頭角を現したスターリングはこの一年間で前年の3倍の量の試合をトップレベルでプレーしている。リバプールの先輩のキャラガーは19歳で自己管理をしようとしているスターリングに理解を示した。

「前にも言ったけど、ラヒーム・スターリングに関しては消耗しすぎないよう気をつけなければいけない。俺はリバプールでマイケル・オーウェンとロビー・ファウラーという史上最高の若手とプレーしてた。彼らは23、24歳まで何度も負傷を重ねていた。たいていの原因はプレーのし過ぎ。だから一般のイングランド人には理解できないのかもしれないが、プレーしたくないと言うのは最悪なことでもない。彼がプレーし続ければ負傷するかもしれない。だからラヒームは自分の将来を考えた上で賢いことを言っているのかもしれない。エネルギーを今使い果たしてしまわないようにすることが一番大事だ。」

同じくリバプールでプレーしたジェイミー・レドナップもキャラガーの意見に賛同した。

「なぜロイが自分からこういう論争を起こすのか理解できない。今回選んだチームはこれで、アダム・ララーナを起用することにしたと言えばいいだけじゃないか。試合後に『フレッシュな選手を起用したかったし、ラヒーム・スターリングは残り30分でサブとして良いインパクトを残してくれると思った』って言えばよかったんじゃないの。そう言ってたら今こんなディベートをしなくて済んだ。公の場で発言したことで、彼とスターリングとの間には問題ができたし、リバプールとブレンダン・ロジャーズとの関係にも陰を落とした。黙っておくのが最良の策であることがある。いつも正直でいればいいってもんじゃない。なぜホジソンは自分から論争の渦に入っていくのかわからない。」

ゲーリー・リネカーやリオ・ファーディナンドがスターリングの行動を支持するツイートをした。アラン・シアラーは『そんな話聞いたことない』と非難した。


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