2014-10-17

バロテッリ: ゴールが欲しい


マリオ・バロテッリは、ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで自分の潜在能力を開花できると確信している。まだ移籍後1ゴールにとどまっているが、ロジャーズのスタイルに合わせ、活躍できるよう努力すると誓った。

「彼はとてもいい監督だ。自分の哲学をしっかり持っている。それがチームのプレースタイルに浸透しているんだと思う。彼なら俺を選手として成長させてくれるはずだ。彼はとてもオープンな性格だから、選手誰でも彼に気軽に話にいける。彼はまず選手の個性をみてから、選手としての特性をみている。ブレンダンにとってまず人間としていい奴なのかが大事なんだ。人間としてクズではダメってこと。」

じゃあどうすればもっと良い選手になれるのかな?

「まず俺はもっとボックス内に入る必要がある。そこは今俺が改善しようと努力しているところなんだ。俺は真のストライカーっていう選手じゃない。これまではピッチを走り回っているようなタイプだったからさ。俺はツートップのスタイルが得意なんだ。だから自分が選べるならストライカーは二人がいい。でもブレンダンにはワントップとしてプレーしてほしいと言われた。そうなればボールが入ってきたときにボックス内にいなくてはいけないというのは理解している。俺が行かないと誰もいないことになってしまうからね。」

リバプールファンのサポートを肌で感じている。

「ファンにはすでにすごく好かれているなって感じるよ。でも得点がないことには怒っている人もいるだろうな。でも俺が努力しているってことを評価してくれているのはわかるから嬉しいよ。チャンピオンズリーグで1得点したけど、まずプレミアリーグで得点が欲しい。1得点決まれば自分で目標を設定するかもしれないけど、今はとにかく 1ゴール欲しい。それだけが今の目標だよ。」

All I want is goals, says Mario.
チーム一のハードワーカーであるキャプテンから多くを学んでいる。ジェラードのすごさを新発見した。

「ジェラードは超越した選手だ。これまで彼の活躍はイングランド以外ではあまり観たことがなかった。だけど彼のすごさに今度肝を抜かれてるよ。ピルロに並ぶ選手だと言える。視野、テクニックがすごい上に、パワフルなんだ。スティービーにできないことはない。将来的に彼のような選手をまたみつけるのはクラブにとって至難の業だろう。」

リバプールのチームの良さにも気づかされた。

「ここにくるまでクラブのすごさってあまり深く考えたことがなかったんだけど、実際来て本当に驚いてるよ。優秀なチームだということは分かってたけど、こんなにすごいチームだとは知らなかった。開幕はあまり良くないし、改善するべきところはたくさんあるんだけど、素晴らしい選手の集まりだって思う。スターリングやララーナ、ヘンダーソンというイングランド出身の若手がいるのも良いことだ。自国の選手がどんどん減る状況のなか、このクラブには何人も活躍しているイングランドの選手がいる。俺のチームにいてくれて嬉しいよ。」

トップ4にまた届くかな?

「トップ4に届くことを願うよ。でも俺はトップ4と言わず優勝を狙えるような活躍をしたい。誰もが勝利するために戦ってる。チェルシーとマンチェスター・シティが一番のライバルじゃないかな。どうなっても、常に全力投球していかなくてはいけないと思う。でも優勝を狙えるチームでいたい。」

マンチェスター・シティにいたときからバッドボーイと呼ばれている。若かりし頃の過ちはあったが、今はゴシップ紙に乗っているようなバッドボーイではないという。

「過去に過ちをしたことはある。それは誰もが若い頃してしまう。火花が散るようなこともあったけど、爆発させたのは俺じゃない。イングランドのメディアにはもう慣れた。真実でもないバッドボーイのマリオのイメージばかり書いて売るのが彼らの仕事なんだ。残念だね。」

「それにピッチ外では問題を起こすことはない。俺はいつも家で過ごしてる。悪口言う人たちはメディアの報道ばかり聞いて信じてるからだ。俺のプレーじゃなくそれ以外のことばかり話題にするから、俺がピッチ外でのことで有名みたいなイメージがついてしまったのさ。最近の報道も聞いたけど、ありえない嘘で笑っちゃったよ。」

「俺はフットボールのことだけに集中している。町外れに住んで、リラックスしてる。あとはゴールがとにかく欲しいね。そうすればどうでもいいピッチ外の俺の話題より、ピッチ上のことをみてもらえるかもしれない。」

イタリア代表にはワールドカップ後招集されていない。国で大きな非難を浴びたが、もう一度復帰を狙う。

「なぜ呼ばれないかはわかってる。俺は得点できていないけど、ペレやほかのストライカーは得点を決めている 。だから彼らが招集に値する選手だ。でも俺はイタリアを愛しているし、俺の代表への思いは誰にも邪魔できない。代表でプレーしたいといつも思っているけど、正直ワールドカップ後の世間の批判は嫌だった。」

「俺には大会通して2、3のチャンスしかなかった。多くの人がイングランド戦のゴールを覚えていると思うけど、それ以外はあまり仕事をしていなかった。当時の監督さえ俺のことを悪く言ってた。試合終了後に選手を新聞ですぐ批判するなんて信じられない。びっくりしたけど、俺は意味がないと思ったから何も返さなかった。男なら言いたいことがあるなら面と向かって言うべきだと思うから。俺は面と向かって言うタイプさ。」

ECHO



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