2015-07-27

自分勝手な移籍


チームプレイヤーを象徴する選手として確立したジェームズ・ミルナーだが、リバプールへの移籍は自分を一番に考えて決めた'自分勝手な移籍'だったという。

「この移籍は自分勝手な移籍だ。チームが一番大事だから、シティでは様々なポジションでプレーした。チームが最優先なのはどんなチームでも当然のことだ。だけどリバプールへの移籍に関しては、自分がもっと責任を負う選手になりたいっていう自己中心な移籍だったと思う。リバプールで活躍して、成功に貢献したい。」

移籍を決断した最大の要因は一番得意のセントラルミッドフィールドでプレーする機会が約束されていたこと。

「リバプールではセントラルで最大の力を見せられると思う。ブレンダンが言っていた通り、俺はシティでいいシーズンを過ごしていたけど、チームに入ったり外れたりを繰り返していていいフォームをキープするのが難しくなっていた。アストン・ヴィラでセンターでプレーして、年間最優秀選手賞をもらって、年間ベストイレブンに選ばれたときが一番注目してもらえていた気がする。あの時はすごく調子が良かった。セントラルミッドフィールドでプレーして初めて、シティがあれだけの額を支払ってでも獲得したいと思ってくれる選手になった。センターでプレーできるってことがリバプールに来た大きな理由。自分が一番輝けるセントラルミッドフィールドでプレーしたい。」

活躍してもレギュラーになれなかったシティでの悔しさをアンフィールドで晴らしたい。

「この移籍は自分を証明するチャンスでもある。キャリアを振り返ったときに全力でプレーして、自分の最高の状態でいて、その力で勝ち取れるものは勝ち取ったと思えるようにしたい。もっとやれたのにとか、ああしておけばよかった、って後悔したくない。シティにいたらベンチに座っているかもしれない間に、リバプールで何か成し遂げられると思う。だからといってリバプールで当たり前に毎週プレーできる保障があるわけじゃないけど、ここでならしっかりパフォーマンスしていれば毎週起用してもらえる可能性は高い。シティではいい試合をしても、ローテーションされて外れていた。ここでは自分の手にかかってる。全試合でプレーできるなんて思っているわけじゃないんだ。しっかり自分の仕事をしてからだってことはわかってる。リバプールの成功ため、力になりたい。」

とはいえリーグ優勝を共に果たし、良いチームメイトやファンに囲まれたクラブを去るのは楽な決断ではなかった。

「シティを去る決断は、これまでで一番厳しい決断だった。マンシティでは暖かいサポートをもらっていたし、素晴らしい選手たちがいて、運よくトロフィーも勝ち取ることができた。だからそこに留まるか離れるかっていう決断はすごく辛かったよ。でもリバプールはクラブは説明がいらないほどのクラブだ。クラブの規模と歴史は見ての通り。でもブレンダンと話をして、俺に対する起用についての考えを聞いて、すぐ決心がついた。ブレンダンとは昨シーズン終盤に話をしたよ。同時にマンシティとも話をしていて、去る決断をするのは辛かった。お互い円満な関係で終えられたのは嬉しい。シティも俺の選手としての立場理解してくれた。シティの今後の目標や選手獲得について聞いて、自分の居場所はさらに狭くなっていくって思ったんだ。」

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