スアレスが欧州ゴールデンシューを受賞

欧州リーグ内の得点王に贈られるゴールデンシュー賞の授賞式がバルセロナで行われた。ラ・リーガのクリスティアーノ・ロナウドと並び、プレミアリーグで31得点を決め得点王に輝いたルイス・スアレスがトロフィーを手にした。2011年のリバプール移籍時に当時の監督であったケニー・ダルグリッシュから賞が進呈された。

「大切な存在である人々みんな、そして妻と子供にお礼を言いたい。そしてリバプールの人々みんな。3年半の間に一緒にプレーしたチームメイトみんなにお礼を言いたい。リバプールでの3年半は最高の時間だったし、チームの力なしではこの賞はもらえなかったと思う。そして俺を見つけ、獲得してくれたこの方ケニー・ダルグリッシュに感謝している。」

「これからは新たな幕が明ける。次の人生のステージを楽しみたい。夢が叶った移籍だ。ピッチに戻る準備はほぼ整っている。ウルグアイ代表でプレーしてみて、思ったよりコンディションが良かった。楽しんでプレーしてベストを尽くす。マドリッド戦でデビューとはなんだか特別な感じだよ。」

スアレスの才能を信じアンフィールドへ連れてきたケニーは、最後までスアレスを守り続けた。バルセロナでも活躍を期待している。

「私はルイスとソフィアに初めて会ったときから彼の虜だ。彼は昨シーズン本当に多くを達成した。今日ここで彼にこの賞を授与できることを光栄に思う。ゴルフの試合もキャンセルしてまで来たんだ（笑）。彼の活躍は誰にも止められない。彼はこれまでどのクラブでも大活躍をみせているし、バルセロナでも大活躍すること間違いないだろう。だがもしもバルセロナで問題にぶつかるようならリバプールにローンで戻ってきてもらおう！（笑）」

会場ではスティーブン・ジェラードから祝福のビデオメッセージが流れた。

『俺自身やルイスの元チームメイトたち、リバプールFCに関わるみんなから盛大な祝福をしたい。これは特別な賞だし、君はこの賞を受賞するにふさわしい選手だ。君のリバプールでの活躍は目を見張るものがあったし、奇術を持つ偉大な選手だ。バルセロナは君のような選手を獲得できて本当に好運だよ。これからも活躍を続けて、まだまだ賞を獲得するんだろうね。今後の活躍を祈っている。俺たちみんな君がいなくなって本当に寂しいよ。』

スアレスは、記者からリバプールから誰か一緒にスペインでプレすーするなら？と聞かれ、迷わずキャプテンを称えた。

「リバプールの選手を誰か連れてくるとなればファンは怒るだろうな。でもスティーブン・ジェラードならどのチームでも活躍できると思う。彼は素晴らしいリーダーでありインスピレーションだ。そんな彼が彼がキャリアのすべてを捧げてくれるなんて、リバプールは本当にラッキーだと思う。」