“こんな守備では欧州王者に立ち向かえない。”とスティーブン・ジェラードが振り返った劇的な勝利を収めたQPR戦。Sky Sportsで試合解説をしたジェイミー・キャラガーは改善のみられない守備のもろさを嘆いた。
「リバプールはひどかった。1-0でリードしている状況でも、ひとりもいいプレーをしているリバプールの選手はいなかった。シモン・ミニョレはいくつかいいセーブをみせたが、同時に失点している。2点目は防げたはずのゴールだ。リバプールの選手で自分のパフォーマンスに大満足していると言える選手はいないだろう。本当にひどかったし、試合後にスティービーが言った通り、運が味方してくれただけのこと。だけど運はシーズン中に必要なものだし、裏を返せばいいプレーをしても運がない時もある。」
「リバプールは今季いいプレーができた試合は1試合くらいしかないというのはかなり気がかりだ。前半のリバプールはアウェイゲームのQPRみたいだった。全く力強さを感じない。完全に相手に圧倒されていて、伝統の4-4-2スタイルに適応できてなかった。」
問題は開幕からずっと同じ。改善に努めているはずだが…
「まず最初の失点では集中力が足りていない。でもこれは今に始まったことじゃない。リーダーシップについてもこれまでずっと言ってきていることだ。ハーフウェイラインで与えたフリーキックでデヤン・ロヴレンはヘディングで勝てず、シュクルテルとジョンソンの間に来た。誰もボックス内で攻撃を仕掛けていたわけじゃなかった。プレミアリーグではこういう状況は30回も40回もあるんだから、あそこできっちり守備をしなければどうする。リバプールはそこで対応できていなかった。」
「さらにボビー・ザモラがリバプールをかなり困らせていた。シュクルテルとロヴレンにとって今季一番苦労した試合だったと思う。ザモラは今日のベストプレイヤーだった。ヴァ―ガスが入ってさらに流れが良くなった。だがリバプールのディフェンスは大問題だ。これまで通りね。2-1でリードしているなかで、ボックス端の守備をまたミスした。セットプレーで相手が蹴った瞬間にボールをすぐとられてしまうような守備をしているようではだめだ。」
「なぜ違ったアプローチをしようとか、もっと早くからプレスをかけるとかしないんだ?コーナーキックの対応ではまとまりが全くない。ニアポスト担当が誰だったか知らんが、ヴァ―ガスがボールに触ることができていた。失点記録をみると、今季のリバプールはセットプレーの守備においてはリーグ最低のチームだ。結果としてはリバプールは勝ったが、守備はまだ弱すぎる。水曜日にレアル・マドリードとの対戦を控えた今、この試合を観ているであろうアンチェロッティやロナウドが何を思うのか知りたいよ。」
Sky Sports
1 件のコメント:
キャラガーにコーチしてほしい
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